『9-1-1:LA救命最前線』シーズン3 第5話「レイジ」あらすじと感想・曲 ネタバレ注意!

  • 『9-1-1:LA救命最前線』シーズン3 第5話「レイジ」
  • 9-1-1 Season3 Episode5 "Rage"
海外ドラマ『9-1-1:LA救命最前線』

※ネタバレしています。

『9-1-1:LA救命最前線』シーズン3 第5話「レイジ」のあらすじ

物をハンマーでたたき壊せる店「怒りの部屋」から通報が。 親友のデニースのすすめで離婚した夫への怒りを発散せていたエミリー。しかし、エミリーはデニースの一言で夫の浮気相手がデニースだったと知る。激怒したエミリーはデニースを攻撃。ドラム缶の中に隠れたデニースはハンマーでたたかれる音で一時的に耳が聞こえなくなっていたが、こじ開けられて助け出される。

エミリーは逮捕。デニースはエミリーを逮捕しないように頼むが、エミリーはデニースに保釈金を払わせるぐらいなら刑務所を選ぶと、友情を裏切ったデニースに激怒するのだった。

アヒルが食用に殺されることに抗議する学生たちが飼育場に侵入。自分の首をアヒルが吊り下げられる金具にロックし、配電盤にも液体をかける。しかし、装置が起動し、鍵を飲み込んでしまったトビーの首が絞め上げられてしまう。

農場主の通報で駆け付けたボビーたちはボルトクリッパーで切断し、トビーを助けるが、農場主は電源が切れるにもかかわらず、わざと切らなかったことが判明。ボビーは怒りで農場主につかみかかるが、トビーはなんとか助かり、農場主も学生たちを訴えないことになる。

マイケルはメイとハリーと一緒に母親の家へ。帰宅途中、マイケルはレイノルズとマーティンの2人組の警官に車を止められる。 黒人であるマイケルを敵視し、暴力的なレイノルズ。メイは危険を感じ、動画を撮影。車の中で寝ていたハリーが起き上がると、若い警官のマーティンはハリーに銃を向ける。

マイケルは元妻のアシーナは警察官だと説明し、ようやく解放させる。 マイケルたちは差別的な扱いをされ、怒りを覚える。 マイケルは息子のハリーに警察官と話すときは殺されないように礼儀正しく、ゆっくりと動くように教える。

エディは脳性マヒの息子クリストファーを友達の家にお泊りさせることに。障がい者用の駐車場に止めていたエディは、膝を手術した男に非難され、キレてその男を殴ってしまい逮捕。 リナ・ボスコに身元引受人になってもらう。

エディはリナにファイトクラブを紹介され、そこで怒りを発散するようにアドバイスされる。

消防士に復帰するため、市を不当解雇で訴えたバック。意見聴取でボビーたちはアルコール依存症のことなど個人的なことまで弁護士に追及されてしまう。

バックは示談金として数百万ドルを提示されるが、復帰したいだけだと断る。 大ごとにしたくない上層部はバックを復帰させることを決定。 バックは意見聴取でのことを謝るが、118分署の仲間との間にはわだかまりが残りそうだった。

ヘンの妻カレンは受精卵が染色体の異常ですべて処分されることになり落ち込む。体外受精、人工授精で合併症と副作用が出るカレンは体があきらめろと言っているのかもしれないと感じるのだった。

RAGE レイジ(強烈で暴力的な怒り)を抱える人々。怒りを解き放てば、人生を制御できる力が取り戻せるのか、一線を越えて戻れなくなるのか問いかける。

『9-1-1:LA救命最前線』シーズン3 第4話「きっかけ」前回のあらすじと感想はこちら≫

『9-1-1:LA救命最前線』シーズン3 第5話「レイジ」の感想

今回のテーマはRAGE(レイジ)。 レイジは「激しい怒り、憤怒」という意味や、「大流行、ブーム」という意味もあるそう。

ハンマーで物を自由に叩き壊せるお店は、ストレス発散になりそうですね。 しかし、そこで親友のデニースが夫の浮気相手だと知ったエミリーはデニースを攻撃。

親友の夫と浮気して、うっかりあのときにアザラシみたいな声を出すと言ってしまったことで友情は崩壊。 親友の夫と寝た時点で最悪…。 武器を持っているときに親友が夫の浮気相手だと知ったら、殴りたくなる気持ちも分からなくはないですね。

親友に殺されそうになり、ドラム缶の中に逃げ込んだデニース。 ドラム缶をハンマーで何回もたたかれ、耳が変に。 殺されそうになってもエミリーを逮捕しないでほしいと頼んだデニースでしたが、エミリーの怒りは収まらず、拒絶。

ひどい裏切りのせいで、壊された物のように友情はもう二度と戻らないようです…。

アヒルの屠殺に抗議する学生

一方、学生たちはアヒルの飼育場に不法侵入し、抗議。 「檻に怒りを! RAGE AGAINST THE CAGE」というスローガンで、自分の首を金具にロック…。 抗議するのは自由ですが、不法侵入までするのはさすがにやりすぎですね。

機械が起動し、自分の首を金具にロックしたせいで、首が絞め上げられることに。他の学生は鍵を外して助かったようですが、トビーは鍵を飲み込んで外せなくなってしまった模様。

