- 『刑事ジョン・ルーサー』シーズン5 第1話
- Luther Season5 Episode1
※ネタバレしています。
『刑事ルーサー』シーズン5 第1話のあらすじ
リー・ペックは殺人を目撃。リーは犯人に追われて殺害され、目と舌を切り取られていた。 監視カメラに映った犯人の男はフードにLEDライトを縫い込んで、顔が映らないようにした上、仮面をかぶっていた。
リーが目撃した1人目の被害者ポール・レッドフォードは体中にクギが刺された状態で発見される。 ルーサーは他の機関から新しく来たキャサリン・ハリデー巡査部長や、マーティン・シェンク、ベニーと共に捜査を開始する。
しかし、ルーサーは犯罪組織のボス ジョージ・コーネリアスに拉致されてしまう。ジョージ・コーネリアスの息子アリスターが誘拐され、ジョージ・コーネリアスはルーサーが関与していると思っていた。
ルーサーは誘拐について何も知らなかったが、ジョージ・コーネリアスの手下エロルに盗聴器をつけさせ、状況を探ろうとする。 盗聴器がバレ、エロルは首に爆弾をまかれて、始末されそうになるが、間一髪で助け出すことに成功する。
一方、ジョージ・コーネリアスは取引場所のプールで誘拐犯と顔をあわせる。ジョージ・コーネリアスは誘拐犯に発砲して当てるが、誘拐犯は逃走する。
クギが刺された殺人では、精神科医ヴィヴィアン・レイクから危険性の高い患者がいると情報提供がある。肉体を鋭利な物で刺すと興奮する性的倒錯を抱える患者ジェームズ・ハウザーが血の付いた状態で家に現れたと警察に話すヴィヴィアン・レイク。
警察はジェームズ・ハウザーの家に突入。壁中に刺さったピンに、ビンに入った目玉や舌が発見されるが、ジェームズ・ハウザーはいなかった。
その後、犯人はバスで女性を襲い、運転手も殺害。 ルーサーは精神科医ヴィヴィアン・レイクを利用し、ハムステッドの森にいるジェームズ・ハウザーとヴィヴィアンが接触するのを尾行する。
警察がいると知った犯人はヴィヴィアン・レイクの腕を切りつけ、逃走。 ジェームズ・ハウザーは自分で喉を切り、自殺する。
利用されたと知ったヴィヴィアン・レイクはルーサーに唾を吐くが、真犯人の男をトランクに乗せていた。 帰宅したヴィヴィアン・レイクは真犯人の男についた血をホースの水で洗い流し、服も燃やす。 真犯人の男はヴィヴィアン・レイクの夫だった。
ルーサーは帰宅。ハリデーは自殺で幕を下ろした事件に違和感を覚え、真相は他にあるのではないかと疑い、シェンクと共にルーサーの自宅へ向かう。 一方、息子を誘拐されたままのジョージ・コーネリアスもルーサーが何かを知っているはずだとルーサーの家に向かっていた。
そんな中、ルーサーの家に訪問者が。ルーサーが警戒してドアを開けると、そこにいたのは死んだはずのアリスだった。
『刑事ルーサー』シーズン4 第2話（通算16話）「刑事ルーサー」前回のあらすじと感想はこちら≫『刑事ルーサー』シーズン5 第1話の感想
死んだとばかり思っていたアリスが生きていてびっくり！ またアリスとルーサーのコンビが見られるのはうれしいですね。
猟奇的な事件が発生
殺人を目撃し、自分も殺されてしまったリー・ペック。ただ殺されただけでなく、目と舌を切り取られていたというのが猟奇的。 さらに、1人目の被害者は体中にクギが刺された異常な状態で発見されることに…。 体中にクギが刺された死体にゾッとしますね。
この事件を担当するのはルーサーやマーティン・シェンク、ベニーたちお馴染みの刑事に加え、キャサリン・ハリデー巡査部長。 他の公的機関から来たハリデーはすぐに警視になるだろうというマーティン・シェンク。色々と警察内部も変化したようです。
犯人は監視カメラに顔が映らないようにLEDライトをフードに縫い込み、さらに不気味な仮面まで装着。 LEDライトをフードに縫い込んで監視カメラに映らないようにするなんて、犯行が猟奇的なくせに計画性があるのが、最悪ですね。
しかも、仮面が不気味すぎる…。バスの後部座席に隠れて、女性に襲い掛かるために這って進む犯人が獲物を狙うヘビのようで、気持ち悪かったですね。
真犯人は別にいた
