- 『リゾーリ&アイルズ』ファイナルシーズン シーズン7 第6話「幽霊病院」
- Rizzoli & Isles Season7 Episode6 "There Be Ghosts"
※ネタバレしています。
『リゾーリ&アイルズ』ファイナルシーズン シーズン7 第6話「幽霊病院」のあらすじ
マローン病院で殺人事件が発生。改修工事中で閉鎖されていた棟で、がん治療を受けていたジェニーが鉄筋で胸を串刺しにされ、殺される。そばには白いバラが置かれていた。 ボストンで開かれる推理作家会議に来ていた作家のサマンサ・カスパリーは幽霊の仕業だという。
その後、ジェニーの主治医でがん専門医のラッセル・モーガンもがん治療薬を一気に注射され、殺される。その遺体にも白いバラが置かれていた。
1905年にハンナ・ローズという患者が腸チフスのため、マローン病院で死亡。その後、患者が次々と亡くなり、主治医も自殺したことから、昔、幽霊話が広がっていた。死体のそばに置かれたバラはハンナ・ローズのローズを連想させ、呪われた病院と思わせて、マローン病院を潰そうとする者の犯行だった。
犯人が幽霊話を知った図書館の歴史資料である1905年の新聞は切り抜かれていた。その新聞を閲覧した図書館利用者は2年前に死んだジョセフ・メイソン。メイソンはお隣のマージョリーが世話をしていたという。そのマージョリーも半年前にがんで死亡していた。
しかし、マージョリーには息子のジェームズ・ミラーがいた。 マージョリーはモーガン医師の治療を望んでいたが、すでに手遅れだったため却下されていた。
ジェームズ・ミラーはマローン病院の庶務課で働き、母親のマージョリーが治療を受けていたら助かったはずだと病院とモーガン医師を逆恨みしていたのだった。 ジェームズ・ミラーは病院の事務長も殺そうとしていた。 ジェーンは襲い掛かってきたジェームズ・ミラーを撃ち殺す。
作家のサマンサは捜査に協力すると言いながら、モーラに近づき、マローン病院の古い資料を盗もうとしていた。 推理作家会議で、サマンサはスランプでとんでもないことをしてしまったとモーラに謝り、仲直り。
フランキーはケントから誘われたコンサートに乗り気ではなかったが、そのコンサートがロックバンドのKISSのもので大喜び。 アンジェラも一緒にコンサートを楽しんだのだった。
『リゾーリ&アイルズ』ファイナルシーズン シーズン7 第5話「付きまとう影」前回のあらすじと感想はこちら≫『リゾーリ&アイルズ』ファイナルシーズン シーズン7 第6話「幽霊病院」の感想
怪談話が殺人に関係
激しい雷雨の中、殺人事件が発生。まるでホラー映画でしたね。事件には昔の怪談が関係していました。 犯人は昔の怪談を利用し、人々の恐怖をあおり、病院をつぶしたかったようです。
ボストンは秋の嵐で、すごい雨。みんな、レインコートを着用。レインコートに帽子をかぶったコーサックはパディントンと言われていましたね。 確かに体型もそっくり！
怪談のもととなったのは、1905年にハンナ・ローズという女性が腸チフスで死に、その後も患者が次々と死亡。主治医まで自殺したため、ハンナが人を呪って殺しているという幽霊話が広がったのでした。
それにしても、病院に100年以上前の資料が残っているのがすごいですね。 幽霊はいませんでしたが、改修中の病院、雷、停電、そして、殺人鬼と恐ろしいものが勢揃い…。 ハンナ・ローズを連想させるため、白いバラ（ローズ）が置かれていたのも不気味でした。
ジェニーは鉄筋で串刺しに、主治医のモーガン医師はがん治療薬を注射され、死亡。 がんを治すための薬も一気に注射すれば、人を殺せるというのが、怖いですね。
犯人の正体は、病院とモーガン医師を恨んでいた職員ジェームズ・ミラー。母親のマージョリーが手遅れだと治療を却下されていたことが動機でした。 治療薬で回復してきていたジェニー。ジェームズ・ミラーによって、関係もないのに殺されてしまったのが気の毒ですね。
怪談話を広めて、病院を潰すために、次々と殺人を起こすジェームズ・ミラー。今どき、幽霊話を信じる人は少ないですが、確かに病気のときは、そんな病院にわざわざ入院したいとは思いませんね。
次は病院の事務長を狙ったジェームズ・ミラーでしたが、事務長は注射された量が少なくて無事。 幽霊よりも逆恨みで人を殺すジェームズ・ミラーの方が怖かったですね。
捜査中にジェーンとコーサックが、亡くなったフロストに会いたいよと言うのが切ない…。 フロスト役のリー・トンプソン・ヤングは双極性障害のため自殺しています。
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去る8月19日に拳銃自殺し、29歳の若さでこの世を去った『リゾーリ＆アイルズ』のリー・トンプソン・ヤングが生前、双極性障害を患っていたことが明らかになった。
