- 『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2第11話「銃弾+ペン」
- MACGYVER Season2 Episode11 "Bullet + Pen"
※ネタバレしています。
あらすじ
クリスマスを和気あいあいと過ごすマクガイバーたち。しかし、マクガイバーは殺人容疑で逮捕されてしまう。
マクガイバーは任務で、倉庫を爆破。その爆発で倉庫の管理人ジョージ・ラムジーががれきの下敷きになって亡くなったという。 マクガイバーたちは闇取引を阻止するため、盗まれたアサルトライフルを爆発で破壊していた。 ジャックは爆発前に見回ったときには倉庫は無人だったと確信。 殺人容疑で逮捕されたマクガイバーを救うため、真犯人を見つけ出そうとする。
ジャックは弁護士になりすまし、マクガイバーに接触。被害者ジョージ・ラムジーに爆発の傷や飛ばされたあとがないことから、被害者は爆発前に別の場所で殺されていたことが分かる。 さらに、マクガイバーは倉庫にあった風邪薬や水酸化ナトリウム、マニキュア落としから倉庫ではメタンフェタミン製造もおこなわれていたことに気付く。
倉庫のオーナーはメキシコの麻薬カルテルの幹部ヘクター・ルイース。マクガイバーたちを見て、逃げ出した見張り番のジョージ・ラムジーは逃げた制裁として殺されていたのだった。 ヘクター・ルイースはマクガイバーのことも殺そうと警察官になりすまして、襲いかかる。マクガイバーは間に合わせの材料で爆発するダーツを作り、ヘクター・ルイースは逮捕される。
マクガイバーの殺人容疑は晴れ、倉庫の爆発はメタンフェタミン製造中の爆発事故ということで処理される。 マクガイバーには父親からプレゼントが届くが、マードックに撃たれたサマンサからうめき声の電話がかかってくる。
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2 第10話「指令室+船」 前回のあらすじと感想はこちら≫感想
サンタとトナカイの仮装をして拉致
クリスマスシーズンにも任務をこなすマクガイバーとジャック。サンタとトナカイのコスプレでエレベーターに。なんとプレゼントを入れる袋には人が! 悪者を拉致する任務だったようですね…。それにしても拉致るのにサンタの仮装とは!
しかも、子どもに動いてると指摘され、殴って気絶させるジャック。赤鼻のトナカイが暴力を! エレベーターで一緒になった親子は戦慄…。
「お母さん、違いますから。怪しくない。正義の味方なんだ」というジャックの言葉がむなしく響くのでした…。
殺人容疑で逮捕されてしまうマクガイバー
マクガイバーの家もクリスマスの飾りつけ。ガスバーナーで実験みたいにエッグノッグが温められてる!
ボーザーとリアーナの秘密の交際も今のところ順調のようですね。 サンタクロースを信じないジャックの部屋にサンタ姿で押し入ったこともあるというマクガイバー。サンタがいると信じているのが意外。サンタいます説を時差やワームホールなど科学的に説明しようとするのが新鮮ですね。
楽しいクリスマスになるはずが、マクガイバーが即席で作った爆弾の犠牲者が出たということで、マクガイバーは殺人容疑で逮捕。 スパイ活動法違反のため、諜報機関のエージェントだと明かせないのももどかしいですね。
相棒のマクガイバーが逮捕され、イライラするジャック。実力行使で脱走させようと主張…。熱くなり過ぎて、まわりが見えなくなってる…。
親に捨てられた過去、爆弾処理班にいた経歴や学校のフットボール場を焼き払った過去から国産型テロリストと思われてしまうマクガイバー。 シーズン1の第10話「プライヤー」では、学校のフットボール場を焼き払った話が出ていましたね。
刑事に「お前さんはジグソーパズルと同じだよ。箱絵は問題なさそうだが、ふたを開けてみれば、その中身はバラバラもいいところだな」と言われてしまったマクガイバー。 オクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件の犯人オクラホマ・ボマーと同一視されてしまうのでした。
オクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件 - Wikipedia
爆発したトラックからマクベイが降りるのを目撃した人物はいなかったが、検察側はマクベイがトラックをレンタルした際の 領収書などの物的証拠のほか、マクベイが爆弾の材料を入手するのを目にした者や、彼の計画を聞いたという友人たちの証言を得ていた。 ...
