『グッドドクター 名医の条件』シーズン1 第8話「過ちとリンゴ」あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『グッドドクター 名医の条件』シーズン1 第8話「過ちとリンゴ」
  • The Good Doctor Season1 Episode8 "Apple"
アメリカ版 海外ドラマ『グッドドクター 名医の条件』

※ネタバレしています。

あらすじ

隣のリアが管理人への愚痴を言いにショーンの部屋にやってくる。リアはショーンのリンゴを食べてしまい、ショーンはスーパーへリンゴを買いに行く。そこで、強盗に遭遇。ショーンは銃を向けられ、財布を出すように言われるが、パニックに。イラついた強盗は発泡。居合わせた女性客エイヴリーに銃弾が当たってしまう。

強盗のナッシュは動揺したすきに店員がバットで殴り、被害者のエイヴリーと同じ病院に運ばれる。 強盗のナッシュはナチスのハーケンクロイツのタトゥーをした人種差別主義者。クレアは被害者のエイヴリーの治療を優先させようとし、リム先生に感情に左右されてはいけないと注意される。

納得できないクレアはみんなの前でリムに抗議するが、クレアはICUで強盗のナッシュに付き添うように指示される。 クレアは人種差別発言をするナッシュにうんざりしながらも、血腫で首がはれ上がり、息ができなくなったナッシュの命を救う。 クレアはリムが学ぶ機会をくれたと、みんなの前で敬意を表す。

強盗の言うことに従わなかったショーンは、エイヴリーの恋人ブランドンに撃たれたのはショーンのせいだと非難される。

撃たれたエイヴリーは銃弾が体の中で跳ね返り、多数の臓器が傷ついていた。 ショーンは的確に脾臓を摘出。 しかし、エイヴリーは多臓器不全を起こして足がむくみ、透析や胸水の排出が必要になる。

エイヴリーは脈圧減少を起こし、ショーンは心不全で大動脈内バルーンポンプをするべきだと主張。一方、ジャレッドはヘモグロビンの数値が落ちていることに気付き、どこかで出血していると主張する。 メレンデスは出血している可能性があるとオペ室で出血部位を探し、止血しようとする。ショーンは損傷個所をたどり、銃弾が左の最上肋間動脈を傷つけたと推測。無事、止血され、容体は安定、ショーンは自分が間違っていたと認める。

エイヴリーの恋人だと思われていたブランドンはデートアプリで出会い、実はエイヴリーと会うのは初めて。一緒にハイキングに行くはずだったが、タイプじゃなかったため、やめようとしてスーパーに寄ったのだった。 エイヴリーもやめようとしていたことがわかるが、ブランドンはデートをやり直そうと約束する。

ショーンはエイヴリーが撃たれたことと自分の行動には因果関係がないと否定するが、リアには過ちを犯してけが人が出たと認めるのだった。

『グッドドクター 名医の条件』シーズン1 第7話「22歩」前回のあらすじと感想はこちら≫

感想

ショーンは強盗に遭遇

リンゴを買いに行ったショーンは強盗に遭遇!  リンゴを買いにいった理由は隣のリアが最後のリンゴを食べてしまったから。リンゴの栄養素もちゃんと把握しているショーン。 入院食を物色するまで、リンゴを食べることにこだわっていましたね。

スーパーで強盗に遭い、銃を向けられたショーンはパニックに。この強盗も顔も隠さずに強盗するなんて間抜け…。 言うことを聞かないショーンに逆上した強盗のナッシュは発泡。エイヴリーが被弾してしまうことに。

強盗はバットでボコボコに。いい気味ですね。この強盗は薬物依存で、人種差別主義者。それでも、治療には感情を挟まないように注意されるクレア。どんな患者でも分け隔てなく、治療に専念する医師はすごいですね。

クレアはリムに反発し、ICUで強盗に付き添うように指示されることに。 あからさまな人種差別発言をする強盗にもあきれるばかり…。

「医学の父」と言われるイムホテプは古代エジプトでファラオにつかえ、医学だけでなくピラミッドも設計するなど建築にも優れた才能を発揮したそう。

イムホテプ - Wikipedia

イムホテプ (Imhotep, Immutef, Im-hotep, Ii-em-Hotep, Imuthes) は、 古代エジプトの高級神官。 第3王朝の ファラオの ジェセルに仕えた 宰相で、第3王朝最後の フニ の時代まで活躍したとされる。

「偉大な技術の進歩に関する特許を持ってるのは北欧人種だ」と恥ずかしげもなく主張する強盗犯ナッシュ。 薬物依存で強盗するまでに落ちた自分自身が北欧人種なのは、どう説明する気なんでしょうね。 人種ではなく、その人自身がどうなのか見るべきなのに…。

マイノリティー優遇措置(アファーマティブ・アクション)で大学に行けなかったというナッシュ。 アファーマティブ・アクションは逆差別だという批判もあるそうです。

アファーマティブ・アクション - Wikipedia

アファーマティブ・アクションは、一般には「 差別撤廃」や「積極的差別是正」の方策として、理念的にはとくに問題とされない。しかしながら、その実際的運用や効果測定の場面においては賛否両論がある。

