『9-1-1:LA救命最前線』の評価は? 登場人物・キャストの情報や『9-1-1:LA救命最前線』のあらすじと感想

海外ドラマ『9-1-1:LA救命最前線』

※基本情報のところはネタバレなしですが、第1話のあらすじ・感想以降にはネタバレが含まれているので注意してください。

『9-1-1:LA救命最前線』はロサンゼルスを舞台に、緊急通報のオペレーターや救命士、警察官の活躍を描いた1話完結の救急救命ドラマ。

911はアメリカの緊急通報ダイヤルの番号。警察・消防・救急に電話するときの番号で、日本の110番や119番と同じ。

『9-1-1:LA救命最前線』では、オペレーターのアビーへの通報から現場で救助隊が人命救助する様子が描かれています。飛び降り自殺やヘビに首を絞められた女性、排水溝に流されてしまった赤ちゃんなど様々な事件現場で、命を救っていく姿がスピーディーに描かれています。

緊急通報のオペレーターや救命士、警察官たちの活躍だけでなく、私生活も丁寧に描かれているのも特徴。ヒーローとしてだけの姿ではなく、生身の人間として描かれているので、共感を持ちやすくなっています。アルコール依存症、親の介護、夫がゲイだとカミングアウトしたなど悩みも様々…。

製作総指揮を手がけたのは 『glee/グリー』や 『アメリカン・ホラー・ストーリー』『アメリカン・クライム・ストーリー』のライアン・マーフィー。 ライアン・マーフィーは息子が救命士に助けられたことで、『9-1-1:LA救命最前線』の企画を思いついたそう。

『アメリカン・ホラー・ストーリー』にも出演したことのあるアンジェラ・バセットやコニー・ブリットン、『シックス・フィート・アンダー』のピーター・クラウスなどが出演しています。

アメリカのFOXで2018年1月から放送が開始され、高い視聴率を記録。すぐに、シーズン2の制作が決まった作品です。 消防署を舞台にしたドラマ『シカゴ・ファイア』が好きな人におすすめ。

海外ドラマ『9-1-1:LA救命最前線』シーズン1は全10話で1話約45分。 『9-1-1:LA救命最前線』はシーズン2への更新も決定しています。

もくじ

『9-1-1:LA救命最前線』シーズン1のエピソード(全10話)あらすじと感想・曲
『9-1-1:LA救命最前線』シーズン2はこちらへ>>

『9-1-1:LA救命最前線』の評価

  • IMDbの点数 7.4( 6,296人の評価)
  • ロッテン・トマトの評価 70%

評価も良さそうですね。

IMDbの点数の目安

海外大手映画データベースIMDb(インターネット・ムービー・データベース)の点数は10点満点評価。IMDbユーザーがつけた平均点が表示されます。感覚的には、評価の人数が多く、6.5点以上ならまあまあ、7点台なら楽しめる作品、8点以上は傑作になっていると思います。

ロッテン・トマトの評価の見方

プロの評論家によるレビューサイト「ロッテン・トマト」では、良い評価が60%を下回ると腐った緑色のトマトのマーク、 良い評価が60%以上の作品には新鮮な真っ赤なトマトのマークがつけられます。

さらに良い評価が70%以上で、厳しい条件を満たした作品にはCertified Fresh(新鮮保証)というマークが付けられています。

『9-1-1:LA救命最前線』の放送・配信情報

  • FOXチャンネルで2018年6月26日から毎週火曜22:00ほかで放送がスタート。
  • Huluでは期間限定で見逃し配信されています。

※作品の配信情報は2018年7月8日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各配信サービスのホームページもしくはアプリをご確認ください。

『9-1-1:LA救命最前線』の登場人物・キャスト

 ※年齢は2018年7月現在のものです。
アビー・クラーク

911に対応するオペレーター。42歳で、失恋したばかり。アルツハイマーを患う母親の介護を自宅でしている。

演じているのは…

コニー・ブリットン(Connie Britton)

