『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン2 第9話「スマート・パワー」のあらすじと感想・曲 ネタバレ注意!

海外ドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』
  • 『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン2 第9話「スマート・パワー」
  • The Handmaid's Tale Season2 Episode9 "Smart Power"

※ネタバレしています。

あらすじ

ウォーターフォード司令官は外交任務でカナダへ。セリーナとニックも同行する。 セリーナはジューンに赤ちゃんを産んだらすぐに、この家から出ていくように言われて動揺する。 ジューンは生まれてくる子どもを守るため、女中のリタとリディアおばに赤ちゃんの代母のように守ってほしいとお願いする。

カナダに着いたセリーナは、アメリカ政府の代理で、人助けをしているというマーク・トゥエロに話しかけられる。マークはセリーナをハワイのホノルルに逃がし、ギレアドでの体験を本として出版できる言うが、セリーナは断る。

カナダではギレアドから来たウォーターフォード司令官たちに対し、激しい抗議デモが起こる。デモにはジューンの夫ルークも参加。家族写真を掲げ、ウォーターフォード司令官を糾弾する。 それを見たニックはルークに会いに行き、小包の手紙を渡す。

ルークやモイラ、エリンはギレアドで虐げられている女性たちの手紙をネットに公開。カナダの世論が動き、カナダ政府はギレアドとの協議を中止する。

帰宅したニックはジューンに、ルークが何があっても愛してると言っていたこと、モイラが脱出してルークと一緒に暮らしていることを伝える。 モイラが脱出できたと知り、ジューンは勇気づけられる。

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン2第8話「女たちの仕事」前回のあらすじと感想はこちら≫

感想

守護者アイザックがやって来る

民泊の部屋を評価するように、自分が暮らす部屋を評価するジューン。「オーナーは礼儀正しいが薄気味悪い」というコメントはおもしろいですが、「宿泊条件はレイプ」という言葉が突き刺さりますね。

ウォーターフォード司令官とセリーナ、ニックはカナダへ。留守の間にやってきた守護者はアイザックという若者。 ジューンが乳離れも待たずに赤ちゃんと引き離されると知ったジャニーンはつい大声に。

それに対して、アイザックは「口を閉じろ。不完全女!」と怒鳴り、ジャニーンを銃で殴りつけるという暴挙に。アイザックは殴って黙らせる最低なやつでしたね。 不完全女という言葉も衝撃的…。ひどく殴られたジャニーンは大丈夫なのでしょうか。

ジャニーンが生んだ子どもはあれからも元気でいるようで一安心。

ウォーターフォードはカナダへ

テロ攻撃で外交の道が開けたと言うウォーターフォード司令官。爆弾事件を利用するだけで、それを引き起こすだけの理由があった侍女の苦しみにはまるで無関心…。

セリーナもギレアドのために利用。ギレアドの女性は抑圧され声を失ったと思われているのを、セリーナに払拭してほしいというウォーターフォード。それが、事実なのに…。 真珠より遥かに尊い妻を見出したとのうのうと語るウォーターフォードにゾッとしますね。セリーナを鞭打って虐待したくせに。

ジューンはゴッドマザーを頼む

赤ちゃんを産んだらすぐに出ていくように言われ、動揺するジューン。生まれてくる子を守るため、まずは女中のリタに親代わりの代母になってほしいとお願い。最初はどっちの味方がよくわからなかったリタですが、味方でよかったですね。

次にジューンが代母を頼んだのは、意外にもリディアおば。ひどい仕打ちを受けてきたジューンでしたが、子どもを守ってくれると信用。

リディアおばに代母を頼んだのは意外でしたが、宝だと思っている子どものことは全力で守ってくれそうですね。甥っ子の代母を務めたことがあるというリディアおば。はじめて個人的な話をした気が。

「女性に暴力を振るう男は子どもにさえ手を上げる」とウォーターフォードが子どもを虐待するのをおそれるジューン。 確かに、逆らったら聖書の言葉を持ち出して、しつけと称してセリーナだけでなく、子どもも鞭打ちそうです…。

セリーナにはアメリカ政府から接触が

カナダに来て、リムジンの車窓から自由な世界を子どものように目を輝かせて見るセリーナ。セリーナに渡されたスケジュールに文字がなく、イラストだけなのが驚き…。ギレアドでは文字を読むのは禁止でしたね。まざまざと認識させられることに。

親子連れの女の子に「王女様ですか?」と聞かれるセリーナ。 見かけは立派で上品でも、ギレアドの内部は腐っているのに…。なんだか複雑。

バーでマーク・トゥエロに話しかけられるセリーナ。マークはアメリカ政府の人で、セリーナに新しい人生を与えれれると提案。ハワイはまだギレアドに支配されていないようですね。

不妊の主な原因は男性にあるという研究結果も出ていると伝えるマーク。 アメリカ政府がギレアドを倒し、人々が早く自由になれる日がくることを願わずにはいられませんね。

マークの申し出を断り、ギレアドに帰ってきたセリーナ。 ハワイのマイタイバーのマッチ箱を暖炉の火の中に放り投げたのは、別の人生や可能性、自由を燃やすようでした。 ギレアドの加害者でも、被害者でもあるセリーナ。これから、子どもも生まれ、セリーナはどう行動するのでしょうか…。

小包の手紙が公開される

ルークとモイラはカナダに来た、ギレアドのウォーターフォード司令官に抗議。 戦争犯罪人のウォーターフォード司令官を逮捕できないのがもどかしいですね。

ルークはジューンや娘のハンナと映った家族写真を掲げてウォーターフォードに直接抗議。 セリーナやニックが家族写真を見て、動揺するなか、ウォーターフォードはその後も何事もなかったかのように淡々と話しているのが、ゾッとしますね。人間として何も感じないのでしょか…。

それどころか、女性たちが虐げられているのはデマだとまで言い始める始末。

ニックはジューンの夫ルークに会いに。ニックが渡した小包の手紙がギレアドに打撃を与えることに。 ギレアドの女性たちの声がカナダの世論を変え、カナダ政府もギレアドとの協議を中止に。 言葉が人々の心を動かしたのが、感動的ですね。

お祝いでカナダにいる人たちが歌いはじめた歌は「アメリカ・ザ・ビューティフル(America the Beautiful)」というアメリカの第2の国歌とも言われる歌だそう。

ニックに、手紙が公表されたことやルーク、モイラのことを知らされ、喜ぶジューン。ジューンの心から喜ぶ顔ははじめてかも。ルークがジューンに何があっても愛してると言っていたと伝えるニック。ジューンを愛しているニックには複雑ですね。

お腹の子と別れることを覚悟していたジューン。モイラが脱出できたことを知って、勇気づけられたジューンはギレアドを出ることをあきらめない決意をしたようですね。 ジューンの出産は間近。ジューンと子どもが、引き離されることを考えるとつらいです。

  • Kings and Queens - JAY RAMSAY
  • Already Gone - JENNIFER O'CONNOR
  • America the Beautiful
  • Consideration (feat. SZA) - RIHANNA

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン2のエピソードリスト・登場人物・キャストの紹介はこちら≫

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