『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第16話「核の脅威」あらすじと感想 ネタバレ注意!

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『サバイバー:宿命の大統領』

※ネタバレしています。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第16話「核の脅威」のあらすじ

アメリカに放射性爆弾があるという情報が入り、和平条約を批判していた東ハンチウのキム委員長を疑う。 トムは脅威が去るまで、キム委員長をアメリカに留めることに。

トムはフロスト博士に爆弾探しに協力を頼む。プラットフォームの「リラ」であらゆるデータを解析し、放射性物質の出所が判明。 放射性物質はセシウムを積んだスロバキア船でボルティモアの港に持ち込まれていた。その港は東ハンチウとの貿易で使用され、コンテナには放射性物質の痕跡が残っていた。

ワシントンDCに放射性物質が持ち込まれたため、大統領のトムや副大統領、閣僚がバンカーに避難する。 そんな中、キム委員長の息子ジュンが泡を吹いて倒れる。しかし、ベーキングパウダーを飲んだだけで、ジュンは病院から失踪してしまう。

「リラ」の分析で東ハンチウの支持を投稿し、前歴のあるアルトゥーロ・ロハスが爆弾を製造する犯人だと判明。 「リラ」の衛星動画の顔認識で、昨日の朝、ベルモント通りの廃ビルにいたことが分かり、ハンナたちは突入する。しかし、そこにいたのはジュンだった。

「リラ」がロハスの行動を割り出し、ブラント駅の近くに止められたバンの中にパイプ爆弾が。 パイプ爆弾は解除され、危機は回避されたと思われたが、パイプ爆弾はおとりで、駅の中に放射性爆弾が隠されていた。

駅の中で放射性爆弾が爆発。フォアステル長官を含めFBI捜査官6人が犠牲となってしまう。 逃げ出したジュンは恋人を人質に脅されていただけだった。

ジュンを脅していたのはクナミ大使館の人間。 被ばくして死亡した爆破犯のロハスにはクナミ政府から送金が。さらに、ジュンやロハスがいた建物もクナミ政府のダミー会社が借りていた。

爆破の黒幕はクナミだと、トムはクナミ大使を糾弾。 クナミの東ハンチウへの兵器密輸額は年間160億ドル。和平が成立すれば、その収入を失うクナミは、東ハンチウがアメリカを攻撃したと見せかけたらしい。

一方、エミリーは機密情報をリークしていた元大統領のコーネリアス・モスを罪に問おうと特別検察官の任命を進めようとする。しかし、法律顧問のケンドラはエミリーがチャックに違法に収集させた情報の入手経路を問題にし、特別検察官の任命をやめたほうがいいと助言。

エミリーはモスが機密情報をリークしていたことを記者のサイモンに漏らし、情報の入手経路に問題がないように手を回す。 ケンドラはエミリーの強引なやり方を批判する。

ホワイトハウスのスタッフが手順を踏むべきだと助言するが、クナミが爆破の黒幕だと知ったトムはクナミのミサイル基地や飛行場などを標的にし、攻撃を指示する。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第15話「首脳会談」前回のあらすじと感想はこちら≫

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第16話「核の脅威」の感想

「リラ」で爆弾の場所を突き止める

アメリカに放射性爆弾があることが分かり、緊張が走るホワイトハウス。 東ハンチウのキム委員長が真っ先に疑われますが、アメリカと戦争を始めるようなことはしない分別だけはあったのでした。

爆弾や爆破犯の捜索には「リラ」というプラットフォームが利用されることに。 「リラ」は機密や個人情報まで分析する違法なことまでするようでしたね。 テロの捜査には便利ですが、日常まで見張られていると思うと不気味。

「リラ」は通信監視プログラムの「プリズム」のようなもののようです。

PRISM (監視プログラム)