銃を回収する任務
倉庫を爆発した任務を思い出し、マクガイバーの無実を証明しようとするチーム。
ドイツ製のアサルトライフルG36を倉庫から回収する任務を請け負ったマクガイバーたち。さっそくアサルトライフルG36の映像に食いつくジャック。これもジャックの武器コレクションに加わりそうですね。
H&K G36 - Wikipedia
1970年代、 ドイツ連邦軍は H&K G3の後継に関する要求を出し、 H&K社は独創的な機構を組み込んだ H&K G11の開発に着手する
倉庫に侵入する前にジャックが歌っていたのは「クリスマスの12日間」という歌だそう。
On the first day of Christmas, my true love gave to me a partridge in a pear tree
On the second day of Christmas, my true love gave to me
(中略)
Two turtle doves and a partridge in a pear treeOn the twelfth day of Christmas, my true love gave to me
Twelve drummers drummin'
eleven pipers pipin'
ten ladies dancin'
Nine lords a-leapin',
eight maids milkin'
seven swans a-swimmin'
Six geese a-layin'
five golden rings
four calling birds
three French hens
Two turtle doves and a partridge in a pear tree愛する人からプレゼント
12人の太鼓を叩いているドラマ―
11人の笛吹き
10人の跳ねている貴族
9人の踊っている貴婦人
8人の乳搾りしている女中
7羽の泳いでいる白鳥
6羽の卵を生んでいるガチョウ
5個の金の指輪
4羽の鳴いている鳥
3羽のフランスめんどり
2羽のキジバト
そして1羽の梨の木にいるヤマウズラ
ジャックの言う通り、やたら鳥が多い…。韻を踏むために日本語では奇妙な歌詞になっているそう。 鳥がプレゼントなのはまだ分かりますが、笛吹や貴族がプレゼントってどういうことなんだろう…。
クリスマスの12日間 - Wikipedia
英語の歌詞は韻を踏むことが優先されているので、日本語に訳すと意味が奇妙になるところも多い。なお、11番に登場する「pipers」は特にバクパイプ等の笛吹きを指すことが多い。10番に登場する「lords」は「領主」や「君主」などの訳も見られる。5番の「golden rings」は「gold rings」の歌詞も見られる。4番に登場する「calling ...
真犯人は麻薬カルテル
ジャックは弁護士になりすまして、マクガイバーに接触。スーツ姿のジャックが珍しいですね。 遺体の状態から爆発で死んではいないこと、倉庫がメタンフェタミン製造に使われていたことに気付いたマクガイバー。 メタンフェタミンと言えば、『ブレイキング・バッド』で主人公が製造していた薬物…。
倉庫では、風邪薬や水酸化ナトリウムなどで麻薬カルテルが製造していたのでした。 道具が豊富だったことを奇妙に思ったマクガイバー。たまに、そんなところにそんなものあるの? と思うような道具や材料でDIYしていることもありますね…。
殺人は麻薬カルテルの仕業。 幹部のヘクター・ルイースはマクガイバーの命まで狙いに。 警官になりすまし、まんまと警察署に侵入したヘクター・ルイース。
それにしても、マクガイバーを拷問して自白させようとするFBIが怖い…。いくらテロリストの疑いがあるからって、地下で痛めつけるようと言い始める、ひどい扱い。 そのせいか、皆殺しにされるFBI捜査官!
刑事と逃げたマクガイバーはボールペンと銃弾で爆発するダーツを自作。これには、刑事さんもびっくりしていましたね。 倉庫の爆発はメス製造中の事故ということで片付けられ、一件落着。マクガイバーの正体は最後まで不明のままに。
マクガイバーを尋問するグリーア刑事を演じるのは、刑事ドラマ『リゾーリ&アイルズ』でベテラン刑事 ヴィンス・コーサックを演じるブルース・マッギル。オリジナル版の 『冒険野郎マクガイバー』では、マクガイバーをいつも自分の事件に巻き込む悪友 ジャック・ダルトン役を演じていました。
ブルース・マッギル - Wikipedia
ブルース・マッギル (Bruce McGill, 1950年 7月11日 - ) はアメリカ合衆国の俳優。
相棒のターナー刑事を演じるのは、『パーセプション 天才教授の推理ノート』や『Major Crimes ~重大犯罪課』などに出演したアージェイ・スミスです。
マードックが再び現れる
クリスマスを祝うためもう一度集まるマクガイバーたち。 パストラミを食べることになった由来を語るボーザー。 クリスマスと言えば、アメリカではチキンや七面鳥の丸焼き、ローストビーフなんかを食べていそうなイメージ。
マティからマクガイバーにはクリップのクリスマスプレゼントが。禁止されていたクリップ細工が解禁に! マティもマクガイバーのDIYを認めてくれました。 あとの問題は、マクガイバーの父親のことですね。
さらに、マクガイバーの父親からもクリスマスプレゼントが。最後のプレゼントを包んでいた包装紙のことを覚えているマクガイバーがせつない…。
サマンサはマードックに撃たれてしまいました。シーズン2の第4話「X線+1セント硬貨」で防弾ベスト越しに撃たれていたサマンサ。 うれしくないサンタがやってきて、最悪のクリスマスプレゼントを寄越したマードック! 前回は、殺し屋を集めていたようですが、また何か狙いがあるのでしょうか?
サマンサは助かるのか、そして、マクガイバーの父親からのクリスマスプレゼントの中身は何なのか気になりますね。
登場人物・キャスト
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2 登場人物・キャストの紹介はこちら≫
ドラマの中で流れた曲
- Jingle Bells
- Up On the Housetop - GEORGE STRAIT
- People's Court (Aka the Big One) - ALAN TEW
- Joy to the World
- Angels We Have Heard On High
気になったセリフをPick Up
「お前さんはジグソーパズルと同じだよ。箱絵は問題なさそうだが、ふたを開けてみれば、その中身はバラバラもいいところだな」
"MacGyver, is a jigsaw puzzle. The picture on the box looks good, but lift the lid and all you'll find inside are a bunch of broken pieces."マクガイバーを取り調べる刑事のセリフ。テロリストだと思われてしまうマクガイバー。最後は刑事さんたちもマクガイバーのDIYにびっくり!
今回のマクガイバーの主なDIY
- 切ったペットボトルをすき間に入れて、倉庫の鍵を開ける。
- 銃弾の発射薬と雷管、ボールペン、メモ帳で爆発するダーツに。
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