- 『S.W.A.T.』シーズン3 第10話「モンスター」
- S.W.A.T. Season3 Episode10 "MONSTER"
※ネタバレしています。
『S.W.A.T.』シーズン3 第10話「モンスター」のあらすじ
配車サービスの車に乗ったエル・モンテは運転手タイファに見覚えが。運転手のタイファはソマリア内戦で残虐行為を繰り返した軍閥のエイデン・サイードだと分かり、エル・モンテは車を降りようとする。しかし、サイードが銃を持ちだし、もみ合いになり、衝突事故が発生。
近くの店に逃げ込んだサイードを追い、エル・モンテがサイードに銃を突きつけ、立てこもる。 ホンドーたちスワットはエル・モンテとサイードを確保。指紋照合でサイード本人だと確認される。
「のこぎり男」の異名を持つサイードは20年以上前からオランダ ハーグの国際刑事裁判所に国際手配されていた。 サイードは移送され、ヨーロッパの国際刑事裁判所で裁きを受けることになるが、移送しようと警察署を出た途端、車が銃撃される。
銃撃したのは、サイードに親を虐殺されたソマリアの孤児で、アメリカに暮らすソマリア人アブディ、ユセフ、ムサ、ハミドの4人だった。
スワットは渡航準備ができるまでサイードの警護をすることに。 海兵隊としてソマリアの内戦をその目で見てきたホンドーは残虐な行為をしたサイードを憎しみの目で見つめる。 ソマリアでサイードは子どもに母親を殺すように命令、それができた子どもを少年兵にしていた。
警察の無線係を使っておびき出したアブディは確保されるが、犯人たちはサイードの妻ヴァーナと息子マックスを誘拐し、サイードに罪を認める告白文を4時間以内に読めと要求。 そうしなければ、サイードが自分たちにやったように、マックスに母親を殺させると宣言する。
ホンドーは2人を助けるため、サイードに告白文を読ませようとするが、サイードは告白文を破り捨てる。 怒ったホンドーはサイードの首を絞めるが、サイードはホンドーの中にもモンスターがいると指摘する。
それでも、サイードの情報でユセフが犯人の1人だと特定され、そこからサイードの妻ヴァーナと息子マックスがハミドの家にいることが分かる。 時間切れになり、ハミドとムサが止める中、ユセフはマックスに母親を撃ち殺させようとしていた。
そこにスワットが突入。犯人たちは確保され、人質の2人も無事に救出される。 ユセフたちから夫の本性を聞かされた妻ヴァーナはサイードと縁を切ることを決断する。
ディーコンの娘ライラは銃撃事件で悪夢を見るようになり、カウンセリングを受ける。
ストリートはグループホームの兄ネイトに相談され、危ない橋を渡ってしまう。
ネイトはバーのオーナー ノーランの裏稼業のヘロイン取引に巻き込まれ、強盗に奪われたヘロイン5万ドルを弁償しろと言われ、運び屋にされそうになっていた。
ストリートはノーランと交渉し、ネイトから手を引かせようとしたが、そこにヘロイン狙いの2人組の強盗が。 強盗はネイトに銃を向け、ストリートは強盗2人を射殺。 ストリートはノーランやネイトをバーから逃がすのだった。
『S.W.A.T.』シーズン3 第9話「人身売買」前回のあらすじと感想はこちら≫『S.W.A.T.』シーズン3 第10話「モンスター」の感想
残虐なソマリアの国際手配犯が逮捕される
配車サービスの運転手がまさか国際手配されている極悪人だったとは。 妻がソマリア出身だったエル・モンテは運転手の正体に気付き、殺されそうに。
車内ではものすごいもみ合いに。サイードの銃を持って追いかけたエル・モンテは、サイードを人質に立てこもり。 立てこもり犯のエル・モンテがスワットに射殺されなくてよかったですね。
指紋照合でサイード本人だと確認されても、夫を信じる妻。まさか結婚して、子どもまでいるのに、その人がいきなり極悪人だったと言われても、簡単には受け入れられないのもわかりますね。
妻も知らない夫の本性は「のこぎり男」と呼ばれる残虐なモンスター。 歯向かうものの体をバラバラにしただけではなく、子どもに母親を殺させ、少年兵にまでしていたサイード。
子どもの目の前で辱められて殺されるか、子ども自身の手にかかって殺されたいか選択を迫ったという話には、激しい憤りを覚えますね。 そんな選択を選ばせるなんて、人間じゃない。 モンスターだと呼ばれるのも当然。
鬼畜の所業を繰り返し、子どもの心に癒えない傷を負わせたサイード。しかも、その行為を反省するどころか、正当化しているのが最悪ですね。 そんな残虐な行為をしていた男が20年以上も罪を償わず、のうのうと幸せに暮らしていたとは、許しがたい。
少年兵にされたユセフやハミドたちには、腕にひどいやけどのあとが。やけどのあとが消えないように、サイードにされたことがずっと心の傷として残っていたようです。 サイードを殺したいと思うのは当然ですね。
「サイードのしたことは人の闇を引き出す」とホンドーが言っていましたが、その通りに。 ホンドー自身も闇を引き出され、サイードを絞め殺しそうに。
自分の妻子が誘拐され、殺されそうになっても、決して罪を認める告白文を読もうとしないサイード。 自分の妻や子どもの命でさえ、サイードにとっては罪を認める動機にはならなかったというのが、恐ろしいですね。 心がないとしか思えない。
ユセフは本気でマックスに母親を殺させようとしていましたが、ハミドやムサは反対。ハミドやムサには、人間らしい心が残っていて、サイードのようなモンスターにはならなかったのがせめてもの救いですね。 一方、ユセフは自分の中のモンスターを抑えきれず、サイードのような怪物になりそうに。
スワットが突入し、サイードの妻子は無事に救出され、一安心。 サイードの家族には罪はなく、妻や子どももだまされていた被害者ですね。
夫の本性を知った妻はサイードと縁を切り、息子のマックスとも会わせないと宣言。 サイードは孤独に自分が犯した罪で裁かれることになりそう。
強い人間は自分の中のモンスターを閉じ込めておけると言い切ったホンドー。 ホンドーの中のモンスターを引き出そうとしたサイードでしたが、目論見は失敗。 人の心の闇を弄ぼうとするとんでもない悪党でした。
ストリートは強盗を射殺
ルカは腰の治療で2~3週間、安静にする必要が。 ルカはお休みでしたが、ルカの屋台は捜査にも活躍。まさか、捜査にまで利用されるなんて、びっくりですね。
クリスには散々、心配され、忠告されていたのに、ストリートはグループホームの兄ネイトを助けようととんでもないことに巻き込まれてしまいました。 もっと、スワットの仲間に相談すればよかったのに。
運び屋にされそうなネイトを助けようと交渉中、強盗が乱入。 ストリートは銃を向けられたネイトを助けるため、強盗2人を射殺する事態に…。
ストリートはこの状況をどうするつもりなのでしょうか…。
『S.W.A.T.』シーズン3の登場人物
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