『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第4話「均衡の崩れ」あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第4話「均衡の崩れ」
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『サバイバー:宿命の大統領』

※ネタバレしています。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第4話「均衡の崩れ」のあらすじ

ブレイキー刑事に倉庫火災やエリック・リトルの死体発見に居合わせたことで事情聴取を受けるハンナ。 ハンナはFBI長官のフォアステルに相談。フォアステルは法律顧問のケンドラに知らせるように助言する。

一方、メキシコとの貿易協定は難航し、アメリカとメキシコの国境はトラックで封鎖されていた。 そんな中、メキシコ人のトラック運転手ホセ・メネスが国境を強行突破。 ホセ・メネスはアメリカ側の銃撃を受け、亡くなってしまう。

メキシコの通商代表のアロンテとアメリカの組合のリーダーのザレスキーの話し合いは決裂。 トムたちは貿易協定を締結させるため、ヒスパニック系議員のフローレス議員に仲介を求める。

アーロンはフローレス議員の代理としていとこのナディアが来たことに驚き、ナディアがいとこであることを議員に利用されていると疑う。 しかし、それは思い違いでナディアは自分たちメキシコ系アメリカ人のために力になりたいと思っていただけだった。 家族から離れていたアーロンはナディアたち親戚の食事会に顔を出し、喜ばれる。

トムは亡くなったホセ・メネスの妻グロリアに声明を読んでもらい、貿易協定を締結させようとするが、悲しむグロリアを利用したくないと中止。 グロリアから夫のホセ・メネスは3週間前に雇われたばかりだったと聞いたトムは、メキシコの通商代表のアロンテが経営するトランスナショナル社がホセ・メネスを雇ったことを突き止める。

アロンテは交渉で優位に立てるように家族への多額の補償を約束し、国境を突破するようにホセ・メネスに指示していた。

トムは電気自動車会社のダスクにアメリカとメキシコの国境の両側で5万人を雇うように頼み、貿易協定を締結させることに成功する。

ホワイトハウスに飾られていた120万ドルの花瓶が割れ、管理予算局ダニングが調査を開始。ダニングはトムの娘ペニーが割ったと疑うが、割ったのは万歩計を1万にするため走っていたリオだった。

ケンドラに相談したハンナはアレックスに母親のエヴァには収賄の疑惑があることを伝える。 エヴァは夫の心臓移植のためにイカロス・アストロテックに情報を漏らしたと認める。

30年前のことで時効は成立し、スキャンダルになっても乗り越えられるとトムはアレックスを励ます。 しかし、フォアステルがエヴァに召喚状を出したのは、半年前にイカロス・アストロテックが国防総省と契約し、契約書には殺されたエリック・リトルが署名していたためだった。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第3話「感染症の勃発」前回のあらすじと感想はこちら≫

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第4話「均衡の崩れ」の感想

メキシコとの貿易協定が難航

メキシコとアメリカの国境はトラックで封鎖され、一触即発の状況に。そんな中、メキシコ側からトラックが国境を突破し、銃撃に。 警察が銃を持っているのは分かりますが、アメリカ側の市民まで銃を持ち、銃撃するという光景にはゾッとしました。

アメリカにはメキシコから来た不法就労者に仕事を奪われると危惧する組合のリーダーが。 一方、メキシコ側には差別されているという不満が。

結局、国境の封鎖は損失を双方に生むだけでしたが、メキシコ人が撃ち殺されたことで貿易協定はさらに難航…。 アメリカとメキシコ、お互いに不満があっても、持ちつ持たれつであることは間違いないよう。

そんな中、メキシコ系アメリカ人であるアーロンは、記者に非難の目で見られることに。 いとこのナディアがフローレス議員に雇われたのも利用されているからだと疑っていましたが、勘違いでしたね。

ナディアはシーズン1 第15話「100日構想」シーズン1 第19話「別の立場で」にも登場しています。

メキシコもアメリカも故郷であることは板挟みになることもありますが、懸け橋にもなれる可能性があるようです。 親戚たちの食事会に参加したアーロン。家族の絆も強そう。

国境を突破して亡くなったホセ・メネスは実はメキシコのアロンテに指示されて、国境を突破したことが発覚。 家族への多額の補償を約束する代わりに死に追いやるようなことを命令していたなんて、最悪ですね。

メキシコ側の交渉を有利にするために人の命を犠牲にするなんて…。 アメリカ側にメキシコ人の権利を拡大しろと要求していたくせに、結局、立場の弱い人を犠牲に交渉を有利にしようと画策していたアロンテ。 奥さんのグロリアが気の毒。

最初はグロリアを使い、貿易協定を締結させようとしたトムでしたが、中止に。グロリアの気持ちをちゃんと気遣うトムがやさしいですね。 誰の話も公平に聞くトムはグロリアの話をきっかけに、アロンテの悪事を暴くこともできました。

そして、貿易協定を締結させるため、電気自動車会社のダクスに国境で5万人を雇うようにお願いするトム。 ダクスはシーズン2 第1話「就任1周年」で転職しようとしたセスが面接を受けた人でした。

なんとか雇用を守ることができたトムでしたが、それも数年後には工場は自動化され、人を雇う必要もなくなるという事実は変わらないのでした。 安い労働力のメキシコ人に仕事を奪われる心配をしているうちに、ロボットやAIに仕事を奪われる未来も遠くなさそう…。

ダムが決壊する前にみんなが泳げるようになるまで時間稼ぎをしたいというトム。 どんな人も見捨てず、全員で乗り切ろうとするのが理想的な考えですね。

割れた花瓶

一方、ホワイトハウスでは花瓶が割れる騒動が。 最初はペニーが疑われましたが、ペニーは無実。 割ったのはホワイトハウスの中を走り回っていたリオでした。

割れた花瓶はなんと120万ドル(約1億2000万円)! 事故なら保険でカバーできるといっても、国宝級の花瓶が割れたなんて。 そんな高い花瓶が割れてしまったなんて血の気が引きそう…。

贈収賄事件は終わっていない?

ハンナはエヴァの贈賄事件の捜査に慎重に。 30年前のことで時効も成立し、大したスキャンダルにもなりそうもないはずが、最近の契約にも関連があるようです。

ロイドがハッキングした直後に契約されたイカロス・アストロテックと国防総省の30億ドルの契約。 サインしていたのは殺されたエリック・リトル。陰謀のにおいが!

ホワイトハウスを揺るがす大きな事件につながっていきそうで心配ですね。 死ぬ前にとんでもない置き土産をしていったらしいロイド。 ロイドの思い通り、トムの政権も危うくなってしまうのでしょうか…。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2の登場人物・キャスト

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