事実、 エドワード・スノーデンからの情報として、 日本、 ブラジル、 フランス、 ドイツなどの首相等35人が、電話 盗聴の対象になっていたと、 マスメディア各社は報じている。ドイツでは、連邦議会の対応に関する情報を アメリカ合衆国に売っていた 連邦情報局局員と ドイツ連邦軍職員が スパイ容疑で逮捕され、アメリカ大使館の情報担当 書記官が ペルソナ・ノン・グラータ指定を受けた。 UKUSA協定に加盟する イギリス連邦の諸国は、PRISMの監視対象になっていない。また、 NSAによりメールを監視されていた第36代ブラジル連邦共和国大統領の ジルマ・ルセフ は国連本部での演説で「プライバシーの権利がないなら、真の表現と言論の自由は存在せず、したがって民主主義もあり得ない。」と述べた。

「リラ」は放射性物質が持ち込まれた港や容疑者も特定。 大量のデータを分析し、突き止めるのはすごいですが、ちょっと怖いですね。 プライバシーなんてものは、もう幻想にすぎないのかも…。悪用されたら、とんでもないことになりそう。

放射性物質がワシントンDCに持ち込まれ、大統領のトムたちはバンカーと呼ばれるホワイトハウスの地下にある核シェルターに。 ホワイトハウスの地下は大統領危機管理センターになっているそうです。

大統領危機管理センター

大統領危機管理センター(だいとうりょうききかんりセンター、PEOC: Presidential Emergency Operations Center)は、アメリカ合衆国ホワイトハウスのイーストウイングの地下にある建造物である。

放射性爆弾の脅威が迫る中、記者に姿を見せ、記事が出ないようにするトム。 シークレットサービスのマイクが「フェニックスが巣に戻る」というコードを使うのがかっこいいですね。

爆弾の黒幕はクナミだった

キム委員長の息子ジュンは不審な行動を。 ベーキングパウダーを飲んで泡を吹いて倒れたふりをしたのは、恋人を人質にされ、脅されていたからでした。

父親のキム委員長を亡き者にし、後継者になるという壮大な計画ではなく、操られていただけ。

東ハンチウの仕業に見せかけたのはクナミ。クナミという国はシーズン2 第6話「2隻の船」で登場。アメリカと敵対し、制裁を受けているという設定でした。

シーズン2 第6話「2隻の船」では、アメリカの駆逐艦ベローナとクナミのゴミ運搬船が衝突し、救助で揉めた過去が。 まさか、ここで再びクナミが登場するとは…。クナミのモデルはイランでしょうか…?

パイプ爆弾はおとりで、駅の中にあった放射性爆弾が爆発。爆弾は阻止されると思いきや、爆発し、FBI長官のフォアステルまで犠牲に。 さいわい、放射性物質の漏出はなかったようですが、あんな大きな爆発で周りには放射性物質がまき散らされなかったのは奇跡ですね。

爆破犯のロハスは被ばくして死んでしまった模様。

トムとフォアステルは、フォアステルが死んでしまう前に和解していました。職務を遂行しただけだったフォアステル。 部下を避難させようと自らも犠牲になってしまったのが残念ですね。

一方、エミリーは機密情報をリークしていたモスを罪に問おうと躍起に。 違法に手に入れた情報を記者にリークして公にし、証拠として採用されるように画策していました。モスと同じような手を使うとは。

煩雑な手続きを飛ばしたがるエミリー。トムを守ろうとするあまり、暴走しているようです。

それにしても、130歳まで生きるつもりのリオにはびっくり。ちなみに人間の寿命の限界は120歳ぐらいではないかと言われているそう。 ギネス記録ではフランス人女性の122歳が公式に認められている長生きの世界記録だそうです。

爆発の黒幕がクナミだと分かり、すぐに反撃をするトム。 スタッフが手順を踏むべきだと助言しても、強硬な姿勢を崩さず、クナミへの攻撃を命令。 あまりにも性急すぎる気が…。

クナミとの戦争が始まってしまいそうで、心配ですね。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2の登場人物・キャスト

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