- 『9-1-1：LA救命最前線』シーズン3 第8話「不具合」
- 9-1-1 Season3 Episode8 "Malfunction"
※ネタバレしています。
『9-1-1：LA救命最前線』シーズン3 第8話「不具合」のあらすじ
アイスショーでは衣装のスパンコールが取れて、リンクに落ち、それが原因で白い鳥役のスケーターが転倒。転倒した人の指がスケート靴でひかれ、切断されてしまう。 さらに、ヘンゼル役の男性にはグレーテル役の女性のスケート靴のブレードが胸に突き刺さる。
事故の原因がスパンコールだと突き止めたボビーは実は子どものころハイディとペアでフィギュアスケート大会に出場していた過去があった。
自動運転の車で心臓発作を起こした男性は近くの病院へ行くようにルートを変更。しかし、自動運転の車は病院の中に突っ込んでしまう。
エディは憂さ晴らしにと始めた違法なファイトクラブでプロモーターに報酬までもらうようになっていた。 ある試合で倒れた対戦相手が息をしていないことに気付き、応急処置をして911に通報したエディ。 通報で現場に駆けつけたリナ・ボスコはエディに気付き、逮捕されないようにかばう。
リナ・ボスコの上司クーパー隊長はボビーにエディのことを報告。エディは死んだシャノンへの怒りと彼女を許した自分への怒りをボビーに打ち明ける。
一方、ヘンは体外受精がうまくいかず、深く落ち込む妻のカレンのことで悩んでいた。カレンに怒る自分が嫌だというヘンの話を聞き、親友のアシーナはヘンを支える。
物流倉庫ではロボットと人間の従業員が商品のピックアップを行っていたが、責任者のシェーンは作業効率が悪いとトイレ禁止に。 トイレが我慢できなくなった従業員のジェロームはロボットに小便をかけるが、ロボットが故障し、暴走。 棚が倒れ、ジェロームは下敷きになってしまう。
ジェロームは救助され、ヘンが運転する救急車で病院へ搬送される。
しかし、その途中、ヘンは信号機制御で赤信号を青に変えるが、交差点に侵入してきた車と衝突してしまう。 ヘンが衝突した運転手の女性エヴリンは今日、オーケストラでチェロの最年少奏者としてデビューするはずだった。
ボビーたちは懸命にエヴリンを救おうとするが、エヴリンは亡くなってしまう。 激しく動揺するヘンをアシーナがなだめるのだった。
『9-1-1：LA救命最前線』シーズン3 第7話「アシーナの過去」前回のあらすじと感想はこちら≫『9-1-1：LA救命最前線』シーズン3 第8話「不具合」の感想
アイスショーで事故が
アイスショーで起こった事故ではボビーの意外な過去が明らかに。
スケート靴が凶器になるのが恐ろしい…。指が4本も切断され、胸にまで突き刺さるスケート靴のブレード。包丁以上の切れ味のようです…。
ケンカをしていたヘンゼルとグレーテル役のカップルは結局、元の鞘に収まったようです。 それにしても、スパンコール1つがリンクの上に落ちただけで転倒する危険があるなんて、繊細なスポーツですね。
実は子どものころフィギュアスケートをしていたボビー。 なんとバックはそのころの等身大パネルまで見つけ出してきました。 髪型が時代を感じさせますが、かわいいですね。
子どものころのボビーの髪型はデヴィッド・ボウイをまねたもの。
デヴィッド・ボウイ
グラムロックの先駆者として台頭し、 ポピュラー音楽の分野で世界的名声を得る。役者の世界にも進出し、数々の受賞実績を持つ マルチ・アーティスト として知られている。 1947年 1月8日、 イギリスの ロンドン南部 ...
しかし、チムニーにはジークフリート＆ロイだと言われてしまうのでした。 ジークフリート＆ロイはラスベガスのイリュージョニストのコンビだそう。
Siegfried & Roy
Siegfried & Roy were a duo of German-American magicians and entertainers, best known for their appearances with white lions and white tigers. It was composed of Siegfried Fischbacher (born June 13, 1939) and Roy Horn (born Uwe Ludwig Horn; October 3, 1944 - May 8, 2020).
