[終]『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1の最終話 第21話「衝撃に備えて」あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • [終]『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1の最終話 第21話「衝撃に備えて」
  • Designated Survivor Season1 Episode21 "Brace for Impact"
『サバイバー:宿命の大統領』

※ネタバレしています。

あらすじ

ロサーノに注射を打たれたハンナが目覚めるとそこは爆弾が積まれたバンの中。 そこは、FBIビルの地下駐車場で、時限爆弾のカウントダウンが開始。ハンナは捜査官を脅して振り切り、爆弾の乗ったバンを川に沈め、FBIビルの爆発を阻止する。 パトリック・ロイドたちのハンナをFBIビル爆破の犯人に仕立てる計画は失敗。

一方、ネストル・ロサーノはホワイトハウスの内通者ウィテカーが作ったマーク・ファレル大尉のIDで、国防総省(ペンタゴン)に侵入。 国防総省のサーバーをハッキングする。

ハンナは国防総省を出たロサーノを見つけ、追い詰める。格闘になり、落下したロサーノは鉄筋が体に突き刺さり、死亡する。

トムはアーロンにホワイトハウスの内通者探しを手伝ってほしいと頼む。アーロンはホワイトハウスのセキュリティに詳しい、トムにクビにされたコクラン将軍に、ホワイトハウスの内通者のリストアップに手を貸してもらう。 コクラン将軍は足首に監視装置をつけられ、自宅監禁状態だったが、トムは装置を外す許可を出す。

記者のエイブ・レナードは、FBI副長官だったアトウッドがアルサカールのマジード・ナサール殺害を自供したことを記事にしようとしていたが、トムは記事の公開を待ってほしいと説得。レナードは説得に応じる。

ロサーノに射殺されたアトウッドだったが、殺される前にホワイトハウスの内通者ウィテカーとパトリック・ロイドの写真と盗聴した会話の録音をハンナ宛のメールに送っていた。 ウィテカーは確保されるが、パトリック・ロイドは逃亡し、行方不明に。 パトリック・ロイドの組織はFBIの強制捜査が入り、200名以上が逮捕、銃器や議事堂爆破に使われた爆薬も押収される。

トムはモスを指定生存者にし、議員が集まる合同会議で演説。 議事堂爆破がパトリック・ロイドとその組織による犯行で、クーデターをしようとしていたことを公表する。 トムはアメリカ国民を1つにする熱のこもったスピーチをし、スタンディングオベーションを受ける。

演説は大成功。 しかし、ロサーノによる国防総省のサーバーのハッキングで、軍の動き、核貯蔵施設、諜報員のIDの情報がパトリック・ロイドに筒抜けに。 パトリック・ロイドは行方不明のまま、トムはどうするのか決断を迫られるのだった。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1 第20話「爆弾記事」前回のあらすじと感想はこちら≫

感想

ロサーノは国防総省に侵入

FBIビルの爆破犯に仕立て上げられるところだったハンナ。 爆弾を積んだバンを運転し、川へ。ワシントン記念塔ジェファーソン記念堂が見える中、爆発で起こった水柱が、衝撃の大きさを物語っていましたね。

手錠をかけられたハンナでしたが、大統領命令で自由に。 「大統領命令だ!」という言葉が、カッコいい。

FBIビルの爆破を防ぐことができましたが、ロサーノはその後も暗躍。 ホワイトハウスのスパイ ウィテカーが国防総省(ペンタゴン)のIDを作り、ロサーノはまんまと国防総省に侵入。 ジェラルミンケースの中身は爆弾だと思ったら、狙いは国防総省のサーバーの機密情報。国防総省の警備もガタガタに…。

ウィテカーがIDを作るのにアクセスしたシパーネット SIPRNetとは、 一般のインターネットからは隔離されたアメリカ国防総省の秘密情報用ネットワークのことだそう。 SIPRNetは“Secret Internet Protocol Router Network”の略。

ハンナは国防総省から出てきたロサーノの車とすれ違い、激しいカーチェイスに。 建設が中止になった家でハンナとロサーノは格闘に。CIAや軍にいたロサーノは手強かったですね。 しかし、最後は鉄筋が突き刺さり、ロサーノは死亡。 これで少しは、アトウッドが殺された敵を討てたのかも…。

ロサーノの最期の言葉「終わりじゃない。犠牲なくして勝利なし」は不気味でしたね。 組織のモットーである「NO VICTORY WITHOUT SACRIFICE 犠牲なくして勝利なし」。

副大統領だったマクリーシュや組織の連中も唱える言葉の通り、自分の命を犠牲にしても目的を果たそうとするのが狂信的ですね。

記者のレナードは記事を出さないことに応じる

組織に利用されている記者のエイブ・レナードはFBIビルの爆破で殺されそうでしたが、ハンナのおかげで命拾い。

そんなこととはつゆ知らず、レナードはFBI副長官のアトウッドがアルサカールのマジード・ナサール殺害を自供し、それをホワイトハウスが隠蔽したという次の記事を公開しようと計画していました。

トムは記者のレナードと直接会い、フランクリン・ルーズベルトの写真で説得。

フランクリン・ルーズベルトは第二次世界大戦時、第32代大統領だった人物。終戦前の1944年4月12日に脳卒中で死去し、副大統領だったハリー・S・トルーマンが第33代大統領になっています。

1921年に、フランクリン・ルーズベルトはポリオを発症し、下半身がまひ、車いすに乗っていたそう。しかし、車いすに乗っていることをできるだけを知られないように隠し、マスコミもあえて積極的に報道しなかったそうです。そのため、アメリカ国民でさえ、フランクリン・ルーズベルトが車いすに乗っていることをほとんど知らなかったそう。

フランクリン・ルーズベルト - Wikipedia

ルーズベルトは生涯を通じて海軍への愛情を育んだ。彼は海軍予算を承認させるため議会のリーダーとその他の政府の各省と交渉した。 潜水艦の導入と、 ドイツ潜水艦による連合国船団への脅威に対抗する戦力導入の熱心な支持者であった。そして、 ノルウェーから スコットランドまでの北海に 機雷を敷設し、機雷原を作り上げるよう提案した。1918年には イギリスと フランスを訪問し、 ...

