『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン2のエピソードリスト あらすじと感想

海外ドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』

※ネタバレ注意!

衝撃的な近未来の世界を描いた『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』。シーズン2もエミー賞にノミネートされるなど話題に。

1985年に出版された原作の小説『侍女の物語』ですが、作者のマーガレット・アトウッドは続編を執筆中で2019年に発表される予定となっているそう。

マーガレット・アトウッド「侍女の物語」続編執筆中 来年9月発売予定 - シネマトゥデイ

[28日 ロイター] - カナダ出身の作家マーガレット・アトウッド(79)は27日、自身の1985年のベストセラー小説「侍女の物語」の続編を執筆しているとツイッターで明らかにした。

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』の配信

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン1と2はHuluで配信中。

(※本作品の配信情報は2019年1月4日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各配信サービスのホームページもしくはアプリをご確認ください。)

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン3は?

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』はシーズン3の製作も決定。主な登場人物を演じるキャストも引き続き出演するそうです。

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン1のあらすじや感想はこちらへ

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』のシーズン2の登場人物・キャスト

 ※年齢は2018年12月現在のものです。
オブフレッド(ジューン)

侍女。司令官ウォーターフォードの家に配属され、子どもを産むように強制される。夫のルークと娘のハンナとカナダに逃げようとしているところを捕らえられた。ニックと愛し合うようになり、妊娠。

演じているのは…

エリザベス・モス(Elisabeth Moss)

1982年7月24日、アメリカ ロサンゼルス生まれ。 身長160㎝。年齢36歳。

映画『17歳のカルテ』に出演。広告業界を描いたドラマ『マッドメン』ではペギー・オルセン役を演じました。ミステリードラマ『トップ・オブ・ザ・レイク』では 心に傷を抱える刑事ロビン・グリフィン役で出演しています。

フレッド・ウォーターフォード

ギレアド共和国の司令官で、オブフレッドの主人。ギレアド以前の古いものを愛好している。ジューンを愛人のように扱う。

演じているのは…

ジョセフ・ファインズ (Joseph Fiennes)

1970年5月27日、イギリス生まれ。身長183㎝。年齢48歳。

映画 『エリザベス』、『恋におちたシェイクスピア』で有名に。ドラマでは『フラッシュフォワード』や 『アメリカン・ホラー・ストーリー:精神科病棟』に出演しています。

兄は映画『ハリーポッター』シリーズで ヴォルデモートを演じた レイフ・ファインズ。

セリーナ・ジョイ・ウォーターフォード

ウォーターフォードの妻。ジューンが妊娠した子が生まれ、母親になることを何よりも望んでいる。ジューンにつらく当たる。

演じているのは…

イヴォンヌ・ストラホフスキー(Yvonne Strahovski)

1982年7月30日、オーストラリア シドニー生まれ。 身長176㎝。年齢36歳。

スパイコメディドラマ『CHUCK/チャック』にヒロインでCIAの美人エージェント サラ・ウォーカー役で出演。『24-TWENTY FOUR - リブ・アナザー・デイ』ではジャック・バウアーを追うCIA局員ケイトを演じました。

『デクスター~警察官は殺人鬼』ではハンナ役で出演。

ニック

ウォーターフォード家の運転手。監視の目としてプライス司令官にウォーターフォードを監視するために送り込まれた。

演じているのは…

マックス・ミンゲラ (Max Minghella)

1985年9月1日、イギリス ロンドン生まれ。 身長178㎝。年齢33歳。

Facebookを創設したマーク・ザッカーバーグらを描いた映画『ソーシャル・ネットワーク』に出演。ダニエル・ラドクリフが出演している映画『ホーンズ 容疑者と告白の角』では リー・トゥルーノー役を演じています。

エミリー

オブフレッドと同じく侍女にされる。同性愛者で、以前は妻と息子と暮らす大学教授だった。女中と付き合っていたことがバレ、女性器を切除される。車を運転して、警備を轢き殺し、汚染物質を除去するひどい環境のコロニーに送られる。

演じているのは…

アレクシス・ブレデル (Alexis Bledel)

1981年9月16日、アメリカ テキサス州生まれ。 身長170㎝。年齢37歳。

娘、母親、祖母を中心としたファミリードラマ『ギルモア・ガールズ』で ローリー・ギルモア役を演じ、大人気に。ブレイク・ライヴリーも出演する映画『旅するジーンズ』シリーズにも出演。

