- 『HOMELAND/ホームランド』ファイナルシーズン シーズン8 第10話「選ばれた男」
- HOMELAND Season8 Episode10 "Designated Driver"
※ネタバレしています。
『HOMELAND/ホームランド』ファイナルシーズン シーズン8 第10話「選ばれた男」のあらすじ
グロモフにヘリのフライトレコーダーを奪われてしまったキャリー。友人のアルマンのトラックでバグラム飛行場に向かい、大統領のヘリの整備士にキャリーが聞いたフライトレコーダーの内容を確認してもらう。
その結果、ヘリの墜落は事故で、パーツの不備が原因だったと判明する。
パキスタンが戦術核兵器を配備し、パキスタン大使はアメリカ軍が国境を越えたら国を守るため全力で戦うとヘイズ大統領に宣言する。 ウェリントンはヘイズ大統領とゼイベルをいさめる材料として、パキスタン大使にコハトで拘束された特殊部隊を解放してほしいと交渉する。
キャリーからヘリの墜落原因が事故で、グロモフによってその証拠であるフライトレコーダーが盗まれたと知ったソール。 ソールはロシア大使と交渉し、フライトレコーダーを取り戻そうとするが、ロシアは表向きフライトレコーダーを持っていないと否定する。
一方、グロモフは再びキャリーに接触。 ロシアのクレムリンにはソールが長年囲っているスパイがいるという。その人物の身元を明かせば、フライトレコーダーを渡すというが、ソールは協力者の身元を絶対に明かさない。 グロモフはキャリーにその人物を捜せと要求する。
キャリーはCIA支局に投降。FBIに逮捕され、アメリカに送還されるように仕向ける。
アフガニスタンとパキスタンの国境では、コハトで拘束された特殊部隊の解放が行われることに。 特殊部隊の隠れ家を密かにキャリーに教えていたジェナは解放に立ち会う。
ハッカニの右腕だった男はジャラールに家族を人質にされ、車で突っ込み自爆テロを起こすように命令されていた。 その自爆テロの標的は、解放される特殊部隊が乗るバスだった。
『HOMELAND/ホームランド』ファイナルシーズン シーズン8 第9話「フライトレコーダー」 前回のあらすじと感想はこちら≫『HOMELAND/ホームランド』ファイナルシーズン シーズン8 第10話「選ばれた男」の感想
ヘリの墜落原因が事故だという証拠のフライトレコーダーをロシアのグロモフに盗まれてしまったキャリー。
シーズン8 第1話「ポリグラフ」に登場したアルマンがキャリーに協力してくれることに。 キャリーの個人的な人脈が役立ったようです。アルマンはキャリーを心配してくれるいい友人でしたね。
フライトレコーダーの内容は専門用語が多かったですが、整備士によってヘリの墜落原因が事故だと確実に確認されました。 整備不良が墜落事故を招き、結果的に核戦争の危機に直面することになろうとは…。 不備を見逃した整備士の責任は重いですね。
ロシアはソールが囲っているスパイの身元を要求
ロシアにフライトレコーダーを奪われたことを知り、ソールもロシア大使と交渉。 フライトレコーダーを持っていないとしらばっくれるロシアでしたが、最後には「我々は望みの物を手にした」というロシア大使。
フライトレコーダーはロシアにどんな価値があるのか不思議に思っていたら、グロモフから思いもよらない取引がもたらされることに。 キャリーがトラックから引きずり出されたときには、タリバンの標的になったのかとヒヤヒヤしましたね。
グロモフはソールが何十年もクレムリンに囲っているスパイの身元を明かせと要求。
ロシア政府にソールのスパイがいることはキャリーでさえ知らない超極秘事項のようです。グロモフはクレムリンにいるスパイを見つけ出すため、ずっとキャリーに協力するフリをしていたようですね。 グロモフには、やはりキャリーを助ける裏の目的が。
フライトレコーダーと引き換えにキャリーにそのスパイの身元を捜させようとするグロモフ。 ソールとキャリーの信頼関係を、そのスパイの身元を突き止めるために利用させようという策略が卑劣…。
「君に不可能はなさそうだ」というグロモフ。 キャリー自身もこの戦争を止められるなら、何でもやりかねないということをグロモフに見抜かれていたようです。 それでも、信頼関係の厚い 恩師でもあるソールを裏切るのは、キャリーにもつらい決断になりそうです…。
できれば、他の方法でフライトレコーダーを取り戻せればいいですが、ソールを裏切らずに取り戻すのは厳しそうですね。
ソールとキャリーの絆はどうなってしまうのでしょうか…。 それにロシアにそのスパイの身元を明かしてしまえば、キャリーは本当にロシアに寝返ったことに。 苦境に追い込まれたキャリーはどんな決断をするのでしょう…。
タリバンが自爆テロを起こす
パキスタンとアフガニスタンの国境には核と兵が配備され、にらみ合いに。 まさに一触即発。
ウェリントンは戦争を回避しようとコハトで拘束された特殊部隊を解放するようにパキスタン大使と交渉。 「下手すれば、すべて崩壊する」というのがおそろしいですね。
ウェリントンはパキスタンにコハトで拘束された特殊部隊を解放してもらうことで、ヘイズ大統領とゼイベルをなだめ、なんとか戦争を回避しようと作戦を立てていましたが、なんとその特殊部隊がタリバンの標的になってしまうことに…。
そのコハトで拘束された特殊部隊はキャリーが隠れ家を地元警察に教えたため。そして、キャリーに特殊部隊の隠れ家を教えたのはジェナでした。 思いがけず、状況が連鎖してどんどん悪化していくのが最悪ですね…。
ジャラールはハッカニの右腕だった男に自爆テロをさせるため、家族を人質に。 ジャラールではなく、ハッカニの右腕だった人がタリバンを引き継げば、和平合意も引き続き成立したかもしれないのに。
権力を持ったジャラールは、家族まで人質に取り、自爆テロを強要。ますます横暴になっていくジャラール。 アメリカとパキスタン、そしてタリバンまで加わり、自爆テロまで。
コハトで拘束された特殊部隊の解放で、パキスタンとアメリカの関係は少しは軟化するかと思われましたが、タリバンの自爆テロでそれも台無しに…。 アメリカのヘイズ大統領とゼイベルはこの自爆テロで一層パキスタンへの不信感を強め、パキスタンもアメリカも一歩も引けない状況に陥って、戦争へと突き進んでいきそうで怖い…。
ますます戦争を回避するには、キャリーがソールからクレムリンに潜伏しているスパイの身元をさぐりだすしか方法がなくなりそうですね。
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