『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第6話「2隻の船」 あらすじと感想・曲 ネタバレ注意!

  • 『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第6話「2隻の船」
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『サバイバー:宿命の大統領』

※ネタバレしています。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第6話「2隻の船」のあらすじ

嵐の中、ペルシャ湾沖でアメリカの駆逐艦ベローナとクナミのゴミ運搬船が衝突。クナミという国は10年間アメリカが制裁を行ってきた敵対国。 駆逐艦ベローナはダメージを受け、航行不能に。

ベローナの艦長は衝突で海に投げ出され、グリフィン大尉が艦長に任命される。 300名の乗組員を救出するのに尽力するトムだったが、敵対国のクナミは領海侵犯だと強硬姿勢を取る。 実は駆逐艦ベローナはクナミが制裁を守っているのか監視し、嵐の前からクナミの領海に侵入し、諜報活動を行っていたのだった。

クナミは交換条件として、核兵器に使うウラン計画の禁止の解除を要求してくる。 嵐のせいで衝突したと思われていた駆逐艦ベローナとクナミのゴミ運搬船だったが、クナミのゴミ運搬船がわざとベローナにぶつかってきたことが判明。 それでもクナミ大使は強硬姿勢を続ける。

トムはクナミからの攻撃を覚悟し、300名の乗組員の救出を指示、第5艦隊から救助船を送る。 クナミに攻撃されることなく無事に救出されるが、艦長になったグリフィン大尉だけは駆逐艦ベローナに残る。グリフィン艦長はクナミに渡れば大変なことになると、軍事技術と諜報活動の証拠となる航海のデータレコーダーを爆破して破壊することを決意。沈没する船と運命を共にし、命を落とす。

エミリーは23年ぶりに父親と再会するが、父親の目的は「ワイン名人」というコルク抜きをホワイトハウスを使って宣伝するためだったと判明し、失望する。

一方、30年前に夫の心臓移植のために入札情報を渡していたエヴァへのFBIの捜査は続いていた。 ホワイトハウスの弁護士であるケンドラはFBIの捜査を終わらせようと、エヴァに陳述書にサインさせようとするが、エヴァは頑なに拒む。 実はエヴァは半年前にエリック・リトルと会ったことがあったのだった。

イギリスのシャーロット・ソーン議員殺害事件の捜査にはコーネリアス・モス国務長官も協力。

武器売買はダリウス・クレイではなく、妻のキャサリン・クレイが取り仕切っていた。 キャサリンはシャーロット・ソーン議員の補佐官ペイトン・レーンを誘拐させ、ダリウスを軽い刑で済むマレーシアに送還するように脅す。

映像でペイトン・レーンが伝えてきた暗号「BELLS ベルズ」からハンナたちはベルズドライブのアパートにとらわれていることを突き止め、無事ペイトン・レーンは救出される。

キャサリンは誘拐は認めるが、シャーロット・ソーン議員殺害は否定。 シャーロット・ソーンが夫のダリウスを武器商人だと攻撃すれば、自分は目立たず取引できて好都合だったため、ソーンを殺す動機がないという。

その後、ソーンの泊まっていたホテルが映る監視カメラの調査で、殺される5時間前にコーネリアス・モスがソーンの部屋を訪ねていたことが判明する。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第5話「寄生虫」前回のあらすじと感想はこちら≫

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第6話「2隻の船」の感想

アメリカの駆逐艦とクナミの船が衝突

ペルシャ湾沖で船が衝突。アメリカの敵対国として描かれていたクナミは架空の国です。

アメリカの駆逐艦ベローナは衝突で艦長が海に流され、グリフィン大尉が急遽艦長に。 急に大統領を任せられることになったトムと状況が同じでしたが、艦長を任されたグリフィン大尉は立派に職務を果たすのでした。

トムが駆逐艦の設計にも詳しいのにはびっくり。 軍用食にも詳しく、「中身を捨てて缶を食べたまえ」と助言。 そんなにマズイ缶詰だなんて、逆に気になりますね。

アメリカと敵対する国が相手ということで、乗組員の救出にも駆け引きが必要に。 エジプトやサウジアラビアなど各国の裏ルートを使い、外交を駆使してもクナミとの交渉は難航。