1967年3月6日、アメリカ マサチューセッツ州ボストン生まれ。 身長173㎝。年齢51歳。

高校生のアメリカン・フットボール選手を描いたドラマ『Friday Night Lights(原題)」のタミ・テイラー役でエミー賞にノミネート。 マイケル・J・フォックス主演のシットコム『スピン・シティ』ではニッキー・フェーバー役を演じています。

『アメリカン・ホラー・ストーリー:呪いの館』のヴィヴィアン・ハーモン役でもエミー賞にノミネート。ミュージカル・ドラマ『ナッシュビル』ではレイナ・ジェイムス役で主演する実力派俳優。

私生活ではメジャーリーガーのジョン・ブリットンと結婚しますが、1995年に離婚。2011年にはエチオピアから養子を迎えています。

アシーナ・グラント

警察官。夫がゲイだとカミングアウトし、困惑している。

演じているのは…

アンジェラ・バセット (Angela Bassett)

1958年8月16日、アメリカ ニューヨーク生まれ。身長163㎝。年齢59歳。

1992年の映画 『マルコムX』ではマルコムの妻役で出演。歌手 ティナ・ターナーの半生を描いた映画 『TINA ティナ』で主人公を熱演し、 ゴールデン・グローブ主演賞を受賞。さらに、アカデミー賞にもノミネートされました。

ドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー』シリーズでは「魔女団」「怪奇劇場」「ホテル」「体験談」に出演しています。 マーベル映画『ブラックパンサー』では ワカンダ王国の女王ラモンダを演じています。

私生活では1997年に俳優の コートニー・B・ヴァンスと結婚。コートニー・B・ヴァンスは『アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件』でO・J・シンプソンの弁護人を担当したジョニー・コクラン役を演じ、エミー賞を受賞しています。

ボビー・ナッシュ

救命隊の隊長。アルコール依存症で消防署をクビになったが、1年半前に復帰。命を助けることができた人たちの名前をノートにメモしている。

演じているのは…

ピーター・クラウス  (Peter Krause)

1965年8月12日、アメリカ ミネソタ州生まれ。身長185㎝。年齢52歳。

『となりのサインフェルド』『ビバリーヒルズ高校白書』『スピン・シティ』など数々のドラマにゲスト出演。

葬儀屋を営む家族を描いた『シックス・フィート・アンダー』で ネイト・フィッシャー役を演じ、有名に。不思議な力を持った“オブジェクト”の謎に迫るSFドラマ『ロストルーム』ではジョー・ミラー刑事役で主演。

セレブなダーリング家を巡る陰謀を描いたメロドラマ『ダーティ・セクシー・マネー』では弁護士のニック・ジョージ役を演じました。 私生活ではシットコムで共演したこともある女優のローレン・グレアムがパートナー。

エヴァン・“バック”・バックリー

若手の救命隊のメンバー。自称セックス依存症で、消防車を無断使用して女性と関係。クビになりかける。

演じているのは…

オリヴァー・スターク  (Oliver Stark)

1991年6月27日、イギリス ロンドン生まれ。 身長188㎝。年齢27歳。

格闘アクションドラマ『バッドランド ~最強の戦士~』にライダー役でレギュラー出演。

刑事ドラマ『刑事ジョン・ルーサー』シーズン3の第3話に出演。映画では『アンダーワールド ブラッド・ウォーズ』やホラー映画『禁断領域 ドレイメン』などに出演しています。

ヘンリエッタ・“ヘン”・ウィルソン

救命隊のメンバー。

演じているのは…

アイシャ・ハインズ(Aisha Hinds)

1975年11月13日、アメリカ ニューヨーク ブルックリン生まれ。 身長170㎝。年齢42歳。

ヴァンパイア・ドラマ『トゥルーブラッド』では ブードゥーのまじない師役で出演。 スティーヴン・キングの小説が原作のSFドラマ『アンダー・ザ・ドーム』ではレズビアンの弁護士で、不良少女ノリーの母親役を演じました。

『運命の銃弾』では牧師のジャネー・ジョーンズ役で出演。その他にも『しあわせの処方箋』『NCIS:LA~極秘潜入捜査班』など数多くのドラマに出演しています。

ホーウィー・“チムニー”・ハン

救命隊のメンバー。アドレナリン・ジャンキーで美人な彼女と交際中。

演じているのは…

ケネス・チョイ(Kenneth Choi)

