- 『MACGYVER／マクガイバー』シーズン3 第5話「死者の日＋刺客＋家族」
- MACGYVER Season3 Episode5 "Dia de Muertos + Sicarios + Family"
※ネタバレしています。
『MACGYVER／マクガイバー』シーズン3 第5話「死者の日＋刺客＋家族」のあらすじ
アメリカではハロウィン、メキシコでは亡くなった人をしのぶ「死者の日」をむかえていた。 麻薬カルテル ラ・オーラ・カルテルのボス ルイス・ゴメスも殺された妻子のため、メキシコに帰っていた。
マクガイバーの父親ジェームズの元相棒だったが、悪の道に落ちたウォルシュの居場所を聞き出すため、ゴメスを捕まえたジェームズ。 ゴメスは以前、麻薬の製造施設を破壊したマクガイバー、ジェームズ、ジャックの命を狙い、情報屋を拷問して、3人の居場所を聞き出そうとしていた。
ゴメスを確保したジェームズだったが、ゴメスの手下たちに部隊が襲われ、マクガイバーに助けを求めてくる。
一方、ボーザーとライリーは新婚夫婦のふりをして、中国に機密情報を売っているケトナーの自宅を監視。 ボーザーのはとこ カルビンに助っ人を頼み、カルビンがハロウィンのお菓子をケトナーからもらっている隙にライリーが床下のパソコンから反逆罪の決定的な証拠をつかむことに成功する。
メキシコに飛んだマクガイバーとジャックは、手がかりを見つけ、雪崩ビーコンの周波数でジェームズを見つけ出す。 ケガをしているジェームズを歯科医院で手当てするが、歯医者のマリベルはカルテルのボスであるゴメスを怖がり、手下に知らせてしまう。 マリベルを説得し、ゴメスには着用型のスタンガンのような感電ベストを着せ、車に隠れて逃げるマクガイバーたち。
ジャックは警察に応援を頼むが、カルテルを怖がり、協力してくれない。そんな中、勇気のある警官エンリケ・カルドーサが、祖父の飛行機を脱出用に貸すと申し出る。
マクガイバーたちは飛行場を目指すが、ゴメスが手下の助けを呼んでしまう。しかし、ゴメスはボスの座を狙う手下に殺されそうになり、最後はマクガイバーたちと手を組むことになる。 聖ペドロ墓地にある地下トンネルから街の外へ出られるというゴメス。 手下の追跡を阻止し、ようやく飛行場に着き、ジャックと合流したマクガイバーたち。
ゴメスをアメリカに連行し、ウォルシュの居場所を聞き出せるはずだったが、警官のエンリケが正義だとゴメスを射殺してしまう。
『MACGYVER／マクガイバー』シーズン3 第4話「勇気＋燃料＋希望」 前回のあらすじと感想はこちら≫『MACGYVER／マクガイバー』シーズン3 第5話「死者の日＋刺客＋家族」の感想
メキシコの「死者の日」
元相棒ジェナ・ウォルシュをずっと追っていたジェームズ。 ジェナ・ウォルシュはシーズン2最終話 第23話「マクガイバー＋マクガイバー」に登場。
そのウォルシュはカルテルのボス ルイス・ゴメスと手を組み、 運動能力向上薬で痛みを鈍らせることのできるKX7を製造しようと画策していました。 ウォルシュはついに心臓発作を起こす危険のあるKX7を完成させてしまったようですね。
因縁の相手 ウォルシュの居場所を聞き出そうとゴメスを捕らえたジェームズ。 骸骨のマスクをかぶった部隊の1人がジェームズだったのはびっくり。
メキシコの「死者の日」は11月1日、2日に行われるもので、死者の魂を迎え、共に楽しく過ごすのだそう。 日本のお盆のようなもののようです。 骸骨のメイクが印象的ですね。
死者の日 (メキシコ)
死者の日（ししゃのひ、 スペイン語: Día de Muertos、 英語: Day of the Dead）は ラテンアメリカ諸国における祝日の一つ。特に メキシコにおいて盛大な祝祭が行われる。
アメリカでは「ハロウィン」が
一方、アメリカではハロウィン。 ジャックも仮装して、マクガイバーを驚かせようとしますが、至って冷静なマクガイバー。
ジャックの仮装は『13日の金曜日』のジェイソンと『エルム街の悪夢』のフレディ・クルーガーをミックスしたもの。 ノリノリなジャックが面白いですね。
ホラー映画を見ようとマクガイバーを誘うジャック。 まずは『13日の金曜日 PART8 ジェイソンN.Y.へ』
パート8もあるのがびっくりですが、なんとパート10の『ジェイソンX 13日の金曜日』ではジェイソンが宇宙にまで進出しているそうです！ まさかジェイソンが宇宙にまで言っているとは、奇想天外。
次の映画は、『エルム街の悪夢3 惨劇の館』。
なんと『エルム街の悪夢』のフレディ・クルーガーと『13日の金曜日』のジェイソンが戦っているそう！ 果たしてどっちが勝ったのでしょうか…。どれもB級映画のにおいがしますが、それはそれで面白そうですね。
ホラー映画三昧のハロウィンも楽しそう。 未確認生物チュパカブラやメキシコの原住民ナワ族を恐れるジャック。
ホラー映画は好きなようですが、実はかなりの怖がりのようです。
新婚夫婦のふりをして任務を進めるボーザーとライリー
ボーザーとライリーは新婚夫婦のフリをして中国に情報を売っているケトナーを監視。 お化けの形をした大型X線撮像検出器で、ケトナーの家の中まで監視するライリーたち。 家の中まで見通せるなんて、すごい！
ボーザーが映画『マトリックス』みたいというのも、分かりますね。
