『リゾーリ&アイルズ』ファイナルシーズン シーズン7 第9話「65時間」あらすじと感想・曲 ネタバレ注意 !

海外ドラマ『リゾーリ&アイルズ』 Rizzoli & Isles
  • 『リゾーリ&アイルズ』ファイナルシーズン シーズン7 第9話「65時間」
  • Rizzoli & Isles Season7 Episode9 "65 Hours"

※ネタバレしています。

『リゾーリ&アイルズ』ファイナルシーズン シーズン7 第9話「65時間」のあらすじ

2年前に起こった強盗殺人事件。ハモンド家から宝石のレッドエメラルドが盗まれ、旅行から帰宅したハモンド夫妻が殺害されていた。

現場には、まな板にバニヤンの血痕が残っており、それが決定的な証拠となり、バニヤンは逮捕、起訴されていた。 しかし、裁判の前日、証拠保管庫から重要な証拠のまな板が盗まれていることが発覚。

裁判官はジェーンたちに65時間の猶予を与え、証拠を取り戻すように言い渡す。

証拠のまな板が入っていた証拠箱の内部には、断熱材が付着。証拠保管庫の空調システムは半年前に新しくされ、壁や断熱材に穴を開けていた。 ジェーンたちは空調システムの工事に紛れて作られたトンネルを発見。

証拠のまな板を盗んだ犯人はこのトンネルから侵入、防犯カメラにリモートログインし、暗証番号まで盗み見て、セキュリティをかいくぐっていた。

トンネルには白人女性の髪の毛が落ちており、空調システムの工事の作業員のリストから、ドナ・マークスが浮上。 ドナは姉のIDを使って仕事をし、半年前にシカゴからボストンに来ていた。ドナは証拠品のまな板を燃やして、証拠隠滅。

ジェーンはドナやバニヤンにはブレーンとなる共犯者がいると考える。ドナが持っていた指輪のベニト石はシカゴで盗まれたものだった。 シカゴやボストン以外にも高性能のセキュリティをかいくぐり、めずらしい宝石を盗む強盗が8件発生していた。

ジェーンはハモンド夫妻の家を再調査し、泥棒たちは天窓から侵入したことに気付く。天窓の窓枠には、バニヤンの血が付着していた。

バニヤンの裁判では証拠が見つからなかったと、バニヤンは一旦、自由の身に。しかし、それはバニヤンの相棒をおびき出すための作戦だった。バニヤンは仮釈放付きの終身刑に応じ、相棒を呼び出し、バニヤンの相棒は無事、逮捕される。

一方、ケントは池で病気のカモを保護。 リアーナと名付け、かいがいしく世話をするが、メスだと思っていたカモはオスだったことが判明。 元気になったカモは自然に返される。

フランキーはマジック好きのニーナのため、マジックを練習。ニーナはアンジェラからアイスホッケーが好きだと聞き、アイスホッケーチーム ボストン・ブルーインズの最前列のチケットをフランキーにプレゼントする。

【通算100話目】『リゾーリ&アイルズ』ファイナルシーズン シーズン7 第8話「家族への想い」前回のあらすじと感想はこちら≫

『リゾーリ&アイルズ』ファイナルシーズン シーズン7 第9話「65時間」の感想

証拠品が盗まれる

裁判直前に消えた証拠品を徹夜でさがすジェーンたち。 65時間、みんな ほとんど寝ずに頑張ったようです。

2年前に起こった強盗殺人事件は、全米で起こっていた宝石盗難事件と関連が。 まさか、他の事件ともつながっていたとは意外でしたね。

2年前に起こった強盗殺人事件で盗まれたのはレッドエメラルド。エメラルドと言えば、緑ですが、赤いエメラルドもあるんですね。

決定的な証拠は、まな板に残ったバニヤンの血痕。そのまな板が証拠保管庫から盗まれてしまうことに。

空調システムの工事に紛れて、ずっと証拠隠滅を計画していたというのが、計算高い。しかも、証拠保管庫の防犯カメラにもリモートログインし、暗証番号を盗み見。素人ではなくプロの犯行でしたね。

そんなことができたのも、宝石泥棒として、数々のセキュリティをかいくぐっていたからでした。 確かに映画の『オーシャンズ11』顔負けですが、殺人まで犯しているのが凶悪。

ハモンド夫妻以外にも、オハイオでも夫妻が殺害される事件が。犯人の侵入口が分からず、「脱出王フーディーニ事件」と呼ばれていたオハイオの事件。フーディーニと言えば、脱出術を得意とした奇術師として有名ですね。

ハリー・フーディーニ

Harry フーディーニことハリー・フーディーニ( Houdini [ˈhæri.huːˈdiːni] 、 1874年 3月24日 - 1926年 10月31日)は、「 脱出王」の異名を取った、 ハンガリーの ブダペスト市(エルジェーベト町)出身の ユダヤ人で、 アメリカ合衆国で名を馳せた 奇術師である。本名ヴェイス・エリク (Weisz Erik) [ˈvæjsˌerik] 。「不可能を可能にする男」という評価を得て。、現在でも「アメリカで最も有名な奇術師」と呼ばれるほど認知度は高く、奇術師の代名詞ともなっている。

証拠保管庫に侵入した実行犯はドナでしたが、裏には頭の切れるブレーンが。ドナが持っていた指輪の石はベニト石。アメリカのカリフォルニア州サンベニト郡で初めて見つかり、その地名にちなんでベニト石と名付けられたそうです。

ベニト石

ベニト石(ベニトせき、benitoite)は鉱物(ケイ酸塩鉱物)の一種。化学組成は BaTiSi3O9、結晶系は六方晶系。

宝石泥棒のバニヤンたちが侵入に使っていたのは、天窓。そこにはバニヤンの血が付着。包丁で切ったのではなく、バニヤンは侵入するときに窓枠で手を切っていたようです。

まな板がなくても、バニヤンを有罪にする決定的な証拠が見つかり、裁判もバニヤンに不利になるかと思いきや、一旦、自由の身になってしまったのは驚きましたね。 しかし、それも作戦のうち!  バニヤンの共犯者をおびき出すための罠でした。

殺人もいとわない宝石泥棒の共犯者も捕まって、一安心。全米で起こっていた宝石盗難事件も一気に解決。 殺されてしまったハモンド夫妻の娘テッサも少しは救われますね。

宇宙からも見えるレモンイエローのシャツ!?

