『9-1-1:LA救命最前線』シーズン2 第12話「救急救命士チムニー」あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『9-1-1:LA救命最前線』シーズン2 第12話「救急救命士チムニー」
  • 9-1-1 Season2 Episode12 "Chimney Begins"
海外ドラマ『9-1-1:LA救命最前線』

※ネタバレしています。

『9-1-1:LA救命最前線』シーズン2 第12話「救急救命士チムニー」のあらすじ

マディの暴力夫ダグに刺されてしまったチムニーは、消防士を目指した出来事を思い出す。

2005年のロサンゼルス。チムニーは親友のケヴィンとカラオケバーで働いていた。同僚がお遊びでお酒に火をつけ、炎上。女性客にも火が引火してしまうが、チムニーがタックルして火を消し、避難を誘導。 チムニーは一躍ヒーローになる。

チムニーはケヴィンを誘い、一緒に消防士の訓練を受ける。 チムニーは118分署に、ケヴィンは133分署に見習い消防士として配属される。

しかし、チムニーは掃除ばかり任され、出動にもついていけない日々が続く。 チムニーはそれでも腐らずに仕事を続け、パニック発作を起こしたデイヴを救う。

消防署員に無視され続けるチムニーに声をかけたのは、救命士のイーライ。 イーライはチムニーに救命士の仕事を教えていく。

アパートで大規模な火災が発生し、ついにチムニーも消防士として出動。 そこで、ケヴィンと会うが、ケヴィンは妊婦の女性を助けるため、犠牲になってしまう。

悲しみに暮れるチムニーとケヴィンの両親だったが、チムニーは仕事に復帰。 ショッピングモールで床が崩れたという通報で出動すると、チムニーは救出した人々の症状からメタン漏れだと気付く。

チムニーはショッピングモールの中に入ると、爆発に巻き込まれる寸前に、メタンガスで気絶した同僚のトミーを担いで出てくる。

ケヴィンの死に罪悪感を覚えていたチムニーは、救命士のイーライに手放せとアドバイスされる。 ケヴィンの母親のリーおばさんにも、ケヴィンと亡くなったチムニーのお母さんが一緒に見守っているはずだと慰められるのだった。

ケヴィンが自分の命と引き換えに救った妊婦の女性が出産し、赤ちゃんと共にお礼に訪れる。 チムニーは赤ちゃんのミドルネームにケヴィンの名前を勧める。

過去のことを思い出していたチムニーは、まだ刺されて倒れたままだった。

『9-1-1:LA救命最前線』シーズン2 第11話「仕切り直し」前回のあらすじと感想はこちら≫

『9-1-1:LA救命最前線』シーズン2 第12話「救急救命士チムニー」の感想

チムニーが消防士を目指したきっかけは…

ダグに刺されてしまったチムニー。走馬灯のように過去の記憶がよみがえったようです。

2005年、起業家を目指していたチムニー。袖付き毛布や子ども用スポーツ施設など様々なアイデアを思いついては、銀行の融資を断られ続けていたようです…。 アイデアがどれも胡散臭いですね。

カラオケバーで働いていたチムニー。 チムニーが歌っていたのは、ガース・ブルックスの「Friends In Low Places」という曲だそう。

Garth Brooks- Friends In Low Places

Garth Brooks- Friends In Low Places. I do not own any of this song.

お客として歌っているのかと思ったら、盛り上げるためでした。 クイーンの「ボヘミアン・ラプソディー」はカラオケ禁止に。

スタートアップに投資するエンジェル投資家だと言い、女性客のティナを口説こうとしたチムニーでしたが、「こんな仕事しててかわいそう」と同情されていただけなのが切ない…。

そんな中、カラオケバーで火事が発生。グラスを積み上げ、格好をつけようとお酒に火をつけた店員…。一気に燃え広がり、女性客にも引火!  火に包まれた女性を助け、避難も誘導し、一躍ヒーローになったチムニー。

チムニーが一躍ヒーローになった時に流れる曲、トーキング・ヘッズの「Burning Down the House」が印象的。 「家を焼き尽くせ」という題名がぴったり!?

Talking Heads - Burning Down the House (Official Video)

Talking Heads' "Burning Down the House," from the 1983 album Speaking in Tongues.

まだこのころはチムニーというあだ名はなく、ハワードやホーウィーと呼ばれていたようです。 ホーウィーが韓国での名前で、ハワードは英語名のようですね。

天職を見つけたとさっそく、LA消防局の消防士に応募。同じくカラオケバーで働いていた親友のケヴィンと共に消防士の訓練を受けるチムニー。 100以上の仕事をしてきたチムニーが見つけた天職 消防士。 100以上の仕事をしてきたというのもすごい!

