- 『MACGYVER／マクガイバー』シーズン3 第6話「マードック＋マクガイバー＋マードック」
- MACGYVER Season3 Episode6 "Murdoc + MacGyver + Murdoc"
※ネタバレしています。
『MACGYVER／マクガイバー』シーズン3 第6話「マードック＋マクガイバー＋マードック」のあらすじ
マクガイバーが帰宅するとマードックが待ち受けていた。 恋人のナシャを人質にとられたマクガイバーは、マードックの要求に従わざるを得なくなる。
マードックの息子カシアンが中国の元秘密警察ベンジャミン・ルーに誘拐されたという。ルーはマードックが前に作った殺し屋の共同体の1人だった。 マードックはマクガイバーに息子の救出を手伝ってほしいと要求。
息子のカシアンが監禁されているコロンビア ボゴタへ。 息子のカシアンが監禁されていた建物からは、マードックの妻でカシアンの母親アンバーがすでにカシアンを助け出していた。
しかし、ルーは再びアンバーからカシアンを誘拐。 身代金3000万ドルを要求してくる。 身代金のため、マードックとアンバー、マクガイバーは、コロンビア 第2の都市 メデジンで、資金洗浄をしているレイナルドの現金輸送車を襲い、3000万ドルを確保。
カシアンを助けるため、3000万ドルの受け渡しをするが、実はアンバーはルーの仲間で、金と共に去っていく。 激怒したマードックは車でアンバーとルーの乗る車に正面から激突。ルーを殺し、金を取り戻すと、アンバーはカシアンの母親だから殺すことはできないと見逃がす。
カシアンは無事に保護され、マードックに監禁されていたナシャはジャックやボーザーたちが救出する。
マードックは息子の幸せのため、自分が刑務所行きになる代わりに、息子のカシアンがフェニックス財団の保護下に置かれることを選ぶ。 カシアンは温かい家庭に引き取られることに。
今回は無事に救出されたナシャ。マクガイバーはマードックにマクガイバーの恋人でいることは危険だと忠告され、不安になるのだった。
『MACGYVER／マクガイバー』シーズン3 第5話「死者の日＋刺客＋家族」 前回のあらすじと感想はこちら≫『MACGYVER／マクガイバー』シーズン3 第6話「マードック＋マクガイバー＋マードック」の感想
マードックが現れる
フェニックス財団のジルを殺したマードックが再びマクガイバーの前に登場。 またマスクをし、不気味な口笛をふくマードック。
「というかよくここに住めるね」というマードックのツッコミは的確！ 今まで自宅に何度も侵入されているのに、セキュリティも上げていないよう…。 マクガイバーならブービートラップの1つや2つ仕掛けるのは朝飯前のはずじゃ。
マードックが現れたのは、息子のカシアンが誘拐されたから。 誘拐犯は中国の元秘密警察ベンジャミン・ルー。
以前、シーズン2 第15話「マードック＋手錠」で、殺し屋の共同体を作って大失敗していたマードック。共同体はマードックがせん滅したはずが、残党のベンジャミン・ルーは取り逃がしていたようです。 マードックに「極めて非道で、ぶっ飛んでる」と言わしめるとは！
マクガイバーに協力させるため、マクガイバーの恋人ナシャまでさらっていたマードック。 マクガイバーになりすまして、LAにナシャを呼び出し、監禁。 マードックの不動産免許のための偽IDの写真が胡散臭すぎる…。
そこからナシャの監禁場所が判明。 監禁場所にも罠が。自動式の銃の罠だけでなく、空気が抜け、窒息するようにもなっていた監禁部屋が恐怖。 監禁部屋に車ごと突っ込んだのはジャックらしいですね。
マードックの息子が誘拐されていた
カシアンが監禁されているコロンビア ボゴタへ。 監禁場所は元はロシアの領事館で、地下に抜け穴があったものの、今は2メートルのコンクリートでふさがれ、侵入は困難。
しかし、マードックの妻でカシアンの母親アンバーが2メートルものコンクリートを塩酸で溶かし、カシアンを助け出していたことが判明。 まさかマードックの妻が生きていたなんて！ 結婚していたのも驚き。
シーズン2 第4話「Ｘ線＋１セント硬貨」では、カシアンの母親ナディアを殺したと言っていたのは全部ウソだったようです。 それにしても、銃弾で俺の妻の仕業だと分かるなんて、さすが殺人カップル…。
銀行の監視カメラに映っていたナンバープレートからアンバーの居場所を突き止めることに成功。 スペイン語をペラペラとしゃべるマクガイバーがかっこいいですね。
マードックはマクガイバーがダークサイドに来るように勧誘。マードックとの連絡方法が鏡に3回、名前呼べば現れるというのがまるで幽霊。 アメリカには真夜中に鏡の前で3回名前を呼ぶと現れるという都市伝説の幽霊「ブラッディ・マリー」が有名だそう。
神出鬼没で不気味なマードックなら幽霊のように現れそう！？
ブラッディ・マリー (伝承)
ブラッディ・マリー（英：Bloody Mary）とは アメリカ合衆国の 都市伝説に登場する女性の 幽霊 。 真夜中に 鏡の前に立ち、名を呼ぶと姿を現すとされる。 肝試しとして行われることが多い。呼び出す方法は、真夜中に一人で鏡の前に立ち3回名前を呼ぶというものが基本だが、その場で3回まわる、 蝋燭 ...