停職で暇を持て余すアシーナは消防署の昼食を作るシェフに。アシーナは前回、婚約者だったエメット殺しの犯人を1人で捜査したことで処分されてしまったようです。
ボビーに劣らずアシーナも料理上手。 塩をかけようとするバックや、停職処分のことを話そうとするエディを牽制するボビーがおもしろかったですね。
ファイトクラブで重傷者が
自動運転の車で心臓発作を起こした男性はルートを病院へ変更。こんな時、自動運転の車でよかったと思いきや、車は病院の中に突っ込んで事故に…。 しかも、律儀に「目的地に到着しました」と知らせてくるのが、笑えますね。
確かに目的地には到着しましたが、ハードランディングすぎる…。 巻き込まれてしまった医師がなんとか無事でよかったですね。
エディは違法なファイトクラブで報酬までもらうように。 金曜のアンダーカードに出場したエディ。 アンダーカードとは前座のことだそう。
その試合で勝ったエディでしたが、対戦相手は瀕死の状態に。 鼻の一部が折れて頭蓋腔に入り、のどに落ちたという状態にゾッとしますね。 そんな風になるまで殴っていたなんて…。
人が死にかけているのに通報も拒むプロモーターもヤバい。 違法なファイトクラブで重傷者まで。一歩、間違えればエディが重傷になっていたかも…。
怒りをファイトクラブにぶつけていたエディでしたが、怒りの発散方法は間違った方向へ。 妻だったシャノンやシャノンを許した自分に怒っていたエディ。そのことをボビーに話せたのはよかったですね。
ボビーにファイトクラブのことを報告したのは、リナ・ボスコではなく、クーパー隊長。 シーズン3 第5話「レイジ」で、リナ・ボスコが最初にエディにファイトクラブを紹介していましたが、エディは賭け試合にスカウトされ、のめり込んでしまったようです。
逮捕されないようにかばってくれたリナ・ボスコですが、エディがファイトクラブに参加するきっかけを作ってしまったのはちょっと…。 それでも、エディのことを心配して、ボビーにも説明しようとしてくれたボスコ。 仲直りできるといいですね。
悩みを抱えるヘン
妻カレンのことで悩むヘン。 受精卵を失った悲しみがカレンには想像以上のものだったようです。 ヘンとの悲しみの深さの違いで溝が…。
落ち込んだままのカレンに怒りまで感じ始めるヘンでしたが、それをカレンの前では言わないのがやさしいですね。 気持ちをアシーナに打ち明けるヘン。 何でも話せる親友がいてよかった。
ヘンは死亡事故を起こしてしまう
物流倉庫では作業効率が悪いとトイレ禁止にするとんでもない責任者が。 トイレ禁止にするなんて、法律違反はもちろんですが、従業員を人間として見ていない証拠！
ブラックな労働環境の物流倉庫はAmazonの倉庫をモデルにしたようです。実際に、Amazonの倉庫ではトイレに行く時間もないような過酷な労働環境で秒単位で動くように要求され、世界中で非難されているようです…。
便利さの裏にはとんでもない闇が…。 ロボットで便利になったかと思いきや、人間をロボット扱いするというとんでもないディストピアの世界はすでに目の前にあったのでした。
ロボットに小便をかけたジェロームは倒れた棚に挟まれてしまうことに。 この事故の責任もジェローム1人に押し付けされそうなのが怖い…。法律違反で訴えられ、ブラックな労働環境が改善するといいですね。
傷口から血が噴き出すシーンにはぎょっとしましたが、止血され、冗談を言えるまでになって一安心。
しかし、搬送中に思いもよらぬ事故が発生。信号機制御で赤信号を青に変えたヘンでしたが、交差点に車が。 信号機制御で赤信号を青に変える装置はアメリカの警察や消防の車、救急車で使用されているそう。
ヘンが運転していた救急車はチェロ奏者のエヴリンの車と衝突。 まさか最年少奏者としてデビューする晴れ舞台の日に亡くなってしまうなんて…。残された家族のことを思うとやりきれませんね。
自分を責めるヘン。まさか、人の命を助ける救命士が人の命を奪ってしまうことになるなんて…。 ヘンもエヴリンもどちらにも非はなく、不幸な事故だったようですが、ヘンにとっては身を引き裂かれるような結果に。
取り乱すヘンを支えるのは親友のアシーナ。 警察にも調査されることになるヘンはこれから大丈夫なのか心配ですね。
『9-1-1：LA救命最前線』シーズン3の登場人物・キャスト
『9-1-1：LA救命最前線』シーズン3の登場人物・キャストの紹介はこちら≫
ドラマの中で流れた曲
- Grandes études de Paganini, S. 141: No. 3, La campanella. Allegretto
- Sound of Madness - SHINEDOWN
- Born for Greatness - PAPA ROACH
- Suite for Violoncello No. 1 in G Major, BWV 1007: Prelude - バッハ
- On the Nature of Daylight - MAX RICHTER