1985年5月14日、アメリカ イリノイ州シカゴ生まれ。 身長168㎝。年齢46歳。

バイカーギャングを描いたドラマ『サンズ・オブ・アナーキー』ではヘンリー・リン役で出演。 『アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件』では判事のランス・イトーを演じています。

マーベル映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』では 荒くれ部隊”ハウリング・コマンドーズ”の一員である日系アメリカ人 ジム・モリタ役で出演。 『スパイダーマン:ホームカミング』でもジム・モリタの子孫で、スパイダーマンが通う高校のモリタ校長役を演じています。

レオナルド・ディカプリオ主演で 投資詐欺事件を描いたコメディ映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』では株式仲介会社 ストラットン・オークモント社の設立メンバーの1人 チェスター役で出演しています。

マイケル・グラント

警察官アシーナの夫。ゲイであることをカミングアウトし、家族を困惑させる。

演じているのは…

ロックモンド・ダンバー  (Rockmond Dunbar)

1973年1月11日、アメリカ カリフォルニア州生まれ。身長177㎝。年齢45歳。

『プリズン・ブレイク』では元軍人で、刑務所内で様々なものを調達する囚人 シーノート役を演じ、有名に。バイカーギャングを描いたドラマ『 サンズ・オブ・アナーキー』ではルーズベルト保安官役で出演。

ミステリードラマ『メンタリスト』ではFBI捜査官で、主人公ジェーンの上司 デニス・アボット役を演じました。

私生活では2013年に女優のマヤ・ギルバートと結婚し、2人の子どもに恵まれています。

※ネタバレしています。

第1話「電話越しのヒーロー」

あらすじ

アビーは緊急通報911のオペレーター。家ではアルツハイマーの母親の介護に追われながら、日々助けを求める通報に対応していた。 出動要請をうけた救助隊はトイレに流された新生児やヘビに首を絞められた女性など次々と命を助けるが、自殺しようとしていた女性は助けられなかった。

911のアビーの元に9歳のリリーから強盗が家に侵入したと通報が。正確な家の住所が分からず、警察官のアシーナは協力を要請し、消防車のサイレンで家を突き止める。 リリーは人質にされてしまい、さらにバイクに乗った強盗に銃で撃たれそうになるが、バックは消防車のホースで強盗に水を当て、倒す。

様々な規則違反してクビを言い渡されたバックだったが、今回の活躍で次のチャンスが与えられるのだった。

感想

アメリカの緊急通報ダイヤル911のオペレーターから救助隊や警察官へと話がつながっていく『9-1-1:LA救命最前線』。『シカゴ・ファイア』など消防署や救急隊員を描いた海外ドラマはありますが、911のオペレーターを描いたドラマはめずらしいですね。

911のオペレーターとして働いているアビーにはアルツハイマーの母親が。介護と仕事の両立は大変そう。介護士のヴェロニカはやる気がなく、母親を任せるのは不安要素が…。

アビーが応答するときのセリフが印象的。 それにしても、ナゲットが少ないと911に電話してきた人にはあきれるばかり…。 実際にアメリカではナゲットが出てくるのが遅いとマクドナルドから911に電話したと言う事件も発生しています。実際にあったというのが、驚き!

「マックナゲット遅すぎ」、腹立てた客が警察に通報 米

米テキサス州でこのほど、マクドナルドを訪れた女性客が、注文したマックナゲットがなかなか出てこないことに業を煮やして緊急通報ダイヤルの911番に電話する騒ぎがあった。

救急隊が到着すると電話は切られてしまいどうなったかわからないことも。 それにしても、トイレに流された赤ちゃんが排水管に詰まったという事件は衝撃的。

あんな狭い排水管に赤ちゃんが…。なんとか息を吹き返したようで一安心。出産で出血している母親も同じ救急車で運ぼうとする警察官のアシーナ。赤ちゃんのことだけでなく、母親の存在もちゃんと考えていたアシーナがすごい。しかも、逮捕するためでなく、病院に連れていくため。