マードックの妻も誘拐に加担していた
再会したマードックとアンバーは壮絶な夫婦喧嘩に。 その次には、ホセをミニ鉛筆で殺したと殺人談義に花を咲かせるのが、異常でしたね。 こんな異常な夫婦の間に生まれたカシアンがかわいそうに。
カシアンは再びルーに誘拐され、身代金は3000万ドルに。 3000万ドルは日本円にするとおよそ30億円！
そんな大金をどうするのかと思いきや、メデジンで資金洗浄を行っている現金輸送車から盗むことに。 コロンビアのメデジンと言えば、麻薬カルテルで有名な「メデジン・カルテル」の拠点。
メデジン・カルテル
メデジン・カルテル（ スペイン語: Cártel de Medellín）は、 コロンビアの 犯罪組織。 パブロ・エスコバルによりコロンビアの メデジンに創立された、 麻薬 密売者の組織化されたネットワークで、主に1970年代及び1980年代を通して活動した。
資金洗浄の金も麻薬取引で儲けたものだったのでしょうか…。
テルミットで射撃口をふさぎ、現金輸送車に空気を送り込んで圧力を高め、中から打ち破ることに成功。空気の圧力を使うというのが意外な方法でしたね。
テルミット法
テルミット法（テルミットほう、thermite process）とは金属 アルミニウムで金属 酸化物を還元する 冶金法の総称である。 ギリシャ語の（therm - 熱）に由来する。別称として テルミット反応、 アルミノテルミー法 (aluminothermy process) とも呼ばれる。また、この方法はにより発明されたので ゴルトシュミット法 とも呼ばれる。 ...
何と強奪した現金の重さは320キロ！ ルーと金の受け渡しをするも、なんとアンバーがルーとグルだったことが判明。
アンバーとやり直す啓示かもしれないと思っていたマードックもすっかり裏切られるハメに。 さすが、マードックのキレたバージョンだったアンバー…。
息子をダシにするなんて、ひどい母親。刑務所に入っても変わらず、さらに悪い方に変わっていたようです…。 まだマードックの方が、親らしい感情があるだけマシでしたね。
息子のカシアンのためにも、アンバーだけは殺さなかったマードック。 さらに、息子のために刑務所行きになることを選択。
散々、冷酷に人を殺してきたマードックも息子のことになると人間らしい心が見えますね。
それでも、カシアンにとってマクガイバーはおじみたいな存在。ということは、マードックとマクガイバーは兄弟だと結論付けようとするのはゾッとしますね。 刑務所行きになったマードックですが、また脱獄しそう…。
今回は無事救出されたナシャ。しかし、マクガイバーの恋人のナシャはスーパーマンの恋人ロイス・レーンのように危険だとマードックは指摘。 マクガイバーはナシャを守るために、別れを告げることになってしまうのでしょうか…。
『MACGYVER／マクガイバー』シーズン3の登場人物・キャスト
『MACGYVER／マクガイバー』シーズン3 登場人物・キャストの紹介はこちら≫
ドラマの中で流れた曲
- Cumbia Universal (feat. Ruben Blades) - GREGORIO URIBE BIG BAND
気になったセリフをPick Up
「はっきりしたよ。銃撃して拉致したやつが。俺の妻だ」
"So I know who killed these men, - who has my son. My wife."
マードックのセリフ。マードックと同じような殺し屋だった妻アンバー。こんな2人の間にカシアンのようないい子が生まれたのは奇跡的ですね…。
今回の『MACGYVER／マクガイバー』の主なDIY
- アルカリ性のコンクリートを高濃度塩酸で侵食し、突破。
- 現金輸送車の射撃口をテルミットでふさぎ、送り込んだ空気の圧力で輸送車のドアを打ち破る。
