- 『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1 第3話「誠実さの先に」
- Designated Survivor Season1 Episode3 "The Confession"
※ネタバレしています。
あらすじ
議事堂の爆破のがれきの下からピーター・マクリーシュ議員が生存者として発見され、希望の光となる。
高いセキュリティレベルのホワイトハウスは何者かにハッキングされ、大統領であるトムのパソコンにはアルサカールの議事堂爆破の犯行声明の映像が残されていた。
トムはインタビューで、議事堂爆破の日にリッチモンド大統領に閣僚から解任されていたことを追及され、世論はトムが大統領にふさわしくないと騒ぎ始める。 トムは議事堂爆破で亡くなったリッチモンド大統領の葬儀に出席。弔辞のスピーチをするはずだったが、インタビューを見た息子のタイラーに断られ、代わりにスピーチをしたのはキンブル・フックストラテン下院議員だった。
そんな中、アルサカールの犯行声明の映像がリークされる。リークしたのは、アーロン。解任されていたことやキンブルのスピーチが忘れ去られ、トムが大統領でいられるようにするためだった。 トムは政治的な人間が必要だとアーロンを首席補佐官にし、信頼するエミリーを特別顧問にする。
FBI捜査官のハンナはピーター・マクリーシュ議員だけがなぜ生き残れたのか不審に思う。ハンナは議事堂内の映像を調べるが、空白の34秒が。ハンナは議事堂内で写真を撮っていた女性のケータイのクラウドに保存された写真を調べるように指示。空白の34秒間に撮られた写真では、爆発時ピーター・マクリーシュは席に座っていなかったことが判明する。
首席補佐官になったアーロンはトムのファイルを入手していた。
『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1 第2話「就任初日の騒乱」前回のあらすじと感想はこちら≫感想
怪しい生存者
見つかった生存者はピーター・マクリーシュ議員。ハンナの恋人だったスコット・ウィーラー上院議員は死亡が確認。恋人関係だと思ったら、不倫だったとは…。しかも、FBIの上司にまで知られているのが、怖い…。
なぜ自分だけが生き延びたのかと自分に問いかけていたピーター・マクリーシュ議員でしたが、マクリーシュは爆発時に席にいなかったことが判明。映像が残っていない空白の34秒も気になりますね。 マクリーシュは事前に爆発を知っており、陰謀に関わっているのでしょうか…。
ホワイトハウスがハッキングされる
ホワイトハウスはハッキングされ、議事堂の爆破に続き2回目の攻撃かと思われましたが、ファイルを残していっただけ。 厳重なはずのホワイトハウスのネットワークにハッキングするなんて、敵は手強そうです。
しかも、ハッキングしたのは情報を盗むためではなく、犯行声明の映像を残すため。わざわざそれだけのためにハッキングするなんて、トムが言うように奇妙ですね。
海外のフォーマットであるPALファイルで残されていたアルサカールの犯行声明。 アルサカールのリーダー マジード・ナサールが議事堂を爆破したと声明をした映像は公表せず、極秘にすることに。
議会の代表キンブル・フックストラテン下院議員は、犯行声明を公表すれば国は一つにまとまると進言。戦争で国がまとまるなんて皮肉なものですね。しかも、戦争の相手がどんな敵でも構わないというのが、さらに皮肉…。
トムはニセ大統領!?
大統領になったトムへのインタビューでは、最後に痛い質問が。 議事堂が爆破された日、リッチモンド大統領に閣僚から解任されたことを追及され、正直に認めるトム。 エミリーの言う通り、正直でいることを選んだトムでしたが、この選択がリッチモンド大統領の葬儀での弔辞にも響くことに。
リッチモンド大統領の息子タイラーはインタビューを見て、トムが信頼されていなかったと思い、弔辞のスピーチをトムからキンブル・フックストラテンに変更! 弔辞を断られただけかと思ったら、まさかここでキンブルが出てくるとは…。完全に出し抜かれてしまったトム。
しかも、キンブルはリンカーン大統領の名言「人民の人民による人民のための政治」を引用し、感動的なスピーチを。 一方、トムは「指定生存者」ならぬ「指定詐欺師」と呼ばれ、ニセ大統領とまで言われてしまうことに…。「指定詐欺師」というのがなかなか面白いですね。
アーロンが首席補佐官に
正直に誠実にあろうとしたトムはキンブルに出し抜かれ、「政界じゃ正直者によくあることだ」とこぼすことに。
キンブル1人にも出し抜かれてしまったトム。閣僚が増えたときはどうなるか心配に。今は大統領になりたくないというキンブルでしたが、2年半後には大統領の座を狙っていたのでした。さすが政治家らしい言葉のチョイス…。
しかし、アルサカールの犯行声明がリークされ、トムに有利な状況に。リークしたのはアーロンでした。「私に対する反逆だ」とアーロンのリークを責めたトムでしたが、アーロンの手腕を認め、首席補佐官に。
ずっと一緒に仕事をし、信頼しているエミリーは特別顧問に任命。エミリーも残れることのなってよかったですね。
プロポーズされたエミリーでしたが、勢いで結婚したくないと断ることに。災害やテロが起きると人生に関わる大きな決断をする人が増えるそう。 「ワシントンで愛が実るなんてめったにないぞ。君はついてる」と言うアーロン。ワシントンでは政治だけでなく、恋愛も大変なようです…。
父親を亡くしたタイラーを慰めるトム
トムの息子レオはドラッグのMDMAを売っていたことが判明。「問題は私たち自身にある」という母親のアレックス。家族みんなで集まって食事するところを見ると、レオも大丈夫そうですね。
実はリッチモンド大統領と仲違いをしていたというタイラーを呼び、生前、息子のタイラーのリサイタルの話を誇らしげに話していたと語るトム。お忍びで息子のリサイタルをこっそり聞きに行っていたというのが、感動的ですね。 父親を亡くしたタイラーの心まで癒してしまうトムなのでした。
アーロンはどちらの味方?
誠実なトムには、アーロンのような政治的人間が必要ということでしたが、アーロンはトムのファイルを受け取っていました!
トムを大統領から降ろしたいコクラン将軍にも話を持ちかけられていたアーロンはどちらの味方なのでしょう…。 トムのファイルにはどんな内容が書かれているのかも気になりますね。
『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1の登場人物・キャスト
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「私は国をまとめる唯一の道が戦争だというのは受け入れがたい」"And personally, I have a difficult time accepting that the only way to bring the country together is through war."
キンブルに国をまとめるには敵と戦争する必要があると言われたトム・カークマンのセリフ。 アルサカールの犯行声明が公表され、トムにも決断の時が迫ってきそうですね。
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