- 『MACGYVER/マクガイバー』シーズン3 第1話「間に合わせ」
- MACGYVER Season3 Episode1 "Improvise"
※ネタバレしています。
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン3 第1話「間に合わせ」のあらすじ
父親のジェームズが実はフェニックス財団の監査だったと知ったマクガイバーは、フェニックス財団を辞め、ナイジェリアの村に移住していた。 ナイジェリアではナシャという恋人もでき、穏やかな暮らしを送っていたマクガイバーのもとに、父親のジェームズが訪ねてくる。
ジェームズはジャックが危険な状況に巻き込まれたとマクガイバーに助けを求めに来たのだった。 ジャックはなぜかベラルーシの死んだはずの独裁者ローマン・マレックスとロシアの兵器庫から兵器を盗み、ロシア当局のお尋ね者になっていた。
9年前、CIAの部隊の指揮官だったジャックは独裁者マレックスを倒し、ダイヤを教会に隠す任務を遂行。 マレックスはジャックにダイヤの隠し場所を案内させ、独裁者に返り咲く資金源にしようとしていた。
しかし、ダイヤはすでにCIAが回収済み。ダイヤがないことがバレれば、ジャックは殺されてしまうと飛行機で教会に先回りすることに。 現在のベラルーシの独裁者オレグ・バディムからの対空砲火の中、パラシュート降下し、教会の近くに降りたマクガイバーとジェームズ。 2人は反発しながらも、ジャックを助けるために任務を遂行するが、ジェームズは独裁者オレグ・バディムに捕まってしまう。
マクガイバーは、ジェームズとマレックスを交換しようと交渉。 マレックスを捕まえようとするが、ジャックは縛られ、走る車ごと崖に転落させられそうになる。 マクガイバーはバイクから車に乗り移り、ブレーキをかけて、間一髪で車はストップ。
マレックスはヘリで逃げられたと思うが、実はそのヘリはリアーナが操縦。 マレックスをバディムに引き渡し、ジェームズは無事に帰ることができたのだった。
ジャックがマレックスと行動を共にしていたのは、寝返ったわけではなく、マクガイバーを殺すと脅されたからだった。
マクガイバーはフェニックス財団に戻らず、すぐにナイジェリアに戻ろうと空港へ。 しかし、マクガイバーは怪しげな箱を受け取る。中に入っていたのは、携帯電話で、電話番号はマードックの捜索班を指揮しているジルのものだった。
ジルの運転する車の後部座席からはマードックが登場。マードックはジルを殺害し、マクガイバーが街を出る前に再会したいものだと言い残し、電話を切る。
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2最終話 第23話「マクガイバー+マクガイバー」 前回のあらすじと感想はこちら≫『MACGYVER/マクガイバー』シーズン4は?
『MACGYVER/マクガイバー』はシーズン4の制作も決定。
シーズン4には 『LOST』のデズモンド・ヒューム役で知られるヘンリー・イアン・キュージックがレギュラー出演すると発表されています。
ヘンリー・イアン・キュージック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 ヘンリー・イアン・キュージック(Henry Ian Cusick, 1967年 4月17日 - )は、 スコットランド の俳優。テレビ・映画・舞台と幅広く活躍している。 父親はスコットランド、母親は ペルー人で、ペルーの トルヒーリョで生まれる。その後、スペイン、スコットランド、 トリニダード・トバゴ 等で過ごす。15歳でスコットランドに戻り、6か月の間ロイヤル・スコティッシュ・アカデミーで学んだ後、Citizens' Theatreに参加する。
『MACGYVER/マクガイバー』の配信情報
Huluでは『MACGYVER/マクガイバー』シーズン1~シーズン2が配信。
※作品の配信情報は2019年9月時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各配信サービスのホームページもしくはアプリをご確認ください。
『MACGYVER/マクガイバー』シーズン3 第1話「間に合わせ」の感想
ナイジェリアで暮らしていたマクガイバー
シーズン2の最後で、フェニックス財団を辞めたマクガイバーはナイジェリアに。
マクガイバーが移住したのは、シーズン2の第6話に登場したナイジェリアの村のようです。油井の火事から救った村でしたね。
地下水を自動で汲めるようにして、村人に感謝されるマクガイバー。 あだ名は、「不思議な力を持つ者」。 DIYで何でも作ってしまうマクガイバーはナイジェリアの村でも、大活躍!
びっくりしたのは、ヒゲもじゃのマクガイバーの姿。ヒゲが似合ってない…。 しかし、ナイジェリアの村では、恋人もできていたマクガイバー。ラブラブで、ネックレスを返しに戻ってきてと送り出す恋人のナシャ。 すっかり、ナイジェリアに生活基盤ができているようでしたね。
そんな中、関係がこじれたままの父親ジェームズが登場。 実はフェニックス財団の監査だったマクガイバーの父親ジェームズ。 幼いマクガイバーを捨て、裏でマクガイバーの人生を操っていたジェームズを恨むのも当然ですね。
しかし、ジャックのピンチということで、助けに。 それにしても、ジャックが衛星でナイジェリアにいるマクガイバーを見守っていたというのがびっくり…。 見守っていたというけど、それってさすがにやりすぎじゃ…。
ジャックはベラルーシに
消息を絶ち、なぜかロシアの兵器庫に盗みに入ったことが判明したジャック。 マクガイバーがいなくなって、おかしくなっていたジャックは、寝返ったと思いきや、脅されていただけ。 あのジャックが裏切るはずありませんよね!