まだ母親も子どもだったとはいえ、ひどいことを…。赤ちゃんの小さい手が母親の手をつかむのは感動的でしたね。命は助かりそうな赤ちゃん。日本でも新生児の遺棄事件が報道されたりしますが、相談する場所や頼る人がいないなど様々な事情が背景にあるそう。

バックのように遺棄した母親を責めたくなりますが、助ける命の選択はできないと子どもを遺棄した母親も助けようとするアシーナには敬服しますね。

女たらしの新人バック

黄色の巨大ヘビに首を絞められた女性も登場。考えただけでゾッとする事件ですね。 どうやって助けるのかと思ったら、バックがヘビの首を斧で切断!

しかもその後、バックは助けた女性を口説くというとんでもない展開に…。2人にはついていけない。 バックははしご車で屋上に登り、その女性と寝ていました。

そんなはしご車の利用法を思いつくのは、バックくらいしかいない…。 その前にも、消防車で女性を追いかけ、ヤっていたバック。完全にアウト…。 通称 ”炎のホース”のバック。完全に下ネタだったのが、ウケますね。

アシーナの夫はゲイだとカミングアウト

救助隊員のチムニーは警官と消防士限定の出会い系サイトで出会ったアドレナリン・ジャンキーの女性と交際中。 警官と消防士限定の出会い系サイトがあるというのも驚きですが、アドレナリン・ジャンキーって…。

警察官のアシーナは夫と子どもと暮らしていましたが、なんと夫がゲイだとカミングアウト!  子どももアシーナも大混乱。結婚して、子どももいるのに、いきなりゲイだと告白されても…。特に思春期の娘さんのことを考えるとつらいですね。

子供から強盗の通報が!

1人で留守番中のリリーの家には強盗が侵入。犯人に見つからないか、ハラハラ。 住所が分からない中、リリーを励まし続けるアビー。まさに911が命綱。

犯人を警戒させないように消防車のサイレンでリリーの家を特定することができました。最後は、消防ホースの水圧で犯人を倒すことに成功。警察と消防の連携も見どころになりそうですね。

ちなみに強盗のピーティーを演じているのは『ブレイキング・バッド』でジャンキーのスキニー・ピートを演じたチャールズ・ベイカー。

救助隊長のボビーは教会で神父に告解するなど、重い過去を背負っている模様。告解しようとしたときに神父の着信音が鳴り出すのが面白いですね。 しかも、着信音はケイティ・ペリー。

命を助けられたときはいいですが、助けられなかったときにはかなりツライことに。日々、生死と向き合うのは大変そうです。

救命隊や警察官やオペレーターの私生活も描かれているのが興味深い『9-1-1:LA救命最前線』。

次回はどんな事件が発生するのでしょうか…。

ドラマの中で流れた曲

  • Firework - KATY PERRY
  • Bad Reputation - BASS DRUM OF DEATH
  • Under Pressure - QUEEN & DAVID BOWIE

第2話「トラウマ」"Let Go"

あらすじ

ジェットコースターから人が投げ出され、バックは逆さづりになったデヴォンを助けようとするが、デヴォンはあきらめてしまい転落死してしまう。救助現場ではじめて人を失ったバックは落ち込むが、隊長のボビーやアビーからアドバイスをもらい立ち直る。

犬に襲われたと通報が入るが、なんと通報したのは空き巣本人。取り逃がした犯人に色目を使われた警官のアシーナは空き巣を追い詰め、逮捕する。 アシーナの娘は薬を大量に飲んで自殺を図っていた。

感想

何か事故が起こるのは覚悟していましたが、ジェットコースターからいきなり人が投げ出されるシーンにはゾッとしましたね。楽しいはずの絶叫マシーンは凶器に早変わり…。

しかも、止まったジェットコースターは逆さづりで停止。こんなのを見るとジェットコースターに乗るのがさらに恐怖に!