トムの説得に応じたレナードは記事を出すのをしばらく待ってくれることに。 スクープをものにしたいだけじゃなく、良識もある記者でよかったですね。

アーロンとコクラン将軍はスパイを見つけるのに協力

アーロンはホワイトハウスの内通者をコクラン将軍とリストアップ。

コクラン将軍は勝手な命令を出し、第4話「四方の敵」でクビにされましたが、今はトムを大統領として認めているようですね。

なんと足首に監視装置をつけられ、自宅監禁状態だったコクラン将軍。クビにされた後は、気楽な引退生活とはいかなかったようですね。 しかし、ホワイトハウスの内通者のリストアップに協力し、自由の身に。

コクランは陰謀に関係ないと言っていましたが、パトリック・ロイドの仲間じゃないかとちょっと心配ですね。

組織のメンバーは逮捕されるが、パトリック・ロイドは行方不明に

ロサーノに射殺されてしまったアトウッドでしたが、死ぬ前にちゃんとハンナにホワイトハウスの内通者 ウィテカーとパトリック・ロイドの写真と盗聴した会話を送っていたことが判明。アトウッドの死は無駄ではありませんでしたね。

ついに、ホワイトハウスの内通者 ウィテカーは逮捕。これまで、するりと逃げていたウィテカーも決定的な証拠で捕まえることができました。 そして、組織への強制捜査でパトリック・ロイドの崇拝者たち200人以上が逮捕。全米に拠点があった組織。200人以上もパトリック・ロイドの馬鹿げたマニフェスト「パクス・アメリカーナ」を狂信的に信じていたようです。

200人以上もロサーノやマクリーシュのように「犠牲なくして勝利なし」と、自分の命まで犠牲にする覚悟をしていたと思うとぞっとしますね。

トムは議事堂爆破の真相を国民に明らかにする

真相が明らかになり、トムはついに国民や議員にも議事堂爆破はパトリック・ロイドが首謀者の国内のテロ組織が起こしたことだと話せるように。

以前から、銃規制や最高裁判事選びなど自分の出世のためにトムを非難してきたボウマン議員は今回も真相を隠しているとトムを非難していました。アーロンは討論番組でボウマン議員に反論。まさか、アーロンがテレビ出るとは意外でしたね。

アーロンはホワイトハウスに戻ってくることに。首席補佐官はエミリーのままということで、どんな役職で戻ってくるのか楽しみですね。

トムは国務長官のモスを指定生存者に指定し、合同会議で演説。 議事堂爆破の悪夢がよみがえり、また演説中に爆発したらどうしようかと不安に。 しかし、トムの演説は大成功。熱狂的な支持を得ることができました。

アメリカを1つにまとめ上げるスピーチの熱気がすごかったですね。名演説として歴史に残りそうな勢い。熱狂的過ぎて怖くなるぐらい。 ともかく議事堂も爆発せず、一安心。

その熱狂も冷めやらぬうちに、次の危機が発生!

ロサーノが国防総省の最高機密のサーバーにハッキングし、国の防衛体制が脆弱になっていることが判明。 ロサーノが国防総省のサーバーにハッキングし、パトリック・ロイドに転送。ロイドに、軍の動き 核貯蔵施設 諜報員のIDまで筒抜けに!  アメリカ国内で戦争も起こせそうで、おそろしいですね…。

ロイドは次にどんな手を売ってくるのでしょうか…。 まだロイドの仲間がいそうな気が。 このエピソードは、『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1の最終回です。 続きが気になるところで、終わってしまいましたね…。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2は?

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン2はNetflixで配信されています。

サバイバー:宿命の大統領 | Netflix

『サバイバー:宿命の大統領』はシーズン2で放送局のABCが打ち切りを決定しましたが、Netflixで復活し、シーズン3の製作が決定。2019年6月7日から配信されることが発表されました。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1の登場人物・キャスト

『サバイバー:宿命の大統領』の登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマの中で流れた曲

  • 特になし

気になったセリフをPick Up

「我々のときが来た。そして、国民の皆さんにお伝えしたい。皆さんにお仕えできて誇りに思います。今後も引き続き、もういいと言われるまでお仕えすることを約束します」

"I say again, our time has come. And to the American people, let me say that it has been the privilege of my lifetime to serve you, and I promise to continue serving until I am asked of service no more."
トムのセリフ

スピーチのトムのセリフ。スタンディングオベーションが巻き起こった熱狂的なスピーチは大成功。 アメリカ国民の心をつかみ、1つにすることができたようですね。

議事堂爆破の首謀者パトリック・ロイドは野放しのまま。シーズン2ではパトリック・ロイドを逮捕することができるのでしょうか…。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1のエピソードリストと登場人物・キャストはこちらへ≫

海外ドラマの動画配信サービス
スポンサーリンク

 
この記事をシェアする