- 【終】『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン2の最終話 第13話「崩壊」
- Shades of Blue Season2 Episode13 "Broken Dolls"
※ネタバレしています。
あらすじ
ハーリーとウォズの会話を盗聴し、ミゲルの遺体がキャンプ場跡にあることを知ったスタール。スタールは匿名で通報し、監察官のヴェルコにもミゲル殺害にハーリーとウォズの関与を示す資料を送る。
ヴェルコはハーリーとウォズを別々に取り調べ、お互いに口を割ったと思わせ、自白させようとするが、ハーリーとウォズは黙秘。 ハーリーとウォズは、ヴェルコがキャンプ場跡で星をよく見たことを知っていたのは、スタールが会話を盗聴していたからだと気付く。
ウォズは、ジュリアとビアンキの密談の録音を新聞記者である息子のネイトに公表させる。 ジュリアはニューヨーク市長に当選。しかし、刑務所行きだと悟り、銃で自殺しようとし、ウォズが引き金を引く。 ウォズはジュリアとの会話を録音しており、FBIとの取引がようやく終了する。
ハーリーはスタールをおびき出し、スタールの指紋を懐中電灯につけてキャンプ場に仕込み、さらに、スタールの部屋にもミゲルの歯を砕いたノミやブーツを仕込み、ミゲル殺害の罪をスタールに着せようとする。 ハーリーはおびき出したスタールを誘惑し、油断したすきに薬を注射し、眠らせようとするが、失敗。逆に注射を打たれ、拉致されてしまう。
ウォズはスタールの上司だったゲイル・ベイカーにスタールが死んだ相棒の妻と密会していた別荘の場所を聞き出し、ハーリーをさがしに行こうとする。しかし、ウォズは、クインスに母親カレンを連れていかれ、助けてほしいというエイドリアンに銃で撃たれてしまう。
森の中の別荘で拘束されていたハーリーは椅子のねじを自分で手首に刺し、手の拘束を解かせ、反撃。 激しいもみ合いの末、別荘の外に逃げるが、ハーリーは失血で意識を失ってしまう。
『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン2 第12話「素顔」前回のあらすじと感想はこちら≫感想
尋問されるウォズとハーリー
ついにミゲルの遺体を見つけ、匿名の通報をしたスタール。ドラム缶の中の遺体がドロドロになっているのは、アルカリ液のせいでした…。ウォズが遺体を動かしただけじゃなく、遺体を溶かしていたのにびっくり。
監察官のヴェルコにも、ミゲル殺害にハーリーとウォズが関与したという資料を送ったスタール。 ミゲルの遺体はアルカリ液で溶かされていましたが、脚を骨折したときのボルトのシリアルナンバーですぐに身元が判明することに。 どんなに身元を隠そうとしても意外なところから、発覚するものですね。
ヴェルコの尋問を受けるハーリーとウォズ。 ウォズのガレージの床の排水溝にはミゲルの髪の毛の塊が…。 ミゲルの死は正当防衛だと主張できると自白させようとするヴェルコ。
トイレで死んだビアンキの死も疑わしく思っているようですが、警官を襲ったマフィアということで、そっちは目をつぶることにしたようですね。ハーリーに前回、服の繊維のことを言ったのも、単純なアドバイスだったようです…。
ハッタリでハーリーとウォズの自白を取ろうとするヴェルコでしたが、失敗。 シーズン2 第6話「告白」で、ヴェルコに情報を流していたFBIは、ゲイル・ベイカーだと発覚しました。
ゲイル・ベイカーは間接的に厄介なスタールをつぶそうと、画策。スタールの作戦を行き詰まらせ、スタールの責任を問おうとしていたのでした。 上司ゲイル・ベイカーもストーカー体質のスタールに気付いていたんですね…。
そんな回りくどい方法でスタールを追い出そうとしていたとは、意外。
ジュリアは自殺しようと
ウォズはついにジュリアと直接話を。 ニューヨーク市長選で支持率をあげるために自らの暗殺未遂事件を起こし、ウォズの家の襲撃も計画していたことが録音でバレたジュリア。 新聞記者であるウォズの息子のネイトがジュリアとビアンキの密談の録音を公表。
追い詰められたジュリアは自殺しようと銃を手に！ しかし、引き金を引いたのはウォズでした。それも、刑務所行きが耐えられないと言っていたジュリアへのウォズなりの慈悲だったのでしょうか…。
ついに上にのぼり詰め、ニューヨーク市長に当選を知った直後に死ぬことになったのが、無常。 ジュリアも結局、FBIには捕まらず、死ぬことになりましたね。
スタールに罪を着せようとする
Wi-Fiがハッキングされ、盗聴されていることに気付いたハーリー。スタールをおびき出し、ミゲル殺しの罪をスタールに着せることに。
決定的な証拠であるウォズとハーリーの会話の録音をヴェルコに渡さなかったのは、ハーリーに助けてほしいとすがらせるため。 ストーカーの考えることは、どうかしてますね…。
トゥフォとエスパーダはその間に、スタールの部屋に侵入し、歯を砕いたノミとブーツを仕込んでミゲル殺害犯に仕立て上げあげようと細工。 確かにハーリーに執着しているスタールならミゲルを殺す動機があるように見えて、犯人に仕立て上げるのにぴったり。
