『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2 第2話「嘘の練習」あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2 第2話「嘘の練習」
  • The Good Doctor Season2 Episode2 "Middle Ground"
アメリカ版 海外ドラマ『グッド・ドクター 名医の条件』

※ネタバレしています。

『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2 第2話「嘘の練習」のあらすじ

ショーンは清掃員のポールの症状から、すい臓がんではないかと疑う。メレンデスはポールにがんの可能性は伏せたまま検査するように指示するが、ショーンはなかなかウソがつけず、すい臓がんかもしれないとポールに言ってしまう。

検査の結果、ポールはステージ3のすい臓がんで余命1年だと判明。 ショーンはリスクは高いが成功すれば長生きできる すい頭十二指腸切除術をするかどうかをポールに決断してもらう。 家族優先で生きてきたポールは、家族の望みをかなえようと手術を受ける決断をする。

ポールの手術は成功するが、術後の合併症 胃十二指腸動脈の破裂で亡くなってしまう。 ポールの家族たちは、ポールに手術を受けてほしいという自分たちの望むを押し付けたせいで死に追いやったとお互いを責めあう。 その様子を見たショーンはポールは手術を受けたがっていたとウソをつき、ポールの家族を和解させる。

ドクター・リムは膣の再生手術をしてほしいという16歳の少女アーシャを担当する。アーシャは2歳のときに割礼され、傷の手当ても受けていなかった。女性器の切除は虐待に当たるが、伝統的な通過儀礼として行われていた。 リムは両親にも内緒でアーシャの再生手術をするが、術後、アーシャはひどい痛みを訴え、日帰り手術は無理になってしまう。

アーシャの本名はマーラ。痛みの原因は神経終末が生きているからだった。痛みをとるには、再建手術で愛の喜びを感じられるようにするか、切除手術するかだった。マーラの両親は伝統的な通過儀礼だと主張し、切除手術をするように迫る。 マーラも伝統に背けないと切除手術を選ぶが、リムは独断で頬の内側の組織を移植し、再建手術をする。再建手術されたと気付いたマーラはうれしそうに笑う。

ショーンのもとに戻ってきたリア。しかし、ショーンはリアのことを避け続ける。リアがいなくなってつらい思いをしたショーンは、またつらい思いをしたくないとリアを追いだそうとする。

グラスマンは執刀医選びに苦悩。死ぬことより後遺症が残ることをおそれていた。主治医のブレイズから48時間以内に手術を行うか、他の主治医を探すかだと告げられ、コー先生を執刀医に選び、手術にのぞむ。

『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2 第1話「別れと再会」前回のあらすじと感想はこちら≫

『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2 第2話「嘘の練習」の感想

すい臓がんに気付くショーン

病院の清掃員のポールがすい臓がんだと気付いたショーン。すごい観察力ですね。半年前の皮膚の色を覚えているなんてびっくり。

清掃員のポールはシーズン1の第10話「勇気と犠牲」にも登場しています。

すい臓がんを早期発見するのは難しく、生存率も低いそう。すい臓がんの可能性を伏せて検査しようとしますが、早々に失敗し、本当のことを言ってしまったショーン。 告知のときも、「あと1年しか生きられない」とポールに言ってしまうことに…。 でも、どんな方法でも余命を告知するのは難しいことですね。 それでも、ポールはあの告知でよかったと言ってくれるやさしい人でした。

難しい手術のすい頭十二指腸切除術を受けるかどうか決断を迫られたポールは、家族の手術を受けてほしいという望みをかなえようと、手術を受けることを決断。 こんなときでも、自分のためではなく、家族のことを優先するポールがすごいですね。

「人生最後の決断が家族のためになるなら満足だ」と言い切れる覚悟には感心するばかり。 すい頭十二指腸切除術は成功し、ポールは助かるかもしれないと思いきや急変し、亡くなってしまうことに。 その後、ポールの家族はお互いを責めあい、バラバラになりそうに。 なかなかウソをつけないショーンでしたが、このときはポールが手術を受けたがっていたと見事にウソをつきとおしたのでした。

ウソをつく理由が分からなかったショーンに生前ポールは「真実が相手のためにならないときはウソを言うべきだ」と指摘。 ショーンはその言葉でウソをつく理由が分かったようですね。

ショーンのウソでポールの家族は手を取りあい、悲しみを分かち合うことに。 ポールの言葉によって、仲違いしそうだったポールの家族が団結することに。死んだあともポールは、家族を救うことになりましたね。

割礼をされた少女

リムは女性器を切除された少女の再生手術を担当することに。 女性器切除が現在も行われているというのが衝撃的ですね。

まだ2歳の女の子にケニアから来たおばと祖母が切除したというのが驚き。 しかも、傷の手当てもせず、ひどい傷痕が残ったまま放置されていたようです。大抵は麻酔などもなしで、行われるそうです。

伝統だと言いますが、ひどすぎる…。 伝統というより、因習としか思えないですね。そして、アメリカ国内でも人知れず行われているというのが怖い…。

悩んだマーラは偽名を使い、再生手術をうけることに。両親にも内緒で済むはずが、激痛を訴え、両親にも知られてしまうことに。 マーラの母親イマニも切除を受け、そしてイマニの母親も切除を受けていました。娘にも代々同じつらい思いをさせる「伝統的な通過儀礼」が続いてきたことが問題の根深さを感じさせますね。

痛みをなくすため、切除手術をするか、再建手術をするか決断を迫られるマーラ。 伝統に背けないと切除手術を選んだマーラでしたが、リムは再建手術をすることを決意。それに気付いたマーラもうれしそうでした。

これで「伝統的な通過儀礼」という名目の虐待の連鎖も止まりそうでよかったですね。

そして、アンドリュースが院長になって空いた外科部長のポストには、メレンデスかリムが候補にあがっているようですね。果たして次の外科部長になるのは誰なのでしょうか…。

手術を受けるグラスマン

戻ってきたリア。ショーンはうれしがるかと思いきや逆でしたね。

またリアがいなくなり、つらい思いをすることをおそれるショーン。そんなにもリアのことが好きだったんですね。 シーズン1 第12話「思い出の紡ぎ方」でリアがくれた野球のボールを返し、出ていってほしいと叫ぶショーン。 リアとの関係はこれで終わってしまうのでしょうか…。

グラスマンは執刀医選びに苦悩。 死亡率が低すぎても、逆にダメなんですね。オペのチームまで選んだグラスマン。 こんなに悩んでいたのは、死ぬのが怖いからではなく、後遺症が残ったまま生きることが怖いからでした。

確かに手術が成功しても、後遺症で話や歩くことができなくなり、自分らしく生きられなくなるのは死ぬことよりもつらいかもしれませんね。 神経外科医のグラスマンは後遺症が残った症例を間近で見てきたために、さらに恐れが強いようです。

優秀な外科医の自分がその能力を失えば、もう何者でもなくなることを恐れるグラスマン。 「あなたは僕の友達だ」と勇気づけるショーンでしたが、グラスマンにはそれでは十分じゃないと言われてしまうことに。ショーンの言葉は感動的でしたが、グラスマンが何者か定義するには十分でないというのが現実的。

アイデンティティが失われることを恐れていたグラスマンでしたが、ついに執刀医をコー先生に決め、手術を受けることに。 手術が成功し、後遺症も残らなければいいですね。

『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン1の登場人物・キャスト

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