しかも、マクガイバーを守るために、元独裁者のマレックスの言うことを聞いていたというのが、厚い友情を感じますね。
実際に独裁国家のベラルーシ。 9年前、CIAにいたころのジャックは独裁者のマレックスを倒したのに、新たな独裁者バディムが台頭しているというのが皮肉ですね。
死んだはずのマレックスは、ジャックが隠したダイヤを資金源に武器や傭兵をそろえ、独裁者に返り咲こうと画策。 ロシアから兵器を盗むというのが、大胆というか怖いもの知らずですね…。
ボーザーと新しくフェニックス財団に加入したリアーナは、ロシアの兵器庫に侵入。 1人でロシアの憲兵2人を倒したリアーナが強くて、かっこいい! ボーザーが思わず「俺の子ども産んで」と言ってしまうほど…。
ボーザーはヘリを操縦で来たリアーナにもメロメロに。 恋人と同じ職場で働けて、うれしそうですね。
それにしても、ボーザーがマクガイバーの父親にフェニックス財団をクビにされそうになっていたというのがびっくり。さらに、そのたびにマティがクビを阻止していたというのも驚きでしたね。
ジャックを助けに向かうマクガイバーたち
乗り捨てたトラックのミラーの向きで衛星電話の場所を教えていたジャック。 そこにはセルヒー・ヤロスラブの電話番号が。 マレックスはヤロスラブから5000万ドルで傭兵を買おうと計画。
5000万ドルは日本円で50億円以上…。軍も金さえ積めば手に入れられてしまうのが、おそろしい。 そんなに価値のあるダイヤが一時的に教会に隠されていたのも、まるで埋蔵金みたい。
ヤロスラブには中国のステルス戦闘機J-20の試作機を盗んだ弱みがあり、マレックスのことをすぐにしゃべってくれました。 J-20は実際に中国が開発したステルス戦闘機だそうです。
J-20 (戦闘機)
J-20は、 中国航空工業集団公司が、 中国人民解放軍空軍のために開発した双発 ステルス戦闘機。 アジアで最初に運用された 第5世代ジェット戦闘機 に分類される戦闘機である。
ジャックが隠したダイヤはもうないことを知り、ダイヤの隠し場所だった教会へ急ぐマクガイバーたち。 対空砲火の中、スカイダイビングすることに!
スカイダイビングだけでも怖いのに、爆弾が当たる危険まである中、ダイブするなんて。 ジェームズのパラシュートは対空砲火を浴び、火が。 ジェームズを助けたマクガイバーでしたが、「帰国したら縁を切ろう」と言うまで親子関係は険悪に。
ジャックを助けるために渋々ジェームズと組んだマクガイバー。いつか父親との関係を修復できるときは来るのでしょうか…。
無事にジャックを救出したマクガイバーでしたが、ジェームズがベラルーシの現在の独裁者バディムに捕まってしまうことに。 兵士に囲まれたときはマレックスの兵かと思いきや、独裁者バディムの兵。 独裁者同士が覇権を争い、お互いをつぶそうとするマレックスとバディム。独裁者に振り回される国民が気の毒…。
ジェームズを取り戻すため、バディムにマレックスを引き渡すと約束することに。 バディムより先にマレックスを捕まえるため、橋を滑車で登るマクガイバーたち。スパイダーマンは化学、物理学、生物学も無視してると指摘するのが、マクガイバーらしいですね。
マクガイバーと再会できたジャックはこの上なくうれしそう! 32日間、マクガイバーのDIYに使われて携帯を壊されずにいたジャックでしたが、相当さみしかったようです。
マクガイバーと再会できて大興奮のジャックでしたが、マレックスにはボロ負け…。 マレックスにコテンパンにされた挙句、車ごと崖から転落させられそうに。 マレックスもアクセルにナイフを突き刺すとは!
マクガイバーの助けで間一髪で止まった車。 アクションシーンが迫力満点でした。
ヘリで逃げられたと思ったマレックスも、引き渡されることに。 迷わずジャックを助けることを選んだマクガイバー。父親はどうなってしまうのが、ヒヤヒヤしましたが、ちゃんと手は打ってあったんですね。
マードックが接触してくる
すべてが丸く収まり、ジャックはマクガイバーがフェニックス財団に戻ることを期待。
マレックスに遭遇してしまったのも、マクガイバーをフェニックス財団に戻そうとしたためでした。 「福を転じて災いとなす」と間違ったことわざを言うジャック節が炸裂…。
シーズン2の最終話「マクガイバー+マクガイバー」に登場したジェームズの元相棒ウォルシュが捕まれば、父親がフェニックス財団から身を引き、マクガイバーが戻ってくるかもと期待していたジャック。 しかし、マクガイバーはすぐにナイジェリアに戻ることを決意。
マティもマクガイバーが戻ることを熱望し、ジェームズが辞職した方がいいと思っているようです。 マクガイバーのような人材がまたといないことは、マードックも同じ意見だったようで、マクガイバーと再会したいと電話。
しかも、マードック捜索班を率いて活躍していたジルを殺害。ジルに何か情報をつかまれていたのでしょうか…。
マードックは息子のカシアンを連れて、逃亡していましたね。 神出鬼没のマードック。わざわざマクガイバーに電話してきたということは、また何か企んでいるのでしょうか…。
ドラマの中で流れた曲
- 特になし
気になったセリフをPick Up
「聞けよ、世界がお前を待ってる。お前はフェニックスにいなきゃダメだ」
"I'm serious, man, the world needs you, Mac. And you owe it to the world to work for the Phoenix."マクガイバーにフェニックス財団に戻ってきてほしいと願うジャックのセリフ。皮肉なことにマードックに引き戻されることになりそうですね。
今回の『MACGYVER/マクガイバー』の主なDIY
- インペラーを動かすことで回転のエネルギーを与えて地下水を引き上げる装置を作る。
- 捨てられているケーブルやショッピングカートの車輪を組み合わせて、力学を応用した滑車付き引き上げ器具に。