『Major Crimes ~重大犯罪課』【ファイナルシーズン】シーズン6 第12話「最後の戦い パート3」あらすじと感想 ネタバレ注意 !

  • 『Major Crimes メジャークライム~重大犯罪課』ファイナル・シーズン
    シーズン6 第12話「最後の戦い パート3」
  • Major Crimes Season6 Episode12 "By Any Means: Part 3"
海外ドラマ『Major Crimes ~重大犯罪課』

※ネタバレしています。

あらすじ

バズはSDカードの防犯カメラ映像が遠隔で破損させられたことで、重犯課の電子ボードや携帯がハッキングされていることに気付く。プロベンザたちは逆に盗聴されていることを利用し、芝居を打ち、ストローたちを罠にかけようと計画。

重犯課は殺された検事エマの自称隣人カールがハッキングをしたと気づく。カールの正体はキプロスで逮捕された24歳のイギリス人ディラン・バクスターと突き止める。 ディランはクレジットカード情報を盗み、15歳の少女とキプロスから逃げようとしていたところを捕まっていたが、起訴は取り下げとなり、その後、消えていた。

重犯課はディランの正体を突き止めたことや、過去のストローの共犯者の悲惨な結末をわざと盗聴しているディランに聞かせ、揺さぶる。そして、ディランにホットラインのフォルダにアクセスさせ、居場所を突き止められる罠を仕掛ける。

ラスティはストローの最初の犠牲者メアリー・ウェリントンの妹エリザベスが交通事故に見せかけられ、ストローに殺されていたことに気付く。 メアリーとエリザベスの母親アリス・ウェリントンに話を聞くと、ストローの母親グウェンドリンはエリザベスの学費など長年、お金を送金していたことが判明。

さらに、感電死したストローの小学校時代の科学の先生は、ストローに硫酸をかけられ、やけどをしていたことがわかる。この科学の先生にも母親グウェンドリンが長年、お金を送金していたのだった。しかし、グウェンドリンが認知症となり、代理権を得たハント・サンフォードが口座を解約。送金も途切れていたのだった。

ストローとディランは、ストローの母親で、グウェンドリンの義理の息子ハント・サンフォードが解約した口座の金1500万ドルを取り戻そうとしていた。

ストローとディランはハントの予定表を手に入れ、ストローはハントの精神科医を殺し、待ち伏せ。 ハントを脅して口座にログインさせ、ディランに口座の金をビットコインのウォレットに送金させる。しかし、ディランはフィリップ・ストローのウォレットではなく、自分のウォレットに送金。

用済みになったハントをストローはナイフで刺し殺すと、ペンで壁に何かメッセージを書き残し、現場を後にするのだった。

『Major Crimes ~重大犯罪課』 シーズン6 第11話「最後の戦い パート2」 前回のあらすじと感想はこちら≫

感想

ハッキングを利用する重犯課

ついにハッキングに気付いたバズ。重犯課の携帯やボードは市警のネットワークとはつながっておらず、一安心。 ハッキングを報告する場には FBIからロス市警の特殊作戦部本部長補佐になったフリッツ・ハワードの姿も! 妻ブレンダの名前も登場し、結婚生活はうまくいっている模様。

バズは、サーバーを乗っ取る力があるのなら警察に顔をさらす危険はおかさないはずで、ハッカーは大胆だが、洗練されていないと指摘。 確かにこの前もグウェンドリンの新しい名前や住所を知るための社会保障局のハッキングも他の人に頼んでいましたね。 ハッカーの能力は低かったディラン…。テクノロジーを利用するただの変態でしたね。

コンピューター関連に弱いプロベンザは携帯の「機内モード」を「空港モード」と勘違い。惜しい!  「バズはあのコピー代をとるプリンターを設置してくれた」と太鼓判を押すプロベンザが面白いですね。

スレットアクター」とは直訳すると「脅威を与える役者」という意味で、サイバー攻撃をするハッカーを指すそうです。 「Wi-Fiパイナップル」とは市販もされている機器で、ハッキングを容易にする手段としてハッカーに使われているそう。 Wi-Fiパイナップルというネーミングがキャッチーですね。

ハッキングされ、盗聴されていることを逆に利用し、芝居を打つ重犯課。 盗聴されていない場所で捜査を続け、フリオはエマの裏の家は借家だと突き止めました。その時利用したサイト「Zillow ジロー」は実在する不動産のウェブサイト。アメリカでは一般的なようです。プロベンザは知らなかったですが…。