警察に情報提供してきた精神科医ヴィヴィアン・レイク。ヴィヴィアンは夫をかばうため、患者のジェームズ・ハウザーが犯人だと誘導したようです。
家の階段の手すりについた血痕を熱心に拭き取っていたのも、患者ではなく夫をかばうためだったと知れば納得ですね…。 それにしても、最初の方で犯人が裸で泣いているかと思いきや、実は笑っていたというのが恐怖！
犯人に仕立て上げられたジェームズ・ハウザーには肉体を鋭利なもので刺すと興奮する性的倒錯があるという精神科医のヴィヴィアン。 13歳のときに、友人をコンパスで刺して絶頂を覚えたという話には背筋が凍りつきますが、幼少期に何度も虐待されたせいで、そうなってしまったというのは同情の余地が。
それでも、おそろしい性癖を持つことに変わりはないジェームズ・ハウザー。ジェームズ・ハウザーの自宅にはビンに入った目や舌も…。リー・ペックの目や舌を罪をなすりつけるために、ジェームズ・ハウザーの自宅に置いたようです。 それにしても、壁中にピンが刺さった不気味な家でしたね。
精神科医のヴィヴィアンを利用し、犯人と接触するところを尾行するルーサーたち。 ジェームズ・ハウザーは自分の喉を切り、自殺するという事件の幕切れになりますが、実は精神科医のヴィヴィアンの夫が真犯人だったことが分かった時には驚きましたね。
精神科医のヴィヴィアンの息子が真犯人でかばっているのかと思いきや、まさかの夫！ なぜこんな夫の犯行を見過ごして、かばっているのか謎ですね。
患者を身代わりにして、証拠隠蔽まで…。 歪んだ夫婦がおそろしい…。
ルーサーに利用されたことに怒り、唾まで吐きかけていたヴィヴィアン。 あれも全部、芝居だったようですね…。 ヴィヴィアンの腕を切りつけたのは夫で、どこかでジェームズ・ハウザーと入れ替わったようです。
事件はジェームズ・ハウザーが死んだことで幕引きとなりそうでしたが、ハリデーは違和感を感じることに。 新しくやってきたハリデーですが、刑事としての嗅覚は鋭いようですね。 果たして次の犠牲者が出る前に真犯人を逮捕することはできるのでしょうか…。
死んだと思われていたアリスは生きていた
ルーサーは犯罪組織のジョージ・コーネリアスに拉致されることに。
ジョージ・コーネリアスと言えば、『刑事ルーサー』シーズン4 第1話から登場し、アリスがダイヤの原石を売るために仲介を頼んだという男。しかし、ジョージ・コーネリアスは手下を送り込み、アントワープでアリスからダイヤを盗もうと計画。その結果、アリスはダイヤを狙うメーガンに殺されたと思われていましたね。
まさか、アリスが生きていたとは！ メーガンがアリスを殺したというのは、ウソだったようです。メーガンもアリスの協力者だったのでしょうか…。
ジョージ・コーネリアスはルーサーが息子のアリスター誘拐に関与していると疑っていましたが、誘拐犯は生きていたアリスだったようですね。
何も知らないルーサーはジョージ・コーネリアスにロシアンルーレットさせられ、あやうく殺されそうに。 盗聴器をつけていたことがバレたエロルも首に爆弾を巻き付けられることに！
ジョージ・コーネリアスのやることは容赦なく、おっかないですね…。 取引場所のプールでも隠し持っていたショットガンで誘拐犯を銃撃。 撃たれたのはアリスだった模様。
犯罪組織のジョージ・コーネリアスの息子をさらうなんて、命知らずなことができるのはアリスぐらいしかいなさそうですね。誘拐はジョージ・コーネリアスへの復讐が目的のようです。
ルーサーの前に現れたアリス。ダイヤを売ったお金で一緒に逃げようとまでしていたルーサーとアリスがついに再会。 アリスが生きていたことに驚きましたが、川で見つかったアリスと断定された遺体は誰だったのでしょうか…。
再びルーサーとアリスのコンビが見られるのはうれしい限りですね。 でも、アリスが誘拐犯だとしたら、厄介なことに巻き込まれそうです…。
エンドロールに流れた曲は、イギリスのロックバンド Spiritualized（スピリチュアライズド）の「Come Together」という曲です。
『刑事ルーサー』の登場人物・キャスト
ドラマで流れた曲
- Come Together - SPIRITUALIZED
