- 【最終回】『Major Crimes メジャークライム~重大犯罪課』 シーズン6 第13話「最後の戦い パート4」
- Major Crimes Season6 Episod13 "By Any Means: Part 4"
※ネタバレしています。
あらすじ
精神科医とハント・サンフォードをナイフで殺害したフィリップ・ストローは、壁に「次はラスティだ」と書き残していた。
捜査官のウェス・ノーランはシャロンの息子リッキーの家から鍵を盗み、コスプレ店で警察官の制服を借り、まんまとラスティの住む家に侵入。ラスティが安全ではないことを証明する。 ラスティとガスは警察署でプロベンザが保護することになる。
フィリップ・ストローは共犯者のディランが金を横取りしたと知り、ディランが執着するエラを殺すと脅し、金を取り戻す。 ディランは警察の罠にかかり、ストロー用ホットラインのフォルダをクリック。ディランの居場所が割り出され、警察が突入。銃撃戦になり、タオがディランを撃ち殺す。
ディランが用意していた「死のスイッチ」。タオは爆発するのではなく、FBIと重犯課にストローの情報が送信されると見抜く。 カウントダウンの時計がゼロになるとストローに関する大量のデータが送られてくる。 その中のデータで、ストローがプライベートジェットを予約していることが判明。重犯課と数多くの警官が空港を包囲する。
他にもストローが検索していた名前のデータも。そこには「ミズ・ベクテル」があった。ミズ・ベクテルが殺されたジム・ベクテルの娘タミーだと推測し、ラスティは連絡が取れなくなっているタミーに1人でも会いに行こうとする。 プロベンザとバズ、ラスティとガスは、タミーが遺品整理をするマリーナにあるジム・ベクテルの家へ向かう。
バズとプロベンザはタミーの遺体を発見。ジム・ベクテルの船の写真を見たプロベンザは「ミズ・ベクテル」が船の名前だと気づく。 ストローはプライベートジェットで逃げると見せかけ、船で逃げる気だった。
プロベンザは船の中でストローを追い詰め、手錠をかけさせ、逮捕しようとする。しかし、そこにラスティが現れ、ストローを5発撃ち、撃ち殺す。 プロベンザはラスティではなく、自分が正当防衛でストローを撃ち殺したことにする。
フリオ・サンチェスは警部補に昇級し、犯罪情報課に転属。 バズは警察学校に行き、新米刑事として戻ってこいとプロベンザに指示される。
ラスティは司法試験に受かったら5年間 検事局で働くことに決める。
プロベンザは「何が起ころうと悪人を捕まえるまで重大犯罪課は諦めない」ことは変わらないとスピーチ。 みんなと一緒なら永遠にこの仕事を続けられると宣言。 そして、重大犯罪課のメンバーたちは花が飾られたシャロンのオフィスを見つめるのだった。
『Major Crimes ~重大犯罪課』【ファイナルシーズン】シーズン6 第12話「最後の戦い パート3」 前回のあらすじと感想はこちら≫感想
ついに最終回。 フィリップ・ストローとの長い対決がついに幕を下ろしました。
ストローが壁に残したメッセージは「次はラスティだ」。今度こそ、ラスティが狙われてしまうと思ったら、すべては重犯課を惑わせ、国外に逃げるための目くらましだったようです。
プロベンザがウェス・ノーランに頼んでいた少し危険な任務は、ラスティが安全ではないことを証明するため。なんとシャロンの息子リッキーの家に侵入し、部屋の鍵を盗み、コスプレ店で市警の制服借りて特捜班まで欺いたウェス。
ラスティの住む家に突然現れた時にはびっくり! それにしても、警官のコスプレでいともたやすく、侵入できてしまうなんて、警察の警備もお粗末ですね…。
共犯者ディランは死亡
金を横取りされたことに気付いたストローは、ディランの弱点である娼婦のエラを人質に。人の命をなんとも思わないストローはエラを絞首台に…。ストローより賢いつもりのディランでしたが、結局のところ利用されただけでした。
警察にハッキングが気付かれていると知らず、ストロー用ホットラインのフォルダをクリックし、罠にかかったディラン。居場所を突き止められ、最後はタオに撃ち殺されました。
エラを本気で愛していたロリコンディランの最後はあわれなものに…。 でも、少女への性的虐待をしていたディランには当然の報いですね。
ストローは空港に?
