『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2 第4話「愛するがゆえに…」 あらすじと感想・曲 ネタバレ注意 !

  • 『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2 第4話「愛するがゆえに…」
  • The Good Doctor Season2 Episode4 "Tough Titmouse"
アメリカ版 海外ドラマ『グッド・ドクター 名医の条件』

※ネタバレしています。

『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2 第4話「愛するがゆえに…」のあらすじ

遺伝子の異常によって知的障害や多動などの行動異常が見られる脆弱X症候群のマック。マックはくいが肩に刺さり、手術をすることになる。マックの手術は成功し、すぐにでも家に帰れるが、マックの母親のニコールはマックの世話で疲れ果てていた。

その後、ニコールはマックのせいで手をケガして手術することに。母親と離れ離れになり、マックはパニックになって、ショーンを殴ってしまう。 アレックスはマックを施設に預けたほうがいいとアドバイスするが、メレンデスはマックを施設に預けることに反対する。

メレンデスにも施設に預けられている障害のある妹ガビーがおり、そのために反対していた。 アレックスに説得されたメレンデスは、ニコールにマックを愛してるからこそ施設に預けるべきかもしれないと助言。 ニコールはマックを施設に預けるつらい決断を下す。

ショーンはマックとニコールを見て、昔、ショーンの里親だったビル(シビル)のことを思い出す。ビルは「タフにならなきゃ」と不安がるショーンの背中を押していた。その後、ビルは病気で余命がわずかだと診断され、ショーンは他の里親の元へ行くことになったのだった。

ロープなしのクライミングで山から転落して、首の骨を骨折した18歳のキティ。キティの両親は首の動きが制限されるが治癒率の高い脊椎固定の手術をするように勧めるが、キティはまたクライミングがしたいとレズニックが提案したスクリューで固定する方法を選ぶ。

キティの両親はいずれクライミングで命を落とすことを心配し、決定権を奪うためキティが心神喪失と認定してもらおうとする。 心理鑑定の結果、精神科医は命を守る方を選び、両親が望んだ脊椎固定の手術をすることが決まる。

クレアは自己破壊的な母親のこともあり、脊椎固定の手術をするように勧めたことをキティの両親に打ち明ける。しかし、キティの両親はたとえ娘から縁を切られても、生きて幸せになってくれればいいと覚悟していた。

手術が成功したグラスマンだったが、死んだ娘のマディの幻覚を見始める。薬物依存症だったマディはグラスマンに家から追い出された後、自殺していたのだった。 グラスマンはマディの自殺について辛い思いをしながら向き合おうとする。グラスマンはマディともっとしっかり向き合うべきだったと謝り、マディもパパを愛していたと手を握る。

薬で眠ったグラスマンは、マディは幻覚で自分で自分にそう言ってただけかも知れないと思うのだった。

リアと大ゲンカしたショーンは仲直りしようとするが、どれも的外れで逆にリアを怒らせてしまう。 リアはハーシーで何があったか関心がないショーンにがっかりしていた。

リアはショーンの部屋を出ていこうとするが、ショーンは「ハーシーで何があったか関心がないけど、君が悲しいのは悲しい」と正直な気持ちを打ち明ける。 リアとショーンは仲直りし、カラオケで一緒に歌い始めるが、リアが気に入ったアパートの部屋を2人で住むために借りたとショーンが爆弾発言をする。

『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2 第3話「36時間」前回のあらすじと感想はこちら≫

『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2 第4話「愛するがゆえに…」の感想

息子を施設に預けるかで苦悩するニコール

脆弱X症候群は日本では難病に指定されている遺伝子の病気のことだそう。 マックは多動のせいでくいが肩に刺さってしまったようです。

手術は成功したものの、マックの母親のニコールはうれしくなさそう。ニコールはマックの世話をするのに疲れ果てていました。 一晩だけでも1人でゆっくりしたかったというのが、どれだけ気を張って毎日大変な思いで、面倒を見ていたのかがわかりますね。

しかも、父親はマックが9歳のときに出ていき、たった1人で息子の面倒を見ていたニコール。 アレックスは施設に預けたほうがいいとアドバイスしますが、メレンデスは施設に預けるのはよくないと反対。 メレンデスが反対していたのは、妹のガビーを施設に預けていることに罪悪感を感じていたからのようですね。

マックは思春期を迎え、体も大きくなり、ニコールが1人で世話をするのは限界だったようです。 メレンデスはアレックスにも説得され、マックを施設に預けたほうがいいとアドバイス。

今まで精一杯頑張ってきたニコール。何もわかっていないまわりから色々言われて非難されることになっても、マックを愛していることに変わりないのは確か。 それでも、マックが母親から離れるのを嫌がる別れの場面は胸が引き裂かれそうな気持ちになりましたね。