それでも、必死になって医者になったと反論するクレア。強盗犯ナッシュは自分がうまくいかないことを人のせいにしたいだけの気が…。

クレアは差別主義者のナッシュを救い、感情を乗り越えることができたのでした。 ちなみに「オンコール」とは患者が急変したときに勤務時間外でも呼ばれれば、いつでも対応できるように待機していることを言うそう。 医師や看護師の仕事は大変ですね。

クレアに罰を与えたかったのではなく、学ばせたかったリム。女性医師のリムも男性社会で苦労してきたようですね。 みんなの前で幾度もリムに反発するクレアにも無意識に女性医師に対する偏見があったのでしょうか…。

クレアも母親に問題があり、苦労をしてきたようです。みんな、それぞれの苦労を乗り越えて医師になったようですね。

責められるショーン

ショーンはエイヴリーが撃たれたのはショーンのせいだと責められることに。 ショーンを責めるブランドンは実はエイヴリーとは初対面。強盗に遭ったスーパーにもハイキングを断る口実を作ろうと寄ったのでした。ブランドンがずっと付き添っていたのは罪悪感のせいだったんですね。

撃たれたエイヴリーは体内で銃弾が跳ね回り、多数の臓器が損傷。「駄目だ。これじゃひき肉をステーキに戻すようなもんだ」と脾臓を摘出することに。 「ひき肉をステーキに戻す」という表現はわかりやすいですが、生々しい…。

脾臓摘出を任されたショーンは素早く処置。芸術的ともいえる手さばきでした!  強盗に遭ってもいつもと変わりないショーンに「記憶力と感情的でないことが彼の長所なのかもしれない」と評価するメレンデス。

でも、心のどこかでエイヴリーが撃たれたことへの罪悪感や後悔が引っかかっていたよう。 エイヴリーの容体を目を離さずに見るショーン。ショーンは診断を間違え、ジャレッドの診断が正解。 銃弾がどこを通ったか、シミュレーションし、エイヴリーの出血している部位を正確に推測するショーン。 診断を間違えたショーンでしたが、出血部位を言い当て、挽回。さすがの空間認識能力。

それに、ショーンは自分が間違っていたことを素直に認め、ジャレッドをすごいと評価。本当に素直でまっすぐですね。

罪悪感で付き添っていたブランドンでしたが、エイヴリーも同じようにデートをやめたかったことが判明。改めてデートする約束をした2人。第一印象は良くなく、大変な目に遭った2人ですが、これが奇妙な縁になるかもしれませんね。

グラスマンは娘を亡くしていた

強盗に遭ったショーンを心配し、ショーンには助けがいるというグラスマン。 どうやら11月20日は娘のマディを亡くした日。マディはジェシカと友達で、13年前に10代で亡くなったようです。

薬物の過剰摂取で亡くなったのでしょうか…。 ショーンを過剰に心配するのも、マディと重ね合わせているからのようです。

リアはショーンに管理人アーメンの愚痴をこぼしに。ショーンはそれに正論で返し、かえって怒らせてしまいました。こういう時は、話を聞いてあげるだけでよかったのに…。クレアは「女はアドバイスよりもむしろサポートを求めている」とアドバイス。

どうやらショーンは前回買いたいと言っていたテレビを買ったようですね。見るの近すぎ!

リアも悪いと思い、謝りに来てくれました。リンゴも返してくれたリア。 「君が求めていたのは真実じゃない。君の主張をサポートすること。それが間違いでも」と一言余計なことを言ってしまったショーンでしたが、リアは正直さをほめてくれましたね。

「正直な男はあなただけ」だというリア。リアは男性関係で苦労してきたようです。 ショーンはエイヴリーが撃たれたのは自分の過ちのせいだと認め、リアにハグされ、慰められることに。ハグが苦手なショーンは戸惑いつつも、受け入れたようです。 病院だけではなく、お隣にも心を通わせられる人ができてよかったですね。

『グッドドクター 名医の条件』シーズン1の登場人物・キャスト

『グッドドクター 名医の条件』シーズン1の登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマの中で流れた曲

  • If Ever There's a Reason - DERBY
  • What Did I Do - LEN GALE
  • I'll Be Your Mirror - CLEM SNIDE
  • Infinity - ONE HUNDRED YEARS

気になったセリフをPick Up

「感情を乗り越えないとね。命を救えてよかった。たとえ差別主義者でも」

"I know you needed this victory. Glad you saved a life today. Just wish it wasn't a Nazi."

リムのセリフ

感情を挟まずに治療を行うことをクレアに教えたリムのセリフ。どんな人であっても、治療を公平に行わなければならない医師。命を救うことだけにまっすぐなのが立派ですね。

『グッドドクター 名医の条件』シーズン1のエピソードリストと登場人物・キャストはこちらへ≫

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