バックは懸命にデヴォンを助けようとしますが、デヴォンは転落死。どうやら妹さんによるとデヴォンは精神的に弱っていた模様。アビーの「世の中には救われたくない人もいる」という言葉が心に響きますね。

引きこもっていたデヴォンが友達のチャドに誘われて遊園地で楽しもうとしていたのに、こんな事故に巻き込まれるなんて悲惨。

救助現場ではじめて人を失ったバックはデヴォンを助けられたはずだと落ち込むことに。気持ちを切り替えて、割り切るのはなかなか大変そう。「制服脱ぐことで、その日に見た悲劇や惨劇を手放せる」という警官のアシーナ。制服を脱ぐことで仕事モードから抜け出せるのかもしれませんね。

バックに恋するアビー

オペレーターのアビーのところには新しい在宅ケアの介護士カーラがやってきました。カーラは以前の人とは違って有能でいい人でよかった! アビーの親友になりそうですね。

カーラはアビーに恋のアドバイスも。さっそくアビーが気になっているバックに電話をかけるように猛プッシュ!

電話をしているときに顔の表情をクルクル変えるアビーはまさに恋する乙女。 電話をかけてくるなんてレトロだと言われ、年齢を聞かれてしまったアビーでしたが、バックとは特別な絆を結べたようでよかったですね。デートを断られたアビーの「間違ったイエスより正しいノーのほうがいいときもある」という言葉が印象的!

隊長のボビーに紹介されたセラピストとも寝てしまうバック…。 ”遊園地のスパイダーマン”とニュースになり、女性への人気も急上昇。

女性を磁石みたいに引き寄せると豪語するバック。下半身が緩すぎるバックでしたが、特別なアビーとは大事だからこそ距離を置くことに。 アビーとバックの一筋縄ではいかない恋の行方にも注目ですね。

自殺を図ったアシーナの娘

バックが立ち直れるように、窓ふきの清掃員の逆さづりや飛び降り自殺しようとする男性の救助をバックに任せる隊長のボビー。飛び降り自殺しようとする男性を中に蹴りこんだのにはびっくり。痴話げんかで自殺未遂する人騒がせな事件はあっさり解決。

犬に襲われていると通報をうけたアシーナはドライブスルーに割り込み、ハンバーガーやポテトを購入!

どういうことなのか混乱していると、ハンバーガーはドーベルマンの気をそらせるためでした。でも、ファストフード店にいた人には警察だということを利用したただの割り込みにしか見えない気が…。SNSに投稿されて、炎上しそうなのが心配になってしまいました。

ドーベルマンが襲っていたのは空き巣犯。ワンちゃんたちは自分のお仕事をしていただけだったんですね。 大胆にも通報し、さらにアシーナに色目まで使ってきた空き巣犯。驚くほどふてぶてしい犯人でしたね。

アシーナの娘メイは大量の薬を飲んで自殺を図ってしまいました。 父親がゲイだということが受け止めきれなかったようですね。

アシーナはこのままの状態で家族を続けていくつもりでしたが、夫のマイケルには新しい彼氏ができた模様…。家族がバラバラになる危機に陥りそうです。 なんとか娘のメイが助かるといいですね。

ドラマの中で流れた曲

  • Mess Around - CAGE THE ELEPHANT
  • No Scrubs - TLC

第3話 「家族愛」"Next of Kin"

あらすじ

誕生日会で遊具のエアキャッスルが強風に吹き飛ばされて、崖に宙づりになったと通報が。 子どもたちや投げ出された父親も無事に救出される。

自殺未遂をしたアシーナの娘メイは病院に運ばれ、一命を取り留める。原因は父親がゲイだとカミングアウトしたことではなく、学校でのいじめだった。

オペレーターのアビーはアルツハイマーが悪化していく母親をケアホームに入れたほうがいいと兄に勧められる。

恋人のタティアナにプロポーズしたチムニーだったが反応は思わしくなく、隊長のボビーにウソで固めた関係だと指摘されてしまう。気晴らしに車を飛ばしていたチムニーは事故に遭い、鉄筋が頭に突き刺さる。 恋人のタティアナは去り、手術を持ちこたえたチムニーは昏睡から覚める。