フリオは里子のマークの学校の近くに引っ越すことを検討。犯罪情報課に転属し、警部補に昇級する提案もされているようです。 フリオが重犯課からいなくなってしまうのは寂しいですね。

シャロン亡き重犯課は今までと同じままというわけにはいかないようです。

金目当てのストロー

ストローの真の目的は、ハント・サンフォードに解約された口座の1500万ドルを取り戻すことでした。 母親グウェンドリンの居場所を聞き出し、金を取り戻すため、送金相手の人々を殺しまわっていたようです。

殺された人たちが金欠になっていたのは、口座が解約され、送金が止まったからのよう。 グウェンドリンが認知症になり、ハントによってストローが利用していたキプロスの口座も解約。 ストローが共犯者のディランと出会ったのもキプロスのようです。ディランは勘当されていますが、金持ちの家の生まれ。金で犯罪をもみ消すなんて許せないですね。

結局、目的は金。実の母親グウェンドリンはどうでもよく、金さえ取り戻せればよかったようですね。

さすがのディランでもハントの子どもを殺すことは躊躇しますが、そんなディランにストローは「アリだと思えばいい」と指摘。考えがサイコパスすぎてついていけない…。

ディランはエラが弱点となり、捕まると言うストロー。ただのストーカーなのにエラを本気で愛してると主張するディランが怖い…。ディランは未成年に手を出すロリコン性犯罪者の自覚ゼロ。

ディランはイギリス人で、前にも、のぞきやウェブカメラの盗撮をしていた常習犯。 それでも、重犯課の芝居で、ストローの危険性には気付かされたようです。

手がかりをつかんだラスティ

ラスティはストローが関わったと思われる事故死や自殺の調査で、「ウェリントン」という名に心当たりが。ストローの最初の犠牲者メアリー・ウェリントンの妹エリザベスもストローに殺されていたというつながりを発見。

ストローに娘を2人も殺されてしまった母親が気の毒すぎますね。しかも、ストローをかばった母親のグウェンドリンはメアリー捜索にも協力し、妹エリザベスにも経済的支援を。犯人を知っていながら、親切なふりをし続けていたというのがゾッとしますね。どんな神経で顔を合わせていたんでしょう…。

ストローが硫酸をわざとかけた科学の先生にも、長年、金を送金していた母親のグウェンドリン。小学校時代からサイコパスを発揮し、ストローは恐ろしいことを…。

息子の犯罪を金で隠し続けてきた母親のグウェンドリン。 ストローが使えるキプロスの口座には1500万ドル(約15億円)もの大金が!

金持ちすぎてびっくり…。 金で何とかしようとした結果、ストローは犯行をし続け、被害者も増え続けることになったようです。

ラスティと一緒に警護されることになったガスは、一晩でいいから一緒に寝たいと懇願。フリンも賛成したのが驚き…。 ラスティとガスはまたやり直すことができるのでしょうか…。

ストローはハントを殺害

ストローの目的が金だと指摘するフリンに、プロベンザも賛成。 「言いたくない言葉だが…フリンに賛成だ」だと渋々言うプロベンザがユーモラスですね。

ハントの予定表を手に入れたストローは、セラピーに通うハントを待ち伏せ。 厳重な警備と共に移動していたハントでしたが、セラピーの部屋には1人で。ストローは精神科医を無残にも殺害。

ハントを脅して、口座にログインさせ、金をビットコインのウォレットへ送金。ディランはストローではなく、自分のウォレットに送金。 ストローが知ったら、大変なことに!!

ディランはストローの悪事の証拠が送られる死のスイッチを解除せずに、エラと逃げる気なのでしょうか…。エラのところに先回りしたストローに殺されそうな予感が…。

用済みになったハントを躊躇なくナイフで刺し殺すストロー。 重犯課はまたストローに先を越されてしまいましたね。 壁に何かを書き残したストロー。重犯課へのメッセージ!?

指揮官のプロベンザは「今度こそストローを捕まえ、あのクソ野郎をこの世から葬り去りたい」と決意。 目的のためなら、何人でも人を殺すストローを捕らえることはできるのでしょうか…。

次のエピソードでついに最終回。 ストローは生きて捕まるのか、それともプロベンザやフリオが言うようにストローの死をもって幕を閉じるのでしょうか…。

どんな結末が待っているのか楽しみのような、怖いような複雑な気持ちに…。

『Major Crimes ~重大犯罪課』シーズン6のエピソードリストと登場人物・キャストの一覧はこちらへ≫

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