『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1 第20話「爆弾記事」あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1 第20話「爆弾記事」
  • Designated Survivor Season1 Episode20 "Bombshell"
『サバイバー:宿命の大統領』

※ネタバレしています。

あらすじ

トムたちはNATO首脳会議に出席するため、エアフォースワンでトロントへ。 トムはフランスの要請もあり、NATO加盟国の核兵器削減を提案しようとする。しかし、アメリカではテロ組織「アルサカール」は議事堂爆破の犯人ではないというエイブ・レナードの新聞記事で、各国首脳のトムへの信頼が危うくなる。

アメリカは「アルサカール」のマジード・ナサールを捕まえるときに、フランスやスペイン、イタリアの協力を得ていた。「アルサカール」が犯人ではなかったとすると、アメリカは北大西洋条約機構の集団的自衛権を悪用して誤った標的を追わせたと、フランスとイギリスは指摘。 国家の安全を守るため、「アルサカール」が犯人ではないことを肯定も否定もできないトムは窮地に追いつめられる。

特にフランスの首相ジャスティーン・マセットはトムを信用できないと主張。 結局、今回のNATO首脳会議では核兵器削減の議案は外されてしまう。

しかし、核兵器削減は子どもたちの未来にとって重要だとフランスの首相ジャスティーン・マセットと2人で話したトムは、核兵器削減を次の首脳会議で協議する約束を取り付けることができる。

国務長官で元大統領のモスは、トムからエイブの記事が事実だとはじめて知らされて憤るが、トムの味方でいてくれるのだった。

チャックはホワイトハウスのスパイを見つけるため、削除されるはずのブラウニング・リードに関するファイルに追跡プログラムを仕掛ける。しかし、ホワイトハウスのスパイのウィテカーは電子指紋のクローンを作っており、追跡不能に。ホワイトハウスのスパイの特定に失敗する。

拉致されたハンナは船の無線で助けを求める。沿岸警備隊が発見した、ボルチモア港でハンナが乗っていると思われる船を捜索するが、ハンナはすでに別の場所に移されていた。

実はブラウニング・リードの元社長パトリック・ロイドやウィテカーに利用されている記者のエイブ・レナード。記事も発表され、エイブは用なしに。ロサーノのことも独自に調べ上げ、邪魔な存在になったエイブはFBIビルに呼び出され、始末されようとしていた。

ロサーノに注射を打たれたハンナが目覚めるとそこはコンテナではなく、爆弾が積まれたバンの中。そこは、FBIビルの地下駐車場で、時限爆弾のカウントダウンが始まるのだった。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1 第19話「別の立場で」前回のあらすじと感想はこちら≫

感想

セスが楽しみにしていたエアフォースワンでの旅は残念なものに

トムたちはエアフォースワンでトロントへ。あんなにエアフォースワンに乗ると大喜びだったセスは、飛行機酔いでダウン…。 張り切りすぎてしまったようです。トイレで国務長官のモスに撮られたセスの写真がひどい顔で笑える!

帰りのエアフォースワンでは疲れ果てて、爆睡。エアフォースワンでの旅は大変なものになってしまいました。

キンブル・フックストラテンは教育長官に。どうやらアーロンは、教育長官になるキンブルのもとで働く気はないようです。また、エミリーと一緒に働けたらいいですね。

エイブの新聞記事でNATOの首脳会議も危うく

NATOの首脳会議では、各国の首相が勢揃い。一番の曲者は、切れ者でジャンヌ・ダルク並みの愛国主義者だというフランスの首相ジャスティーン・マセット。モスの言う通り、手ごわい相手でしたね。

再選されたドイツの首相で核計画グループの議長を務めるジョナス・グロッキーは、トムがエイブ・レナードの新聞記事で追及されることになってもアメリカの味方に。

イギリス史上初のインド系の首相 アルナ・マハジャンは、無党派で連立を組むことに成功したという、トムとも共通点のある人物。イギリスでインド系しかも、無党派の首相というのが斬新な設定ですね。

ロシアとも連携し、NATO加盟国の核兵器削減が進みそうでしたが、エイブ・レナードの新聞記事で各国の信頼まで失いかけることに。まさか国際関係にまで影響を及ぼすとは…。

