『MACGYVER/マクガイバー』シーズン1第10話「プライヤー」 あらすじと感想 ネタバレ注意 !

  • 『MACGYVER/マクガイバー』シーズン1第10話「プライヤー」
  • MACGYVER Season1 Episode10 "Pliers"
マクガイバー

※ネタバレしています。

マクガイバー、ジャック、ライリー、ボーザーの4人は、マクガイバーとボーザーの故郷であるミッション・シティーに向かっていた。恩師の頼みで母校の生徒たちに科学の実験を見せるマクガイバーだったが、その中に1人、静かに実験を楽しむ少女がいた。少女の名はヴァレリー、マクガイバー以来の天才だという。 (Super! drama TVのエピソードより)
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン1第9話 「チゼル」 前回のあらすじと感想はこちら≫

あらすじと感想

カリフォルニア州北部

マクガイバーとジャックが乗った黄緑色の車はなぜかパトカーから逃走中。

空き缶に発煙筒の火薬を詰めて、爆弾にし、ボンネットを吹き飛ばす。 過酸化水素水を入れ、酸素濃度の高い空気をエンジンに取り込ませ、スピードアップ。どうして過酸化水素水(オキシドール)が車にあったのかは、のちのち分かることに。

8時間前

マクガイバー、ジャック、ライリー、ボーザーの4人は、マクガイバーとボーザーの故郷であるミッション・シティーへ。科学の実験を見せるため、 過酸化水素水を積んでいた。

ジャックはレンタカーの車両保険に加入しなかったため車が壊れることを心配。ここでもうすでに、車がボロボロになる予感が…。黄緑のミニバンがド派手!

マクガイバーは故郷であるミッション・シティーに長年戻っていなかった。 ボーザーによると高校時代マクガイバーはダーリーンという子にプロムの誘いを断られていたことが判明。

母校 ミッション・シティー中学校に到着するとエリクソン先生がお出迎え。エリクソン先生を演じているのは ジョン・ハード(John Heard)。2017年7月21日、アメリカ・カリフォルニア州のホテルで72歳で死去。 少年が泥棒を撃退するコメディー映画『ホーム・アローン』父親役で人気に。『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』で演じた警察官役で、エミー賞にノミネート。つい最近亡くなったばかりだったんですね。 ご冥福をお祈りいたします。

マクガイバーは理科室で生徒に実験を披露。 過酸化水素水と食用色素を混ぜたものに洗剤を加えると泡が酸素を捕まえる。 そこに、水っぽくした酵母菌を入れると発熱反応が爆発的に起こる。

一気に吹きあがるモコモコの泡がすごいですね。この実験の名前は「象の歯磨き粉」 Elephant toothpaste。
象の歯磨き粉≫
確かに泡が吹きだす様子が、歯磨き粉のチューブを絞ったときみたいですね。子どもたちも大喜び。でも、あわあわをそうじするのは大変そうです。

ボーザーはマクガイバーと出会った場所をジャックとライリーに案内。5年生の時、アンガスという名前をいじられて、 ドニーに殴られていたマクガイバー。ボーザーがドニーの鼻を折り、いじめはなくなった。アンガスという名前は変わっているようですね。「アンガス」と聞いて発想するのは、アンガス牛ぐらいしか思いつきません…。

ヴァレリーが誘拐されてしまう

放課後、聡明な生徒のヴァレリー・ローソンと製作中の機械の話していると男たちが理科室に侵入。マクガイバーは液体窒素+熱湯で煙幕を作り、逃げ出そうとするが、後ろから別の男が。本で応戦するが、マクガイバーはスタンガンでやられ、ヴァレリーは誘拐されてしまう。

ヴァレリーの父親フランク・ローソンは通報すれば、娘の命が危ないとマクガイバーたちの助けを拒否。 CDプレーヤーのレーザーを窓に当て、光電池に跳ね返らせて盗聴器にし、父親が隠していることを探る。 車を壊されそうになったジャックに問いかけられた問題「質問です。大切なのはあんたの銀行の残高か、行方不明の少女の命か。」もちろん、こう質問された答えは少女の命! だけど、破壊されていく車を見るジャックはつらそう…。

