- 『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン2 第12話「素顔」
- Shades of Blue Season2 Episode12 "Behind the Mask"
※ネタバレしています。
あらすじ
逮捕されたビアンキは無罪を主張し、保釈が認められる。 検事補のナヴァは殺された元婚約者キャロラインや恋人のハーリーのことで挑発され、トイレでビアンキを突き飛ばしてしまう。
ビアンキは突き飛ばされた拍子にシンクで頭を打ち、首の骨が折れ、瀕死の状態。 ハーリーはナヴァが襲われたように現場を偽装。ハーリーはビアンキの息の根を止める。
ナヴァはハーリーに言われた通り、ビアンキから不起訴にするよう持ち掛けられたが、断ったために襲われ、身を守ろうとした結果、ビアンキは死んでしまったと供述する。 ナヴァはあまりに手慣れているハーリーを疑問に思い、2人の関係は揺らぐ。ハーリーはミゲルを殺したことを告白。自分をナヴァにさらけ出し、関係を修復しようとする。
ウォズが逮捕した売人のクインスは報復に、ウォズの管理下にある売人デヴォンテの手下を殺させる。 クインスはドラッグの売上金で刑務所内で身の安全を買っていた。
トゥフォの兄でクインスの運びをしていたウォーレスに聞いた3つの隠れ家のうち、2つの隠れ家の令状を取ったとクインスに伝え、1つの隠れ家にドラッグを集めたところを確保。 クインスは刑務所内での身の安全を失う。
ハーリーは監察官ヴェルコに、ナヴァの供述通りならビアンキの上着からナヴァのベストの繊維が出るはずだと指摘され、証拠をねつ造する。
有力者の弱みが入ったビアンキの箱には、暗号化されたUSBが。 ネイトが解読すると、そこにはジュリアとビアンキの会話の録音が。 録音で、ジュリアは選挙を有利にするため、自分の暗殺未遂を仕組み、さらに、ウォズの家への襲撃も事前に知っていたことが判明。
ネイトが昔、オーバードースで亡くなったアナ・ケイトにクスリを売った売人を半殺しにしたことをジュリアが隠蔽。 ウォズはセラピストになっていたその売人を見つけ出し、ネイトのことを誰にも言うなと脅す。
ウォズはハーリーがFBIの内通者になったのは娘のためだったことを理解し、ハーリーのことを許す。
ウォズはミゲルの遺体は87号線の閉鎖されたキャンプ場に置いてきたとハーリーに伝える。 その会話をスタールは盗聴。 スタールはミゲルの遺体の場所を知り、ほくそ笑む。
『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン2 第11話「慈悲」前回のあらすじと感想はこちら≫感想
ビアンキを突き飛ばしてしまったナヴァ
逮捕されるも無罪を主張し、釈放になったビアンキはなんと裁判所のトイレで死ぬことに!
トイレで偶然会った検事補のナヴァを挑発するビアンキ。ビアンキもまさかトイレで死ぬことになるとは思いもよらなかったでしょうね…。でも、大勢殺してきたマフィアの最期としてはトイレがお似合いかも。
挑発に乗り、突き飛ばしたせいで、ビアンキはシンクで頭を打ち、首の骨を折り、話もできない重症。 ハーリーはナヴァを守るため、素早く現場を偽装することに。さすが何度も現場を偽装してきただけあって、手際のいいハーリー。
それにしても、ビアンキが死んでいたのならともかく、ハーリーが自分の手でビアンキの息の根を止めたのが衝撃ですね。
ナヴァも目の前で恋人のハーリーが人を殺したのを目撃し、ショックだったよう。 ナヴァはハーリーのことがわからなくなり、「君は一体誰だ?」と問い詰められることに…。
聴取では、ハーリーの言う通り、ビアンキに襲われたと話したナヴァ。筋書き通りに話してほしくない気持ちもあった複雑な気持ちのハーリー。ナヴァも「こっちの世界に引きずりこまれたまま抜け出せなくなる」のでしょうか…。
ビアンキに凶器のこん棒を仕込んだことやミゲルを殺したこともナヴァに告白したハーリー。自分をさらけ出したハーリーをナヴァは受け入れることにしたようです…。
ナヴァのために、繊維をビアンキの上着につけ、証拠もねつ造。監察官ヴェルコの罠のような気もしますね。 ビアンキの死は事故として処理されるのでしょうか…。
クインスの報復
逮捕された売人のクインスはウォズに報復しようと、ウォズの管理する売人デヴォンテの手下を殺害。 子どもが遊ぶ公園で殺人が発生したというのが、おそろしすぎますね。
クインスの力を封じるため、ドラッグを押収することに。1か所に集まったところを確保。これで、クインスの心配をせずに済みそう。
ドーナツを差し入れてくれたトゥフォの兄ウォーレスの情報が役に立ちましたね。 「警官と言えばドーナツ」のイメージは、ダンキンドーナツが防犯のため、警官が立ち寄ってくれるようにドーナツを制服警官に割引したという説や、昔、夜に空いているのはドーナツ店しかなかったという説があるそう。
売人のクインスもマフィアのビアンキも片付いて、襲撃されることはなくなりそうで一安心ですね。
ジュリアはウォズの家の襲撃を事前に知っていた
有力者の弱みが入ったビアンキの箱には暗号化されたUSBが。ウォズの息子ネイトが解読に成功。録音データを聞き、心拍数が急上昇!