スタールを誘惑し、油断したすきに注射しようとしたハーリーでしたが、計画は失敗。 計画では、スタールを薬で眠らせ、懐中電灯にスタールの指紋をつけ、ミゲルの遺体が見つかったキャンプ場に仕込むはずだったようです。
しかし、逆にハーリーが注射され、拉致されてしまうことに！ 黒のランジェリーにコート姿に着替えさせられていたのが、恐怖…。スタールの趣味が丸出しですね。
ヴェルコはスタールの部屋を家宅捜索し、仕込んだ証拠が発見されることに。ウォズのガレージでミゲルの髪の毛が見つかったのも、スタールの罠ということに…。すっかりウォズたちのシナリオを信じたヴェルコ。 ミゲル殺害事件からもうまく逃れることができそうですね。
拉致されたハーリー
ハーリーを拉致したスタール。太ももを触ってくるのが、気持ち悪すぎ…。 しかも、ハーリーに食事を食べさせるときもウキウキしてる…。 「2人で温まろう」とまで言い始め、完全にイカれているスタール！
追い詰めて、自分に助けを求めてくるように仕向けるというストーカーの思考回路が怖すぎる。
椅子のねじで拘束具を外すのかと思ったら、自分の手首に突き刺したハーリー。 拘束を解かれたすきに、逃げ出そうとしたハーリーですが、激しい格闘に。 別荘の外には逃げられたものの、失血で倒れてしまうことに。 殴られた後に、意識が戻ったスタールがすぐ追いかけてきそうで心配。
子どもに撃たれてしまうウォズ
一方、ビアンキの組織に潜入捜査中だった相棒の妻と寝ていたスタールが密会していた別荘の場所をゲイル・ベイカーから聞き出したウォズ。 ウォズは、なんと子どものエイドリアンに撃たれてしまいました！
エイドリアンはクインスたちに母親のカレンを人質にされ、脅されてウォズを撃ったのでしょうか…。 子どものエイドリアンが銃を撃ったのが衝撃的。
逮捕され、ウォズに報復を望む売人のクインスが糸を引いているようですね。 クインスの資金源のドラッグを押収し、片付いたと思っていましたが、売人のクインスは思ったよりも執念深かった模様…。 真正面から撃たれたウォズは助かるのでしょうか。
『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン3は？
今回が『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン2の最終回。 『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』はシーズン3がファイナルシーズンとなっています。
シーズン3には『リベンジ』で主人公エミリーの幼なじみジャック・ポーター役を演じた ニック・ウェクスラーが出演しています。
ようやく自分たちの逮捕と引き換えにしたFBIとの取引も終了。シーズン3ではどんな展開になるのか、続きが気になりますね。
『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン2の登場人物・キャスト
『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン2の登場人物・キャストの紹介はこちら≫
ドラマの中で流れた曲
- I Walk the Line - HALSEY
- The Sound - THE 1975
- Teardrop - MONAKR
気になったセリフをPick Up
「むしろ美しい。まるで死の淵で踊っているようだ。危険だろうと、苦しかろうと関係ない。こうして近くによれば熱を感じられる。焼ける熱さに気付く。これを欲していたと。だから、離れられない。むしろもっと近づいてしまう。あらがうこともできず、とりこになる、完全に。生きている証」
"It's a beautiful thing, just kind of dancing on the edges of survival. The danger, the pain, none of that matters. It doesn't mean anything. And once you get close enough, actually feel the heat, the burning, and you realize it's been your entire purpose, and that's why you don't let go. That's why you push yourself further into the flame, giving up all resistance, consumed entirely. Never more alive."
火の回りに集まる蛾について語るスタールのセリフ。 ストーカーのスタールの心情も表しているこのセリフ。ハーリーに執着するスタールが完全に理性を失ってる！！