エラの車 赤のマスタングを盗んで、空港にいると見せかけたストロー。ディランが用意していた「死のスイッチ」のデータも予測していたようです。
ディランがストローに裏切られたとき、FBIと重犯課に送信されるようにセットしていた「死のスイッチ」。プロベンザたちが爆発のカウントダウンでは…と心配する中、タオは「死のスイッチ」がデータが送信されるだけだと推測。 確かにカウントダウンの時計があったら、爆発を勘繰りたくなりますね…。
ディランの「死のスイッチ」が作動し、送られてきたデータは大量。ストローをこんなに警戒していたディランも、サイコパスの連続殺人犯ストローには勝てず。
ディランの送ってきたデータにはプライベートジェットを15時に予約した記録が。これも偽装。ストローもディランを信用してはおらず、逆に「死のスイッチ」も捜査かく乱に利用! いつも一歩先を行っているストローが憎たらしい。
ストローは船で逃亡しようとしていた
それでも、ラスティはストローの行動を読み、何かがおかしいことを察知。 ストローもラスティもお互いをよく知っているというのが、ストローを追うのに役立つことに。シャロンの共通点を捜せというアドバイス通りになりましたね。
「ミズ・ベクテル」を検索していたストロー。ジム・ベクテルを殺したのにも理由があるはずだと考えるラスティ。ラスティは殺されたジムの娘タミー・ベクテルと連絡を取ろうとするも留守電。
まさか、娘タミー・ベクテルまで殺されていたのがびっくり。ラスティの勘は鋭いですね。それにしても、、ストローは人を殺しすぎ…。
ジム・ベクテルは「ミズ・ベクテル」という名前の船を所有し、ストローはその船で国外に逃亡しようと計画。 まったく、ずる賢くて、頭のいい連続殺人犯ですね…。
缶詰を大量に買っていたのも船旅のため。何人も殺しておきながら、金を取り戻し、ウォッカまで買って優雅に船旅を楽しみながら、国外に逃亡しようとしていたのが許せませんね。
ストローの思惑通り、空港に人員が割かれ、プロベンザとバズ、ラスティとガスだけがタミーのいる家に急行。
プロベンザはこの緊急事態にバズを臨時の予備刑事に任命。バズはなかなかドアが破れず、「今まで見た中で最低のドア破りだ」と言われてしまうのが、コミカル。 でも、ドラマではいつも簡単にドアが破られすぎですよね…。
写真を見て「ミズ・ベクテル」が船のことだと気づいたプロベンザは、ラスティを巻き込まないように1人でストローと対決しようと決意。トレードマークの白い帽子をかぶり、決意を新たにストローの対決に向かうプロベンザがかっこいい!
携帯に電話をかけて着信音でプロベンザの居場所を突き止め、ナイフで襲いかかろうとしていたストロー。 さすが、プロベンザのほうが上手でしたね!
ナイフを捨て、投降しようとするストローを殺さず、渋々逮捕することに決めたプロベンザ。なんとそこには、すべてに気づいてやってきたラスティが!
5発も撃ち、ストローを殺したラスティ…。衝撃的な展開に。
ストローが逮捕され、裁判になれば、ラスティは証言することになり、体を売っていた過去も大勢が知ることに。 「ストローが刑務所に入っても一生おびえ続ける」と言っていたラスティ。確かにストローなら刑務所からも人を操って、ラスティを狙ってきそうですね。
それでも、まさかラスティ自身がストローを殺すことになるとは…。ラスティが銃を所持することを決めたときには、こうなることが決まっていたのかもしれませんね。
プロベンザは殺人になってしまうと、ラスティをかばい、自分が正当防衛でストローを撃ち殺したことに。 プロベンザはFIDの調査を受けるもおとがめなしに。FID 武力犯罪調査課(Force Investigation Division)はシャロンが以前いた内務調査をする部署でしたね。
重大犯罪課のその後
警部補に昇級し、異動になったフリオはラスティがストローを撃ち殺したことを見抜いていたようです。 精神科医ジョー先生とのセラピーを受けるようにアドバイスし、重犯課を後にしたフリオ。
ラスティの精神状態が心配ですが、ジョー先生がいれば大丈夫そう。ガスとも仲直りできたよう。支えがあれば、乗り越えられそうです。
バズは警察学校に行き、予備警官ではなく、正式な警察官に。 ウェスとペイジはなんだかいい雰囲気に…。付き合い始めたのでしょうか…。
プロベンザは最後にスピーチ。みんなと一緒なら永遠にこの仕事を続けられるというプロベンザ! 引退してしまうかと思ったら、刑事生活を続けると宣言。 このまま重犯課の指揮官をすることになりそうですね。
最後はみんな、シャロンのオフィスに飾られた花を見つめて、亡くなったシャロンをしのぶ重大犯罪課のチーム。 シャロン・レイダーが亡くなるという衝撃の展開だった『Major Crimes ~重大犯罪課』シーズン6もこれで終わり。 『Major Crimes ~重大犯罪課』シーズン7はなく、これが最終回です。
長いこと引っぱってきたフィリップ・ストロー事件もようやく決着がつきましたね。 シャロンがいない重犯課は寂しいですが、みんなを見守っているのかもしれませんね。
これからも重大犯罪課が悪人を捕まえることは変わらないとプロベンザはスピーチ。最後を締めたプロベンザ。 シャロンがいないのは寂しいですが、重大犯罪課のチームが勢ぞろいし、最後にふさわしい終わりでした。
でも、やっぱりシャロンが死んでしまったのは、まだ受け入れがたい…。
『Major Crimes ~重大犯罪課』の主な登場人物の結末
- シャロン・レイダー:心臓の病気「心筋症」が悪化し、取り調べ中に倒れ、亡くなる。
- ラスティ・ベック:フィリップ・ストローを撃ち殺す。司法試験に受かったら5年間 検事局で働くことに。
- ルイ・プロベンザ:シャロン亡き後、重犯課の指揮官に。
- アンディ・フリン:シャロンと結婚するも、すぐにシャロンが亡くなり、打ちひしがれるが、忌引休暇明けに本格的に重犯課に復帰することを決める。
- フリオ・サンチェス:引き取った里子のマークのために、犯罪情報課に転属。警部補に昇級する。
- バズ・ワトソン:4か月、警察学校に通い、新米刑事として重犯課に戻ることに。
その他のマイク・タオ、エイミー・サイクス、ウェス・ノーラン、カミラ・ペイジ(キャミ)、モラレス監察医やアンドレア・ホッブス検事やフリッツ、レオ・メイソン副本部長は変わらず、重犯課のチームに。
家族のような絆で結ばれた重大犯罪課のチーム。これで見納めなのが寂しいですね。
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