- 『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2 第10話「クリスマスの夜に Part1」
- The Good Doctor Season2 Episode10 "Quarantine"
※ネタバレしています。
『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2 第10話「クリスマスの夜に Part1」のあらすじ
メレンデスとリムは外科部長の座を逃がして一緒に飲んだ後、一夜を共にしていた。
クリスマス、ERには空港から2人の患者が搬送されてくる。
最初に搬送されてきた男性は死亡。もう1人の女性患者マリアンは水疱性発疹があり、死亡した男性と同じマレーシアからの飛行機の便に乗っていた。強力な呼吸器系ウイルスの空気感染が疑われ、マリアンは病原菌が外に漏れないように気圧が低くなっている陰圧室に入れられる。
リムやショーン、レズニックたちがいるERは隔離閉鎖。 アレックスとクリスマス休暇を過ごすはずだったアレックスの息子ケランも隔離されることになる。妊娠中のヴァイオラや、サンタのピートなど、ERに来ていた人々も隔離される。
一方、白血病のクリスは父親のボブから骨髄移植するはずだったが、ボブもERに隔離されてしまっていた。
空港から患者を搬送してきた救急隊員のタイラーも感染し、死亡。さらに、リムまで感染してしまう。 サンタのピートはS状結腸軸捻転を起こし、高圧浣腸で一時的に回復するが、腸が閉塞を起こし、オペが必要になる。
ショーンは蛍光灯のノイズが気になり、なかなか集中できない。
ERにオペ室を即席で作り、リムの指示を受けながら、サンタのピートの手術をすることになるが、感染しているリムはついに倒れてしまう。
白血病のクリスは免疫機能がなく、すぐに骨髄移植をしないと死んでしまう。メレンデスは蘇生拒否したクリスを蘇生させ、ERの隔離区域を広げて、隔離区域にいるボブから骨髄移植をしようと考える。
グラスマンは脳腫瘍が再発したことが発覚。
隔離されたERの人々は感染におびえ、低血糖で倒れたトビーも感染者ではないかと騒ぎ始める。そんな中、アレックスの息子ケランは息苦しそうになり、吸入器の薬を吸いこもうとする。 ショーンは蛍光灯のノイズと人々の騒ぐ声でパニック状態になり、固まってしまう。
『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2 第9話「共感力とは」前回のあらすじと感想はこちら≫『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2 第10話「クリスマスの夜に Part1」の感想
ERは感染症で隔離
楽しくなるはずのクリスマスが悪夢に…。
空港から運ばれてきた患者2人はマレーシアからの飛行機に乗っており、同じ感染症に感染していました。 まさか同じ感染症だとは…。しかも、空気感染の可能性があり、救急隊員のタイラーまで感染。
マレーシアで発生したという設定の強力な呼吸器系ウイルスによる感染症は致死率が高いようで、感染した人々は次々に死亡してしまうのがおそろしいですね。
レズニックに好意を寄せ、デートに誘おうとしていた救急隊員のタイラーまであっという間に亡くなってしまうことに。 ARDSというのは、急性呼吸窮迫症候群ともいい、重症の患者に起きる呼吸不全のことだそう。文字だけで苦しそうですね。
急性呼吸窮迫症候群
急性呼吸窮迫症候群 (きゅうせいこきゅうきゅうはくしょうこうぐん、acute respiratory distress syndrome, ARDS) とは、臨床的に重症の状態の患者に突然起こる 呼吸不全の一種である。
ERは隔離され、感染した人は病原菌が外に漏れないように気圧が低くなっている陰圧室へ。
ERに治療に来ていた妊婦のヴァイオラや、サンタのピート、アレックスの息子ケランたちも隔離されることに。 アレックスの息子が結構大きいことに驚きました。
お腹が痛いというサンタのピートは、S状結腸軸捻転で手術が必要に。 しかし、隔離されたERにはオペ室がないため、まずは高圧浣腸で捻転を戻そうとすることに。 サンタが浣腸されているのが、面白いですね。
ひとまずは改善したサンタのピートですが、気分が悪いと糖尿病のトビーにゲロを吐きかけることに。
なんとか即席のオペ室を作り、野戦病院のように手術をすることになるショーンとレズニック。 感染してもショーンたちに的確な指示を出すリムがすごいですね。
サンタのピートの腸は壊死して穴が開き、動脈から出血も。リムが倒れてしまいレズニックは指示がない中、オペを終わらせなければいけないことに!
まだウイルスの対処法も見つかっていない中、リムまで悪化。ERの頼りの人物がいなくなってしまうことに。 治療法が見つかり、助かってほしいですね。
白血病のクリス
暴れて注射を打たれたボブは実は白血病のクリスの骨髄ドナーでした。 子どものころに家族を捨てたボブでしたが、骨髄移植には同意してくれたようです。
クリスは白血病が原因で心筋梗塞に。白血病が心筋梗塞の原因になることもあるんですね。
父親のボブからすぐに骨髄移植をする必要があるクリスですが、ボブが隔離されてしまったため、移植は困難に。 7年も白血病と闘ってきたクリスは蘇生を拒否してしまいました。7年もの長い間、病気と闘ってきたというのが想像を絶しますね。
メレンデスはあきらめず、クリスを蘇生させ、ボブから骨髄移植をしようと奮闘。 隔離区域を広げ、そこで隔離区域にいるドクターに骨髄の採取と移植をしてもらう案を実行しようと計画。 隔離区域を広げて、免疫機能のないクリスを入れるというアイデアが大胆ですね。
蘇生拒否を破ってまで、クリスを助けようとするメレンデス。その大胆な骨髄移植が成功して、クリスは元気になってほしいですね。
グラスマンは脳腫瘍が再発
隔離されたショーンに変わってリアがグラスマンをクリニックへ送っていくことに。
そこでグラスマンは脳腫瘍の再発を知ることに。放射線治療で記憶障害が起きているものの、順調に回復しているのかと思っていました。まさか再発しているなんて…。
隔離されたERは混乱
低血糖で倒れた人も感染したと疑われ、ERに隔離された人々はパニックに。
そんな中、アレックスの息子ケランはぜんそくの発作を起こしてしまったよう。息子が目の前で苦しんでいるのに何もできないのが、もどかしいですね。
ショーンはずっと気になっていた蛍光灯のノイズと人々の騒ぎ声で、思考が停止。 他の人には聞こえないわずかな蛍光灯のノイズがショーンにとっては、耳障りで気が散る音に。 ショーンは自閉症で聴覚過敏のようです。
隔離されたERが大混乱する中、ショーンたちはこの難局を切り抜けることができるのでしょうか…。
『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2の登場人物・キャスト
『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2の登場人物・キャストの紹介はこちら≫
ドラマの中で流れた曲
- Jingle Bells - FRANK SINATRA
- Silent Night - ANNIE LENNOX