『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1 第19話「別の立場で」あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1 第19話「別の立場で」
  • Designated Survivor Season1 Episode19 "Misalliance"
『サバイバー:宿命の大統領』

※ネタバレしています。

あらすじ

ホワイトハウスには議事堂爆破で亡くなったリッチモンド大統領の息子タイラーが学生オーケストラ団員の引率者としてやってくる。 タイラーは来月で公的芸術教育の助成金の期限が切れ、ホワイトハウスでの演奏が最後になってしまうかもしれないとトムに相談。

一方、下院議長のキンブル・フックストラテンはトルコの視察旅行がトルコへの軍事支援法案に協力する見返りだったのか下院倫理委員会で糾弾される。キンブルはきっぱりと否定するが、新任の議員たちはオーエン・サルドゥア議員を筆頭にキンブルを古い政治の象徴だと思い、議長の職から引きずり降ろそうとする。

キンブルは勝ち目がないと悟り、議長も議員も辞職することに決める。その条件としてキンブルは公的芸術教育の助成金の再認可を歳入委員会の委員長でもあるサルドゥア議員に頼む。 しかし、トムはキンブルの辞職は受け入れられないと、キンブルを教育省長官候補として発表する。

ハンナが拉致されたことを知り、マイクとフォアステルは廃業した民間軍事会社ブラウニング・リードとホワイトハウス関連のファイルを調べる。しかし、残されたファイルは5冊だけ。ホワイトハウスの内通者がファイルを撤去していることが判明する。ファイルを消したコンピューターのログをたどれば、内通者が特定できるということで、シークレットサービスのマイクがホワイトハウスに残って調査を進めるようにトムは指示する。

アトウッドは独自に、ナノトラッカーが仕込まれた襟章をブラウニング・リードの元社長パトリック・ロイドの襟章とすり替え、尾行。 パトリック・ロイドと国土安全保障補佐官のウィテカーの会話を盗聴するが、アトウッドはロサーノに見つかり、殺されてしまう。

大統領のトムと国務長官のモス、報道官のセスはアメリカ合衆国大統領専用機「エアフォースワン」に乗り、NATOの首脳会議に出席するためトロントへ向かう。 拉致され、監禁されたハンナはブラのワイヤーで手錠を外し、コンテナから脱出。しかし、そこは航海する船の上だった。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1 第18話「蘇りし男」前回のあらすじと感想はこちら≫

感想

芸術活動の助成金が打ち切られそうに

第3話「誠実さの先に」に登場したリッチモンド大統領の息子タイラーが再登場。

ニューオーリンズのロバート・リッチモンド高校 学生オーケストラ団員を引率し、ホワイトハウスに。 「ロバート・リッチモンド」という亡くなったリッチモンド大統領の名前が付けられた高校で、音楽を教えていたタイラー。

アレックスはホワイトハウスに来た子供たちに、ホワイトハウスの案内を。初代大統領のジョージ・ワシントンが木の入れ歯だったというのが驚き。

1ドル札にも描かれているジョージ・ワシントン。ジョージ・ワシントンの肖像画ではしっかり真一文字に口を結んでいますが、これは口から入れ歯が飛び出さないようにするためだったと言われています。

ジョージ・ワシントンが大統領になったときには自分の歯は1本しか残っておらず、さらに、肖像画が書かれたときは歯が1本もなかったそうです…。 口を閉じていないと飛び出しそうになるなんて、昔の入れ歯も大変そうですが、大統領の口から入れ歯が飛び出すところを想像するとコメディのようですね。

虫歯だらけ...アメリカ初代大統領の「トホホ」なエピソード(週刊現代)

"アメリカ合衆国建国の父"ジョージ・ワシントンは歯痛に悩まされた者の一人だ。1ドル紙幣の肖像画のその口元をよく観察すると、なぜか歯をくいしばるような様が見て取れる。それもそのはず、この肖像画が描かれた時、彼にはすでに歯が一本もなく、上下にはめた入れ歯が飛び出さないよう必死に堪えているからだ。

タイラーは来月で音楽活動の助成金が打ち切りになってしまうことを相談。 サンセット法というのは、 予算や行政組織が肥大化することのないように、法律・予算・事業などに期限を設け、議会で再認可されなければ自動的に廃止される法律のことを言うそう。