クナミ側もアメリカに強硬姿勢を取らなければ、国内でクーデターが起こるという事情も抱え、事態は複雑に…。

しかも、衝突はクナミ側による故意のものだったと判明。アメリカの駆逐艦の軍事技術を手に入れるため、わざわざ衝突し、死者まで出す騒ぎをアメリカ相手に起こすなんて、命知らずな国ですね。

トムは戦争を回避するためにも第5艦隊にベローナを曳航させるのではなく、救助船を送り、乗組員を救助させたようです。 それでも、クナミが攻撃してきたら、敵の船をすべて沈めろと命令するトム。 いつもは温和なトムもこのときばかりは毅然とした態度で、かっこよかったですね。

乗組員の命を優先し、駆逐艦の軍事技術や諜報活動の情報がクナミの手に渡ることを覚悟していたトム。 しかし、船に残ったグリフィン艦長が自らを犠牲にして、クナミ側に情報が渡るのを阻止したのでした。

いきなり艦長を任されたにもかかわらず、船と運命を共にし、国のために命を捧げるなんて、立派ですね。 自分の命を犠牲にして、国を守ったグリフィン艦長。 海軍のモットーであるラテン語「Non sibi sed patriae ノーン・シビ・セド・パトリアエ 自分でなく祖国のため」を体現。

常に自分の命を犠牲にする覚悟をしている軍人の人々には感心するばかり。グリフィン艦長のような人こそ生き延びて欲しかったですね。

疎遠だったエミリーの父親

エミリーのもとには23年ぶりに父親が。ホワイトハウスの職員たちともすぐに打ち解ける気のいいお父さんのようでしたが、実は目的が。

娘と23年ぶりに再会したのに、目的はワインの栓抜きを宣伝するためだったなんて、エミリーがかわいそう…。

ちなみにエミリーの父親が作ったというエッグクリームとは炭酸水に牛乳、バニラやチョコシロップを混ぜた飲み物だそう。 エッグクリームという名前ですが卵は入っていないんだそうです。 ミルクシェーキのようなものっぽいですね。

Egg cream

An egg cream is a cold beverage consisting of milk, carbonated water, and flavored syrup (typically chocolate or vanilla). Despite the name, the drink contains neither eggs nor cream. It is prepared by pouring syrup into the glass, adding milk, lightly stirring it with a spoon, then streaming soda water into the glass, mixing the other ingredients.

リオがエミリーの好きな紅茶キノコを差し入れしたり、セスがケバブを差し入れしたりとエミリーを気遣ってくれる同僚たちがやさしいですね。

セスはエミリーは食パンみたいな存在だと、奇妙な慰め方をしていましたが、エミリーの心には響いたようです。 「食パン」の例えは全然分かりませんでしたが、エミリーはセスにキスしてハグするほど感激したようですね。 キスにはびっくりしました。

FBIの捜査が続く30年前のエヴァの贈収賄事件。 実はエヴァは半年前にエリック・リトルと再会していたこと明らかに。 これはマズイことになりそう…。

シャーロット・ソーン殺害事件

一方、イギリスの議員シャーロット・ソーン殺害事件の捜査では、キャサリン・クレイが武器商人だったと判明。 夫のダリウスではなく、妻の方が取りしきっていたとは…。しかも、シャーロット・ソーンを殺したのはキャサリンではありませんでした。

それでも、逮捕されたダリウスをマレーシアへ送還させるため、ソーン議員の補佐官だったペイトン・レーンを誘拐。 訓練を受けていたペイトンはわざと間違った両親や兄弟の名前を言って、暗号で居場所を伝えようとしていました。

Barb Ed Laura Leigh Sam」の名前の頭文字は「BELLS」。そこから、ベルズドライブという名の通りが判明。 誘拐された状況で暗号を伝えようとするなんて、すごいですね。

誘拐犯と武器商人だったキャサリンは捕まりましたが、シャーロット・ソーン殺害犯は未だ不明。

しかも、殺される前にソーン議員を訪ねていたのはコーネリアス・モス長官。コーネリアス・モスは元大統領でシーズン1 第14話「最高司令官」で国務長官に指名された人物。

コーネリアス・モスはソーン議員殺害の捜査にも協力することになりましたが、何か裏があるのでしょうか…。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2の登場人物・キャスト

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ドラマの中で流れた曲

  • I Think It's Going to Rain Today - RANDY NEWMAN

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