『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2 第6話「ジェットエンジン+トラック」あらすじと感想 ネタバレ注意 !

  • 『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2第6話「ジェットエンジン+トラック」
  • MACGYVER Season2 Episode6 "Jet Engine + Pickup Truck"
マクガイバー

※ネタバレしています。

あらすじ

マクガイバーとジャックはフィンランドで作戦が失敗し、敵に追われる。屋根裏部屋に逃げ込んだマクガイバーはライトセーバーを自作し、屋根をレーザーで焼き切り逃げ出すことができるのだった。

アフリカのナイジェリアでは反乱軍のデミーサが油井(ゆせい)を爆発。経済を混乱させ、内戦が起こる寸前。 マクガイバーたちは消火のためナイジェリアに向かう。

マクガイバーたちはそこでまだ避難していない村の住民たちと遭遇。 反乱軍の妨害に遭いながらも、村の住民たちを救うため、ロウソクの火を吹き消す原理で飛行機のジェットエンジンを使い、油井の消火を行う。 ジェット燃料の代わりに原油から精製したガソリンやトタン屋根でトラックを耐熱にし、なんとか大爆発の前に消火することに成功。

避難命令に従わなかったライリーとボーザーには処分のため監査が入ることになるが、さらわれていた村の子供たちも戻り、命令に従わず、住人を守ったことは報われたと感じる。

帰国したマクガイバーは亡くなった爆発物処理班の恩師ペーニャの娘にテザーカーをプレゼントする。

『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2 第5話「頭蓋骨+電磁石」 前回のあらすじと感想はこちら≫

感想

ライトセーバーを自作!?

フィンランドではパレードに紛れる作戦が失敗。2人が着ていたかわいらしい衣装はサーミ人のコルトという民族衣装のようですね。

人のうちの屋根裏に逃げ込んだマクガイバーとジャック。 屋根裏部屋にあったDVDドライブで“ライトセーバー”を自作。 屋根をレーザーで焼き切って、脱出!

ライトセーバーだと大興奮のジャック。本当にスターウォーズが好きですね。 それにしても、この家の住人が帰ってきたらびっくりしそう…。

ナイジェリアで油井が火事に

ナイジェリアでは油井が爆発。吹き上げる火柱はなんと180メートル!!  考えてだけでおそろしい。

ナイジェリアに到着したマクガイバーたちはさっそく捕まってしまい連行。 しかし、反乱軍ではなく村の住民たち。 カモフラージュ用のすごい格好のせいで、てっきり反乱軍に捕まって大ピンチかと思いましたね。

油井の爆発のせいで、野生動物も村の住民たちも大気汚染などで健康に影響がありそう。 大規模な油井の火を消す方法は、なんとロウソクの火を吹き消す原理と同じなのがびっくり。

おじいさんが掘削機を作っていたということで、やたら油井に詳しいジャック。おじいさんはテキサスで油田を掘っていたのでしょうか…。

レッド・アデアは実在した油井火災の消火のプロだそう。 油田火災の消火を専門とするジョン・ウェイン主演の映画「ヘルファイター」でも、ロウソクを吹き消す原理で、油井消火にあたるんだそうですよ。普通の火事とは違い、油田火災の消火にはプロが必要なんですね。

ジェットエンジンが大活躍

最初の作戦ではマクガイバーが持ってきたシアヌル酸トリアシドを飛行機で運び、爆発させて消火する計画。 シアヌル酸トリアシドなんて聞いたことない物質…。

反乱軍は飛行機を爆破し、最初の作戦は出来ないことに。 そこで、シアヌル酸トリアシドを利用し、爆発で反乱軍の目を飛行場からそらし、ジェットエンジンやジェット燃料、トラックを盗んで逃走。 でも、反乱軍が戻ってくるのが早かったですね。

反乱軍から逃げきるためトラックの荷台に乗せたジェットエンジンを点火し、急加速!  一気に加速するのが痛快。トラックごと爆発しそうでしたが、成功して大はしゃぎのジャックはサマンサにキスまでする始末!

次の作戦は、耐熱仕様にしたトラックで油井に近づき、ジェットエンジンで消火する計画。 ジェット燃料の代わりは原油から精製したガソリン。

油井に出来るだけ近づき、ジェットエンジンを噴射することに。 タイヤが溶けるほどというのが、想像を絶する熱さを物語っていますね。 そんな熱さの中、スペースブランケットで身を守るマクガイバーとジャック。やけどしちゃいそう!

