- 『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2第22話「UFO+エリア51」
- MACGYVER Season2 Episode22 "UFO + Area 51"
※ネタバレしています。
あらすじ
マクガイバーとジャックはNASCAR(ナスカー)ファンの聖地アトランタ・モーター・スピードウェイに来ていた。 ジャックがあこがれのNASCARの車を運転しようとしているときにマティから連絡が。
ネバダ上空を飛んでいた謎の球体が墜落し、軍が回収。しかし、正体が分からず、マクガイバーとライリーに技術顧問として協力依頼が来たのだった。残ることになったジャックはUFOかもしれないと大興奮。
科学者のハーマン博士はマクガイバーたちを歓迎せず、レーザーを照射して、謎の球体の正体を突き止めようとする。しかし、レーザーで起動。球体の中から現在地の位置情報を知らせる信号が出る。
球体を取り戻しにやってきたのは宇宙人ではなく、東欧の武器製造会社に雇われた殺し屋エドガー・ポーターとその手下。 マクガイバーたちは球体を持って逃げ出すが、ハーマン博士が撃たれてしまう。さらに、車も銃撃で故障。 マクガイバーたちは歩きで軍事基地のエリア51へ向かう。
しかし、エリア51は丸ごと新しい場所に移動され、残っていたのは兵士2人だけ。 謎の球体はマクガイバー自作の溶接器の電流に反応。表面の金属が液体状になり、中身が現れる。球体は飛行中に姿を変え、レーダーに映ることなく装甲車を貫通することのできる高性能ミサイルの試作品だった。
マクガイバーは表面の金属の球体を使って、エドガー・ポーターたちをおびき出して、死体安置所の奥の部屋に閉じ込める。さらに、表面の金属の球体の中には、衝撃手榴弾が。敵を気絶させ、マクガイバーたちはハーマン博士を病院へ連れていく。
応援にやってきたジャックは宇宙人のうわさのあるエリア51に行けると大興奮。そこで、イタズラ用の宇宙人人形マービンを見つけ、そのままNASCARの車を運転。
今回の任務で、マティと同じレベルの機密取扱権限を得たライリーはマクガイバーの父親との関係が記されたマティのファイルを見つけ、その情報をマクガイバーに手渡す。
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2第21話「風+水」 前回のあらすじと感想はこちら≫感想
サーキットに来ていたマクガイバーとジャック
NASCARファンの聖地アトランタ・モーター・スピードウェイに来ていたマクガイバーとジャック。 ダレル・ウォルトリップ、ラスティー・ウォーレス、ジミー・ジョンソンはNASCARのレーシングドライバー。
運転させてもらえると大興奮のジャックでしたが、任務が。謎の物体がUFOかもしれないと反応するジャック。UFOやレーシングカーで興奮するジャックはまるで小学生ですね。
『未知との遭遇』、『インディペンデンス・デイ』、『宇宙空母ギャラクティカ』、『メン・イン・ブラック』など宇宙人が出てくる映画の話で楽しそう。
謎の球体は宇宙人のもの!?
政府の極秘ラボで謎の球体の分析に協力することになるマクガイバーとライリー。あんなに興奮していたジャックは担当を外されてしまいました。
球体はダーパ(DARPA)のプロジェクトかもしれないというマクガイバーの読みは外れ。
レーザー照射に反応し、信号を送り始めた球体。「たぶんお家に電話したんだ」というマクガイバーの言葉に、宇宙人かもしれないとドキドキ。
信号を妨害するため、薬品を染み込ませた白衣で球体を包んだマクガイバー。
映画『トータルリコール』でも、シュワちゃんが頭に埋め込まれた発信機の信号を弱くするため、濡れタオルを頭に巻いていたそう。 ただの濡れタオルで信号を防げる設定なのが、驚き!
ライリーはジャックのような発想をしていることに気付き、げっそり。すっかりジャックの趣味に毒されていますね。
エリア51へ
白衣に包まれた球体はてるてる坊主みたいに…。球体を取り戻しに来たのは宇宙人ではなく、人間。マクガイバーたちは兵が大勢いるはずのグルームレイク軍事基地へ。グルームレイク軍事基地は別名エリア51!
エリア51といえば、墜落したUFOや宇宙人を回収し、研究しているという噂が有名ですね。
エリア51 - Wikipedia
エリア51(Area 51)は、アメリカ空軍によって管理されているネバダ州南部の一地区。正式名称は、グルーム・レイク空軍基地。
マクガイバーたちが敵から逃げ、エリア51に到着すると、いたのは兵士2人だけ…。しかもこの2人、おバカコンビで、宇宙人のゴム人形マービンを死体安置所の冷蔵室に入れ、ビビらせるために用意。 完全に楽しんでる!
