- 『MACGYVER/マクガイバー』シーズン3 第8話「リベンジ+カタコンベ+ゴースト」
- MACGYVER Season3 Episode8 "Revenge + Catacombs + Le Fantome"
※ネタバレしています。
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン3 第8話「リベンジ+カタコンベ+ゴースト」のあらすじ
マクガイバーは退役軍人の集いに参加。そこで、マクガイバーの恩師ペーニャを殺した爆弾魔のゴーストを追うイギリスの秘密情報部に所属するアイリーンに声をかけられる。
アイリーンはマクガイバーにゴースト確保に協力してほしいと頼む。アイリーンの両親は20年前のイギリスで、ゴーストの作った爆弾が誤って爆発した巻き添えで亡くなったという。
アイリーンの情報によるとゴーストはチェチェンの反乱者と共にロシア軍に拘束されているという。 マクガイバーたちはゴーストを確保しに向かうが、アイルランドの過激派組織IRAがゴーストを救出していた。 IRAのクインからゴーストの居場所を聞き出し、チェチェンの廃倉庫に向かうが、そこではメタノール火災が起こり、ゴーストの痕跡は消されそうになっていた。
マクガイバーは二酸化炭素を投げ込んで火の中を通り、ゴーストがフランスのパリの機械工場に化学薬品を送った書類を燃える前に手に入れる。 その機械工場の地下はパリの地下墓地カタコンベのトンネルとつながり、ゴーストが爆弾を製造した工場も見つかる。 しかし、アイリーンがゴーストの罠を作動させてしまい地下では爆発が起こる。
さらに、パリでは3発の爆弾が爆発。イギリスの次期首相候補オーエン・ダグラスが標的で、3発の爆発はダグラスをおびき出すためのものだった。 20年前、ゴーストはオーエン・ダグラスを狙い爆弾を製造していたが、警察の手入れを恐れ、爆弾がアパートで爆発。その爆発で死んだのがアイリーンの両親だった。
地下の爆発に巻き込まれたマクガイバーはゴーストに拉致され、テロが起こった時に避難に使われるダグラスの隠れ家に連れてこられる。 ゴーストは爆弾処理の腕がいいマクガイバーを殺すため、爆弾を仕掛けたが、代わりにペーニャが死ぬことになったと知らされる。
ゴーストはコナーという本名を名乗り、巨大な爆弾は解除不可能だとマクガイバーに告げる。 そこにアイリーンが現れ、ゴーストはアイリーンの父親だと判明。20年前、ゴーストはIRAのために爆弾製造を担当し、薬品を間違えたせいで爆発、アイリーンの母親は死んでいたのだった。 アイリーンは復讐のため、ゴーストを刺し殺して、逃亡。
マクガイバーはライリーとボーザーの協力で起爆した爆弾をブルーシートとロープで持ち上げ、下にある起爆装置のコードを切り、間一髪で爆弾解除に成功する。 ゴーストが死ぬ前に、もうひとつ爆弾があると言われ、気にかかるマクガイバーだったが、マティに死んだゴーストに囚われるなと助言される。
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン3 第7話「スカベンジャー+ハードディスク+ドラゴンフライ」 前回のあらすじと感想はこちら≫『MACGYVER/マクガイバー』シーズン3 第8話「リベンジ+カタコンベ+ゴースト」の感想
爆弾魔ゴースト
2011年アフガニスタン、陸軍で爆弾処理をしていたことを思い出すマクガイバー。 「千の簡易爆弾デー」では、1日に126個もの爆弾を解除。 126個とは途方もない数ですね。神経がすり減りそう。
前回もゴーストの捜査に参加していた登場したチャーリーと相棒だったマクガイバー。 126個もの爆弾を仕掛けていたのは、爆弾魔のゴースト。 ゴーストはシーズン2の第12話「マック+ジャック」にも登場した謎の爆弾魔。
木製の箱に入れられた簡易爆弾はまるで芸術作品。コードまできれいに編み込まれ、一見するとオルゴールのようでしたね。
実は爆弾処理班になりすまして、爆弾を仕掛けていたゴースト。爆弾処理を先にしていると説明した人も仲間だったようです。その人のボディカメラでマクガイバーを撮影し、研究していたゴースト。 ゲームの対戦のように、爆弾処理員と戦っているつもりなのが質が悪い。
ゴーストには次の狙いが
アイリーンの情報でチェチェンへ飛んだマクガイバーたち。 IRAは硝安と燃料油からなるアンホ爆弾を使ってロシアの基地からゴーストを救出。アンホ爆弾といえば、肥料を使って作られているイメージ。
アンホ爆薬
アンホ爆薬(アンホばくやく、Anmonium Nitrate Fuel Oil explosive : ANFO)は、 爆薬の一種。 硝安油剤爆薬 (しょうあんゆざいばくやく)とも。 火薬学会規格 (VI) によれば、 硝酸アンモニウム(硝安)と燃料油( 引火点50℃以上)からなり、他の 火薬、爆薬、金属粉等を含まない爆薬で工業 ...
