- 『9-1-1:LA救命最前線』シーズン3 第10話「クリスマス気分」
- 9-1-1 Season3 Episode10 "Christmas Spirit"
※ネタバレしています。
『9-1-1:LA救命最前線』シーズン3 第10話「クリスマス気分」のあらすじ
クリスマスが近づき、ダッバー・ダックというおもちゃを買いに来た母親は駐車場で割り込みされたり、人にぶつかられたりと災難に遭っていた。残り1つのダッバー・ダックを手にするが、男性に奪われ、母親は激怒。キレた母親は催涙スプレーをまわりの人にかけ、止めようとしたサンタクロースにも噴射し、逮捕される。
クリスマスにハワイ旅行へ出かけようとロサンゼルス国際空港に来た男性は、機内には持ち込めないと言われ、大事なゴルフクラブを渋々、預けることに。
飛行機に荷物を積み込む係の1人は乱暴に荷物を積み込んでいた。ゴルフクラブをカートの運転席に乗せた弾みで、アクセルが踏み込まれた状態になり、カートは暴走。 サンタの帽子をかぶったもう1人のスタッフがもう1台のカートを衝突させ、暴走するカートを止める。しかし、そのスタッフは飛行機のエンジンに吸い込まれてしまう。
先に吸い込まれたゴルフクラブがブレードの動きを止めており、吸い込まれたスタッフは奇跡的に大きなけがもなく無事だった。
マディは夫婦の資産を分けた48万6329ドルの小切手を受け取る。 クリスマスになると夫だったダグのことを思い出すマディは、セラピストと共に正当防衛でダグの命を奪った現場へ向かう。 マディはダグと向き合い、これからはダグから解放され、自由に生きると決意する。
10歳の男の子のレオは目の前で母親が倒れ、通報。マディは心臓マッサージをするように指示。ボビーたちが到着し、電気ショックで脈が戻る。
レオは心臓マッサージで母親の肋骨を折ってしまったと落ち込んでいたが、ヘンが慰める。 レオは母親が退院するまでグループホームで過ごすことになる。
歯が痛む女性は歯の局所麻酔薬のベンゾカインを大量に使い、翌朝、体中の皮膚が青くなっていた。 ベンゾカインにより赤血球に異常が発生。 血がチョコレートみたいになるメトヘモグロビン血症になっていたのだった。
血の色が濃くなり、肌が青い光しか反射しなくなるため、体中の皮膚が青くなっていた。 メチレンブルーを投与すると、女性の肌の色は戻り、意識も戻る。
アシーナやバックたちはクリスマスに仕事のボビーやエディたちのために、家族を集め、消防署でクリスマスディナーを開催。 レオたちグループホームの子どもたちも招待する。
ヘンとカレンは、グループホームが過密状態で、里親が足りないと知り、里親になることを決意する。
マイケルは不眠や夢遊症状が起こり、ガラスに突っ込んだりしてしまう。検査の結果、腫瘍があることがわかったという。 マイケルは今日のクリスマスだけはこのことを家族に言わないでほしいとボビーに頼むのだった。
『9-1-1:LA救命最前線』シーズン3 第9話「悲劇の副作用」前回のあらすじと感想はこちら≫『9-1-1:LA救命最前線』シーズン3 第10話「クリスマス気分」の感想
クリスマスで混み合うお店。おもちゃの奪い合いが恐ろしいことに…。 駐車場で割り込みされたり、おもちゃを奪われたり、最初はかわいそうな女性でしたが、ブチ切れて催涙スプレーを噴射したのにはびっくり!