球体の正体はミサイルだった
死体安置所の部屋のドアを溶接し、補強していると、球体に異変が。奇妙な形に動き出したのが怖い…。何かが生まれるのかと思ったら、中身が明らかに。
中のチップはメイド・イン・チャイナで、一安心。それにしても、電流に反応する液体金属で包まれていたのが驚きですね。
実際に、ガリンスタンという ガリウム、インジウム、スズの共晶合金で、液体の金属があるそうですよ。
ガリンスタン - Wikipedia
ガリンスタン (Galinstan) は ガリウム、 インジウム、 スズの 共晶合金で、常温で 液体の金属である。 ドイツの株式会社 (Geratherm. Medical AG) が開発し、 Galinstanは同社の 登録商標である。名前は各元素のラテン名、ガリウム ( Gallium) - インジウム ( Indium) - スズ ( stan num) に由来する。
球体の正体は東欧の武器製造会社が開発した高性能ミサイル。もっと夢のある物体かと思ったら、武器だったのが残念ですね。
マクガイバーは球体を取り戻しに来た殺し屋エドガー・ポーターたちを倒すため、表面の液体金属を利用。 球体の中身は確保したマクガイバーは、エドガー・ポーターたちをおびき出して閉じ込め、表面の液体金属の中に仕込んでいた薬品を反応させ、衝撃手榴弾で敵を気絶させることに成功!
敵を閉じ込めるだけでなく、球体の中に仕掛けがあったのが、意外でした。
ジャックはエリア51に到着し、大喜び
一足遅くフェニックス財団の部隊と共に、エドガー・ポーターたちを確保に来たジャック。マクガイバーとライリーを照らす明るい光は一瞬UFOかと思ったら、ジャックの乗ったヘリ!
さいごにUFOが登場するかと思ったら、違ってちょっぴり残念。
エリア51に到着し、ご満悦のジャック。「プロジェクト・ブルーブック」というのは、1947年~1969年までアメリカ空軍がUFOについて調査した極秘計画のことだそう。 現在では、「プロジェクト・ブルーブック」の調査資料は情報開示され、ウェブで誰でも見られるようになっているそうです。
ジャックは死体安置所で宇宙人人形のマービンと遭遇。宇宙人の人形にビビるジャックはいいリアクションですね!
本当に宇宙人がジャックと会ったら、逆に宇宙人の方がびっくりしそう…。 その宇宙人人形のマービンを連れ、NASCARで爆走するジャック。 宇宙人とNASCARの相乗効果で興奮しすぎたのか、車を横転させ、サーキットを出禁に…。
宇宙人人形のマービンとジャックはすっかりいい相棒になったようですね。
マティとマクガイバーの父親の関係は?
ライリーは今回の任務でマティと同じレベルの機密取扱権限を得たことを利用し、マティとマクガイバーの父親との関係を示すファイルを検索。 マクガイバーの方は父親の腕時計をオークションに出してしまうなど、あきらめモード…。
時計をオークションに出してしまったのが驚きですね。 腕時計が必要になったときは、寂しそうになるマクガイバー…。
シーズン2 第16話「ハンモック+バルコニー」で、マティに家に押し入ったことがバレ、尋問されるジャック。 すべてはマックの安全を守るためだというマティ。マクガイバーの父親は危険人物なのでしょうか…。
マティとマクガイバーの父親との関係を示すファイルはマクガイバーの手に。 次回、シーズン2の最終回のタイトルは「マクガイバー+マクガイバー」!
ということは、ついにマクガイバーの父親が登場するのでしょうか!? それにしても、マードックに撃たれ、オーストラリアでリハビリすることになったサマンサはどうしているんでしょう…。
登場人物・キャスト
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2 登場人物・キャストの紹介はこちら≫
ドラマの中で流れた曲
- It Came Out of the Sky - CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL
気になったセリフをPick Up
「これだけは言っておくわ。私がとってきた行動のすべてはマックの安全を守るためにやったこと」"All you need to know is that everything I've done, I did to keep Mac safe."
ジャックに「マクガイバーの父親を知っているのか?」と聞かれたマティのセリフ。マクガイバーの父親は危険人物なのでしょうか…。どんな事情があるのか気になりますね。
今回のマクガイバーの主なDIY
- 薬品を染み込ませた白衣で包み、球体の信号を妨害。
- 車の座席やタイヤなどを組み合わせて、けが人を運ぶ荷車に。
- 星を見て進路を割り出す航海用の測定器「六分儀」を自作。天測航法で現在地の座標を割り出し、目指す方向がわかる。
- 防護メガネにフロッピーディスクの中身を貼り付け、溶接用の遮光眼鏡に。
- 液体金属の球体の中に、薬品を仕込んで化学反応させ、衝撃手榴弾で敵を気絶させる。
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