『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第2話「最後の一刺し」あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第2話「最後の一刺し」
  • Designated Survivor Season2 Episode2 "Sting of the Tail"
『サバイバー:宿命の大統領』

※ネタバレしています。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第2話「最後の一刺し」のあらすじ

議事堂爆破の首謀者と思われるパトリック・ロイドがアメリカに戻ったことが空港の監視映像で確認される。 トムたちは公表せずにロイドを追うことに決めるが、国家安全保障委員会にだけは話をしておく。

しかし、国家安全保障委員会のフェラー上院議員はロイドのことを機密にするのに反対する。

ロイドは疎遠だった息子のトラビスに会った後、ファーストレディのアレックスの母親の家に侵入し、部屋を荒らす。 その後、ロイドは要塞施設に閉じこもり、午後8時のスピーチで恩赦を保証しなければサリンガスをワシントン全域にまくと脅す。

トムたちは、サリンを高熱で無毒化するためにもバンカーバスター爆弾でコンクリートの要塞施設をドローンで爆撃する作戦を練る。 作戦進行中もトムは平静を装って、記者夕食会に出席。

しかし、国家安全保障委員会のカウリング議員は、ロイドへの爆撃作戦はアメリカ市民に対する軍事行動を禁じている民警団法に違反しているとドローンの使用差し止めを裁判所に求める。 カウリング議員は議会のチェック機能を覆される危険の方が重大だと考えていた。

ハンナとダミアンは要塞施設の近くの小屋にトンネルがあるのを発見。しかし、その先のドアにはトラップがあり、爆発する。

アーロンは軍ではなくFBIがドローン攻撃をすれば、民警団法に違反しないことに気付く。 トムは要塞施設のドローン爆撃を指示。爆撃は成功し、ロイドは死亡するが、まくと脅していたサリンはなかったことが判明する。

トムは国民にロイドはドローン攻撃で死んだと公表。 さらに、トムはカウリング議員の弁護士だったケンドラ・デインズを法律顧問として雇うことに決める。

がれきから見つかったロイドのコンピューターを復旧すると、何かをクラウドに上げた形跡が見つかるが、何かは分からなかった。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第1話「就任1周年」前回のあらすじと感想はこちら≫

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2 第2話「最後の一刺し」の感想

脅しをかけてくるパトリック・ロイド

パトリック・ロイドがアメリカに戻ったことはハンナたちもすぐに知ることに。

耳でも個人を特定できるとは…。「耳紋」とも言われ、生体認証にも使われるほどとは、驚きですね。耳の形は遺伝するとも言われているそう。

ロイドが戻ってしたことは、疎遠だった息子に会うことでした。 ロイドがしたかったのは結局、父親や息子を政府に奪われたと思い、その復讐を政府にしたかっただけのようです。

政治的な理由ではなく、家族というもっと個人的な理由で、議事堂爆破までするとは…。 大きな理由があると思いきや、個人的な復讐のためで、逆にびっくりですね。

ロイドが書いた「パクスアメリカーナ」にも、親と子の結びつきの大切さが書かれていました。 でも、政府に父親や息子を奪われたというのは、被害妄想なんじゃ…。 ロイドの父親は詐欺と脱税で有罪となり、獄中死。確かに気の毒ですが、政府を責めるのは筋違いとしか思えませんね。

ロイドが次に狙ったのは、アレックスの母親の家。ただ荒らしただけのようですが、何か目的があったのでしょうか…。 わざと要塞施設にハンナたちを導くためだったのでしょうか…。

要塞施設に籠り、サリンをまくと脅し、恩赦を保証するように要求するロイド。 結局、サリンははったりでしたが、サリンの原料となる白リンや、サリンをまくためのミサイルまで製造していたという事実はおそろしい…。

要塞施設に続くトンネルにもトラップが。トンネルの形がロイド(Lloyd)の頭文字のL字型になっているというのが、ナルシスト的でしたね。 自己愛性人格障害とプロファイリングされていましたが、トンネルをロイド(Lloyd)の頭文字のL字型にしたというのは、象徴的。

自己愛性パーソナリティ障害

Narcissistic personality disorder ; 自己愛性パーソナリティ障害(じこあいせいパーソナリティしょうがい、 英: NPD)は、ありのままの自分を愛することができず、自分は優れていて素晴らしく特別で偉大な存在でなければならないと思い込む パーソナリティ障害 の一類型である。 ...

