- 『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2第15話「マードック+手錠」
- MACGYVER Season2 Episode15 "Murdoc + Handcuffs"
※ネタバレしています。
あらすじ
マクガイバーとジャック、マティ、ライリー、そしてライリーの母親ダイアンが楽しい夜を過ごしていると、殺し屋のヘンリー・フレッチャーが訪ねてくる。ヘンリーはマードックが集めた殺し屋たちの「共同体」の一員となったが、目立ちすぎて迷惑していた。他の共同体のメンバーとヘンリーは現金1000万ドルと引き換えに、マクガイバーたちにマードックの身柄を引き渡すと取引を持ちかける。
マクガイバーとジャックはワナかもしれないと用心しつつ、取引現場へ。無事にマードックを確保するが、脱出用のヘリは何者かに爆破されてしまう。 マードックは殺し屋の師匠であるニコラス・ヘルマンに狙われていた。
恋に落ち、殺し屋稼業から足を洗おうとしたヘルマンの始末に送り込まれたマードックはヘルマン殺しに失敗し、ヘルマンの妻を殺害。以来、マードックはヘルマンに狙われていたのだった。 執拗に追いかけてくるヘルマンはマードックを連れているマクガイバーとジャックも殺すことになると警告。
マードックは手錠を外した隙に逃亡するが、銃を持って戻ってきたマードックは、マクガイバーの命を助け、ヘルマンを射殺する。 マードックは拘束されるが、マクガイバーの命を助けたお返しとして、息子のカシアンとの面会を要求。
マードックは鉛筆削りで警備を倒し、息子と逃亡。 裏切り者のヘンリー・フレッチャーを殺しに現れるのだった。
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2第14話「マルディグラ+椅子」 前回のあらすじと感想はこちら≫感想
裏切られたマードック
マードックが再び登場。マードックがクリスマスに撃ったサマンサは死んだと思い込んでいたようですね。
マードックが集めた殺し屋集団「共同体」は上手くいかなかった模様…。殺し屋は一匹狼のイメージ。それぞれ個性が強すぎたのか、「共同体」は崩壊。殺しは得意でも、組織運営には向いていなかったようです。
シーズン2 第4話「X線+1セント硬貨」に登場したヘンリー・フレッチャーはマードックを裏切り、フェニックス財団と取引に。 また、マードックのワナだと思ったら、本当に裏切られていましたね…。
ライリーの母親とよりを戻すジャック
ヘンリーが現れる前は、みんなで楽しくジェスチャーゲーム。マクガイバーは冷蔵庫をジェスチャーで伝えようと、蒸発器のコイルを表現…。絶対、わからない…。
ライリーのママ ダイアンはシーズン1の第11話「シザーズ」にも登場。ライリーはジャックとダイアンをくっつけようとしていました。
映画の双子みたいに別れた両親をくっつけようとしているという、その映画は1998年のリンジー・ローハン主演の『ファミリー・ゲーム/双子の天使』。1961年のヘイリー・ミルズ主演の映画『 罠にかかったパパとママ』のリメイクだそう。
いきなり殺し屋のヘンリーが現れ、びっくりしたダイアンでしたが、娘のライリーやジャックの本当の仕事が分かって、よかったのかもしれませんね。 それにしても、マクガイバーの家は犯罪者に知られすぎ…。
ダイアンとジャックはやり直すことに決めたようです。ライリーのためにも、上手くいくといいですね。
新旧マードック対決
現金1000万ドルとマードックを交換したマクガイバーたち。マクガイバー自作の爆弾探知機が役に立ち、ヘリの爆発を探知! マクガイバーとジャックはマードックと逃げるはめに…。 自分ならヘリを使って、マクガイバーとジャックをどう殺すか嬉々として語るマードックが異常…。
黒ずくめの男に狙われるマードック。なんとその男はマードックの師匠ニコラス・ヘルマンだったことが判明。 殺し屋のニコラス・ヘルマンを演じているのは。オリジナルの『冒険野郎マクガイバー』でマードックを演じたマイケル・デ・バレス。新旧マードック対決に!