感想

最初は遊具のエアキャッスルが強風で飛ばされたという通報。強風で父親や子どもたちを乗せたまま飛んでいくなんて…。

投げ出された父親はダメかと思いましたが、全員無事でよかったですね。

事故に遭ってしまうチムニー

チムニーはアドレナリン・ジャンキーの恋人タティアナにプロポーズ。チムニーは愛しているのに、タティアナは愛していないのがありありとわかるのがせつない…。

冷静になれば愛されていないことに気付いたはずなのに、恋は盲目だったのか、チムニーはプロポーズ。タティアナもどうせならはっきりと断ればいいのに、あいまいな答え。

隊長のボビーにウソで固めた関係だと言い当てられてしまったチムニー。バックが「婚外交渉ありのオープンマリッジは?」と的外れなアドバイスばかり言うのが面白いですね。

壁を作って話さないボビーには隠された過去がありそうです。

ボビーの言ったことが正論だったからこそ頭にきたチムニーはドライブへ。 怒っているときに運転するのは危険!

スピードを上げた車はブロックに突っ込むことは避けられましたが、後ろから来たトラックが衝突。 なんとチムニーの頭は鉄筋で串刺しに!

考えただけで恐怖…。まさか救急隊の隊員が救助される側になるとは。

しかも、チムニー本人は状況が分かっていないし、痛みもなく普通に話も出来ているのが驚きです。脳は痛みを感じないといっても、見ているだけで痛そう。 死なずに済んだのは奇跡ですね。

「隊長以外触るな」と他の消防士に頼んでいたチムニー。言い合いになっても、心のうちでは隊長のことを信頼していることがわかりますね。 手術シーンの脳がリアル。鉄筋を頭から引き抜くシーンはなかなかのグロさでした…。

いじめられていたアシーナの娘

アシーナの娘は一命をとりとめ一安心。 自殺未遂の原因はカミングアウトではなく、いじめだったのは意外でした。

規則とはいえ、児童保護局の調査で娘のそばにいてあげられないのがつらいですね。しかも、娘が過剰摂取したのは自分の鎮痛剤 ヒドロコドン…。

ヒドロコドンは麻薬性鎮痛剤でアメリカでは乱用が問題になっているそう。でも、児童保護局の調査で自殺未遂の原因がきちんと調査される制度があるのはいいことですね。

病院には夫マイケルの彼氏も来て、気まずい雰囲気…。これからアシーナの家族はどうなってしまうのでしょうか?

娘のメイをいじめて、自殺にまで追い込んだレイラ・クリーディを見つけたアシーナ。「価値がない」「死ね」とメイに暴言を吐いていたというレイラ。ひどすぎる! 警官であるアシーナにはレイラを逮捕してほしいくらいですね。

1人でいじめに悩んでいたメイは立ち直れるといいですね。

アルツハイマーの母親を介護施設に入れるべきか悩むアビー

アビーはアルツハイマーが悪化していく母親を介護施設に入れるべきが悩むことに。

バックは「家族が一番」だとアドバイス。自分の人生も考えたほうがいいと介護施設を進めるアビーの兄。

難しい問題ですね。介護施設に入れるのは罪悪感を覚えるし、自宅で介護するのも大変。 もっと悪化したら、自宅では介護しきれなくなってしまうかもしれないし…。

アビーの兄を演じているのは『デスパレートな妻たち』でリネットの夫トム・スカーボ役で有名なダグ・サヴァント。

チムニーの手術中、トラックから悲鳴が聞こえると通報が。

トラックの中には、熱中症になった密入国者たちが。しかも、子どもまで…。ヘンは見事に運転手を取り押さえました。

今回のエピソードでは死人が出なかったことが幸いですね。

意識が戻ったチムニー

意識が戻ったチムニーのお見舞いをする救急チーム。恋人のタティアナは一度もお見舞いに来ず…。

愛していないとはいえ、いくらなんでも冷たすぎるタティアナ。でも、逆にすっぱりと縁が切れてよかったのかも。

命懸けの任務を果たす消防士や警官どうしも、その家族も支え合っているんですね。「遠くの親戚より近くの他人」ということわざがぴったり。

重傷を負ったチムニーが復帰できる日は来るのでしょうか?

