- 『9-1-1:LA救命最前線』シーズン2 第13話「再起の時」
- 9-1-1 Season2 Episode13 "Fight or Flight"
※ネタバレしています。
あらすじ
帰宅したバックは刺されたチムニーを発見。 バックは、ジェイソンという偽名でチムニーに近づいたダグがマディを連れ去ったことを知る。
バックは証拠であるチムニーの携帯を勝手に持ち去り、チムニーの指でロックを解除。 アシーナは勝手な行動をするバックにお灸を据えるが、警官ではなく、マディの友人として捜索に協力してくれる。
911のオペレーターのジョシュたちに協力を求め、チムニーが登録していたジェイソン(ダグ)の電話番号を追跡してもらう。 しかし、ダグは捜査かく乱のため、ガソリンスタンドで携帯をトラックに放り込んでいた。
ダグに連れ去られたマディは、立ち寄ったガソリンスタンドのトイレにレンタカーの書類に書いたメモを残し、窓から逃げようとする。しかし、ダグに捕まってしまう。 銃を持って止めようとした店員の男性もダグに射殺されてしまう。
マディは逃げないと約束し、ビッグベア湖の別荘に隠れようと提案。 暴力夫のダグは心臓外科医で、昔からささいなことでマディを殴りつけていた。
新天地で2人でやり直そうというダグを、マディは火かき棒で殴り、逃走。 ダグは銃を撃ち、追ってくるが、弾切れに。今度はナイフでマディを襲う。 マディは必死にダグと闘い、奪ったナイフで何度もダグを刺す。
刺されたマディはそのまま意識を失ってしまうが、昔、ダグに「共に暮らし、年老いて死ぬ運命なんだ。そうやって2人の物語は終わる」と言われたことを思い出す。 マディはそうなることに抵抗し、意識を取り戻す。
そして、レンタカーの盗難防止装置のGPSで追ってきた弟のバックと再会。 ダグは死亡し、マディは助かったチムニーと病院で無事を確かめ合い、キスを交わすのだった。
『9-1-1:LA救命最前線』シーズン2 第12話「救急救命士チムニー」前回のあらすじと感想はこちら≫感想
マディが連れ去られる
バックが刺されたチムニーを発見。 すぐに暴力夫ダグに仕業だと気付くバック。
暴力夫のダグが、心臓外科医だったというのも驚きでしたね。看護師だったマディとは病院で知り合ったようです。
医者にもかかわらず、妻に暴力を振るい、チムニーを刺し、店員を射殺までしたダグ。医者なのに命の大切さが全く分かっていないサイコパスだったのでした。 外科医にはサイコパスが多いと言いますが、ダグもそうだったようです…。
グラスを割っただけで、妻を殴りつけるダグ。マディが怖がっているところを見ると、以前からダグは何かにつけてマディを殴っていたようですね。
悪いことは何でもマディのせいにするダグ。 マディのことをあれだけ虐待しておいて、まだ一緒に幸せになろうというダグの思考回路が恐怖!