最初は勝手に侵入した学生たちの方が悪いと思っていましたが、農場主は電源を切ってトビーを助けられたのに、わざと電源を切らなかったことが判明。 目の前で死にそうになっている人がいるのに、わざと放置していたというのが恐ろしいですね。 ボビーが激怒するのも無理ない…。

しかも、死にそうなトビーを心配するのではなく、自分の飼育場で死人が出ることだけを心配する農場主にはあきれるばかり。 無茶な抗議をしてしまったトビーですが、命が助かってよかったですね。

警官にひどい扱いをされるマイケル

子どもたちと母親の家に行き、帰宅途中だったマイケルはパトカーに止められ、そこでとんでもない差別を警察官から受けることに。 アシーナが警察じゃなかったら、殺されていたかもしれないという事実にゾッとしますね。

現在、起こっている黒人差別反対運動「Black Lives Matter」を象徴するような事件でした。

ブラック・ライヴズ・マター

ブラック・ライヴズ・マター( 英: Black Lives Matter、通称「 BLM」)は、 アフリカ系アメリカ人に対する警察の残虐行為に抗議して、非暴力的な市民的不服従を唱えるアメリカの組織的な運動である。Black Lives Matterと呼ばれる組織は、 米国と カナダに約16の支部を持つ分散型ネットワークとして存在しているが、より大きなBlack Lives Matter運動は、

ただ黒人というだけで犯罪者扱いされ、暴力的な扱いを受けるという理不尽さに見ているだけで怒りが湧いてきますね。 警官でもあるアシーナは、警官の事情も分かり、知らない車に近づく危険性も考慮。それでも、動画を見たアシーナはレイノルズの人種差別的な行為を目の当たりに。

確かに車を停車させた警察官がいきなり銃で撃たれることを警戒するのは分かりますが、話も聞かずに黒人だというだけで犯罪者扱いするレイノルズはひどいですね。 あんなに恐ろしい思いをしても、警察には苦情が入っても、軽い注意で済んでしまうというのもやりきれない。

黒人である息子ハリーに警官に対してのふるまい方を教えるマイケル。市民を守ってくれるはずの警官に殺されないようにするための教えをしなければならないというのが悲しいですね。 世の中には不条理なことが存在すると教えるマイケルでしたが、自分を誇りに思うようにとも伝えるのがいいお父さんですね。

アシーナは飲酒運転だとレイノルズの車を止め、マイケルが味わったみじめさを思い知らせることに。 警官なのにお酒を飲んでから車を運転するなんて、信じられませんね。 それでも、飲酒検査をパスし、自由の身に。飲酒運転に甘すぎる気が…。

アメリカでは少しくらいのアルコールを飲んでも運転することが許されているようで酒気帯び運転の血中アルコールの基準は日本の0.3mg/mlよりアメリカの0.8mg/mlの方が緩いようです。 しかし、基準値を上回るアルコールが検出されれば、厳しく罰せられるそう。

レイノルズが改心することは難しそうですが、相棒の若い警官マーティンにはレイノルズのように人種差別する警官にはなってほしくないですね。

バックは消防士に復帰することが決まるが…

市を訴えたバックは、仲間とあつれきが。 ボビーたちの個人的なことまで攻撃材料に。 やり手の弁護士で、示談金の数百万ドルも取りつけた弁護士でしたが、バックの希望は消防士に復帰することだけ。

現場に復帰することが認められたバックでしたが、以前のように仲良く家族のような仲間を取り戻すのは容易ではないようです。 仲間たちに謝ろうとわざわざ遠くのスーパーで待ち伏せして、ネコ用の便秘薬を買いに来たと言い訳するバックは面白かったですね。

それにしても、スーパーの買い出しまで作戦みたいでびっくり。 買い物までミスがないように徹底するボビーなのでした。

そのスーパーの駐車場でも事件が。激突しあう2台の車。挙句の果てに消火栓に激突し、水が噴出!  怒りに任せて行動する人々は恐ろしいですね。

逮捕されたエディ

エディは障がい者スペースに駐車したことを非難され、激怒。 脳性マヒのクリストファーを乗せてきたのに、膝を手術した男はそれを説明してもまだエディを非難。

キレたエディはその男を殴ってしまい逮捕。 難癖をつけてくる人はイライラしますが、相手にしたら負けですね。

怒りでギスギスする人々。お互いに思いやれたら、もう少しやさしい世の中になりそうですが、みんな忙しくて心の余裕がない社会ではそれも難しいのかもしれませんね。

身元引受人になってくれたリナ・ボスコにファイトクラブをすすめられたエディ。ストレス発散は必要ですが、人を殴るファイトクラブに参加するのは不安に…。

人生を制御できず怒りを抱えてしまう人々。 怒り(RAGE)に飲み込まれて人生を台無しにしてしまわないか心配になりますね。

『9-1-1:LA救命最前線』シーズン3の登場人物・キャスト

『9-1-1:LA救命最前線』シーズン3の登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマの中で流れた曲

  • Precious - PRETENDERS
  • Sucker - JONAS BROTHERS
  • Prophets Of Rage - PROPHETS OF RAGE
  • Rebel Girl - BIKINI KILL
  • Remedy - HOT WATER MUSIC
  • White Flag - BISHOP BRIGGS

『9-1-1:LA救命最前線』シーズン3のエピソードリストと登場人物・キャストはこちらへ≫

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