『S.W.A.T.』シーズン2 第22話「絶望の果てに」あらすじと感想 ネタバレ注意!

海外ドラマ『S.W.A.T. スワット』
  • 『S.W.A.T.』シーズン2 第22話「絶望の果てに」
  • S.W.A.T. Season2 Episode22 "TRIGGER CREEP"

※ネタバレしています。

『S.W.A.T.』シーズン2 第22話「絶望の果てに」のあらすじ

ダイナーで銃の乱射事件が発生。犯人はダイナーをクビになったブラッド・トーマスだった。 ブラッドは9か月前、3歳の娘シアを髄膜炎で亡くし、妻はアルコール依存症となっていた。 高級なレストランのシェフだったブラッドは、そこをクビになり、ダイナーの給料では家のローンが払えなくなり、銀行に家を差し押さえに。 リハビリ中の妻のララからは離婚を切り出されていた。

ブラッドは違法駐車を5分しただけで、車をレッカー移動されていた。車を取り戻そうと、レッカー会社の職員を殺したことが引き金となり、恨みを持つダイナーや銀行を襲っていた。

ブラッドは妻のララをさらい、娘が眠るお墓の前で、ララと共に死のうとしていた。しかし、ララは自殺を拒否。ブラッドは霊園の建物の中に逃げ込む。 ディーコンは自分が経済的に行き詰った時のことを話し、ブラッドの説得を試みる。そして、自殺しようとしたブラッドを逮捕する。

ジェシカはFBIのベンソン捜査官に、人身売買組織のリーダー ロドリゴ・ナバロを逮捕するため、潜入捜査に参加してほしいと頼まれる。

ルカは失読症のケリーが以前の問題行動が問題となり、新しい学校へ入学できないと聞き、校長に直訴。 自分は失読症で苦労したが、スワット隊員になれたことを語り、ケリーにもセカンドチャンスを与えてほしいと説得。 ケリーは秋から新しい学校へ通えることになる。

ホンドーはダリルが撃たれた強盗事件を捜査する。 ビリングス刑事はダリルがポケットに500ドル持っていたことと、コンビニ強盗の前歴のせいで、ダリルが強盗犯とグルだったと決めつけていた。

ホンドーは事件を目撃していたホームレスのディスコから、ダリルが集金箱を奪った強盗犯と知り合いだったと聞いて、ダリルを疑い始める。

しかし、弾道検査の結果、銃弾はダリルのボスである配送ドライバー ホルヘ・ロメロの銃から撃たれたものだと判明。 ホルヘは集金箱を奪った甥のルイスをかばっていた。ダリルが持っていた500ドルは集金のお金を一時的に預かっていただけで、ダリルはルイスを止めようとしていたことが判明する。

ダリルの父親リロイはギャングたちに息子のかたきを討たせようとしていたが、ホンドーはルイスを逮捕し、手を引かせる。

ストリートは母親が戻ってくるかもしれないと、アパートで寝泊まりしていた。そこに、ストリートのクレジットカード情報を売ったフレズノ・ティナがブルーレイプレーヤーを盗みにやってくる。 ストリートは母親カレンの居場所を聞き出すが、知らないほうがいいかもと言われる。

ダリルは感染症を起こし、手術が必要になるが、意識が戻り、命は助かるのだった。

『S.W.A.T.』シーズン2 第21話「暗鬱な日」前回のあらすじと感想はこちら≫

『S.W.A.T.』シーズン2 第22話「絶望の果てに」の感想

ダイナーで銃撃事件が発生

ダイナーの元店員だったブラッド。エプロンや名札を返しに来ただけかと思ったら、ライフルのレミントン700で銃撃。男性店員2人を殺害して、逃亡。 近くにいた老夫妻は撃たれなくてよかったですね。

娘に、仕事、家、すべてを失ったブラッドを止めるものはなく、暴走していくブラッド。 何も失うものがない人が一番怖い、と言いますが、ブラッドはまさに、もう何も失うものがなく、自暴自棄になっているのが恐ろしいですね。

喪服まで用意し、恨みを持つダイナー、銀行を銃撃。 娘を髄膜炎で失ったことで、ガタガタと幸せな生活が崩れてしまったようです。 銃撃して人を殺すことは許されませんが、最愛の娘をいきなり失って、世界を憎みたくなる気持ちは分からなくはないですね。

ブラッドが凶行に走ることになったきっかけは、違法駐車を5分しただけで車がレッカーされたこと。 不幸や嫌な出来事は続くものですが、このレッカーでブラッドの積み重なった怒りが限界をむかえたようです。

経済的に追い詰められたことのあるディーコンは、ブラッドの気持ちに共感。 交渉の基本だと言っていましたが、ディーコンも自殺を考えるまで思いつめていたのかもしれませんね。

スワットの仲間が命綱を投げてくれたというディーコン。 ブラッドにも、もっと早く命綱を投げてくれる人がいれば、人を殺さずに済んだのかも。

「殺した人たちは生死を選べなかった。お前も選べない」とブラッドの自殺を阻止したディーコン。 ブラッドにとっては、死ぬことより生きることの方が罰になりそうです。

ルカは失読症のケリーが新しい学校へ入れるように尽力

ジェシカはFBIの潜入捜査に誘われることに。FBIのベンソン捜査官はジェシカがメキシコの組織に潜入したときのシーズン2 第12話「メキシコ潜入」 にも登場。

現場でも活躍したいと思うジェシカは、FBIに移るのでしょうか。それとも、ロス市警での出世の道を選ぶのでしょうか。

ルカは失読症のケリーが新しい学校へ行けるように校長先生を説得。

ルカが失読症だと診断されたのは、14歳のとき。それまで、クラスメイトにからかわれたり、苦労していたルカ。自分でも駄目なやつだと思っていたルカですが、クラーク先生との出会いが、すべてを変えることに。 1人でも親身になってくれる人がいたおかげで、人生が変わったというのが感動的ですね。

それを今はルカがケリーにしてあげているというのも、善意が循環しているようでいいですね。 ケリーの母親ともいい感じになりそうなルカ。 ルカも家族を持つ日が来るのでしょうか…。

ダリルは強盗に無関係だった

ホンドーはダリルが撃たれた強盗事件を捜査。 ダリルが強盗の仲間だったと疑われることに。前科があると、どんなに更生しようと頑張っていても、どうしても疑われてしまいますね。

ダリルのポケットには500ドルが入っていたこともあり、ホンドーすらダリルを疑うことに。 しかし、ダリルは強盗には無関係だと判明。ホルヘは甥のルイスをかばい、何も言わなかったのでした。

ダリルはちゃんと更生しようとしていたことが分かってよかったですね。 容体が急変したダリルでしたが、命は助かることに。 早く元気になってくれるといいですね。

母親の居場所を聞き出したストリート

ストリートはシーズン2 第20話「ロケット燃料」でクレジットカード情報を売ったらしいティナと遭遇。 ストリートの母親カレンは、アパートの鍵までティナに渡していたようです…。

母親の居場所を知っていたティナですが、知らないほうがいいかもと、気掛かりなことを…。 カレンは一体どこで、何をしているのでしょうか。 ストリートはまた母親に振り回されることになりそうですね。

『S.W.A.T.』の登場人物

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ドラマで流れた曲

  • Party People - RAY LUGO

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