不安な気持ちをシマウマのぬいぐるみ「ディーザー」で落ち着けていたマック。 ショーンはおもちゃのメスが不安を落ち着かせるものでしたね。

ニコールもマックを施設に預けて心の余裕ができれば、マックにとってももっといい親子関係になれるかもしれませんね。 それでも、きっとニコールの後ろめたさが消えることはなさそうなのが、つらい…。

ショーンは里親のビルを思い出すことに。口は悪いビルでしたが、いい人でした。「タフにならなきゃ」と、ショーンの背中を押していたビル。病気で死ぬからとショーンを手放さなけらばならなかったというのが、悲しすぎましたね。

患者のキティと両親の意見がぶつかり合う

ロープなしのクライミング フリーソロで転落し、骨折したキティ。 ロープなしのクライミングなんて、想像しただけで恐ろしい…。

キティはこれからも山でクライミングがしたいとスクリューで固定する手術法を選択。 一方、キティの両親はこのままクライミングを続けたら、命を落とすことになると、クライミングができなくなっても普通の生活を送れる脊椎固定の手術をすることを選択。

キティの気持ちになれば、生きがいを奪われるのはありえないこともわかりますね。 でも、キティに危険なことをせずに長生きしてほしいという両親の気持ちも理解できて悩ましいところ。

クレアが脊椎固定の手術をすすめたのは、母親のことが影響していました。 シーズン1 第16話「治せない痛み」で登場していたクレアの母親。

無理に治療を受けさせていればと後悔していたクレア。でも、そうしていたら縁が切れていたかもしれないことをキティの両親にも打ち明けることに。

確かに無理にでも治療を受けさせていたら、少しの間はよくなるかもしれませんが、本人に治療の意志がなければうまくいなかそうですね。それに、信頼関係を失い、命は助かっても、縁が切れることにもなりかねない。 無理にでも治療を受けさせるのか、選択を任せて見守るのかどっちを選ぶのも難しいですね…。

キティの両親は娘を失うことになっても、キティが長生きしてくれる方を選択。たとえ縁を切られても、娘のことを思い、覚悟を決めたのが立派。 最初は両親と二度と会いたくないと言っていたキティですが、きっと時間が経てば仲直りできそうですね。

メレンデスもクレアも個人的な思い入れがアドバイスに影響していると悩むことに。お医者さんも人間ですね。 「思い入れと経験は何が違うのか」というのが難しい質問。人に助言するのも一筋縄ではいかないようです。

グラスマンはマディの幻覚を見る

グラスマンは死んだマディの幻覚を見始めることに。 術後せん妄というのは、手術をきっかけに起こる精神障害のことだそう。 手術後にも幻覚や幻聴を聞くことがあるというのに驚きました。

グラスマンの娘マディは薬物の過剰摂取で亡くなったらしいことは以前のシーズン1 第8話「過ちとリンゴ」にも出てきましたが、自殺していたんですね。 しかも、グラスマンが家から追い出した後に、自殺してしまったようです。

こんな幻覚を見るなんて、つらすぎる…。 グラスマンは自分がマディをリハビリ施設に入れることを反対した責任をずっと感じていたようです。 最後はグラスマンに愛してたと言って消えたマディ。

それも、「自分で自分にそう言ってただけかも」というのが切ない…。 たとえ幻覚だったとしても、死んだマディは父親のグラスマンを許してくれていそうですね。

ショーンはリアと仲直りするが…

リアと仲直りしようとするショーンは、アレックスのアドバイスの「派手にやれ」を聞いて、家にカラオケマシンを用意。 「派手にやれ」って、そういうことじゃない気が…。

麻酔科医のJLのアドバイスの「やさしくしろ」も、ショーンは的外れなことをするばかり。部屋探しをするリアに安いアパートの部屋を見つけたと部屋の内見中に来たショーンが怖い…。 まるでストーカーでしたね。

それでも、メレンデスのアドバイス「立ち去れ」だけはしなかったショーン。

ショーンはリアが好きな気持ちが空回りしているのがもどかしいですね。 「ハーシーで何があったか、僕は関心がないけど、君が悲しいのは悲しい」と正直に打ち明けたショーン。

リアと仲直りできて一安心していたら、ショーンは「君が恋した部屋を2人で住むために借りた」と爆弾発言!  段階を色々とすっ飛ばしてる…。

ショーンと付き合うのは単純にはいかないようです。 また一波乱ありそうですね。

ショーンがノリノリでカラオケで歌っていたのはKenny Rogers & Dolly Partonの「Islands In The Stream」という曲だそう。

Islands In The Stream HQ - Kenny Rogers & Dolly Parton

Legends Kenny Rogers & Dolly Parton. From 1983

『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2の登場人物・キャスト

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ドラマの中で流れた曲

  • Islands In The Stream - Kenny Rogers & Dolly Parton

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