ついに、「アルサカールは議事堂爆破の犯人ではない」とエイブにすっぱ抜かれることに。 フランスそして、大量破壊兵器があるというウソでイラク戦争に参戦した苦い経験があるイギリスも、アメリカが北大西洋条約機構(NATO)の集団的自衛権を悪用して誤った標的(アルサカール)を追わせた可能性があるなら信用できないと、核兵器削減も棚上げに。

さすがモスに手ごわいと言われていただけあって、フランスのマセット首相は鋭くトムを追及。 トムは半人前だと言われてしまうことに…。

国内でも議事堂爆破で他に誰もいなかったから大統領になれたとなめられ、国外でもそのことでなめられるトムが気の毒。

マセット首相にもフランス語で悪口を言われてしまうトム。 Gaffeur ギャッファーはフランス語で、「よくヘマをする人、ドジな人」という意味。 Maladroit マラドアは「不器用、軽率」という意味だそう。

散々な言われようのトムでしたが、マセット首相との話し合いでは、何とか信頼を勝ち取れたようですね。 今回はダメでしたが、次回は核兵器の削減も進みそう。

それにしても、アメリカがヨーロッパに200基もの核ミサイルを保有しているのが驚き。 さらに、ロシアはその倍…。 冷戦後も、核の脅威は未だに残っているのが、おそろしいですね。

核を持っていれば互いに攻撃できないという「相互確証破壊」を見直すときだと主張するトム。それにシステムがハッキングされる可能性もあり、核兵器の維持には莫大なお金が…。

核兵器を減らせば負担が減ることは分かっていても、ロシアとの関係もあり、現実にもなかなか進まない核兵器の削減。核兵器を持とうとする国もあり、核兵器のない世界が実現するのは、遠そうです。

相互確証破壊 - Wikipedia

Mutual Assured Destruction, 相互確証破壊(そうごかくしょうはかい、 英: MAD)とは、 核戦略に関する概念・理論・戦略。

標的はFBIビルだった

ハンナと協力していた分析官のチャックが久々に登場。

さっそく、ファイルに追跡プログラムを仕掛け、ホワイトハウスのスパイを見つけ出そうとしますが失敗。 ホワイトハウスのスパイ ウィテカーのほうが一枚上手でしたね。ようやくウィテカーが捕まると思ったら、ダメでがっかり…。

拉致されていたハンナは、船の無線で「メーデー」と救難信号を送ることに成功。しかし、ロサーノに再び捕まり、目覚めた時には、爆弾に囲まれ、バンの中に!

一方、救難信号が出された船を見つけ出したフォアステルは、溶接されたコンテナの扉を爆破。コンテナを爆破したときには、ハンナが中にいて、中の爆弾に引火してしまうのかと心配になりましたね。 しかし、ハンナがいたのはワシントン D.C.にあるFBI本部のジョン・エドガー・フーヴァービルディングの地下駐車場。

バンにはノースダコタの地下格納庫に保管されていた地雷が大量に詰まれているようです。 そして、そのFBIのビルには用なしになって始末されることが決まったエイブ・レナードもいるようですね。エイブはロサーノことまで突き止めてしまい邪魔になったようです。エイブがFBIのビルに呼ばれるようにウィテカーが画策した模様…。

時限爆弾はカウントダウンを開始!  議事堂爆破の次はFBIの本部ビルが標的に。ハンナはFBIビル爆破の犯人に仕立て上げられてしまったようです。 あとわずかな時間で、爆破を止められるのでしょうか…。

そして、窮地に陥ったトムは、真相を突き止め、国民に真実を説明できるときが来るのでしょうか…。

次回は、『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1の最終話。どんな結末を迎えるのか楽しみですね。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1の登場人物・キャスト

『サバイバー:宿命の大統領』の登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマの中で流れた曲

  • 特になし

気になったセリフをPick Up

「君には腹が立ったよ。あの時は、理想論をかざす君を殴ろうかと思った。だが、そこに君の気概が見てとれた。それを育てれば偉大な大統領になれる。ヘマをしなければな」

"You know, you drive me nuts, Tom. You're just so damn academic at times, I want to slap you upside the head. But damn if I don't see something special in you, something that might Well, might even approach greatness if you don't trip over your own feet."
モスのセリフ

国務長官モスのセリフ。議事堂爆破の真相を知ったモスは、伝えられていなかったことに怒りつつも、トムの味方に。 大統領経験のあるモスは、トムを支えてくれるいい先輩ですね。

『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1のエピソードリストと登場人物・キャストはこちらへ≫

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