広告業界を描いたドラマ『マッドメン』で共演したヴィンセント・ポール・カーシーザー(ピート・キャンベル役)と結婚し、息子が生まれています。

モイラ

同性愛者で、ジューン(オブフレッド)の友人。侍女だったが、イゼベルの店でルビーという名で娼婦として働かされていた。カナダに逃げることに成功し、ジューンの夫ルークと再会する。

演じているのは…

サミラ・ワイリー(Samira Wiley)

1987年4月15日、アメリカ ロサンゼルス生まれ。 身長160㎝。年齢31歳。

刑務所内を描いたコメディドラマ『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』に プッセイ・ワシントン役で出演。『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』の脚本家でプロデューサーの女性 ローレン・モレリと2017年に結婚しています。

ジャニーン

矯正センターで反抗したため、右目をえぐり出される。パットナム司令官の子どもアンジェラ(シャーロット)を出産。パットナム司令官に弄ばれ、橋の上から飛び下りる。子どもを危険にさらした罪で石打の刑にされそうに。

演じているのは…

マデリーン・ブルーワー (Madeline Brewer)

1992年5月1日、アメリカ ニュージャージー州生まれ。身長160㎝。年齢26歳。

『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』や 『GRIMM/グリム』、ヴァンパイアやオオカミ人間が登場するドラマ『ヘムロック・グローヴ』にゲスト出演しています。

リディアおば

侍女の矯正センターの厳格な教師。

演じているのは…

アン・ダウド(Ann Dowd)

1956年1月30日、アメリカ マサチューセッツ州生まれ。 年齢62歳。

映画『ロレンツォのオイル』や『父親たちの星条旗』などに出演。ドラマでは『Dr.HOUSE』『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』など数多くの作品にゲスト出演しています。

SFドラマ『LEFTOVERS/残された世界』ではパティ・レヴィン役を演じました。

ルーク

ジューンの夫。ジューンと出会ったときには妻がおり、ジューンと不倫関係に。カナダのリトル・アメリカに暮らし、ジューンと娘のハンナを心配している。

演じているのは…

O・T・ファグベンル (O.T. Fagbenle)

1981年1月22日、ロンドン生まれ。 年齢37歳。

ミステリードラマ『アガサ・クリスティー ミス・マープル2 親指のうずき』に出演。犯罪ドラマ『刑事トム・ソーン 声なき目撃者』などに出演し、『インターセプター』では指名手配犯を追い詰める主人公のアッシュ役を演じるなどイギリスのドラマで活躍しています。

イーデン

ニックの妻になる。15歳。

演じているのは…

シドニー・スウィーニー (Sydney Sweeney)

1997年9月12日、アメリカ ワシントン州生まれ。 身長 161㎝。年齢21歳。

『クリミナルマインド』や『グレイズ・アナトミー』『プリティ・リトル・ライアーズ』などにゲスト出演。

オレゴン州の高校を舞台にしたNetflixオリジナルドラマ『サイテー!ハイスクール』に Emaline Addario役で出演。 エイミー・アダムス主演のHBO製作のミニシリーズ『KIZU-傷-』(原題:Sharp Objects)にアリス役で出演しています。

2019年に放送される予定のHBO製作のドラマ『Euphoria(原題)』にもキャスティングされています。

リタ

ウォーターフォード家で働く女中。ジューンを密かに支える。

演じているのは…

アマンダ・ブルジェル(ブラグル)(Amanda Brugel)

1978年3月24日、カナダ生まれ。 身長 175㎝。年齢40歳。

スパイドラマ『コバート・アフェア』シーズン4にオリヴィア役で出演。 クローン人間を扱ったSFドラマ『オーファン・ブラック 暴走遺伝子』にもゲスト出演しています。

映画『ルーム』ではパーカー巡査役で出演。 ゲイであることを隠して付き合っている高校生の2人が事件を目撃したことから始まるドラマ『EYEWITNESS/目撃者』では、シーター役を演じています。

2019年に放送予定の『スノーピアサー』のドラマ化作品にもキャスティングされています。

ホリー

ジューンの母親。医師で活動家だった。コロニーで働かされているらしい。

演じているのは…

チェリー・ジョーンズ(Cherry Jones)

1956年11月24日、アメリカ テネシー州生まれ。 身長 170㎝。年齢62歳。

数多くのブロードウェイの舞台で活躍し、トニー賞を受賞。 『24 -TWENTY FOUR-』シーズン7にアリソン・テイラー大統領役でレギュラー出演し、エミー賞の最優秀助演女優賞を受賞しています。

