- 『マンハント:デッドリーゲーム』第4話「走れルドルフ」
- Manhunt:Deadly Games Episode4 "Run Rudolph Run"
※ネタバレしています。
『『マンハント:デッドリーゲーム』第4話「走れルドルフ」のあらすじ
アラバマ州バーミンガムの中絶クリニックで爆発が起き、警官が1人死亡したとき、近くにあるアラバマ大学バーミンガム校の学生寮の学生ジャメイン・ヒューズは不審な男を見かける。
ジャメインは男を追跡し、不審な男が乗っていた車のナンバー「KND1117」を覚え、通報。 FBIのブレナンたちはその車に緊急手配をかける。
ATFのエンブリーとジョーはオリンピック公園の爆破犯と同一人物の犯行だとブレナンに指摘するが、オリンピック公園の爆破はリチャード・ジュエルだとブレナンは主張する。
一方、リチャードと弁護士のワトソンは公衆電話からの爆破予告が時間的にリチャードには不可能だったことを検証。 記者会見を開き、無実を証明することを決める。
ノースカロライナ州マーフィーでは、緊急手配された車が保安官の前に。保安官のトンプソンは緊急手配された車の運転手はエリック・ルドルフだと確認。 FBIがルドルフの家に突入するが、ルドルフは車に乗って逃亡。ルドルフは車を乗り捨てると、広大な森の中へと逃げ込んでしまう。
『マンハント:デッドリーゲーム』第3話「ボンビンガム」のあらすじと感想はこちら≫『マンハント:デッドリーゲーム』第4話「走れルドルフ」の感想
今回のエピソードタイトル「走れルドルフ Run Rudolph Run」はチャック・ベリーのクリスマスソングのタイトルからとったようです。
警官が犠牲になってしまった中絶専門クリニックの爆破後、近くの学生ジャメイン・ヒューズが怪しい男を見かけ、追跡。 爆破犯だと確信し、追跡する行動力がすごいですね。
通報するために入ったダイナーのお客さんのひとりも協力。
自分の直感を信じて行動に移せるなんて、捜査官の素質がありますね。
FBIのブレナンはリチャードをオリンピック公園の爆破犯だと決めつける横暴なところがありますが、目撃者のジャメインや犠牲になった警官の息子にはやさしい一面を見せるのでした。 ブレナンは決して思いやりのない人物ではないのに、リチャードを犯人に仕立て上げることには容赦がないというのが、怖いですね。
リチャードに爆破予告は不可能だった
リチャードは公衆電話から爆破予告するのは自分には不可能だったと検証。 マスコミにどれだけ叩かれても、汚名をそそげるのは自分だけだと行動を起こすリチャードは勇気がありますね。
リチャードは全力疾走して、時間的に公衆電話から爆破予告するのは無理だと証明。 しかし、それをFBIに伝えても、真実はねじまげられるだけだと弁護士のワトソンは指摘。
確かにFBIなら、爆破予告の通報音声とリチャードのインタビューの音声を比較して、声紋が同じかどうかすぐにわかりそうなもの。 捜査も裏付けもせず、リチャードを犯人にする筋書きしかFBIには見えていないようです。
マスコミはFBIのずさんな捜査を批判するどころか、こぞってリチャードを犯人扱い。
弁護士のワトソンはマスコミのことをギリシャ神話の怪物メデューサに例え、鏡に醜い姿を映して見せてやろうと提案。
メドゥーサ(古希: Μέδουσα, Medoūsa)は、ギリシア神話に登場する怪物。ゴルゴーン3姉妹の1人である。名前は「女王」を意味する[1]。姉はステンノー(「強い女」の意[1])、エウリュアレー(「広く彷徨う女」あるいは「遠くに飛ぶ女」の意[1])と呼ばれ、メドゥーサは三女に当たる。
見たものを石に変えてしまう怪物メデューサはペルセウスによって退治されましたが、マスコミはそう簡単に退治できそうにないですね。
連続爆破犯のエリック・ルドルフ
ノースカロライナ州マーフィーに住んでいた連続爆破犯のエリック・ルドルフ。ルドルフは元爆発物処理班。
ノースカロライナ州マーフィーという土地はサバイバリスト、民兵、過激派のソブリン・シチズンなど連邦政府を敵視する人間が集まるところでした。 無法地帯という感じのところがアメリカにあるとは…。
ソブリン・シチズンは、陰謀論者の集団Qアノンの陰謀論につながっているそう。
無政府主義者が集まるノースカロライナ州マーフィーに住んでいるということは、連続爆破犯のエリック・ルドルフも過激な思想の持ち主なのでしょうか…。
エリック・ルドルフは森の中へ逃亡。いくらFBIでも、広大な森の中を捜索するのは困難に。一方、ルドルフは森の中を知り尽くし、警察犬まで殺害。 さらに、チリペッパーで警察犬をかく乱するという手まで。
森に逃げ込んだルドルフを捕まえるのは、至難の業になりそうですね。
ドラマの中で流れた曲
- 特になし