『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第14話「暗闇の中で」あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第14話「暗闇の中で」
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『サバイバー:宿命の大統領』

※ネタバレしています。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第14話「暗闇の中で」のあらすじ

トムは副大統領候補を選ぼうとするが、適任者が見つからず困っていた。

日本が持つ長期国債6000億ドルの償還期限が迫り、エミリーとリオは日本のオモノ財務大臣と会って延期を頼みに行く。 しかし、リオは日本を侮辱し、オモノ財務大臣を挑発する発言をして交渉は決裂。 その後、エレベーターに乗り込んだエミリーとリオだったが、停電でエレベーターに閉じ込められてしまう。

サイバー攻撃で停電を起こしたのはNASAやロスコスモス、刑務所のハッキングをしたハッカーだった。

ダミアンは停電直前に隠れ家から逃亡。ロシア大使館に寄った後、殺し屋のレイ・キニーを射殺していた。 レイ・キニーはダミアンを殺すためハッカーが雇った殺し屋ルーの兄で、弟のルーを殺したハンナの命を敵討ちのため狙っていたという。

さらに、ハンナを殺したがっているロシア大使館のバレリア・ポリスコバにレイ・キニーは雇われていた。ダミアンはハンナを助けるため、レイ・キニーを殺したと話す。

首都のワシントンが停電し、ワシントン市では市民の不満が爆発し、略奪が発生。トムは大規模な暴動になる前に州兵を投入し、戒厳令を出して混乱を抑えようとするが、エレノア・ダービー市長は余計に市民を怒らせることになると反対する。

ダービー市長の言葉からトムは市民に自分たちの街だと思い出させ、お互いに支え合い、誇りを忘れないように説得する。

トムは日本のオモノ財務大臣と会い、国債の償還期限の延期をお願いしようとする。しかし、すでにトムの弟トレイがオモノ財務大臣を説得し、延期は承認されていた。

チャックはすべてのハッキングに埋め込まれていたコード06231912がアラン・チューリングの誕生日「6月23日1912年」だと気付く。そして、アラン・チューリングの命日「6月7日1954年」で、サイバー攻撃で起こった停電を解決する。

翌朝、トムは副大統領としてエレノア・ダービー市長を任命すると発表する。 セスはエミリーが付き合い始めてから6か月記念日のプレゼントを用意していることを知り、まだ望みがあると期待する。

弟トレイは仕事をやめ、トムたちを支えるため、ワシントンに引っ越していた。 ハンナはロシア大使館のバレリア・ポリスコバを呼び出し、自分を殺そうとしたことに対して警告するのだった。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第13話「過去の過ち」前回のあらすじと感想はこちら≫

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第14話「暗闇の中で」の感想

日本を怒らせるリオ

日本が持つアメリカ国債の償還期限の延期を日本のオモノ財務大臣に求めるエミリーとリオ。 延期が認められなければ、債務不履行になるという状況なのにリオは日本を侮辱するようなことを言い始めてびっくり…。

それにしても、「オモノ」という名字には違和感が…。

恩着せがましく償還期限の延期を要求するリオ。人に頼み事をする態度どころか、日本国民全員を敵に回すようなことばかり言うリオにはあきれるばかり…。 最後にはバカにしたように「どうもありがとう」という言葉を持ち出し、交渉は決裂。

人を舐め切ったようなリオの態度がひどすぎる…。 人の神経を逆なでするリオは外交には向いていませんね…。

日本で一番人気のピザのトッピングはイカであることにも文句があるリオ。でも、日本で一番人気のピザのトッピングはイカでないことは確かだと思います…。多分、サラミやベーコンが1位なはず。

無神経でエキセントリックなリオですが、それには父親との関係が関連していたようです。リオの父親は古代遺跡の学者で、正確さを大事にする人で、子どもに対しては不器用なほめ方しかできない人だったようです。

リオが細かいことを気にするのも、父親の影響が大きいよう。 メントスの紫色も「アフリカン・バイオレット」だという面倒くさいリオ。

エレベーターにリオと閉じ込められたエミリーに「金属の棺桶で変態と死ぬなんて」と言われてしまうのも納得。

セスとエミリーは付き合い始めて6か月記念日をお祝い。一時は、別れてしまいそうでしたが、お互いを想いあっていたようです。 エミリーはセスにサイン入りの『大統領の陰謀』の本をプレゼントとして用意。

