『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン2 第12話「出産後」のあらすじと感想・曲 ネタバレ注意!

海外ドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』
  • 『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン2 第12話「出産後」
  • The Handmaid's Tale Season2 Episode12 "Postpartum"

※ネタバレしています。

あらすじ

ひとりでの出産から数週間後、赤ちゃんと引き離されたジューンはセンターで母乳を搾乳していた。 母乳の出が悪くなり、ウォーターフォード司令官はニコールと名付けられた赤ちゃんとジューンを会わせる。

母乳は届ければいいというウォーターフォード司令官だったが、リディアおばの説得もあり、ジューンはウォーターフォードの家に戻ることになる。

エミリーは新しい家に派遣される。その家のローレンス司令官の家には、本や絵画も。 ローレンス司令官はエミリーの過去を知り、本音を聞き出そうとする。そんな少し変わった司令官にエミリーは戸惑う。

セリーナはジューンが戻ったことに激怒し、赤ちゃんに触らせようともしない。 そんな中、ニックの妻イーデンが守護者のアイザックと駆け落ち。捕まったイーデンとアイザックは重りをつけられ、プールに突き落とされて、処刑されてしまう。 ジューンは処刑にショックを覚えるセリーナに声をかける。セリーナはジューンに赤ちゃんを抱っこさせ、授乳させる。

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン2第11話「ホリー」前回のあらすじと感想はこちら≫

感想

出産後、ウォーターフォードの家に戻れることになるジューン

屋敷で出産したジューンはすでに赤ちゃんと引き離され、センターに。母乳だけ出ればいいという扱いがひどい…。まるで乳牛扱い。

赤ちゃんに会えることになったのも、母乳の出が悪くなったから…。残酷な仕打ちに胸が引き裂かれそう。ニックとジューンの子なのに、リディアおばの「お父様にそっくり」という言葉がむなしく響きますね。

子どもが産まれたウォーターフォードは広報の責任者となり、広いオフィスに。そこに飾られたのは、ウォーターフォード司令官とセリーナ、赤ちゃんが描かれた絵画。 この裏でどんなひどいことをしてきたかを隠す見せかけの幸せな家族写真のようで、ゾッとする絵画ですね…。

屋敷で守護者に連れ去られたニックは、ウォーターフォードが上手く取り繕って、無事だったようですね。

なんとかウォーターフォードの家に戻り、赤ちゃんのそばにいられるようになったジューン。名前もホリーではなく、ニコールに。自分の子なのに抱っこすることもできず、泣き声を聞くことしかできないのが胸が痛みますね。

「俺たちの子かわいいな」とジューンと密かに話す父親のニック。「俺たちの子」と公に言うことも、かわいがることもできないなんて…。赤ちゃんとハワイに逃げて、やり直すことを想像するジューンとニック。少しの間だけでも、現実逃避し、悲惨な現実を忘れることができた2人。ジューンがまたウォーターフォードの家を追い出されたら、ニックとも会えなくなってしまうのでしょうか…。

戻ってきたジューンにまた近づくウォーターフォード司令官。ハンナと再会できるように手配したのはジューンのためだと、下心をむき出しに。「礼は言葉だけか?」かと近づいてくるウォーターフォードが気持ち悪いし、おそろしい。ひどいことをしておいて、まだ自分が好かれている、好かれる余地があると思うなんてどうかしていますね。ジューンは生きのびるために、取り入ろうとしているだけなのに。

エミリーは新しい家に派遣

エミリーは新しい家に派遣されることに。ローレンス司令官夫妻の家には、ギレアドで禁じられている本や絵画が。 オブジョセフとなったエミリー。女中も自由に悪態をつき、ローレンス司令官とも言い合いになるのに驚くことに。

女中の片目がジャニーンのようにないことで、ローレンス司令官はひどい人だという印象が。しかし、女中が悪態もつけ、司令官に言い返せるということは、比較的自由なのでしょうか…。 一方で、文字を読んだ女への現在の罰は指を一本切られることだが、古き良き時代は手だと言い困惑。 それにしても、女性が文字を読んだだけで指を一本切断する法律があるなんて、怖すぎますね。

ジョセフ・ローレンス司令官はコロニーを計画したひどい人だと取り乱すローレンス夫人。 ローレンス夫人はギレアドや夫がしたことに耐えられず、精神を病んでしまったようですね。

エミリーも送られたあのひどい環境の汚染物資を掃除させるコロニーを計画したのはローレンス司令官…。 リディアおばはギレアド経済の中心的存在だと言っていましたが、いい人なのか悪い人なのか、味方か敵かよくわかりませんね。

エミリーが教授で、妻や息子がいたことも、女性器を切除されたことも知っていたローレンス司令官の目的は何なのでしょうか…。

処刑されるイーデンとアイザック

ニックの妻イーデンとアイザックは駆け落ち。 「愛を見つけたなら決して手放さないで」というジューンの言葉が後押しになってしまいました。

結局、捕まり、連れ戻されてしまったイーデンとアイザック。 プールの飛び込み台で何をされるかと思ったら、重りをつけられ、プールの水の中に突き落とされて姦淫の罪で処刑…。しかも、見せしめで公開処刑。ここまで、ひどい罰が下されるとは…。ただ恋に落ちただけなのに。溺れ死にさせる残忍な刑に涙するしかないのが、悲しいですね。

プールの底にいくつも沈んだままの重りが、他にもここで処刑された人たちが数多くいたことを示しているようで、さらに心苦しくなります。

ショックを受けたセリーナは赤ちゃんをジューンに抱っこさせ、授乳することも許可。セリーナの心もイーデンの処刑で大きく揺らいだようですね。ウォーターフォードの入院中、ジューンと協力していたころのようなセリーナに戻ってくれることを願うばかりです。

  • This little light of mine

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