『9-1-1:LA救命最前線』シーズン2 第5話「ひどい連中」あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『9-1-1:LA救命最前線』シーズン2 第5話「ひどい連中」
  • 9-1-1 Season2 Episode5 "Awful People"
海外ドラマ『9-1-1:LA救命最前線』

※ネタバレしています。

あらすじ

保険金詐欺を繰り返し、本当に車にひかれたロレインはアシーナが以前、玄関泥棒で逮捕した女性だった。

マディは救急の現場を直接見るため、アシーナのパトカーに体験乗車することに。 兵士の葬儀では、同性婚を許すなと叫ぶ抗議運動が起こり、アシーナたちが駆けつける。葬儀にもかかわらずひどい抗議運動を続けるリーダーの男は人工肛門が逆流して倒れる。

救命士のヘンやチムニー、エディが処置しようとするが、人種差別主義者の男は処置を拒否する。

アシーナはマディと中国料理店へランチに。異常を感じ、厨房の様子を見ると、強盗に撃たれた店主が血まみれで倒れていた。元ERの看護師マディは応急処置で店主を救う。店主は911に通報したが、切られたと訴える。 調査の結果、ベテランの交換手グロリアが通報を切っていたことが判明。さらに、グロリアは8か月もの間、何百もの電話を切っていたことも明らかになり、解雇される。

解雇され、マディを逆恨みしたグロリアは、何度もメールと電話をしてくる。 警官になりすまし、911のマディに通報したグロリアは恨み言を言うが、猫が飛び出し、車は衝突。マディはグロリアの車の場所を突き止め、救急隊を送る。 エアバッグでマディの声が聞こえなくなったグロリアだったが、救急隊が到着したことでマディが電話を切らなかったことがわかるのだった。

ヘンとカレンはヘンの元カノで息子デニーの生みの母であるエヴァから、デニーの実の父親ナサニエル・グリーンの存在を知らされる。 父親に息子を取られるかもしれないとエヴァに怒りを覚えたヘンは、薬物注射で倒れたエヴァを放置して立ち去ろうとするが、911に通報し、命を助ける。 エヴァは仮釈放違反で刑務所に逆戻りに。

デニーの実の父親ナサニエル・グリーンは親権を奪うつもりはなく、ヘンとカレンがデニーの親だと認め、考えを尊重してくれるのだった。

中国料理店の強盗犯は店主に揚げ油をかけられており、診療所に現れ、看護師が通報。病院への搬送中に、逮捕されるのだった。 ひどい人もいるが、世の中にはいい人もいて、愛する人との絆が強ければ人生捨てたものじゃないと思えるとアシーナは感じる。

『9-1-1:LA救命最前線』シーズン2シーズン2 第4話「袋小路」前回のあらすじと感想はこちら≫

感想

詐欺師になっていたロレイン

保険金詐欺を繰り返し行うロレインは、シーズン1の第8話「因果はめぐる」にも登場。シーズン1では玄関先においてある宅配便を盗み、御用に。

それでも反省することなく、今度は当たり屋になったようですね。お金持ちそうな人の車の後ろにわざと立って、ひかれたと大騒ぎして、保険金をゲット。さらに、フードコートでもケチャップを床にこぼして、わざと滑って転び、示談金をゲットしたようです。

その罰が当たったのか、本当に車にひかれるロレイン。しかも、2回。それにも懲りず、今度は市を訴えると息巻くグロリアには、あきれるしかありませんね…。 今度は保険金詐欺で逮捕され、長い刑務所暮らしになりそう。

マディはアシーナのパトカーに体験乗車

マディは911のベテランの交換手のひどい実態を知ることに。「人の態度は変えようがない。どう反応するかは自分次第」とマディにいいアドバイスをしてくれたグロリアでしたが、実は通報を次々と切っていたことが判明。グロリアは通報を切るという最悪の反応をしていたようです…。

グロリアの勧めもあり、アシーナのパトカーに体験乗車することになったマディ。まずは兵士の葬儀で同性婚反対の抗議運動が。葬儀のときに抗議運動をするなんて、非常識。亡くなった兵士は同性婚をしていたのでしょうか…。