消防署で無視され続けるチムニー

厳しい訓練を経て、118分署に配属されたチムニー。 しかし、任されるのは雑用ばかり。

シーズン2 第9話「救急救命士ヘン」で、ヘンが配属されたときにもいた差別的なジェラード隊長や、消防士のトミーが118分署に。

雑用ばかり任されても、腐らず、自分で訓練できることをするチムニーが立派ですね。 一方、133分署に配属されたケヴィンの方は、現場で活躍。

いつも消防署に残されるチムニーにも、パニック発作に苦しむデイヴを助ける機会が。 深呼吸させ、リラックスさせてパニック発作をおさめるチムニー。 ようやくチムニーも認めてもらえるかと思いきや、無視は続くことに…。

救命士のイーライは「この職業は友達を亡くすことがある。だから、簡単に友達にはなれない」と説明していましたが、いくらなんでもやりすぎじゃ…。 食事のテーブルまで別にされていたし…。

さらにチムニーの父親も、チムニーに無関心。 チムニーの母親は亡くなり、父親は再婚。再婚相手との間に息子が生まれ、チムニーは疎まれているようです。

せっかくテレビ電話で消防士になったことを韓国にいる父親に報告したのに、夕食に遅れると切られるのが悲しいですね。 しかし、亡くなったチムニーの母親と親友で、ケヴィンの母親のリーおばさんは実のお母さんのようにやさしくチムニーを励ましてくれるのでした。

チムニーの母親の死後、引き取ったのは同情ではなく、愛しているからだと言うリーおばさん。 実の父親は冷たい人でしたが、チムニーはケヴィンやリーおばさんやリーおじさんたち家族に恵まれたのが、よかったですね。

親友のケヴィンが消火活動中に命を落とす

アパートの大規模火災でついにチムニーも消防士として現場へ。 そこでケヴィンとも会ったチムニーでしたが、目の前で親友のケヴィンを失うことに。妊婦の女性を助けるため、まさに命がけで行動したケヴィン。

目の前で火の海の中に落ちてしまったのが衝撃的。 消防士が死ぬ確率は低いと言っていたケヴィンが死んでしまうなんて…。 見知らぬ人を命懸けで救助する消防士たちには、敬服。

息子のケヴィンの死を責めるのではなく、チムニーを励ましてくれるリーおばさんは本当にいい人ですね。 「ケヴィンとチムニーの母親が一緒に見守ってる」と言ってくれたリーおばさんには感動させられました。

同僚の消防士の命を救ったチムニー

床が崩れたショッピングモールに出動したチムニー。 そこには警官のアシーナが。アシーナは警官としてずっと働いているようですね。

救出した人たちが頭痛と吐き気を訴えていることから、メタンガスが漏れていることに気付いたチムニー。 症状からガス漏れに気付いたチムニーはさすが。 しかも、それだけではなく、メタンガスを吸って倒れた消防士のトミーも爆発寸前に救出! 

さんざん無視されていたトミーも助けに向かうチムニー。 命を助けたことで、ようやくトミーに受け入れてもらえるように。

好きな映画は『ラブ・アクチュアリー』だというトミー。アクション映画が好きかと思いきや、ラブコメディー好きとは!   ちょっと意外でキュートな趣味でしたね。

ケヴィンが命懸けで助けた妊婦さんは無事、男の子アダムを出産。 ミドルネームは「ケヴィン」に決定。 チムニーの名前「ホーウィー」と「ハワード」は却下に…。でも、亡くなったケヴィンの名前が赤ちゃんと一緒に生きていくことになったのがすてきですね。

チムニーは救命士として有望視される

救命士のイーライは仲間外れにされているチムニーにアドバイス。 ケヴィンを亡くし、つらい思いをしているチムニーにも、手放すことが必要だと助言。

人の生死を扱い、仲間も失う危険のある消防士や救命士の仕事。精神的にも肉体的にもかなりきつい仕事ですね。それでも、人を救えることは何よりのやりがいや救いになっているよう。

救命士として有望視されるチムニー。 最初は患者にゲロを吐きかけられたりと大変な目に遭っていましたが、その後、成長したチムニーは冷静に対処。

「生き抜いた子犬に名を与える」と言われていたチムニー。チムニーというあだ名は、その後につけられたもののようですね。 「チムニー」には「煙突」という意味が。 「チムニー」というあだ名がついた経緯は結局、まだわかりませんでしたね。

過去を思い出していたチムニーでしたが、その記憶には自分が刺された事実がちらつくことに。 まだ腹を刺されて倒れたままだったチムニー。 早く助けが来てほしい!

『9-1-1:LA救命最前線』シーズン2の登場人物・キャスト

『9-1-1:LA救命最前線』シーズン2の登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマの中で流れた曲

  • Friends in Low Places
  • Hollaback Girl - GWEN STEFANI
  • Burning Down the House - TALKING HEADS
  • Left Right Left - TRACK TEAM DROPOUTS
  • Police On My Back - THE CLASH
  • On the Ropes - DREAM SYSTEM 8
  • Exit Music (For a Film) - RADIOHEAD
  • You're a Wolf - SEA WOLF
  • Young Blood - THE NAKED AND FAMOUS

『9-1-1:LA救命最前線』シーズン2のエピソードリストと登場人物・キャストはこちらへ≫

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