『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第1話「就任1周年」あらすじと感想 ネタバレ注意!

『サバイバー:宿命の大統領』
  • 『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第1話「就任1周年」
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※ネタバレしています。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第1話「就任1周年」のあらすじ

トムが大統領に就任して1年が経過。爆破された議事堂は再建されたが、政権は沈みかけていた。 そんな中、状況を改善するためエミリーの推薦で政務官候補のリオ・ブーンがホワイトハウスに。

リオは変わった行動で、エミリーやセス、アーロンを翻弄。 セスとアーロンはリオは政務官として不適格だとトムに報告しようとするが、リオは的確な指摘をしてトムに気に入られ、正式に政務官として雇われる。

シカゴの空港ではロシアの航空機がウクライナ人にハイジャックされる事件が発生。その飛行機にはトムの親友だったラッセルも搭乗していた。 アメリカも国連もロシアとウクライナの間に入り、ハイジャック事件の解決を促そうとするが、ロシアもウクライナも聞き耳を持たなかった。

ハイジャック犯のスイスの口座にはロシアの国営銀行から資金が送金されていた。ロシアはハイジャック事件でウクライナと戦争をする口実を作ろうとしていた。 一方、ウクライナもロシアから攻撃してくれれば、世界を味方につけられると傍観をしていたのだった。

トムはロシア大使とウクライナ大使を呼び、もしハイジャック事件を解決する気がないのなら、国交を断絶し、制裁を加えると警告。制裁の責任はロシア大使とウクライナ大使にあるとそれぞれの本国に伝えることになると脅す。 その結果、ウクライナ国境のロシア軍も撤退。ハイジャック犯も投降する。

しかし、酸素タンクに火花が引火する事故が起こり、航空機は爆発。機内に残っていたトムの親友ラッセルを含む2名が犠牲となる。

一方、ハンナは議事堂爆破の首謀者で半年間も逃亡中のパトリック・ロイドをオランダのアムステルダムで追っていた。

その途中で出会ったイギリスの諜報機関MI6のダミアン・レネットと協力するハンナ。 ロイドが買ったコンピューターを追うが、ロイドは逃げたあと。 そして、逃亡中のロイドはアメリカのワシントンD.C.に戻ってきていた。

[終]『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1の最終話 第21話「衝撃に備えて」前回のあらすじと感想はこちら≫

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第1話「就任1周年」の感想

議事堂が爆破され、トムが大統領になってから1年が経過。再建された議事堂は壮観でしたね。 1814年にイギリス軍が議事堂を破壊していたという歴史は知りませんでした。

大統領として様々な危機をくぐり抜けてきたトムでしたが、まだ政権は不安定な模様。 報道官のセスも電気自動車の会社のマーケティングに転職しようかと考えていました。沈みかけの船から逃げ出す気ではなく、自分が船を沈ませている気がするからとやめようとしていたセス。

会見でもぶしつけでとげとげしい言葉が目立っていましたが、トムや政権を支える気持ちは変わっていなくてよかったですね。

ハイジャック事件が発生

シカゴの空港ではハイジャックが発生。 ロシアとウクライナの関係がハイジャック事件解決の鍵になることに。

現在も解決していないクリミア危機・ウクライナ東部紛争でロシアとウクライナは敵対関係に。

ロシアはハイジャック犯に資金を提供し、ウクライナを攻撃する口実にしようとし、一方のウクライナもロシアの方から先に攻撃されれば、世界を味方にできるという思惑がありました。 ハイジャック事件の解決に両国とも非協力的だったのには、裏があったのでした。

そんな両国間の思惑に巻き込まれて、人質になった人たちが気の毒ですね。

人質の中にはトムの昔の親友ラッセルが。 ハイジャック事件も解決し、仲違いしていたラッセルとトムが再会できるかと思っていましたが、爆発事故が起こり、ラッセルは死亡してしまいました。 最後まで人のために尽くしたラッセルは理想を実現しようと奮闘する素晴らしい人だったようです。

トムもラッセルの意志を忘れず、大統領の職務を続けていきそうですね。

それにしても、トムがロシア語を話せたのが意外。ロシア系の妻のアレックスのため、ロシア語を習っていたトム。 ロシアのことわざ「慎重な友人はよい友人」に、ロシア語で「行いが語り、言葉は偽る」と言い返すトムがかっこよかったですね。

変わったリオ

政務官としてやってきたリオ・ブーンはエキセントリック!  アーロンのお肌がきれいだと使っている商品を聞き出そうとまで。

ちなみに「ウグイスのフン」は美肌に効果があると言われ、エステなどに使われているそう…。まさかウグイスのフンが本当に洗顔料などに使われているとはびっくり!

エミリーの好きな紅茶キノコもにおいが嫌いだと買い占めて転売。紅茶キノコは発酵飲料で昔、日本でもブームになったそう。 アメリカではコンブチャと呼ばれているそう。

ただの変人に見えたリオでしたが、ちゃんとセスやアーロンたちの問題点を見抜き、指摘。 変わったリオでしたが、支持率が低い政権を立て直してくれそうですね。

ちなみにトムよりは支持率があったというアメリカの第20代大統領のジェームズ・ガーフィールドは短い任期で暗殺されています。

作家のイライアス・グランディは支配層は悪の元凶だと大統領のことも嫌う辛辣な批評家。 「政府は人が生き、愛し、創造するための手段として存在。 あなたの存在が私の存在意義」と言い切るトム。

辛辣な批評も受け入れるトムは懐が深いですね。このトムの考えを国民が知れば、支持率も上がりそうなのに…。

逃亡中のロイドはアメリカに

オランダのアムステルダムでパトリック・ロイドを捜すハンナ。 イギリスの諜報機関MI6のダミアンも仲間になってくれたようです。

半年間も世界中を逃亡していたロイドはアメリカに戻ったようです。また何か攻撃を仕掛ける気なのでしょうか…。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン3は?

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1~シーズン3はNetflixで配信中。

※作品の配信情報は2020年5月時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については必ず各配信サービスのホームページもしくはアプリをご確認ください。

『サバイバー:宿命の大統領』はシーズン2で放送局のABCが打ち切りを決定しましたが、Netflixで復活し、シーズン3の製作が決定。しかし、Netflixでも『サバイバー:宿命の大統領』シーズン3で打ち切りが決定してしまいました。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1のエピソードリストと登場人物・キャストはこちらへ≫

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