ケネディ暗殺の過去を変えようとするSFドラマ『11.22.63』にはマーガレット・オズワルド役で出演。 父親がトランスジェンダー(性同一性障害)であることをカミングアウトしたことから始まる家族の物語を描いたAmazonオリジナルドラマ『トランスペアレント』にはレズリー役で出演。

私生活ではレズビアンであることを公言しています。

ジョセフ・ローレンス司令官

エミリーが侍女として新しく派遣された司令官。ギレアド経済の重要人物らしい。

演じているのは…

ブラッドリー・ウィットフォード(Bradley Whitford)

1959年10月10日、アメリカ ウィスコンシン州生まれ。 身長 180㎝。年齢59歳。

ホワイトハウスを舞台にした政治ドラマ『ザ・ホワイトハウス』の次席補佐官ジョシュ・ライマン役で知られるように。2001年にはこの役でエミー賞 助演男優賞を受賞。その後、『メンタリスト』や『トランスペアレント』などのドラマにゲスト出演。

2017年のホラー映画『ゲット・アウト』ではディーン・アーミテージ役を演じています。メリル・ストリープ、トム・ハンクス主演の『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』では新聞社 ワシントン・ポストの取締役 アーサー・パーソンズを演じています。

引き続き、『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン3にも出演することが決まっているそう。

ナオミ・パットナム

ウォーレン・パットナム司令官の妻。侍女だったジャニーンが産んだアンジェラ(シャーロット)の母親に。

演じているのは…

エヴァー・キャラダイン(Ever Carradine)

1974年8月6日、アメリカ カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。身長 175㎝。年齢44歳。

刑事ドラマ『MAJOR CRIMES メジャークライム~重大犯罪課』で、ラスティの母親シャロン・ベック役で出演。 『マーベル ランナウェイズ』にはジャネット・ステイン役でメインキャストとして出演しています。

ウォーレン・パットナム司令官

侍女のジャニーンを愛人として弄んでいたことが発覚し、罰として左腕を切断される。

演じているのは…

スティーヴン・クンケン(Stephen Kunken)

1971年10月23日、アメリカ ニューヨーク ブルックリン生まれ。年齢47歳。

エロティック・サスペンスドラマ『アフェア 情事の行方』に編集者のハリー役でゲスト出演。 スパイ映画『ジェイソン・ボーン』やウディ・アレン監督の映画『カフェ・ソサエティ』に出演。

金融ドラマ『ビリオンズ』では証券取引委員会の職員アリ・スピロスを演じています。

アルマ
侍女。抵抗勢力メーデーの協力者で、ジューンに小包を受け取ってほしいと頼んだ。

演じているのは…

ニーナ・キリ (Nina Kiri)

1992年9月3日、セルビア生まれ。年齢26歳。

アイザック

新しくウォーターフォード家に配属された守護者(警護)。

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※ネタバレ注意!

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン1のおおまかなあらすじ

アメリカのほとんどの地域はキリスト教原理主義のギレアド共和国が支配していた。環境汚染が深刻化し、出生率は著しく低下。ギレアド共和国の司令官の子どもを産むように、侍女にされた女性が配属され、儀式と呼ばれるレイプ行為を行っていた。

ジューンは夫のルークと娘のハンナとカナダへ逃げようとするが、捕まってしまう。 子どもを産むことができるジューンは矯正センターに送られ、侍女として厳しく教育され、ウォーターフォード司令官の家に配属される。

センターから逃げることができたモイラだったが、捕まり、イゼベルの店で娼婦として働かされていた。 モイラは店から脱走し、カナダにたどり着く。生きていたルークはカナダに逃げ延びていた。モイラはカナダでルークと再会する。

ジューンは運転手のニックと愛し合うようになり、子どもを妊娠。 しかし、ジューンはジャニーンの石打の刑を拒否したことで、連行されてしまう。

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン2 第1話「ジューン」

あらすじ

ジャニーンを石打で処刑することを拒んだ侍女たちは絞首台に立たされる。寸前で絞首刑にならずにすむが、侍女たちは雨の中で腕をあげたままずっと石を持たされるなどむごい罰を受ける。

妊娠しているジューン(オブフレッド)は罰を免除されるが、反抗的な態度をとれば、子どもが産まれる9か月間、鎖でつながれることになるとリディアおばに実例を見せられ、脅される。