ボーザーとライリーは校舎に侵入しようとするが、昔ボーザーが使っていたルートは木が切り倒され不可能。ライリーがヘアピンでピッキングして侵入に成功。かっこいいところを見せようとストレッチまでしたボーザーの見せ場はゼロ。

ライリーは学校のシステムに侵入。防犯カメラにうつっている犯人と車を確認。しかし、ナンバーは一部しかうつっていなかった。 ボーザーは誘拐犯の車は改造車だと気づく。車にくわしい同窓生に聞くと改造したのは元レーサーで整備士の男フランク・ローソン。ヴァレリーの父親だった。 非公式ながらも初任務で張り切るボーザーの決め台詞「You don't need the DMV when you got the B-O-Z. 車両管理局(DMV)なんていらない。ボーザー様がいればね。」は不評…。

故郷避けていたマクガイバー。 ジャックの出身地テキサス州は、 白い星を一つあしらった州旗から別名「Lone Star State (一つ星の州)」というそう。 いい話をしようとしたジャックのサメのたとえ話は途中で破綻。過去を思い出すのも悪くないと慰める。サメの話が迷走して何が何だかわからないことに。

ヴァレリーの父親は運び屋だった

もう一度、誘拐犯の正体を知っている父親に話を聞きに行こうとすると、猛スピードの車で走り去ってしまう。 マクガイバーは痕跡から父親の車が一般道もオフロードも走れるタイヤで、サスペンションも改造されていることに気付く。落ちていたウルチゾルという赤土を見て、祖父が禁酒法時代に赤土の林道が密輸に使われていたと話していたことを思い出す。

マクガイバーは故郷にはいい思い出もたくさんあるが、母親が死んだ町。ひとりだけ幸せにつつまれるのは間違っている気がすると思っていた。ジャックは亡くなった自分の父親のことを話して、マクガイバーの母親も幸せでいることを望んでいると慰める

そこに、本部長から電話が。マクガイバーたちは無視するが、ボーザーは出てしまう。次の任務は48時間後だという知らせだった。ボーザーは必死にごまかそうとするも、あきらかに怪しまれることに…。パニクッたボーザーはライリーのことを「彼女」だという始末。

本部長からの着信音はバッハのトッカータとフーガニ短調。 さらに、着信画像は核爆発…。本人に知られたら、ヤバイことになりそう…。

ヴァレリーの父親フランクを発見。レンタカー契約書の紙を枝でマフラーに詰め、車を止める。フランクは麻薬の金の運び屋をしていたが、最近足を洗っていた。しかし、抜けることを許されず、ヴァレリーが人質になったのだった。 フランクの車はマクガイバーによって故障。かわりに、マクガイバーとジャックが黄緑色のミニバンでお金を運ぶことに。タイムリミットはあと1時間。

マクガイバーはボーザーにフルートなどの管弦楽器をアルミホイルで固定し、無線方向探知用のアレイアンテナを作るように指示。それで、パトカーの現在位置を特定する。

楽器でアンテナを作ってしまう発想がすごいですね。先生に「電波の勉強して、意味があるのか?」と勉強していると誰でもふと疑問に思う質問をしていたボーザー。意外なところで役に立ちました!

ライリーはパトカーを避けられるようにルートを指示。 しかし、無線を使っておらず、位置を特定できなかったパトカーが追いかけてくる。ここで一番最初の場面に。マクガイバーはパトカーを振り切れるように過酸化水素水を投入。ライリーは応援を呼ばれないよう警察無線を妨害する。

ツリーハウスへ

金の受け渡し場所に到着し、ジャックひとりで犯人と交渉にあたるが、犯人はフランクが運び屋を続けなければ、ヴァレリーは解放しないと言ってくる。

マクガイバーは敵のタイヤにパンク修理剤スプレーを過剰に入れ、大きな音を出し、敵の気をそらす。その隙に、マクガイバーはヴァレリーを救出し、逃げる。ボーザーに「ラボ」に来いと言ってとジャックに頼む。マクガイバーはヴァレリーを「ラボ」と呼んでいた秘密のツリーハウスにかくまう。

逃げてきたジャックのミニバンはボロボロ。マクガイバーは犯人に金を渡そうと思いつく。

ミニバンに金の入ったバッグを放置。それを見つけた犯人はバッグを自分たちの車へ。走り出した時に、ケータイの着信音が。犯人がバッグを開くと、泡が吹きだし、車の中は泡だらけに。車は衝突し、ストップ。実験が役に立ち見事に犯人は逮捕。