なんとかジェットエンジンで消火に成功。 ジェットエンジンが止まってしまったときには、失敗かと思ってヒヤヒヤ。

大爆発を防ぐことができ、村の住民たちも無事に助かりました。

マティにあと数十分で大爆発すると告げられたジャックが、ゾッとする話として持ち出したのは自分のコレステロール値。かなりの数値を記録したようですが、任務より脳梗塞や心筋梗塞で死んでしまわないか心配に…。 どこまでも陽気なジャックでしたが、健康問題が浮上するのでした。

村ではライリーやボーザーが活躍

村にも火が飛び火していましたが、それはマクガイバーがラジカセとバケツで作った音波消火器でライリーやボーザーが消し止め、村人に協力。音で火を消すというのが斬新ですね。

先祖代々のアボカドの木やさらわれてしまった娘のためにも逃げるわけにはいかないという村の住民ソロモン。

アボカドは別名ワニナシ(鰐梨)ともいうそう。そんな別名があったなんてびっくり。確かに独特のザラザラ、ゴツゴツした皮はワニに似ているかも!?  しかも、梨というのが意外。

娘のニーナをさらわれてしまったと語るソロモン。 ナイジェリアでは2014年にイスラム過激派組織ボコ・ハラムが女子生徒270人以上を拉致・監禁する事件が発生。 帰還した女性たちも軽蔑の目で見られてしまうという差別が起こっているそう。

最後には、ソロモンの娘ニーナが帰ってきてほっとしましたが、現実には帰ってきても、もっと厳しいことが待っているようでいたたまれない気持ちに。

とはいえ、ドラマでは家族は再会し、大爆発も阻止。ボーザーとライリーは命令に背いたことが問題になりましたが、全ては報われ、後悔はなし。

命令には従わなかったけれど、住民を助けようと人道的には正しいことをしたことは間違いないですね。

爆発で飛んできたものからライリーを守ったボーザー。カッコつけようとするも、自分の服が燃えていました!  ボーザーはまだライリーのことが好きなのでしょうか…。

マクガイバーは恩師の娘アナベルにプレゼント

帰国したマクガイバーは爆発物処理班の恩師の娘アナベルにプレゼント。

恩師のペーニャはシーズン1第6話 「レンチ」に登場しています。

プレゼントしたのは、テザーカー。テザーカーというのはラジコンが登場する前の模型自動車だそうで、ニトロやメタノールを燃料とした小型エンジンを搭載し、なんと最高時速は時速300㎞以上にもなるそう!

速すぎ!ラジコンサイズの車「テザーカー」が本気で速度を出すと・・・

テザーカー (tether car)とは、原動機を搭載した初期の(ラジコンカーが登場する前の)競技用模型自動車のこと。 全長30~60 cm とラジコンサイズながら、本気で猛スピードを出すテザーカーさんをご覧ください。

アナベルが「アンガス」という名前が変だと笑ったり、マクガイバーと指切りする姿がかわいらしいですね。レゴブロックで作っていたのは、アーミーナイフ!?

子供にも好かれるマクガイバー。 アナベルも、ものづくりが大好きな大人に成長しそうですね。

登場人物・キャスト

『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2 登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマの中で流れた曲

  • Herää - ASTE

気になったセリフをPick Up

「苦しいときこそ、辛いときこそ、学び時だぞ。アンガス」

"You're already in pain. You're already tired. You might as well learn something from it, Angus."
恩師ペーニャの言葉

マクガイバーの恩師ペーニャの言葉。アンガスという名前を笑われてしまったマクガイバー。いつかお父さんと再会し、名前の由来を聞くことはできるのでしょうか?

今回のマクガイバーの主なDIY

  • DVDドライブ分解し、半導体レーザーの抵抗器を外して、懐中電灯にはめ込み”ライトセーバー“に。レーザーで屋根を焼き切って脱出口を作る。
  • ラジカセとバケツをつなぎ、50ヘルツの低周波の圧力波で火を消す。
  • 靴紐で石や水の入ったリュック、銃を結び、重りのリュックに穴をあけ、遅延タイマーに。
  • ジェットエンジンでトラックを加速し、敵を振り切る。
  • トタン屋根でトラックを耐熱仕様に。ジェット燃料のかわりに原油でガソリンを精製。ロウソクを吹き消すのと同じ原理で、油井の火災をジェットエンジンで消火する。

『MACGYVER/マクガイバー』シーズン2のエピソードリストと登場人物・キャストの一覧はこちらへ≫

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