子どものためのクリスマスプレゼントを手に入れるために、親は常軌を逸した振る舞いをしてしまったようです。それにしても、サンタクロースにまで催涙スプレーを噴射するとは…。
催涙スプレーを噴射されたサンタクロースの手当てをするバックは、子どもたちにサンタはいないと夢を壊すようなことを言ってしまい親から大ひんしゅく。 おもちゃを奪い取るような親の姿を見て、失望しなかったのでまだマシだったのかもしれませんね。
飛行機のエンジンに吸い込まれる
空港では荷物を運ぶカートが暴走。乱暴に荷物を扱うスタッフが最悪…。忙しくて大変なのは分かりますが、いくら何でも乱暴に投げ込みすぎ…。 サンタの帽子をかぶったもう1人のスタッフが丁寧に積み込もうとしても、台無しに。
挙句の果てには、ゴルフクラブを運転席に乗せ、カートを暴走させる失態まで。 暴走するカートを止めたのはサンタの帽子をかぶったスタッフ。これで一安心だと思っていたら、飛行機のエンジンに吸い込まれて驚きました。
何も悪いことをしていない人が死んでしまったかと思いましたが、奇跡的に無事! 吸い込まれたゴルフクラブがブレードの動きを止めたおかげで、大きなけがもなし。クリスマスの奇跡でしたね。
しかし、大事なゴルフクラブの変わり果てた姿を見た男性は失神…。倒れるタイミングが絶妙で笑えましたね。
男の子の母親が倒れる
母親が倒れたレオは911に通報。マディから心肺蘇生をするように指示され、懸命に心臓マッサージ。
母親のためにマカロニチーズを作ったり、いい子のレオ。 目の前で母親が倒れるなんて、不安で押しつぶされそうだったはず。 心臓マッサージで肋骨が折れてしまったようですが、その心臓マッサージで母親の命が助かったようです。
心臓マッサージで肋骨が折れることはあるそうですが、肋骨が折れることより心臓が止まったままのほうがリスクが大きいそう。肋骨よりも命が大事。
母親とは病院へ行けなかったレオがかわいそうになりましたね。 親類がおらず、グループホームに預けられることになったレオ。 クリスマスには母親と会えてよかったですね。
ヘンとカレンは里親になることを決意。体外受精はうまくいきませんでしたが、他にも子どもを持つ方法が見つかってよかったですね。
肌が青く
クリスマスに肌が真っ青になった女性。 歯の痛みを止めるため大量にベンゾカインを使っていたせいでした。スマーフやアバターのように体中の皮膚が青くなるなんて。
人間の体が青くなってしまうなんて衝撃的! 原因はメトヘモグロビン血症でした。
血の色が濃くなり、血がチョコレートみたいに見えるというのが、びっくり。血の色まで変わってしまうなんて。 メチレンブルーの投与で治療し、肌の色も一瞬で元通りに。 血の色や肌の色まで変化してしまう病気にはびっくりしましたね。
メトヘモグロビン血症
メトヘモグロビン血症(メトヘモグロビンけつしょう)とは、血液中に メトヘモグロビン(MetHb)が多い状態を言う。 チアノーゼ を起こす代表的疾患の1つ。チアノーゼを起こす頻度の高い原因は肺疾患や心疾患であるが、特に新生児を含む若い人がほかに原因のないチアノーゼをきたしているようならメトヘモグロビン血症の診断が検討される(ブルー・ベビー症候群)。 メトヘモグロビンは、 ...
マディは夫だったダグと向き合い、ようやく新しい人生のスタートが切れたようです。
シーズン2 第13話「再起の時」で、正当防衛によりダグの命を奪ったマディ。 ダグが死んでもダグから解放されていなかったマディでしたが、現場に戻ることでようやくけりをつけられたようです。
マイケルには腫瘍が
ボビーは被ばくを心配されていましたが、検査結果は問題なし。 鼻血が出たときには、バックはマリー・キュリーのように再生不良性貧血ではないかと心配。
キュリー夫人は女性初のノーベル賞受賞者で、放射能という概念を初めて提唱した人物。キュリー夫人は研究に用いた放射性物質による再生不良性貧血を患い、66歳で亡くなっています。
当時は放射線の危険性が分かっておらず、キュリー夫人の研究ノートなどの持ち物はいまだに放射能で汚染され、数世紀にわたって鉛の箱で保管しなければならないほどだそう。
マリ・キュリー
マリア・スクウォドフスカ=キュリー( ポーランド語: Maria Salomea Skłodowska-Curie, 1867年 11月7日 - 1934年 7月4日)は、現在の ポーランド( ポーランド立憲王国)出身の 物理学者・ 化学者である。フランス語名は マリ・キュリー(Marie Curie、ファーストネームは日本語ではマリーとも)。 キュリー夫人 (Madame Curie) ...
ボビーの検査結果は異常なしでしたが、マイケルの方に異常が。 夢遊状態でアシーナの隣で寝ていたりと様子がおかしかったマイケル。
マイケルには脳腫瘍が見つかったようです。 治療できる腫瘍だといいですね。
『9-1-1:LA救命最前線』シーズン3の登場人物・キャスト
『9-1-1:LA救命最前線』シーズン3の登場人物・キャストの紹介はこちら≫
ドラマの中で流れた曲
- Oh Come All Ye Faithful - TWISTED SISTER
- Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow! - BRETT ELDREDGE
- Have Yourself A Merry Little Christmas - ELLA FITZGERALD
- By Christmas Eve - JOHN LEGEND
- Winter Wonderland - ANDY WILLIAMS
- Blue Christmas - KELLY CLARKSON
- What Christmas Means to Me - STEVIE WONDER
- Please Come Home for Christmas - AARON NEVILLE