ドラマの中で流れた曲

  • Fade Into You - MAZZY STAR
  • Woman - WOLFMOTHER

第4話 最悪な一日"Worst Day Ever"

あらすじ

飛行機が海に墜落。出動した救助隊は沈没していく飛行機から生存者を救出していく。

911のオペレーターのアビーは、墜落前に妻とお腹の子どもにメッセージを録音しようと電話してきたデイル・マークスが生きていることを祈る。しかし、デイルは亡くなっていた。

警察官のアシーナは空港警察の横暴な乗客の扱いに憤慨し、飛行機で缶詰め状態の乗客を解放する。

アシーナは娘のメイをいじめて自殺未遂に追い込んだレイラ・クリーディのパーティーに乗り込み、薬物の違法所持で逮捕。それが問題となりアシーナは謹慎。デスクワークを命じられてしまう。

隊長のボビーは墜落現場で親子を救助したことをきっかけに、再び酒におぼれて、酔いつぶれていた。

アビーは疲れ果てて帰宅し、うたた寝。その隙に、アルツハイマーを患うアビーの母親パトリシアは部屋からいなくなってしまう。

感想

飛行機の墜落という悲惨な現場で救助をすすめる救助隊のボビーたち。 涙なしには見られない感動のストーリーでしたね。

アシーナはいじめっ子のレイラを逮捕

墜落前、警察官のアシーナは娘を自殺未遂に追い込んだレイラのパーティーに。

自殺に追い込んだ反省もなく、平気で人のことをブスと言い、他の子もいじめの標的にしようとするレイラが怖い…。

取り巻きもレイラのご機嫌取りに必死。 「今日は誰も叩いてない」と言うレイラ。ほぼ毎日、人を叩いている!?

とんでもない言葉ばかり飛び出すレイラは、メイが自殺を図って病院にいると聞いても「いい気味。尻軽のクソガキ」とメイを侮辱!

次から次へとひどい言葉が口から出るレイラには驚くばかりですね。そんな嫌な奴のレイラに言い返したのは警察官のアシーナ。 「ゲスな小娘があたり一面に悪臭を放ってる」とやり返したのには胸がすく思いですね。

調子をこいている生意気なレイラは薬物の所持で逮捕!  反省もしていないところを見せつけられたら、強引な手に出たくなるのもわかりますね。

釈放しろとやってきたレイラの両親は、いじめを放置。アシーナを脅す父親に、騒ぎ立てる母親。他にもレイラのいじめの犠牲者がいたようですね。 いじめをしている子どもを放っておくなんて、何を考えているのでしょう!

何の手も打たず、子どもを放置しているレイラの両親。叱ってくれる人がいないレイラもある意味、被害者と言えるのかもしれませんね。

「(レイラは)失敗作。娘は親そっくりの怪物」だとレイラの両親につきつけるアシーナ。「失敗作」という厳しい言葉が突き刺さりますね。

娘を失いそうになったアシーナには、レイラも親も許せない存在。 しかし、レイラの逮捕は復讐だと非難され、謹慎処分に。

上司のメイナード警部は理解がありそうでしたが、警察署が告訴される危険は見逃せませんでした。

横暴な空港警察

墜落事故の影響で、アシーナはLA国際空港へ。乗客が騒いでると空港警察と共に向かうアシーナ。「ナッツ」という言葉が出てきたときは 大韓航空のナッツリターン事件を思い出してしまいました。

難癖をつけて乗客が騒いでいるのかと思いきや、8時間も飛行機内に缶詰め状態になっている乗客が外に出たいと要求しているだけ。 それだけで、ダクトテープで座席に固定されてしまった男性が!

ダクトテープでぐるぐる巻きにして、口にまでダクトテープを貼るなんて、やり過ぎ…。空港警察は誘拐犯にでもなったつもりなのでしょうか!