歳入委員会の委員長でもあるサルドゥア議員はキンブルのスキャンダルを倫理委員会で糾弾。

堅物というか生真面目すぎるサルドゥア議員。 日本でも国立大学の文系が縮小となっていますが、アメリカでも科学技術や数学などの分野に予算を投入すべきだという議論があるのはどこの国でも同じようですね。

キンブルは教育省長官候補に

いとこのナディアに倫理委員会の状況を聞き出すアーロン。第15話「100日構想」で面接を受けていた いとこのナディアは採用され、ヨシダ議員のもとで働くことになったようですね。

勝ち目がないと悟ったキンブルはサルドゥア議員と交渉し、公的芸術教育の助成金が再認可されるように取引。「今は自分が選挙区民のためになるとは思えない」と議長も議員も辞職する覚悟を決めたキンブルが潔いですね。

そんなキンブルを引き留めたのがトム。キンブルを副大統領ではなく、教育省長官候補として発表。 閣僚の1人としてトムを支えることになりそうです。

演奏会で歌われた歌は黒人霊歌「Wade in the Water」。 「水の中を歩け」という意味で、黒人奴隷が逃げるときに犬に追跡されて捕まらないように水を渡って逃げなさいと教える隠れた意味もあったそうです。

ちなみにトムの息子レオが好きな「ダブステップ」とは音楽のジャンルのことだそう。

アトウッドはロサーノに撃たれる

アトウッドは独自にパトリック・ロイドを尾行。フォアステルがつけた監視はまんまとおとりの車に騙され、ナノトラッカー付きの襟章にすり替えたアトウッドだけがパトリック・ロイドの尾行に成功。

ようやくアトウッドはホワイトハウスの内通者ウィテカーとパトリック・ロイドが密会しているのを突き止めましたが、ロサーノにバレ、殺されてしまいました。まさかここでアトウッドが殺されるなんて…。

ウィテカーとパトリック・ロイドの会話を盗聴した録音や写真もロサーノに破壊されてしまうのでしょうか…。

ウィテカーとパトリック・ロイドの会話によると、ゴールデンゲートブリッジやフーバーダム、自由の女神の爆破シミュレーションは本当の作戦から目をそらすためで、実際に爆破するつもりはないようです。 記者のエイブ・レナードも利用されているだけ。 実行可能だと言っていた作戦とは一体何なのでしょうか…。

拉致されたハンナは殺されずに済みましたが、なんと船の上にいることが判明。殺されないのには目的があるはず。ハンナはどんな目的で拉致・監禁され、船に乗せられたのでしょう…。

トムたちはエアフォースワンでNATOの首脳会議へ

セスはエアフォースワンに乗れると子どものように大はしゃぎ。そのために髪の毛を切ったり、食べる、食べないに関係なく食事代払わないといけないとエアフォースワンのトリビアまで披露。 エミリーはエアフォースワンに乗れず、お留守番ということで、ちょっと残念そう。

セスは手品部だったことも明らかに。手品部なんてあるのがびっくり。

セスはお母さんに見せたいと、エアフォースワンで写真撮影。ちゃんと撮ってくれる国務長官のモスや大統領のトムがやさしいですね。

エアフォースワンでトムたちはNATOの首脳会議が行われるトロントへ。 NATOの首脳会議で訴えると話していた「マルチナショナリズム」とは、多数の国籍によって組織を統治するという意味があるそう。

エアフォースワンがパトリック・ロイドたちの狙いではないかと心配に…。 大統領の警護をするシークレットサービスのマイクがホワイトハウスに残ったのも懸念事項。 トムたちは無事にカナダのトロントにたどり着けるのでしょうか…。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1の登場人物・キャスト

『サバイバー:宿命の大統領』の登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマの中で流れた曲

  • Wade in the Water

気になったセリフをPick Up

「ウィテカー、実現は間近だ。大統領は逃したが、もうじき確実にこの国は我々のものになる」

"Jay we are so close. We might not have the Presidency, but you can be damn sure that, before long, we will have the country."

パトリック・ロイドのセリフ

作戦を進めるパトリック・ロイドのセリフ。アメリカを自分たちの思い通りにしようとするパトリック・ロイド。ファイルを消したことがバレ、ホワイトハウスの内通者であるウィテカーが捕まるのは時間の問題のようです。 パトリック・ロイドは一体何を企んでいるのでしょうか…。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1のエピソードリストと登場人物・キャストはこちらへ≫

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