『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1 第16話「党派の壁」あらすじと感想 ネタバレ注意 !

  • 『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1 第16話「党派の壁」
  • Designated Survivor Season1 Episode16 "Party Lines"
『サバイバー:宿命の大統領』

※ネタバレしています。

あらすじ

野心家のジャック・ボウマン上院議員は欠点だらけの身元調査を強化する銃規制議案「8180議案」を再提出し、否決されてトムが負けるように仕向ける。欠陥だらけの議案は下院で修正すると約束し、トムは銃規制の法案の可決を目指す。

トムは初の法案を通そうと、民主党の院内総務のハンター上院議員に協力を頼み、過半数の51の賛成票を得るための票集めをする。

共和党のボウマン上院議員だが、同じ共和党の下院議長キンブル・フックストラテンをないがしろにし、キンブルはボウマンを抑えるためにもトムに協力することにする。 キンブルの部下となったアーロンは協力する代わりに、副大統領の座を要求する。

キンブルは賛成に回った上院の共和党議員に対して選挙の後ろ盾になると確約。トムとコーネル大の同級生だったウォルター・ダンラップ上院議員が賛成に回る。 国務長官で元大統領のモスやエミリー、大統領であるトムは、過半数の51票を集めるため、あと3人の共和党議員を説得する。

上院で投票が行われ、議案は否決されると思われるが、共和党のバンデンバーグ議員が賛成票を投じる驚きの展開があり、51の賛成票で議案は可決される。 トムたちは勝ったことを祝い、キンブルとアーロンも祝杯をあげる。

バンデンバーグ議員が賛成票を投じたのは、銃規制に反対の夫とは意見が違い、アレックスが銃問題についてボウマンに毅然とした態度をとったことが一因だった。

ハンナとアトウッドは、謎の女ブルック・マシソンが何度も行き、軍事会社ブラウニング・リードが所有するノースダコタの土地を調べる。何もないところだったが、地下には冷戦時代に作られた大陸間弾道ミサイルの格納庫が。 格納庫の中には、議事堂爆破に使われたのと同じ爆弾が大量に保管されていた。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1 第15話「100日構想」前回のあらすじと感想はこちら≫

感想

銃規制議案の可決にキンブルも協力

銃規制議案を上院で可決させようと奔走するトムやエミリーたち。 上院は定数100。可決となる51票を集めるため、根回しに奔走。

アメリカ合衆国上院 - Wikipedia

「上院 (upper house)」「下院 (lower house)」という言葉は、アメリカの首都が フィラデルフィアであった頃、 議会が使用していた2階建ての公会堂(現在の 独立記念館 、当時の大きめな家屋と変わらないほどの小振りな建物)で、議員数の多い代議院 (House of Representatives) がその1階部分 (lower house) を、少ない元老院 (Senate) が2階部分 (upper house) を使用したことからこう呼ばれ始めたといわれる。

まずは上院の民主党院内総務のハンター議員に協力をお願いすることに。 しかし、民主党は46人。共和党から5票必要に。

銃規制の議案否決で、全国区での知名度を上げ、大統領の面汚しを企むボウマン。アーロンもただものじゃないと警戒。政治の世界じゃ、こういう野心家の思惑が幅を利かせていそう。

やり手のボウマンを警戒したキンブルはトムに協力することに。キンブルが協力してくれるとは意外でしたね。共和党の議員がおそれるのは、次の選挙での落選。議員は結局、票のことしか頭にないようです…。

それでも、キンブルが選挙の後ろ盾になると約束し、トムの大学の同級生ウォルター・ダンラップは賛成に。大学ではカンニングの疑いがあった人が上院議員になったとはなかなか、すごいですね。 もしやカンニングするずるさがあったからこそ議員になれた!?

コーネル大学 - Wikipedia

コーネル大学(Cornell University)は アイビー・リーグを構成する米国の大学である。全米屈指の名門校として知られる。また世界における大学ランキングでも、Webometrics Ranking of World Universitiesで5位にランクされ[:en] ...