爆弾でIRAのクインに口を割らせたアイリーンですが、解除できるか先に確かめたら脅しの効果は半減するんじゃ…。
ゴーストがいた倉庫はすでにメタノール火災に。 青色の炎で日が差すと見えないというのがおそろしいですね。
そこで得た情報から、フランスのパリへ。 地下に仕掛けられた罠を缶で作ったコロコロでチェックするマクガイバー。戻り車というおもちゃのような仕掛けが罠のチェックに役立つなんて、意外ですね。
ゴーストはアイリーンの父親だった
そして、ついにゴーストが姿を現すことに。 ゴーストの正体がアイリーンの父親だったのには、びっくり。
アイリーンの父親も死んだことになっていましたが、死体は見つからずに死んだということにされたのでしょうか…。 ゴーストの狙いはイギリスの次期首相候補オーエン・ダグラスだったようですが、地下倉庫の隠れ家に避難してくるはずのダグラスはアイリーンの指示で別の場所に避難したよう。
アイリーンはゴーストを刺し殺し、爆弾を放置したまま逃走。 ゴーストがアイリーンの父親で、イギリスからの独立を目指す北アイルランドの過激派組織IRAに所属していたとは…。家族が暮らすアパートのキッチンで爆弾を製造していたというのも恐怖…。
アイリーンは父親への復讐のため、マクガイバーたちを利用したようです。 用は済んだと何千人もの人が死ぬかもしれない爆弾を放置して逃げるアイリーンがひどい。
ゴーストが解除は不可能だと自信満々だった爆弾もボーザーやライリーの協力で解除に成功。 ゴーストが作ったのは酸化エチレン、酸化プロピレン、アルミくずで作られた気化爆弾。
燃料気化爆弾
燃料気化爆弾(ねんりょうきかばくだん、 Fuel- Air Explosive, FAEまたはFAX)は、 爆弾の一種である。なお、 日本では「燃料」が抜けて、単に 気化爆弾 とも呼ばれる。 開発当初から アメリカ陸軍では同呼称(FAE)が使われてきたが、燃料でなく 専用爆薬を用いるなどの語義変化もあり、(Thermobaric)と呼ばれることが増えてきている。サーモバリックとは ギリシャ語
起爆装置が下にあるだけで解除自体はすんなりといきましたね。解除したら、また別の起爆装置が起動するのではないかとヒヤヒヤしました。
爆弾魔のゴーストは死にましたが、マクガイバーにはつらい事実が判明。 マクガイバーを狙った爆弾で恩師のペーニャが犠牲になっていたのでした。
さらに、もうひとつ爆弾があると気になることを言っていたゴースト。ゴーストがマクガイバーを惑わせるためだったのか、本当に爆弾があるのか気になりますね。
ジャックはブラジルの密輸団を追っているということで、今回の任務はお休み。最近、ジャックの出番が少ない気が。 次回は、ジャックも活躍するのでしょうか…。
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン3の登場人物・キャスト
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン3 登場人物・キャストの紹介はこちら≫
ドラマの中で流れた曲
- Susie Q - CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL
- By Your Side - ROLF JACOB SARTORIUS
気になったセリフをPick Up
「怖いのは爆弾より感情」
"Your emotions are more dangerous than the bomb at your feet."マクガイバーの恩師ペーニャの残した言葉。死んでもなお恩師の言葉は残り続けるのでした。
今回の『MACGYVER/マクガイバー』の主なDIY
- チェーンを十字に置いて、からませ、上を通った車を止める。
- 二酸化炭素のタンクに爆弾を巻き付けて爆発させ、メタノールの炎を一時的に消し、火の中を通る。
- 水を流し、床下に薬品の置き場があるのを発見。
- 缶で戻り車を作り、罠がないかチェック。
- ロープとブルーシートで巨大な爆弾を持ち上げる。