昔、夫のルークと娘のハンナと幸せに暮らしていた事を思いだすジューン。しかし、そのころから子どもが熱を出したときに連絡がつかなかったことや解熱剤を飲ませたことでジューンは責められていた。 ハンナが風邪で熱を出したころ、国会議事堂では2~30人がマシンガンを撃ち、ホワイトハウスが爆破される事件が起き、クーデターでギレアド共和国が誕生しようとしていた。

病院で検査を受けたジェーンは着替えるときにブーツの中に鍵があるのを発見。鍵についている赤いマークをたどっていくと、肉を積んだ冷蔵トラックの荷台に行きつく。 病院から逃げ出すことができたジューン。トラックを降ろされた場所にはニックが待っていた。

ジューンは侍女の服、切った髪、つけられた耳のタグを焼却炉で燃やし、自由になったことを実感する。

感想

ジャニーンの石打を拒否し、連行されたジューン。車の中で転がる銃の薬莢が恐怖をかきたてますね。 なんと侍女たちが連行された先には絞首台が!

大量に首を吊る縄の輪っかがぶら下がっているのが衝撃的。絞首刑はなされませんでしたが、まさに死ぬほどの恐怖を侍女に味わわせるのでした。

絞首台が用意されていたのは、ボストンにある野球スタジアムのフェンウェイ・パーク。すっかり荒廃しているのを見ると、ギレアド共和国では野球も禁止されているようですね。 マイクを持ったリディアおばが登場するシーンはゾッとしました。

過去

ジューンが夫のルークと娘のハンナと幸せに暮らしていたころから、世界は少しずつ自由が制限されていたようですね。 ピルを買うにも夫のサインが必要に。子どもが熱を出したときにも仕事のことで責められるジューン。 熱を出すと保育園に預けられなくて大変だというのは日本でもよく聞きますね。

風邪なのにちょっと大げさすぎるのは、急速に少子化が進んでいるからなのでしょうか…。

しかも、ジューン・オズボーンと名乗っているのに、ことごとくバンコール夫人と呼ばれるジューン。アメリカでは夫婦別姓か夫婦同姓を選択できる「選択的夫婦別姓」制度。日本では現在、夫婦同氏しか認められておらず、 選択的夫婦別姓の導入が議論されています。

まるで親失格だと言わんばかりに責められるジューンが気の毒に。でも、こういう考えの人って現在社会でも結構いる気がしますね。

侍女への罰

侍女への罰はさらに続くことに。絞首刑の恐怖でもう十分なのに、徹底的に苦しみを与えるリディアおば。

雨の降りしきる中、侍女に石を持たせたままにし、電気ショックまで与えるという罰が。しかも、「今は解放される自由がある」とまで言い始めました。これのどこが自由と言えるのか理解できない…。 ジューンが妊娠していると知るや否や、うれしそうな顔で鐘を鳴らすリディアおば。まるで鐘をならすための縄は絞首刑の縄のようでゾッとしますね。

いとおしそうに鐘を鳴らすリディアおばはこれが正しいことだと妄信しているようで、不気味…。

反抗的なジューンにリディアおばが見せたのは、パイプクリーナを飲んで鎖につながれた妊婦オブワイアットの姿。妊娠していても罰は与えられると見せつけられるジューン。罰を与えられている侍女たちの前でも、ただスープを食べるしかないのでした。

手錠でつながれ、コンロの火で手を焼かれたオブロバート。よくこんなむごい方法を思いついたと寒気がしますね。

ジューンは逃亡

真っ白な病室で検査を受けるジューン。真っ白過ぎて、人間味がないというか無機質で機械的な空間が冷たさを感じさせます。 妊娠しているのはジューンなのに胎児のエコー検査ではジューンはまるで透明人間。

おそろしいセリーナも胎児を見て、ジューンの額にキスして感謝。妊娠していると分かった途端に妙にやさしくなるリディアおばやセリーナの二面性が恐怖…。

ジューンを病院から助けてくれたのは、抵抗組織メーデーのようですね。シーズン1第9話「橋」に登場し、小包を渡したお肉屋さんが冷蔵トラックで逃がしてくれたのでした。

その先で待っていたのはニック。ようやく自由になったジューンですが、追っ手が心配…。耳につけられたタグをハサミで取るシーンが痛そうで、見ていられないほどでした。 自分が何者が宣言するジューン。妊娠5週目のジューンは無事にギレアドから逃げ切ることができるのでしょうか…。

石打の刑にされるはずだったジャニーンはコロニー送りに。劣悪な環境で、おそろしい場所だと噂のコロニーは一体どんな場所なのかも気になりますね。 シーズン2も衝撃の展開が待ち受けていそうです。

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