モーラは作家デビュー！？
推理作家会議のためボストンに来た作家のサマンサ・カスパリー。 シャーロック・ホームズのモデルになった医師 ジョセフ・ベル博士の本を書いたというモーラもファンの作家でしたが、病院の古い資料を盗もうとしていました。スランプだったといっても、資料をビリビリ破いて、盗もうとするなんて…。
ジョセフ・ベル
アーサー・コナン・ドイルは 1877年にベルに出会い、 エジンバラ王立病院 ( Royal Infirmary of Edinburgh) でベルの下で働いた。ドイルは後に、架空の人物シャーロック・ホームズを主人公として人気の高い一連の物語を書くようになったが、ドイルによれば、ホームズの人物像は、ベルとその観察手法を緩やかになぞったものだという。ベルは、自分がモデルとされていたことに気づいており、それを誇りに思っていた。 アーヴィング・ウォーレスは、著書『 The Fabulous Originals』で初出し、後に加筆されて『 The Sunday Gentleman』に収録されたエッセイで、ベルがおもにスコットランドで警察の捜査に何回も関与しており、 1893年の アードラモント殺人事件 ( Ardlamont murder) などにもたずさわり、多くの場合は 法医学を専門とした ヘンリー・リトルジョン ( Henry Littlejohn) 教授とともに働いていたと述べている。
利用されていたと失望するモーラでしたが、仲直りできてよかったですね。短編小説まで書いていたモーラ。モーラは本当に多趣味で、何でもできてしまうのがすごい…。 しかも、プロにも褒められる出来栄え。モーラの作家デビューも近い！？
一方、ジェーンは推理作家会議に退屈したようです…。白ワインを「7分おきに持ってきて」とハイペースで飲もうとするジェーン！ でも、ドレス姿は決まっていましたね。
ケントたちはコンサートに
フランキーはケントに誘われたコンサートに行きたくないと、ケントを避け続けることに。 変人のケントの家は、はく製だらけ。しかも、ネズミのはく製にはセント・キルダというスコットランドの島の名前をつけていたことが判明。
セント・キルダ
セント・キルダ （ St Kilda、 スコットランド・ゲール語:Hiort）は、 イギリス領の孤立した群島。北大西洋、 ノース・ウイスト島の64km西北西にある。 スコットランド、 ...
それだけではなく、そのネズミのはく製に季節ごとにコスプレまでさせているのでした。 そのためのネズミ用キルトまで！ スコットランドの民族衣装のキルトまで着せるなんて…。スコットランド愛が強いですね。
キルト (衣装)
キルト（英語: kilt）はスコットランドのスカート状の伝統衣装。通常はタータン柄である。キルトは英語名で、ゲール語ではフェーリア（fèileadh）と呼ばれる。...
ネズミのはく製も自分で作っていそう。 コスプレ衣装も手作りしているようです…。 変人だと言われてきたケントですが、ここまで奇妙な趣味を持っていたなんてびっくり。
フランキーはケントに誘われたのはバグパイプかクラルサッハのコンサートだと勘違い。 しかし、ロックバンドKISSのコンサートだったようですね。
キッス
アメリカン・ ハードロック草創期から、 アメリカ東海岸を代表する世界的グループとして知られる。早くからロック界に コープス・ペイントを取り入れ、世界観をギミックした メディアフランチャイズ（ マーチャンダイズ）を展開するなど、版権ビジネスモデルの先駆けともなった。 2014年『 ロックの殿堂 』入り。 1973年1月にアメリカで結成されたロックバンド。白塗りの化粧（ コープス・ペイント）と奇抜な衣装でストレートなロックンロール、ハードロックを演奏する。巨大なロゴを中心にした大規模なステージセットで、当初より炎や パイロテクニクスを多用している。彼らのファンは、 キッスアーミー( KISSARMY)と呼ばれる。 キャッチフレーズは、「You Wanted the Best!? You Got the Best! The Hottest Band in the World, KISS!!(最高を求めていただろう!? お前は手に入れた!
ケントはメイクもばっちり。フランキーやアンジェラも思いっきり楽しめたようでよかったですね。 それにしても、ケントは変わってる！
ドラマで流れた曲
- The Best Kind of Heartbreak - TAYLOR BERRETT
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