『大統領の陰謀』はジャーナリスト ボブ・ウッドワードとカール・バーンスタインが書いたウォーターゲート事件の全記録をまとめた本。

ボブ・ウッドワードとカール・バーンスタインはウォーターゲート事件を暴き、ピュリッツァー賞を受賞。 『大統領の陰謀』はダスティン・ホフマン、ロバート・レッドフォード主演で映画化もされました。

忙しくて付き合うのは大変そうですが、手をつなぐ2人は微笑ましいですね。

停電で暴動が

停電が発生し、首都ワシントンでは略奪が発生。首都のワシントンでは税収が少なく、市民のたまっていた不満が停電により爆発。 首都なのに、あまり治安がよくないことにびっくり。

暴動をおさえこむため、トムは州兵を動員し、戒厳令まで出そうとしますが、市長は反対。 力で暴動をおさえこむのは簡単ですが、再び市民の信頼を取り戻すのは困難に。 力でおさえこめば、反発も大きくなってしまうというのが難しいですね。

トムと市長は協力して、市民に自分たちの街だと思い出させ、暴動を鎮静化させることに成功。 信じることはなかなか難しいですが、市民への信頼がよい方向へ向かうことに。 最後には人間として信頼し合えるかどうかが、大事なようです。

一方、日本への国債の償還期限はトムの弟トレイが日本の財務大臣を説得。 トレイは仕事を辞めてワシントンに引っ越し、トムたちを支えてくれることに。

バナナからビールが作れるというのは本当だそう!

バナナ・ビール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 バナナ・ビールは、ケニアではウルワガ(urwaga)、ウガンダではルビシ(lubisi)、 ルワンダと ブルンジ ...

日本の財務大臣とトレイは、トレイの会社が東証一部に株式を公開したときからの長い付き合いだという意外なつながりが。 国債の延期はアメリカ経済の投資ではなくトムへの投資だと説得していたトレイ。 ここでも、人間としての信頼や信用が交渉を左右することに。

引っ越してきたトレイはさっそく大活躍。母親を亡くしたペニーたちにも、心強いですね。

命を狙われていたハンナ

停電の中、ダミアンは逃亡。ハンナの命を狙っていた殺し屋レイ・キニーを殺し、ハンナを守ったダミアン。 敵か味方かよく分からないダミアンですが、ハンナの命を守ったことは確かなようです。

それにしても、停電を引き起こしたハッカーは何者なのでしょうか…。

コンピューターを作ったアラン・チューリングの誕生日「6月23日1912年」をコードに埋め込み、命日の「6月7日1954年」でハッキングを止められるようにしていたハッカー。 アラン・チューリングはドイツの暗号機エニグマを解読し、人工知能の概念を生み出した数学者。

アラン・チューリング

電子計算機の黎明期の研究に従事して、情報処理の基礎原理分野で チューリングマシンの 停止性問題 を提起する等大きく貢献した。 経歴・業績の基盤となる出発点は数学であったが、 第二次世界大戦中に 暗号解読業務に従事した。また黎明期の 電子計算機の開発に携わった事で コンピューター・ 情報処理 の基礎理論である計算可能性等に関する仕事をすることとなった。 第二次世界大戦の間、 ブレッチリー・パークにあるイギリスの 暗号解読センターの 政府暗号学校で、ドイツの暗号を解読するいくつかの手法を考案し、英国の海上補給線を脅かすドイツ海軍の Uボートの暗号通信を解読する部門 (Hut 8) の責任者となった。ドイツが使用していた、 エニグマ 暗号機を利用した通信の暗文を解読する(その通信における暗号機の設定を見つける)ための機械 bombe を開発した。

映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』ではベネディクト・カンバーバッチ主演で、アラン・チューリングの人生を描いています。

サイバー攻撃で首都を停電までさせたハッカー。目的は何なのでしょうか…。

副大統領に任命されたエレノア・ダービー市長役を演じているのは、『メンタリスト』『クワンティコ/FBIアカデミーの真実』のアーンジャニュー・エリスです。

アーンジャニュー・エリス

カリフォルニア州サンフランシスコで生まれ、ミシシッピの農場で育つ。 トゥーガルー大学と ブラウン大学で学んだ後、ニューヨーク大学の Tisch School of the Artsで演技を学ぶ。1995年には ブロードウェイにて パトリック・スチュワート主演の『 テンペスト 』の舞台に立つ。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2の登場人物・キャスト

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