どんな危険な内容かと思ったら、ジュリアとビアンキの会話が。 ビアンキはジュリアに内緒で会話を録音し、脅しに使うつもりでいたようですね。
シーズン2 第7話「分裂」のテレビ局で起きたジュリアへの銃撃事件は実は自作自演。 市長選の支持率が上がり、妙に喜んでいたのがおかしいと思っていたら、やはり自作自演でしたね。
さらに、ウォズの後ろにいるのがFBIだともビアンキにバラしていたジュリア。 ビアンキにウォズか自分か「どちらかを選べ」と言われ、ビアンキを選んでいたことも発覚!
しかも、ビアンキに対して、ウォズを殺すのに失敗は禁物だと助言まで。 ウォズの自宅の襲撃を事前に知っていたジュリア。ウォズが守ろうとしてきたジュリアは、もういないようですね。 自分の野心のために、昔の刑事仲間の命まで犠牲にするつもりだったジュリア。 ウォズはジュリアをどうするつもりなのでしょうか…。
ウォズはセラピストに会う
ジュリアをどうにかする前に、ウォズはジュリアが隠蔽した息子ネイトの事件の被害者に口止めに。
ウォズが会いに行ったセラピストは、実はウォズの娘アナ・ケイトにオキシコドンを売った売人で、ネイトが半殺しにした相手。
ネイトはボコボコにした売人を放置し、死んだと思っていたら、生きていたんですね。 ボコボコにされた後遺症で、電動車いすに乗っているようです。
セラピストになっていた元売人を口封じに殺すのではなく、脅して黙らせたウォズ。 元売人への怒りが娘に結び付けてくれる橋だというのが、切ないですね。
これで、ジュリアへの弱みがなくなり、ウォズはジュリアへの反撃に出るようです。
歌にあった「ひびがあるのは光が入り込むため」は「許し」という意味だと分かったネイト。 どうやらこの歌詞は、レナード・コーエンの「Anthem アンセム」という曲の一説のようです。
Leonard Cohen - Anthem
(null)
娘のクリスティーナのためにしたことだとハーリーを許したウォズ。 「すべてにひびが入る。光が入り込み、暗闇を抜ける道を照らす」 ハーリーたちは暗闇を抜け出すことができるのでしょうか…。
スタールはミゲルの遺体の場所を突き止める
今回はストーカーのスタールが出てこなくて一安心だと思っていたら、最後の最後に登場。
ケータイのマイクでハーリーとウォズの会話を盗聴し、ミゲルの遺体が87号線の閉鎖されたキャンプ場にあることを知ってしまいました。 1人で笑うスタールが気持ち悪すぎる…。
とうとうスタールにミゲルの遺体が見つかり、窮地に追い詰められることになりそう。 ハーリーたちを個人的に攻撃してくるスタール。 スタールに反撃することはできるのでしょうか…。
『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン2は、残りあと1話。 ジュリアへの決着がつきそうですね。
『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン2の登場人物・キャスト
『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン2の登場人物・キャストの紹介はこちら≫
ドラマの中で流れた曲
- Ban All the Music - NOTHING BUT THIEVES
- Game of Survival - RUELLE
気になったセリフをPick Up
「報いが誰にだっていつか訪れる。難しいのは受けるべき者だけにそれをとどめること」
"Justice. I mean, it comes for us all in the end. The tricky part is keeping it contained to the people that deserve it."セラピストに対するウォズのセリフ。
実はこのセラピストはウォズの娘にオキシコドンを売った張本人。ネイトにボコボコにされて、ジュリアが隠蔽。 ジュリアを攻撃するときに、息子のネイトが巻き添えにならないように、口止めに来たのでした。
ウォズはジュリアをどうするつもりなのかが怖いですね。