床下にパソコンが隠されていることを突き止めたライリーたち。侵入するため、子どものカルビンに協力してもらうことに。それにしても、お菓子をもらいに来た子のケガのメイクがリアルすぎて怖かった…。普通の格好で、変身前のハルクだと言い張る子は機転が利く、頭のいい子のようでしたね。
カルビンがお菓子をもらっているすきにライリーが侵入し、決定的な証拠をつかむことに成功。 でも、車を破壊したりして、ケトナーに怪しまれすぎじゃ…。 結局、ケトナーは反逆罪で逮捕されたようです。
一番得をしたのは、チョコをトラックいっぱいもらえることになったカルビンだったようです。
メキシコへ父親を助けに向かうマクガイバー
ジェームズを助けに向かうマクガイバーとジャック。 ジェームズが残したメッセージ「457」は雪崩ビーコンの周波数のこと。
雪崩ビーコンとは、雪崩に巻きこまれてしまった人をさがすために作られたトランシーバーの一種で、雪崩ビーコンをつけておけば、万一、雪崩に巻き込まれても、ビーコンの信号でいち早く雪に埋まってしまった人の居場所が分かるようになるそう。
雪崩ビーコン
雪崩ビーコン（なだれビーコン）は、 雪崩により 雪中に埋没した人の捜索のために作られた トランシーバの一種。 中波（MF）に分類される457kHzの微弱電波を利用することが世界的に規格化されている。
子どものころ行ったスキー旅行で雪崩ビーコンの作り方を教わったというマクガイバー。 ただスキーを楽しむだけではなく、サバイバルスキルの特訓をしたというのが、さすがマクガイバー親子。
危ないところでジェームズを発見。ゴメスを思いっきり殴れたジャックのうれしそうなこと！
ケガをしたジェームズを歯医者で手当てをすることに。 歯医者のマリベルはゴメスを恐れ、手下に知らせてしまうことに。 メキシコでは麻薬カルテルに目をつけられたら、簡単に殺されてしまいそうなのがおそろしいですね。恐怖で人々の心まで支配している麻薬カルテル。
でも、マリベルも最後は逃げるのに協力してくれてよかった。
カルテルのボス ゴメスには、逃げないように着用型のスタンガンを装着。 ボタンを押したがるジャックの目は輝いてる！
ジャックは警察に協力を求めますが、鼻で笑われておしまい。 警察内部にカルテルの仲間がいなかったことだけはよかったですね。 警官の1人エンリケだけが、助けを申し出てくれることに。
みんながカルテルに立ち向かうのが無謀だと考える中、立ち上がるのが勇敢。 こういうエンリケのような人たちが増えれば、カルテルも弱体化するかもしれませんが、実際はすぐに殺されてしまいそうなのが、怖い。
助けを呼んだゴメスですが、ボスの座を狙う手下に殺されそうに。内部抗争まで勃発…。 おっかない麻薬カルテル。
手下に殺されそうになったゴメスも逃げるのに協力。墓地にある地下トンネルを使って逃げることに。 墓地の地下に麻薬を運ぶ通路を作ったなんて、不気味だし、不謹慎…。
地下トンネルにも手下たちが。 暗視ゴーグルを装備した手下にロウソクの火の光で目つぶしし、手榴弾で地下トンネルをふさぐことに成功。 麻薬カルテルの手下が手榴弾まで持っているのが恐怖。まるで軍隊のようで、おそろしい麻薬カルテルでしたね。
ようやくジャックの待つ飛行場に到着し、ウォルシュの居場所を聞き出せると思いきや、警官のエンリケがゴメスを射殺！ エンリケ1人にゴメスを任せて大丈夫かと不安に思っていたら、予感が的中…。
祖父の飛行機を貸してくれたエンリケ。麻薬の運搬に使うと言われ、断った祖父はカルテルに殺されたのかもしれませんね。祖父のかたきでゴメスを殺したのかも…。
ウォルシュの居場所は結局、分からずじまいになってしまいました。 ジェームズが長年追ってきた元相棒のウォルシュを捕まえられるのはいつになるのでしょうか…。
『MACGYVER／マクガイバー』シーズン3の登場人物・キャスト
『MACGYVER／マクガイバー』シーズン3 登場人物・キャストの紹介はこちら≫
ドラマの中で流れた曲
- Monster in Love - THE VON VONS
- Dia de los Muertos - MALISE
気になったセリフをPick Up
「世界中の政府機関が対抗できずとも、誰かひとり立ち向かえるものがいれば状況は変わる。相手も生身の人間。倒せるんだ」
"Evil that entire governments are powerless against. Sometimes it just takes one person stepping up to show a man like Gomez he's not a god. He's flesh and blood, just like me and you, and he can be taken down."
カルテルに立ち向かおうとするエンリケにジャックがかけた言葉。協力してくれたエンリケでしたが、ゴメスを射殺するという衝撃的な行動に！
今回の『MACGYVER／マクガイバー』の主なDIY
- リチウム電池をコンデンサーファンにつないで、ワクチンを冷やす冷蔵庫になると恋人のナシャに教える。
- ラジオを改造し、457キロヘルツの雪崩ビーコンの信号を拾えるようにする。
- ゴメスが逃げないように着用型のスタンガンを自作。
- 送風機にロープを巻き付け、15メートル下にダイブし、衝撃を和らげる。
- 手榴弾にロウをたらして、梁にくっつけ、地下トンネルを爆破し、通路をふさぐ。
