【終】『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン1の最終話 第18話「友情と思い出」あらすじと感想 ネタバレ注意 !

  • 『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン1の最終話 第18話「友情と思い出」
  • The Good Doctor Season1 Episode18 "More"
アメリカ版 海外ドラマ『グッド・ドクター 名医の条件』

※ネタバレしています。

あらすじ

ショーンはグラスマンとまた友達になりたいと言うが、グラスマンは手術不能なグリオーマという脳腫瘍で余命は1年ほどだと告げる。

ショーンはそれを受け入れられず、他の病気かもしれないと学説や医学書を調べ尽くす。ショーンは弟スティーヴからもらい、不安な時にいつも握って気持ちを落ち着かせていたおもちゃのメスをなくしてしまう。

大学生のケイデンは足の骨折で手術を受けるが、手術中に急変。友人のブレイクによると、ケイデンは大学の友愛会の入会の儀式でジェル状洗剤を食べていた。ケイデンは洗剤を食べたせいで腸に穴が開いていた。腸の穴をふさぐオペをするが、メレンデスが緊急のオペに呼ばれ、ショーンが閉腹を任される。

ショーンはグラスマンの脳腫瘍のことで集中力を欠き、ケイデンの大動脈を鉗子で傷つけてしまい解離性大動脈瘤が起こり、播種(はしゅ)性血管内凝固症候群(DIC)という血栓と出血が同時に起こる合併症を引き起こすことになってしまう。

ショーンはジェシカにも頼み、グラスマンがセカンドオピニオンや、拡散テンソル画像(DTI)を撮り、正確な診断を受けるように説得する。 その結果、グラスマンは最も悪性なタイプの腫瘍グリオブラストーマと診断されてしまう。

それでもあきらめきれないショーンは鼻からおこなう脳腫瘍の生検をすすめる。グラスマンは生検の結果、治療可能なローグレード・グリオーマだと判明する。

メレンデスたちチームはショーンのミスを報告すべきか悩むが、ケイデンはショーンが思いついた大腿動脈から血管内ステントを挿入する方法で回復する。 メレンデスはチームを飲みに誘い、お祝いすることに。

アンドリュースはショーンのミスを聞きつけ、グラスマンを辞任させ、自分が院長になる機会をうかがっていた。 ショーンは自分のミスを認め、規則通りにアンドリュースに報告することを決断。グラスマンもショーンの判断を信じ、2人でアンドリュースに報告へ向かうのだった。

『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン1 第17話「笑顔の価値」前回のあらすじと感想はこちら≫

感想

グラスマンが脳腫瘍で死ぬと知り動揺するショーン

前回、言葉が出てこなくなったグラスマンは手術不能なグリオーマという脳腫瘍で、余命1年~1年半だと診断されていました。

ショックを受けたようには見えなかったショーンでしたが、内心は動揺。 どうしてもグラスマンが死ぬことが受け入れられず、医学書を読み漁るショーン。弟のスティーヴのように死なせたくないと必死で調べるショーンが痛々しい…。

さらに、動揺しているときに大事なおもちゃのメスが行方不明に! 動揺したときは、いつも弟スティーヴからもらったおもちゃのメスを握って気持ちを落ち着かせていたのに、こんなときに見つからないなんて…。

最後は、リュックの中からおもちゃのメスが見つかってよかったですね。でも、いつかおもちゃのメスが見つからなくなったり、壊れてしまったときが心配に…。

大学生ケイデンはジェル状洗剤を食べていた

ERには足を骨折した大学生ケイデンが。酔っぱらっており、オペ中におならをしたかと思ったら、急変!

なんとケイデンは大学の友愛会の入会儀式でジェル状洗剤を食べていたことが発覚。友達のブレイクから真相を聞き出すのに使ったのは、アレックスの警官時代の尋問テクニック。 いい警官・悪い警官作戦で見事に情報を聞き出すことに成功。アレックスの警官時代の経験が役に立っていますね。

良い警官・悪い警官 - Wikipedia

良い警官・悪い警官(よいけいかん・わるいけいかん、 英: good cop / bad cop)は、 イギリスの軍事界においては マットとジェフ(Mutt and Jeff)の名で知られ、他に 共同質問(joint questioning)あるいは 友人と敵(friend and foe)としても知られている、 尋問 に使用される心理学的な戦術である。

ジェル状洗剤を食べるのは、「タイド・ポッド・チャレンジ」と呼ばれ、10代のユーチューバーの間で流行し、大問題に。 なぜ洗剤を食べるなんてバカなことを!  少し考えれば、毒を食べるのと同じだと分かるはずなのに…。

ケイレブはジェル状洗剤を食べたせいで腸に穴が。さらに、モーリーというドラッグまでやっていたことも発覚。 お酒にドラッグに、洗剤まで口にしていたケイデン…。 転んで足を骨折するのも無理ないですね。

クラブドラッグ過剰摂取による死亡が米国で増加 危険な「モーリー」

米国で最近、ダンス・ミュージックパーティーでの薬物過剰摂取による死亡例が増えるなか、「molly(モーリー)」に対する警戒感が強まっている。

ショーンはミスをしてしまう

とんでも大学生ケイデンの腸の穴をふさぐオペでは、ショーンが閉腹を任されることに。 そのとき、グラスマンのことや、なくしたおもちゃのメスのことで気を取られたショーンは、大動脈を鉗子で傷つけてしまうという医療ミスをしてしまいました。