「地獄で焼かれろ。神は汚れた者を許さん」と叫ぶリーダーの男。兵士のおじが言う通り、志願して守ろうとした自由があんな連中の得になっているというのが、浮かばれないですね。

リーダーのひどい男は、人工肛門の逆流で倒れ、救急隊の処置も拒否。人種差別主義者でもあった男…。ひどすぎて言葉がないですね。そのまま放置したくなりますが、救急隊はこんな人でもちゃんと病院に搬送。

口から下痢を吐く男が、気持ち悪すぎる…。 その直後に、ランチに行こうと言うアシーナが最強!

911への通報はグロリアによって切られていた

ランチしようと寄った中国料理店では強盗に撃たれた店主が。すぐに異変に気付くアシーナはさすがですね。撃たれた店主はマディが手当て。ラップで応急処置するのが意外でした。

店主によると911に通報したのに切られたことが発覚。通報を切ったのは、ベテランの交換手グロリア。 通報に次々と対応するグロリアは、自分でどうにかしろと言ったり、様子がおかしかったですね。

なんとグロリアは8か月前から通報を故意に切っていたことが判明。 夫との離婚もあって、壊れてしまったようです。それにしても、夫が妹に走ったというのがひどい…。

解雇され、マディを逆恨みするグロリアが怖すぎ。警察官のフリまでしてマディに通報。狂気に満ちたグロリアでしたが、事故に遭い、心の内を話し始めるグロリア。

グロリア自身、いろいろなことが限界で、通報に対応する余裕がなくなっていたようです。それでも、緊急事態で911にかけたのに、切られるなんて、ひどい対応…。強盗に撃たれた店主は死んでいたかもしれないと思うとゾッとしますね。

グロリアはもっと早く誰かに相談するか、休職すべきだったのかもしれないですね。 それにしても、8か月もバレなかったのもおそろしい…。

自分が事故に遭い、911にかけてきた人と同じ立場になったグロリア。電話を切られることの恐怖が身に染みたようです。暴言を言われたマディでしたが、エアバッグで聞こえなくなったグロリアを励まし続け、車の位置も特定。

アシーナに感銘を受け、「いちいち動じてたら1日が終わらないもの」とアシーナが言っていた言葉を言うマディ。アシーナとマディもいい友達になれそうですね。

中国料理店の店主に揚げ油をかけられた強盗犯も逮捕。顔のやけどが『緋文字(ひもんじ)』になったというアシーナ。 『緋文字』はナサニエル・ホーソーンの小説で、姦淫の罰としてAdulteress (姦通者) の頭文字Aを服の胸につける刑となった女性を描いています。

デニーの実の父親が現れる

息子のデニーを実の父親ナサニエルに奪われるかもしれいないと恐怖を覚えるヘンとカレン。

以前、エヴァと浮気してしまったヘンは、ドラッグを注射し、倒れたエヴァを放置しようとしますが、それはできず通報。

ヘンを苦しめるエヴァでしたが、さすがに見殺しにはできなかったのでした。見殺しにしていたら、きっと後悔したはず。エヴァは結局、刑務所に逆戻り。もうヘンたちの前に現れないといいですね。

デニーの生物学上の父親は、いい人で一安心。デニーはこのままヘンとカレンと一緒に暮らせることに。息子を取られることにならなくてよかったですね。地震の時に助けた犬ペイズリーもすっかりデニーやアシーナの息子ハリーと仲良くなったようです。

ひどい人たちが登場したエピソードでしたが、さいごはほっこり。

『9-1-1:LA救命最前線』はシーズン3への更新も決定しました。

『9-1-1:LA救命最前線』シーズン2の登場人物・キャスト

『9-1-1:LA救命最前線』シーズン2の登場人物・キャストの紹介はこちら≫

ドラマの中で流れた曲

  • She Works Hard for the Money - DONNA SUMMER
  • Gloria (Mono) - THEM
  • It's a Shame - FIRST AID KIT

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