- 『マンハント:デッドリーゲーム』第3話「ボンビンガム」
- Manhunt:Deadly Games Episode3 "Bombingham"
※ネタバレしています。
『マンハント:デッドリーゲーム』第3話「ボンビンガム」のあらすじ
ATFのエンブリーは2発目の爆発に巻き込まれ、ケガを負いながら、捜査を開始。
犯人は1発目の中絶専門クリニックの爆発をおとりにして、2発目の爆発で集まった捜査官を殺すのが狙いだった。 しかし、爆弾が仕掛けてあったゴミ捨て場の前に車が駐車され、死者が出ずに済んだ。
リチャードは半年後も犯人扱いされ、誹謗中傷を受け、幽閉状態に。食料の買い出しにスーパーへ出かけると男から暴行されるが、リチャードを監視するFBI捜査官は助けもせず、傍観。 リチャードは生活を取り戻すため、訴訟を起こすことを決意する。
そして、再びナイトクラブで爆発が起き、2発目の爆発があるが、ATFのジョーが避難させていたおかげで、死者は出ずに済んだ。 犯人は近くで爆発を見ていたことが分かる。
アラバマ州バーミンガムの中絶クリニックで爆発が起き、警官が1人死亡する。
2発目はなかったが、同じ特徴的な針金の部品が見つかる。犯人は近くで警官が死ぬのを見ており、今回は確実に殺すため、時限装置ではなく遠隔起爆装置を使っていた。
さらに、オリンピック公園で使われたのとそっくりな鋼板が見つかり、オリンピック公園や中絶クリニック、ナイトクラブの爆破は同一犯だと思われた。
アラバマ州バーミンガムの爆破で2州にまたがる事件だとFBIは捜査に介入。FBIのブレナンとノックスは、またATFを捜査から締め出すのだった。
記者のキャシーは警官から911の通報音声を入手。事件当夜、公衆電話からオリンピック公園に爆弾を仕掛けたという通報があったのだった。 キャシーはリチャードが通報したと記事に書き、再びマスコミはリチャードの家に押し寄せる。
だが、リチャードは間違いだと証明できると希望を持つのだった。
『マンハント:デッドリーゲーム』第2話「ユナバーバ」あらすじと感想・曲はこちら≫『マンハント:デッドリーゲーム』第3話「ボンビンガム」の感想
連続して起こる爆破事件
タイトルの「ボンビンガム Bombingham」は「爆弾 Bom」と「バーミングハム Birmingham」をかけ合わせた造語のようです。
エンブリーは爆発に巻き込まれながら、捜査を続行。プロ魂がすさまじい。
1発目で捜査官をおびき寄せ、そこで2発目を爆発させるという手口が残忍ですね。 幸運にも爆弾の近くに車が駐車してあったおかげで、死者は出ずに済んで、一安心。
現場には特徴的な針金の部品が…。一見、鍋敷きのような針金ですが、何なのでしょうか…。
そして、また爆発が。 今度はナイトクラブ。中絶クリニックやレズビアンのナイトクラブを爆破する犯人でしたが、本当の狙いは捜査官を殺すこと。 爆発するのを近くで見ていた犯人。
そして、ついに死者が出てしまうことに。 またしても中絶クリニックに爆弾を仕掛けた犯人。 今度は確実に警官を殺すため、遠隔起爆装置で警官が爆弾に近づいたのを見計らって、起爆。
目の前で警官が死んでいく顔を見たかったという犯人の残忍さにゾッとしますね。 目の前で死んでいく人を見て、平然としていられるとは…。 捜査官に強い恨みを持っているようです。
そして、鋼板を使った指向性爆弾だと判明し、オリンピック公園の爆破で使われたものとそっくりの金属板が。
一連の爆破事件が同一犯なら、リチャードは無実ということに。 爆弾という確実な証拠を見れば、真犯人は別にいることが分かるというのに、またFBIが捜査を妨害…。
もはや邪魔にしかならないFBI。 またしても、ブレナンとノックスが派遣され、捜査は進みそうにないですね。FBIには早く帰れと言いたい…。
誹謗中傷されるリチャード
半年間、逮捕も起訴もされていないリチャードでしたが、犯人扱いされ、誹謗中傷を受け続ける日々。 こんな生活に半年間も耐えたなんて…。
スーパーで男に暴行されても、監視しているFBIは無視。扱いがひどすぎて、見ていられない。 一緒に暮らしている母親も限界に。
そして、追い打ちをかけるようにリチャードが爆発前に通報していたとニュースに。
警官に通報テープをもらい、そのスクープをすっぱ抜いたキャシー。 ドラッグをやる警官がヤバい…。そして、爆弾を仕掛けたという通報を真面目に取り合っていない911のオペレーターもヤバい…。
爆弾犯は最悪ですが、FBIやマスコミなど社会の醜悪さが浮き彫りに。
弁護士のワトソンが訴えようといっていたトム・ブロコウはテレビ局のニュースキャスターだそう。
トーマス・ジョン・トム・ブロコウ(Thomas John "Tom" Brokaw、1940年2月6日 - )はアメリカのジャーナリスト・ニュースキャスター。元NBCナイトリーニュースのキャスターである。
法心理学者はテレビ出演し、リチャードを犯人扱いし、言いたい放題。
法心理学者は、リチャードは自分が有名になるためには人が死んでも構わないと思っているとコメントしていましたが、法心理学者こそ自分が有名になるために、リチャードを利用しているのが皮肉。
寄ってたかって中傷して、その結果、リチャードが自殺したらどうするつもりだったのでしょうか…。
またマスコミの餌食になってしまうリチャードでしたが、公衆電話からの通報だと知り、間違いを証明できるという希望が。 リチャードのためにも、母親のためにも早く無実が証明されてほしいですが、FBIは簡単に間違いを認めそうにないのが不安です…。
ドラマの中で流れた曲
- One of a Kind (Love Affair) - THE SPINNERS
- Heart of Stone - DWIGHT YOAKAM