議員の子どもを殺す任務の話はウソで、本当は外国軍に入隊し、そこでヘルマンの教育を受けたというマードック。議員の子どもを殺す任務の話を信じそうに…。
ペラペラと本当に良くしゃべりますね。どこからがウソで、どこからが本当なのか…。
マードックがドライブ中の子どものように歌を歌い出したり、トイレ休憩したいと言い出したり、挑発されるジャックもイライラ。 ハトの方がジャックより賢いと、散々ジャックをバカにするマードック。 マクガイバーをアンガスと呼ぶのも、マードックぐらいしかいないようです。
師匠のヘルマンに狙われるようになったのは、足を洗うと言い出したヘルマンの始末に送り込まれ、ヘルマンの愛する妻を殺したため。「真の芸術家で心から尊敬していたのに、愛のためにすべてを捨てるのが理解できなかった」というマードック。 殺し屋を真の芸術家と語るのが、マードックらしい。
黒ずくめの服で、ショットガンを持ったヘルマンはまさに殺し屋といった感じ! 逃げても追いかけてくるヘルマン。マードックの本名が「デニス」だったのも意外でしたね。
ヘルマンとは親子のような関係を築いていたらしいマードック。実の父親にはひどい虐待を受けていたようですね。 「捨てられた方がマシってこともある」と言うマードック…。そのせいで人を殺すことをなんとも思わない人間になってしまったのでしょうか…。
「自分の父親を殺すことほど心の浄化作用になるものはないよ」とマクガイバーの語りかけるマードック。ということは、マードックは自分の父親を殺した?!
マクガイバーの父親捜しは難航。マードックもマクガイバーと父親の関係に興味津々でしたね。 マクガイバーの心にも入り込むマードックが厄介…。
扉の鎖を切るため、手錠を外した隙に逃げるマードック。そのまま、パトカーで逃げるのかと思ったら、銃を持って、マクガイバーの命をヘルマンから助けてびっくり。
それでも、マードックがマクガイバーを撃ったときには、ついに殺すことに決めたのかと思いましたね。マクガイバーの肩を撃ち、真後ろのヘルマンを撃ち殺したマードック。 異常な殺し屋同士の決着がつきましたね。
マードックは息子と逃亡
マードックがマクガイバーの命を救ったのには、理由が。やっぱり計算ずくだったんですね。 息子のカシアンとの面会が認められ、カシアンと逃亡したマードック。殺しの間、息子にはベッドフォンをして目をつぶっているように頼むところは父親らしさが。息子に殺すところを見せないようにするなんて、サイコパスのマードックにも少しは人の心が残っているようですね。
それにしても、鉛筆削りで人を殺すなんて…。 マードックは裏切り者たちへの復讐を開始。まずはヘンリー・フレッチャーから。
クモの足を一本ずつ抜いて恐怖がピークになったころ、ぐちゃっと潰したように、自分を売った奴らも捕まえたら弄んでやると言っていたマードック。ヘンリーも痛めつけられてから、殺されそう…。
マードックは再び野放しに。共同体の殺し屋たちがマードックに殺されて、殺し屋が減るのはまだいいことだと言えるのでしょうか…。 また、ひょっこりマクガイバーの前に現れそうですね。
登場人物・キャスト
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2 登場人物・キャストの紹介はこちら≫
ドラマの中で流れた曲
- Best Day of My Life - KIDZ BOP KIDS
気になったセリフをPick Up
「邪悪な男を捕らえるべく、悪党に売ったんだよ。魂をな」"We just made a deal with the Devil to catch Satan himself."
マードックを捕まえるため、殺し屋と取引することに決まったときのジャックのセリフ。マードックは野放しに。次はどんな風に登場するのでしょうか…。
今回のマクガイバーの主なDIY
- 空気中のガスを分解して爆発性の粒子状物質をはかる爆弾探知機を自作。
- 音を出しておびき寄せる仕掛けを作って、ケータイで動画を撮り、殺し屋の正体をさぐる。
- 公衆電話を車のスピーカーで直す。
- マードックを拘束していた高炭素鋼の手錠を使って、扉の鎖を壊す。
- 網を落として捕獲するワナ ドロップネットをブルーシートに重りをつけて自作。ヘルマンを捕らえようとする。
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2のエピソードリストと登場人物・キャストの一覧はこちらへ≫