『9-1-1:LA救命最前線』シーズン3 第7話「アシーナの過去」あらすじと感想・曲 ネタバレ注意!

  • 『9-1-1:LA救命最前線』シーズン3 第7話「アシーナの過去」
  • 9-1-1 Season3 Episode7 "Athena Begins"
海外ドラマ『9-1-1:LA救命最前線』

※ネタバレしています。

『9-1-1:LA救命最前線』シーズン3 第7話「アシーナの過去」のあらすじ

アシーナの家族はメイのボーイフレンド ダリウスと夕食をとっていた。そんな中、アシーナの上司エレインがエメット殺しの銃が発見されたと伝えにくる。エメットはアシーナの婚約者で約30年前に偶然、強盗に居合わせ、撃ち殺されていたが、犯人は逮捕されていなかった。

エメットは警察官で、アシーナを警官候補生として誘い、アシーナが警察官になったきっかけの人だった。

アシーナはボビーや元夫のマイケルにもエメットのことを秘密にしていた。 アシーナは1人で捜査し、犯人を捕まえようとする。 発見された銃の出どころをたどっていくと、その銃はクレストビュー・モーテルの換気口の中に置いてあったという。

1人で抱え込むアシーナを心配し、ボビーはアシーナの母親を呼び寄せる。

アシーナはマディの協力で、クレストビュー・モーテルからの通報の記録を調査。エメットが殺された1991年2月17日、モーテルの管理人からアフリカ系の20代男性が過剰摂取したと通報が。 その男性はデニス・ジェンキンス。

クスリを手に入れるため金が必要だったデニスは強盗に入り、店主を助けようとしたエメットを撃ち殺していた。 その後、デニスはクスリをやめて、問題を抱える少年の世話をしたりして改心していた。

アシーナはついにエメットを殺した犯人デニスを逮捕する。 アシーナはエメットの母親にも犯人を逮捕したと報告。

帰宅したアシーナは泣き崩れ、ボビーが抱きしめる。

『9-1-1:LA救命最前線』シーズン3 第6話「モンスター」前回のあらすじと感想はこちら≫

『9-1-1:LA救命最前線』シーズン3 第7話「アシーナの過去」の感想

婚約者を殺されていたアシーナ

今回はアシーナの知られざる過去が明らかに。 1989年、大学のキャンパスで警察官のエメットに出会ったことが、アシーナが警官になるきっかけに。

女性警官が少ない中、警官になったアシーナ。最初、相棒になったマクラスキーは女性差別的かと思いましたが、アシーナに警官の仕事のやり方をたたき込んでくれた恩師のようです。

エメットのことを家族に内緒にしていたアシーナ。年月が経っても、愛する人を失った悲しみを一人で抱え込んでいたようですね。

エメットを殺した犯人を捕まえるため、一人で捜査を開始するアシーナ。 エメットの相棒だった刑事のリックから捜査資料をもらい、銃の出どころを調査。たった一人で捜査するアシーナが心配でしたが、粘り強く銃の出どころをさぐっていくのでした。

それにしても、凶器になる銃がこんなにも転々と人の間にわたっていくのが怖い…。 最初の出どころはクレストビュー・モーテルの換気口でした。このとき、銃を発見した人が通報してくれれば、犯人も早く捕まえられたかもしれないですね…。

クレストビュー・モーテルからの通報記録を調査するアシーナとマディ。 1991年~1996年までで通報が2000件もあったという通報の多さに驚くばかり。 当時のLAはまさに戦場だったというアシーナですが、治安の悪さは相当だったようです。

その中の1991年2月17日の通報から、エメットを殺した犯人が判明。 エメットを殺したのは、薬物依存だったデニス・ジェンキンスという男。

クスリのせいでイカれていたデニスは、エメットを撃ち殺し、その後、過剰摂取でモーテルから病院に搬送されていたのでした。 クスリのせいで錯乱して、何の罪もないエメットが犠牲になっていたという最悪な事実。 こんな風に理不尽に命を奪われてしまったというのが悲しすぎますね。

しかも、アシーナはエメットに「コーヒークリームを買ってきて」と頼んだことが原因でエメットが強盗に遭遇することになったと自分を責めていたのでした。 ウェディングドレスの試着をエメットに見せないように時間稼ぎするため、おつかいを頼んだアシーナ。 そんなささいなことが、エメットの死につながるとは…。めぐりあわせが悪かったとしか言いようがないですね。

エメットのことを箱にしまい込み、家族にも秘密にしてきたアシーナ。 ボビーが呼び寄せたアシーナの母親が助けに。 家族全員でアシーナを支えるのが感動的ですね。

改心していた犯人

犯人のデニスは警官を殺してしまったことを知り、改心していました。それでも、自首せずに家族を持ち、罪を償わず幸せな生活を送っていたデニスは許されませんね。 問題を抱えた少年たちを世話し、表彰までされてきたようですが、一人の人生を奪い、エメットを愛する人まで傷つけた償いはされないまま。

「善人になったかもしれないけど、エメットはずっと善人だった」という言葉が心に響きますね。 それでも、エメット殺しの犯人だと突き止められてアシーナを殺そうとする犯人ではなくてよかった…。

約30年越しに、犯人を逮捕できたアシーナ。 衝撃の真実を知らされたデニスの家族には気の毒。

デニスには家族に説明する時間も、別れを告げる時間もありましたが、突然命を奪われたエメットには家族や愛する人に何も言えずにこの世を去ることに。

エメットの母親にようやく犯人を逮捕できたと報告するアシーナ。エメットが死んだと伝えたシーンが重なって、あれから止まってしまった時間が動き出したようでしたね。

帰宅したアシーナは警察官のバッジを外すと号泣。 今までは警察官として必死に冷静さを保っていたようですが、バッジを外した途端、感情があふれ出したようです。 そんなアシーナを支えるボビー。 アシーナを支える人がいて、エメットも天国で安心していそうですね。

エメットが亡くなっても警察官を続けると決意していたアシーナ。1991年3月3日の映像はロドニー・キングという黒人男性がロサンゼルス市警の警官4人に集団で激しい暴行を加えられた事件。 この事件は1992年に起こった「ロサンゼルス暴動」のきっかけになったそう。

ロサンゼルス暴動

ロサンゼルス暴動(ロサンゼルスぼうどう  英語: Los Angeles Riots)は、 1992年 4月末から 5月初頭にかけて、 アメリカ合衆国の ロサンゼルスで起きた大規模な 暴動。アメリカにおいて異人種間の対立という形を取って現れる「 人種 暴動(race riot)」の典型的なものとして知られる。 単なる黒人と白人の対立にとどまらず、 ...

警察官による黒人への死に至るまでの激しい暴行事件がいまだになくなっていないことが、問題の根深さを示しているようです。

『9-1-1:LA救命最前線』シーズン3の登場人物・キャスト

『9-1-1:LA救命最前線』シーズン3の登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマの中で流れた曲

  • Express Yourself - N.W.A.
  • Bust a Move - YOUNG MC
  • Back To Life (However Do You Want Me) - SOUL II SOUL
  • Ladies First - QUEEN LATIFAH, MONIE LOVE
  • Honey - MOBY
  • Rise Up - ANDRA DAY

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