パインズバーガー」はコーネル大学のあるニューヨーク イサカの名物でフランスパンでハンバーグやチーズなどを挟んだものだそう。 おいしそうですね!

意外な人物が銃規制に賛成票を

州知事に任命されたと言っていたウォルター・ダンラップ。上院議員も議事堂爆破で死亡。上院議員が任期中に死亡したときに、選挙ではなく、州知事が任期の残りを務める者を任命する州もあるそう。

当然、反対票を投じると思われていた共和党のバンデンバーグ議員。銃規制に反対していた夫の代理で上院議員に選ばれていましたが、銃規制には賛成でした。 ボウマンは読みが外れて、がっかり。一方、トムたちは逆転勝利し、銃規制の議案は可決。

上院の投票は一人ずつ賛成か反対か、 点呼投票するんですね。 誰が賛成か反対かハラハラしながら投票を見守るのがドラマチック。

賛成51票で銃規制法案は上院を通過。まさにギリギリでしたが、トムたちの勝利!  自分の名前を売ることしか考えてなさそうなボウマンは大誤算でがっくり。 下院で議案は修正され、銃規制は進みそうですね。

銃で犠牲になった被害者遺族と討論会をしたアレックス。無意識に別の車を遮っただけで射殺される話や12歳の子どもが流れ弾で犠牲になった話がひどすぎますね。別の車を遮っただけで射殺されるというのは、あおり運転を超える恐怖!

銃の入手経路を特定する法律について、議員会館でハンター議員と話し合ったアレックス。 議会会館でのことが不利に働くことはなく、逆にバンデンバーグ議員の心を動かすことに。 確かに、アレックスの後ろ姿を見るバンデンバーグ議員は感心した顔をしていましたね。

誰にも借りがなかったトムにもキンブルに借りが。 トムが勝ち、キンブルは副大統領の座を要求してくるのでしょうか…。 政治的な駆け引きはまだ始まったばかりのようです。

格納庫には大量の爆弾が

ハンナとアトウッドは軍事会社ブラウニング・リードが所有するノースダコタの土地へ。ブラウニング・リードはアフガニスタンで一般市民を撃ったことを金で抹消した胡散臭い会社で、去年、解体。この胡散臭い軍事会社ブラウニング・リードが議事堂爆破計画の隠れ蓑なのでしょうか…。

議事堂の他にもゴールデンゲートブリッジ、フーバーダム、自由の女神像で、同じ国防総省の戦略チームが作った脅威ファイルを持っていた謎の女ブルック・マシソン。

ブルック・マシソンが何度も行っていたブラウニング・リードが所有するノースダコタの土地の地下には大陸間弾道ミサイルの格納庫が。大陸間弾道ミサイルというのがびっくり!

冷戦時代に作られ、閉鎖された格納庫の中には大量の爆弾が保管。やはり、黒幕はゴールデンゲートブリッジ、フーバーダム、自由の女神像も爆破するつもりのようですね。

ゾッとするほど、大量にある爆弾。事件の黒幕は一体誰なのでしょうか…。

マサチューセッツ州検事だった経歴を持つ民主党の院内総務ハンター上院議員役を演じるのは、『Major Crimes ~重大犯罪課』の刑事エイミー・サイクス役で知られるキアラン・ジョヴァンニ(Kearran Giovanni キーラン・ジョヴァンニとも表記)。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1の登場人物・キャスト

『サバイバー:宿命の大統領』の登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマの中で流れた曲

  • Ghost Towns - BOB WEIR

気になったセリフをPick Up

「重要なのは目の前の戦いに勝つこと。勝てば過ちはなしになる」

"The only thing that matters now is fighting the war that's in front of you. And it ain't a mistake if you win."

モスのセリフ

国務長官となり、第14話「最高司令官」で問題となったナルバに平和維持軍を送れるようロシアと交渉して帰ってきたモスのセリフ。 銃規制についてボウマンと戦うことになったトム。「議会ではみんな命をすり減らす」というのが、いかに議案を通すのが大変かを表していましたね。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1のエピソードリストと登場人物・キャストはこちらへ≫

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