『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン2 第8話「女たちの仕事」のあらすじと感想・曲 ネタバレ注意!

海外ドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』
  • 『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン2 第8話「女たちの仕事」
  • The Handmaid's Tale Season2 Episode8 "Women's Work"

※ネタバレしています。

あらすじ

ウォーターフォードが入院中、セリーナとジューンは協力して、仕事をこなしていた。 ウォーターフォードは退院し、セリーナは書斎から追い出され、仕事もなくなる。

ジューンはセリーナから今までのお礼として、オルゴールと白いバラをもらう。 ニックはジューンが燃やそうとしていた小包の手紙をイーデンに見つかり、激怒する。

ジャニーンが産んだアンジェラが原因不明の病気になってしまう。セリーナは今は女中で、一流の新生児科医だった女性医師にアンジェラを診てほしいと夫のウォーターフォードに懇願するが、拒否されてしまう。 セリーナは女性医師派遣の指令書にウォーターフォードの署名をし、瀕死のアンジェラを診察してもらう。しかし、検査をしても原因は分からず、助けらないと言われてしまう。

セリーナの説得もあり、ジャニーンはアンジェラと会えることに。 勝手に派遣の指令書に署名をし、草案も書き換えたことは背信行為だとウォーターフォードはセリーナに罰を与え、ジューンの目の前でベルトを使い、何度もセリーナを鞭打つ。 ジューンはセリーナと共に仕事をしたことをウォーターフォードに謝るが、その後、泣き崩れる。

翌朝、赤ちゃんを抱いたジャニーンは歌を歌っていた。赤ちゃんは奇跡的に回復し、元気になっていた。

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン2第7話「その後」前回のあらすじと感想はこちら≫

感想

ウォーターフォードが退院し、セリーナとジューンの協力関係も終わりに

ウォーターフォードが入院中、仕事をするセリーナとジューンはいきいきとしていましたね。

「世が世なら同僚になれたかも」と思うジューン。確かに違う世界ならジューンとセリーナはいい仕事仲間になっていたのかもしれませんね。 仕事をするだけで、異端者だとみなされるギレアド。女性がペンを持ち、仕事をすることが背信行為だなんて…。女性に何も考えさせないようにしたいみたいですね。

セリーナは「編み物なんて大嫌い」と本音を漏らし、ジューンともいい関係に。いつも編み物をしているセリーナでしたが、内心ではうんざりしていたんですね。 こんなひと時が続くかと思ったら、ウォーターフォードが退院し、すべては元通りに…。

書斎から追い出されるセリーナ。普通の生活に戻るように言われ、がっかり。 ジューンにオルゴールと白いバラを贈ったセリーナ。オルゴールはシーズン1第8話「イゼベルの店」でもらったもののようですね。ずいぶんやさしくなりましたね。

ジャニーンの産んだ赤ちゃんが病気に

コロニーから戻され、また侍女にされたエミリーは「ギレアドに与するものはみんな吹っ飛べばいいい」と、爆弾事件に言及。あんなひどいことをさせられたら、みんな死んでほしいと思うのも当然ですね。

セリーナの仕事を手伝った自分も、ギレアドに与するものとして死ねばいいと言われるかと思うジューン。 「ギレアドに長くいると心が蝕まれる。彼らの思うつぼ。本当の自分がじわじわと死んでいく」という心の声が印象的。 一時期ジューンも危うく本当の自分を見失うところでしたね。

ジャニーンの産んだ赤ちゃんアンジェラ(シャーロット)は病気に。ギレアドには乳児用救急車があるようですね。最初、サイレンの音を聞いたときには、何事かとヒヤヒヤしました。

どうしても赤ちゃんを助けたいセリーナはジューンに相談。セリーナがジューンを信頼するようになっているのがよくわかりますね。 法に反し、一流の新生児科医だった女性医師を派遣することを決めたセリーナ。ギレアドでは女性医師も女中に。優秀な医師まで、女性というだけで働けないなんてどうかしていますね。

女性医師の診察でも、赤ちゃんの病気は原因不明で、助からないと言われてしまうことに。ジャニーンが母親なのに、病状の説明もしてもらえず、蚊帳の外なのが一層つらいですね。

ジャニーンは赤ちゃんと会えることに。10か月の女の子のアンジェラ。まだこんなに小さいのに、病気で死にかけているなんて…。セリーナも赤ちゃんを抱っこするジャニーンを見て、涙。

鞭打たれるセリーナ

やさしい人間性が見え始めたセリーナでしたが、ウォーターフォードはセリーナの勝手な行動に激怒。 主導権を奪われたことが気に入らなかったようですね。

「妻たちよ 主に仕えるように自分の夫に仕えなさい 同じように夫たちよ 妻を敬い 自分よりも弱い者とわきまえなさい」と聖書を引用し、セリーナをベルトで鞭打つウォーターフォード。 しおりだらけの聖書は自分にとって都合のいいときだけ引用するようですね。

セリーナが何度も鞭打たれる様子は。むご過ぎて見ていられない…。 以前は、セリーナを支え、やさしかったウォーターフォードは、傲慢で女性を従わせる暴力的な男に変わってしまったようですね。男性優位のギレアドの社会にウォーターフォードもすっかり染まったようです。

ニックはイーデンに手紙が見つかり、激怒。ニックも妻に怒鳴り散らす夫になったのかと、怖かったですね。 イーデンはあの手紙を本当に読んでいないのでしょうか…。密告しそうで心配に…。

赤ちゃんは奇跡的に回復

セリーナとジューンで、やっとましな秘密の園を築けたと思ったら、すぐに崩壊。レコードの音が歪んで聞こえるのが、ジューンのまわりの世界や希望が崩れ落ちていく様子を表しているようでつらいですね。

赤ちゃんとじかに触れあい、歌を歌ってあげるジャニーン。赤ちゃんは奇跡的に回復したようです。 ジャニーンのやさしい歌声に応えるように赤ちゃんの喜ぶ声が! 

ジャニーンが赤ちゃんに歌っていたのは「I only wanna be with you」。元々は、恋に落ちたときを歌った歌ですが、ジャニーンが赤ちゃんを愛し、一緒にいたいと願う気持ちにぴったりでしたね。

  • Easy - THE COMMODORES
  • Rain Sometimes - PENNY GOODWIN
  • I Only Want to Be With You - DUSTY SPRINGFIELD

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