ギカチュウ Geekachuというギーク Geek(オタク)とピカチュウを混ぜ合わせた謎のポケモンのあだ名をジャックにつけられることに…。 もう一つは、Nerdasaur。こちらもNerd(オタク)とおそらくBulbasaur(フシギダネ)をかけたあだ名になっています。

ボーザーは応援の警察と登場。マクガイバーを殴っていたいじめっ子のドニーは警官になっていた。ジャックが殴ってやりたいと言ったため、ジャックとマクガイバーまで逮捕されるハメに…。いじめっ子が警察官になっているとか、おそろしい!

本部長のおかげでジャックとマクガイバーは釈放。密輸団は一斉検挙され、ヴァレリーの父親も逮捕されずに済んだ。しかし、全損した黄緑色のミニバンは経費で落ちず、ジャックが自腹で弁償することに…。さらに、しかたなく借りたはずの黄緑色のミニバンだったのに、黒いSUVもあったことが判明。レンタカー店の人はなぜ黄緑色のミニバンを!? 真相は闇の中…。

まだ怒っている先生がいるという14年前に発生した「ある事件」とは…フットボール場が溶けてなくなったことだと明らかに。「溶けてなくなった」っていったいどういうことなのか、詳しいことは不明。実験が失敗して、フットボール場が溶けた!? スケールが大きすぎて、びっくり。もはや、伝説ですね。

マクガイバーはきれいにしたツリーハウスをヴァレリーに譲る。そして、困ったときは連絡するように電話番号を写真の裏に書いて渡す。 子どものころのマクガイバーとボーザーがかわいらしい。2人でツリーハウスを作ったり、「ラボ」に集まったりしたのは楽しい思い出ですね。

正式な任務でなかったせいか、今回はクリップ・アートはありませんでした。ボーザーは非公式だけど、初任務! 帰郷でマクガイバーの過去の姿が明らかに。お母さんを失ったつらい思い出の残る故郷でしたが、ここでも人助け。 次回は、どんな任務なのか楽しみですね。

登場人物・キャスト

『MACGYVER/マクガイバー』登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマの中で流れた曲

  • Good Ol' Boys - THE APPLE BROS.
  • Toccata and Fugue in D Minor, BWV 565 - MIKLÓS SPÁNYI
  • All The Lil' People - THE DELTA RIGGS

気になったセリフをPick Up

「お前の母親がどんな人か知らないが、間違いなくお前の幸せを願ってる。お前がどこで何をしようと。」
"I never met your mother and I don't know your situation, but I am sure that she would want you to be happy, no matter where you are, no matter what you're doing."
ジャックのセリフ

マクガイバーを慰めるジャックのセリフ。子どものころに母親を亡くしているマクガイバー。母親を亡くしたヴァレリーはマクガイバーと似た境遇でしたね。

今回のマクガイバーの主なスパイ技術

  • 空き缶に発煙筒の火薬を詰めて、爆弾にし、ボンネットを吹き飛ばす。過酸化水素水を入れ、酸素濃度の高い空気をエンジンに取り込ませ、スピードアップ。
  • 過酸化水素水と食用色素を混ぜたものに洗剤を加えると泡が酸素を捕まえる。そこに、水っぽくした酵母菌を入れると発熱反応が爆発的に起こる。
  • 液体窒素+熱湯で煙幕。
  • CDプレーヤーのレーザーを窓に当て、光電池に跳ね返らせて盗聴器に。
  • レンタカー契約書の紙を枝でマフラーに詰め、車を止める。
  • フルートなどの管弦楽器をアルミホイルで固定し、無線方向探知用のアレイアンテナを作るように指示。それで、パトカーの現在位置を特定する。
  • 敵のタイヤにパンク修理剤スプレーを過剰に入れ、大きな音を出し、敵の気をそらす。

『MACGYVER/マクガイバー』のエピソードリストと登場人物・キャストの一覧はこちらへ≫

Huluならいつでもどこでも海外ドラマや映画が見放題!⇒今すぐ無料でお試し
海外ドラマの動画配信サービス
スポンサーリンク

 
この記事をシェアする