チムニーの命は助かる
刺されて病院に搬送されたチムニーは、無事、助かりました。 鉄筋が頭に突き刺さっても、刺されても無事だったチムニーはまさに不死身。
エディの息子のクリストファーが言っていたように「スーパーヒーロー」さながらの回復力。
それにしても、「ミートローフは歯が抜けるから食べちゃダメ」とチムニーにアドバイスするクリストファーはかわいくて、キュンとしますね。 クリストファーは乳歯が抜け始めているようです。
みんな心配して、病院の待合室で待機。 チムニーが昔、ヘンの子どもデニーを必死に寝かしつけた話で、なごむ人たち。 赤ちゃんの寝かしつけに、掃除機を使うというのがびっくり。 いいと聞いたことは全部やろうとするチムニーはいい人ですね。
アシーナの元夫マイケルと息子のハリーや、エディの妻シャノンが食べ物を差し入れ。 チムニーではなく、ボビーを心配してやって来たというアシーナの息子ハリー。 ハリーはボビーをもう1人の父親や家族として受け入れているようで、心が温かくなりますね。
みんなが家族のようにチムニーやマディを心配。ダグの行いはひどいものでしたが、みんなの絆は強くなったようです。
マディをさがすバックとアシーナ
バックは勝手にチムニーの携帯を持ち出し、ロックを解除。こんな時でも手順を踏んで、捜査しなければいけないというのがもどかしいですね。
無断で解除したチムニーの携帯は捜査に使えなくなくなってしまいました…。しかし、アシーナは警官としてではなく、マディの友人として捜索をすることに。 まずは、チムニーの携帯に残っていたジェイソン(ダグ)の番号を追跡。 911のオペレーターのジョシュも協力。
規則には違反しているようですが、マディのために位置情報を割り出してくれました。 しかし、ダグも携帯が追跡されることを見越し、トラックに携帯を放り込んでいたことが発覚。
トラックが立ち寄ったガソリンスタンドのトイレからはマディが残したメモが。そのメモの紙はレンタカーの書類。 そのレンタカーにつけられたGPSでマディたちを追跡。
残された手がかりで少しずつ、追いついていくアシーナとバックたち。 マディは殺されるだろうと悲観的だったマークス刑事はちょっとやる気がなさそうな感じで心配でしたが、アシーナたちにも捜査状況を教えてくれるなど、協力的で一安心。
マークス刑事もDVの悲惨な結末をたくさん見てきたようですね。
ダグに立ち向かうマディ
ガソリンスタンドでマディを助けようとした店員をダグは射殺。もみ合いになった時に撃たれたときはまだ生きていたのに、とどめを刺したダグ! 暴走し、殺人の一線まで簡単に超えるダグはマディが言っていたように怪物…。
何でもマディのせいにして、怒りをマディにぶつけるダグ。それでも、2人でやり直そうという考えているのが、怖すぎ。 1人の人間であるマディを自分の所有物だとしか思っていないようです。
諦めないマディは火かき棒でダグを殴り、逃走。 血まみれの顔でマディと叫びながら、銃をぶっ放すダグはホラー。 雪の白さと血の赤のコントラストが不気味。
どこまでも追ってくるダグ。ダグから逃げ、闘うことを諦めなかったマディ。 ダグとマディの格闘はまさに命がけで、すさまじいものでしたね。
ダグとの闘いで力尽きたマディでしたが、昔、「共に暮らし、年老いて死ぬ運命なんだ。そうやって2人の物語は終わる」とダグに言われたことを思い出し。奮起!
ダグが言ったように2人で死ぬのは絶対に嫌だったマディ。 マディはタフなファイターでしたね。絶対に
壮絶なダグの暴力から生き抜いたマディ。殺すか殺されるかになってしまうDVの恐ろしさを実感。 DV被害者の人たちがどんなに恐ろしい目に遭っているのか、少しは分かったような気がしました。
ダグが死に、ようやくおびえて暮らさなくても済むように。 こんな結果になる前に、どうにかできるようになればいいですね。
キスをする助かったマディとチムニー。本当に2人が無事でよかったですね。 この時、2人を包むやさしい曲は「Make You Feel My Love」というボブ・ディランの曲で、アデルなど数多くの歌手にカバーされています。
2人はつらい目に遭った分、幸せになってほしいですね。Barbara Straathof - Make You Feel My Love (Official Audio)
Taken from the album 'The voice of Holland -- The Blind Auditions' season 3. This album is available on iTunes: http://bit.ly/16tjuBS Listen to this album on Spotify: http://open.spotify.com/album/7w0ZzxXsP0x2MpfYFYbiUp Website: http://www.8balltv.nl/tvoh
『9-1-1:LA救命最前線』シーズン2の登場人物・キャスト
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ドラマの中で流れた曲
- Nothing Can Change This Love - SAM COOKE
- Wicked Game - CHRIS ISAAK
- Make You Feel My Love (From The Voice of Holland) - BARBARA STRAATHOF
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