高熱でサリンまで無毒化できるバンカーバスター爆弾というものまであるのにびっくり。 地中貫通爆弾とも呼ばれ、コンクリートも貫通するそうです。

地中貫通爆弾

地中貫通爆弾(ちちゅうかんつうばくだん、 英: Bunker Buster: バンカーバスター)は、 航空機搭載爆弾の一種。硬化目標や地下の目標を破壊するために用いられ、 特殊貫通弾(とくしゅかんつうだん)あるいは 掩蔽壕破壊弾 (えんぺいごうはかいだん)とも呼ばれる。 高速度で落下することで コンクリートや 盛土 などの遮蔽物を貫通し、目標に到達したのちに爆発する。 ...

作戦が妨害される

ロイドの要塞施設をドローン攻撃する作戦は思わぬ妨害を受けることに。 国家安全保障委員会のフェラー上院議員がドローン攻撃に反対して、裁判所に訴えたのかと思いきや、カウリング議員が反対していました。

議会のチェック機能を覆される危険の方が重大だと考え、裁判所にドローンの使用停止を訴えていましたが、大勢がサリンで死ぬかもしれないときにこんな訴えをするなんて…。

脅威が迫っている中での訴えはイライラしましたが、軍による民間人の攻撃を認めてしまったら、独裁国家になりかねないという指摘には一理ありますね。 善良なトムはそんなことはしないと信用されているようでしたが、次の大統領もそうだとは限らないと警戒していたようです。

アーロンは抜け穴を発見し、軍ではなくFBIがドローン攻撃をすれば、民警団法に違反しないと気付きました。 軍でなければ作戦は同じでもいいなんて、まるでとんちみたいですね。

ロイドはドローン攻撃で死亡した模様。 黒幕は意外にもあっさり死んでしまいましたね。

死ぬ前にクラウドに何かあげていたというロイド。議事堂爆破の黒幕だったロイドでしたが、その裏にもまだ誰かがいるのでしょうか…。

セスのジョーク

一方、セスのジョークはみんなに笑えないと大不評。 シークレットサービスのマイクにまでからかわれていましたね。

大統領のジョークのゴーストライターがコメディアンのラリー・デヴィッドという憶測が流れていたようですが、ラリー・デヴィッドはシットコム 『ラリーのミッドライフ★クライシス』で有名なコメディアンです。

ラリー・デヴィッド

退役後、スタンダップコメディアンになるまでは、店の販売員やテレビの修理工、リムジン運転手など様々な職に就いて生計を立てた。その後、 1980年にコメディドラマ『フライデーズ』へ 脚本家兼キャストメンバーとして参加。 1984年からは人気コメディ番組の『 サタデー・ナイト・ライブ』へも脚本家、キャストとして2年間出演した。それらの仕事の中で知り合った マイケル・リチャーズ、 ...

平静を装い、夕食会に出席したトム。ジョージ・ワシントンもサラトガの戦いの間、舞踏会をしていたと語るリオ。 サラトガの戦いとは、アメリカ独立戦争のイギリス軍との戦いでアメリカ軍が勝利し、形勢が逆転。アメリカが有利になった戦いのことだそう。

サラトガの戦い

サラトガの戦い(サラトガのたたかい、英: Battle of Saratoga )は、 アメリカ独立戦争中の 1777年 9月から 10月にかけて、 ニューヨーク州 サラトガの近くで、 大陸軍と イギリス軍の間に行われた戦いである。サラトガの戦いとは、2つの小戦闘の総称である。すなわち、 フリーマン農場の戦い(第一次サラトガの戦い)と ...

スピーチライターのセスでもウケるジョークを書くのは至難の業のようです。

トムも最後はペニーに「左側にリー上院議員が。夜の終わりには右側にいる」というジョークを話していましたが、オチがよく分からない…。調べてみると、左側と右側は、リベラルな左派、保守的な右派を指しているそうです。 解釈が難しいジョーク…。

ペニーの「滑稽 コッケー」というニワトリジョークがかわいかったですね。

弁護士のケンドラ・デインズは大統領の法律顧問に。まさか、裁判で争っていた相手の弁護士を法律顧問にしてしまうなんて、トムはやはり度量が大きいですね。

カウリング議員役を演じたのは、『ミストレス ~溺れる女たち~』や 『クリミナル・マインド FBI行動分析課』でデレク・モーガンの恋人サヴァンナ・ヘイズ役で知られるロシェル・エイツです。

Rochelle Aytes

Rochelle Aytes (born May 17, 1976) is an American actress and model. She is best known for her role as April Malloy on ABC drama series Mistresses (2013-16). Aytes also starred in the auto-biography story film of TLC titled CrazySexyCool: The TLC Story as Perri "Pebbles" Reid, short-lived series and The Forgotten (2009-10), as well as Criminal Minds and .

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2の登場人物・キャスト

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