そのせいで、ケイデンは播種性血管内凝固症候群(DIC)という合併症に。 難しい病名が出てきましたね。血栓と出血が同時に起こるという治療が難しい症状。

播種性血管内凝固症候群 - Wikipedia

播種性血管内凝固症候群(はしゅせい けっかんない ぎょうこ しょうこうぐん、 英: disseminated intravascular coagulation, DIC)とは、本来出血箇所のみで生じるべき 血液凝固反応が、全身の 血管内で無秩序に起こる 症候群である。早期診断と早期治療が求められる重篤な状態で、治療が遅れれば死に至ることも少なくない。 汎発性血管内凝固症候群(はんぱつせい- )とも言う。また、こうした全身で無秩序に起こる血液凝固が 血小板を消耗することにより出血箇所での血液凝固が阻害されることを、 消費性凝固障害 (しょうひせい ぎょうこ しょうがい、英: consumption coagulopathy)と言う。

原因はショーンのミスだと判明し、報告すべきか悩むチーム。レズニックとアレックスは報告すべきだと主張。クレアとジャレッドは報告すればショーンがクビになると反対。 辞める予定のジャレッドは自分がミスをしたことにして、ミスを報告しようとまで言ってくれました。

ミスは誰でもするもの。規則に従い、繰り返さないために報告すべきというのも分かりますが、ショーンがクビになる可能性が。

他のレジデントなら叱責で済むのに、自閉症のショーンだけはミスを許されず、常に有能であり続けなければならないというのが、理不尽。

ショーンはミスをしたことを認め、大腿動脈から血管内ステントを挿入するインターベンション治療と呼ばれる方法を提案。 「他の人ならしないミスをするけど、誰も考えつかない解決策を思いつく」というレズニック。褒めてるのか、けなしてるのか分からない…。

ミスをしたショーンに厳しいレズニックに、メレンデスは「いつか患者を死なせた時、誰か君を信じてくれるドクターがいることを祈ってる」と助言。

「このオペ室で起きることはすべて私の責任だ。一緒にやろう」と言うメレンデスがかっこよかったですね。

グラスマンは治療可能な脳腫瘍だった

ショーンのために、グラスマンは拡散テンソル画像を撮ることに。 その結果はなんと、最も悪性なタイプの腫瘍グリオブラストーマで、余命3か月と言われてしまうことに。 グリオブラストーマという病名がいかにも悪そうな名前ですね。

残された人生を楽しもうとするグラスマンは、娘のマディの思い出が詰まったメリーゴーランドへ。 確かマディはジェシカと親友で、マディは過剰摂取で亡くなっていましたね。

マディが子どものころ、ダンスしたことを思い出すグラスマン。お互いに愛している以上に愛してると言いあう親子が微笑ましい。 「あなたが死んだらここに来てみよう」と言ってしまうのがショーンらしい。でも、さすがにこの言葉にはドキッとさせられました…。

無駄な希望を持ちたくないと、かたくななグラスマンでしたが、ショーンはそれでもあきらめず、鼻から脳腫瘍の生検をする方法があると提案。 うんざりしたように見えたグラスマンでしたが、鼻からの生検を受けてくれたのでした。

その生検の結果、ローグレード・グリオーマということが判明し、治療可能な脳腫瘍だと明らかに。脳腫瘍はそれだけ診断が難しい模様。 ショーンが粘ってくれてよかったですね。

脳外科手術に放射線療法、化学療法と大変な治療が待っていますが、運がよければ来シーズンのスーパーボウルに行けることに!

この時ばかりは苦手なハグも自分からしたショーン。本当によかったですね。

ショーンはちゃんと自分のミスを認め、アンドリュースに報告することを決断。前は干渉していたグラスマンも今回はショーンに判断をゆだね、2人でアンドリュースに報告へ。 マディと同じようにもっと愛してるとグラスマンに言うショーン。グラスマンとショーンには親子同然の絆があるとわかるのが感動的。

いい人に思えてきたアンドリュースでしたが、ショーンのミスを利用し、院長の座を虎視眈々と狙っているのは変わらず。 ついにアンドリュースは院長の座を手に入れるのでしょうか…。 そして、ショーンはクビに!?

このエピソードは、シーズン1の最終回。 『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2では、どんな変化が起きているのか気になりますね。

ケイデンの友人ブレイク役を演じるのは、『Major Crimes ~重大犯罪課』でラスティ役を演じたグレアム・パトリック・マーティン(Graham Patrick Martin)です。

『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2は?

『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン2はアメリカで2018年9月~2019年3月に全18話が放送済み。

シーズン2には『HAWAII FIVE-0』のチン・ホー・ケリー役で知られ、『グッド・ドクター 名医の条件』でプロデューサーを務めるダニエル・デイ・キムが出演しているそう。

『グッド・ドクター 名医の条件』はシーズン3への更新も決定しています。

『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン1の登場人物・キャスト

『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン1の登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマの中で流れた曲

  • Your Smiling Face - JAMES TAYLOR

気になったセリフをPick Up

「人は死ぬと言われたら馬鹿なことをするもんだ。ときにはまわりにいる人まで馬鹿なことをしでかす」

"Sometimes when people are told they are dying, they do stupid things! Sometimes people around them do stupid things! "
グラスマンのセリフ

ジェシカにショーンには脳腫瘍のことを話すべきではなかったと言われたグラスマンのセリフ。余命わずかと言われ、それを受け入れていたグラスマン。治療できる脳腫瘍だと分かって一安心。治療は大変そうですが、よくなるといいですね。

『グッドドクター 名医の条件』シーズン1のエピソードリストと登場人物・キャストはこちらへ≫

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