徹夜続きのジェーンに、モーラはレモンイエローのシャツを貸すことに。 蛍光色で目が痛くなりそう。

ちょっと派手すぎですが、意外にもジェーンには似合ってるかも。 コーサックやフランキーにはからかわれていましたね。

英語ではレモンイエローではなく、シトリンという色のシャツだと言われていたようです。「シトリン」は黄色の水晶のこと。 フランキーに「宝石合わせ」だと言われていたのは、その色の名前のせいだったようです。

病気のカモを保護したケント

ケントは池で病気のカモを保護。

コーサックがカモに詳しいのに驚きましたね。ボツリヌス菌にはエプサムソルトを飲ませるといいことまで知っていたコーサック。コーサックの意外な一面が明らかになりましたね。

動物好きなケントとコーサックが似ているというモーラでしたが、ケントとコーサックはお互いに断固として否定するのが面白いですね。

スコットランド人のケントは、最初、カモの名前をスコットランドの女王「メアリー・スチュアート」から「メアリー」にしようと検討。

メアリー (スコットランド女王)

メアリーは王家 ステュアートの綴りを Stewart から Stuart に替えたが、これは自身のフランス好みからであったという。同時代の イングランド女王 エリザベス1世 と比較されることも多く、また数多くの芸術作品の題材となっている。 親しみを込め、しばしば「クイーン・オブ・スコッツ」と呼ばれる。 メアリー自身は廃位ののち国を追われ、エリザベス1世の命により ...

ドラマ『クイーン・メアリー 愛と欲望の王宮』ではメアリー・スチュアートが主人公になっています。

メアリー・スチュアートはいとこのエリザベスに処刑されてしまうと、エリザベスにしたらと提案するモーラでしたが、ケントは拒否。 スコットランド人のケントにとってはイングランド女王の名前を付けるのはありえないことだったようです。

長年、争ってきた歴史があるスコットランドとイングランド。サッカーワールドカップでもイングランドとスコットランドのチームは別で、2014年にはスコットランド独立のための住民投票も行われたそう。

メアリーの次は「クレオパトラ」と名付けるも、クレオパトラは弟を殺したと却下に。 それに、クレオパトラは蛇にかませて自殺しましたからね…。

クレオパトラ7世

現在、世間一般に美女「 クレオパトラ」として浸透しているのは、クレオパトラ7世のことである。クレオパトラの父は プトレマイオス12世(アウレテス)、母は クレオパトラ5世であり、兄弟姉妹はクレオパトラ6世(姉)、 ベレニケ4世(姉)、 アルシノエ4世(妹)、 プトレマイオス13世、 プトレマイオス14世(共に弟)が知られる。「クレオパトラ」の名は ギリシア語 で「父親の栄光」を意味する。 ...

最終的にカモの名前は歌姫のリアーナからとって、「リアーナ」に。しかし、保護したカモはなんとオス!

それにしても、まるで人間の彼女のようにカモを世話するケントが面白かったですね。 モーラとカモのことを同列に扱い、犬みたいにリードまでつけていたケント!

カモが元気になり、自然の返した後は、まるで失恋したかのような落ち込み方。 このときケントが聞いていたのは、「Bye Bye Love」という曲。

Everly Brothers - Bye Bye Love - Original HQ Audio

Evergreen: The Everly Brothers - Bye Bye Love. Year: 1957 Highest position: 2 Total weeks: 27

メスだと思っていたマガモは実はオス。モーラはずっと気付いていたようですね…。非繁殖期のオスはメスとそっくりの羽色になるものの、くちばしの黄色で区別できるそうです。

マガモ

振り返りもせずに元気に泳ぎ去っていったのはちょっとさみしいですが、人間に懐きすぎずに自然に返っていくことができたのはよかったですね。 「鶴の恩返し」のように、ケントにはいいことがあるかも⁉

マジックの練習をするフランキー

ニーナを喜ばせようとマジックを練習するフランキー。 ニーナもフランキーが大ファンのアイスホッケーチーム ボストン・ブルーインズのチケットをプレゼント。 お互いが好きなもので喜ばせようとするのが素敵ですね。

コインのマジックには成功したフランキーでしたが、煙幕で姿を消すマジックには失敗…。 姿を消すマジックのすきに、ボストン・ブルーインズのチケットを狙うジェーン!  きょうだい仲がいいジェーンとフランキー。 ニーナとアンジェラも仲良くなり、いい関係ですね。

ちなみに、モーラは19日だと言っていましたが、不眠の世界記録は11日と12分だそう。

ヒトはいったい何時間まで起きていられる?

一切眠らない状態が長く続くと、動物は生命を維持できなくなるといわれています。 不眠状態を続けた世界記録として認められているのは、1964 年にアメリカの男子高校生による264 時間12 分(11 日と12 分)。実験には最初2 人の友人がつきそい、最後の90 時間はスタンフォード大学の睡眠学者が立ち会って行われました。

10日も寝ていないと、おかしくなりそうですね…。

ドラマで流れた曲

  • My Baby Drives - JUSTIN TOWNES EARLE
  • Bye Bye Love - BILLY BURNETTE

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