他の乗客が撮影していた映像には空港警察のほうが悪いのがバッチリ映っていました。こういう理不尽なことが起きた時は、録画や録音ができるスマホが役に立ちますね。

航空会社の言いなりの空港警察。もはや空港警察は航空会社の犬になってしまったようです。

日ごろの航空会社への不満をぶちまけ、乗客の大喝采を浴びるアシーナ。 乗客全員を逮捕し、自由にするという思い切った策を実行してしまうアシーナはすごいですね。

ユナイテッド航空の機内で、乗客が座席から暴力的に引きずり降ろされた事件を思い起こさせるストーリーでした。

墜落事故の生存者を救助

墜落事故で、親子やカップルを助けたボビーたち。 アビーが墜落前を通報を受けたデイル・マークスは犠牲に。

ビーチに座席ごと流れ着いた遺体が凄惨さを物語っていますね。

トイレで機内エッチしようとしていたカップルも無事助かり、結婚することに。よく助かりましたね…。

トランプで手品を披露していた子どもと母親も救助され、感動の再会!

脚が挟まっていた母親はもうダメかと思ったら、ヘリで引き上げられ助かりました。隊長のボビーも母親も最後まで諦めない精神が命を救う結果に。

まさに一分一秒が生死を左右する救助活動。脱出シュートが浮き輪がわりになるのが意外でした。

乗客176名 乗務員6名のうち52名が生存。生存者を多く救助できたとはいえ、半数以上は亡くなっているのが悲しいですね。

妻と生まれてくる子どもにメッセージを残したデイル・マークスは残念ながら亡くなっていました。 失礼な態度の乗客にかわって客室乗務員に謝り、いい人そうだったデイルが亡くなるなんて、不条理…。感情がすり減る仕事ですね。

隊長のボビーはアルコールにおぼれる

ボビーは親子の救助で何かを思い出したのか、お酒におぼれることに。アルコール依存症で1年半、断酒していたのに、酔いつぶれていたボビー。

話かけていたのは妄想の中の死んだボビーの子ども!?

テーブルに用意された4枚のお皿がちょっと怖い…。 妻と子どもを亡くしたようですね。

手帳に命を助けた人々の名前を書いているボビー。 今まで助けた人のリストは46人。でも、手帳をのぞき見したバックによると148番まで書かれていたことが判明。148番に何か意味がありそうですね。ボビーにとっての贖罪なのでしょうか…。

「セコイアが高く育つのは、風に合わせて曲がるから。そんなに強情を張るといずれ折れる」と言うヘン。実際に、適度に弱音を吐く人の方が、ストレスに強いそうですよ。

「助けてくれ」と言って泣き崩れるボビー。やはりボビーには誰にも言えない過去があるようですね。

アビーの母親が行方不明に

疲れ果てて帰宅したアビー。1987年のロマコメ映画『潮風のいたずら』を見て、寝ていたアビーのママ パトリシアが行方不明に。

うたた寝しているうちにどこかに行ってしまうなんて…。一時も気が抜けない介護を1人でするのは大変。 無事、アビーの母親が見つかるといいですね。

ドラマの中で流れた曲

  • Heavenfaced - THE NATIONAL
  • Finesse (Remix) [feat. Cardi B] - BRUNO MARS
  • Germanium - FOOG

第5話「過去の呪縛」"Point of Origin"

あらすじ

インド人の結婚式会場の床が抜け落ち、多数の死傷者が出る。抜け落ちた床は違法建築したもので、隊長のボビーは建物のオーナーにつかみかかる。

隊長のボビーは5年前、クスリと酒におぼれており、切り忘れたヒーターの火が引火。アパートのビルには防火対策が十分に行われておらず、燃え広がった炎でボビーの家族を含む148人が亡くなったことを神父に告白する。

ヘンは元恋人のエヴァと刑務所で面会。仮釈放の審理に協力してほしいと頼まれるが、ヘンと妻は息子のデニーにエヴァが関わることを心配する。

バックは行方不明になったアビーの母親パトリシア捜しに協力。初対面したアビーとバックはプールで感電しそうな子どもを助け出し、絆を深めていく。 アビーの母親パトリシアは病院に運び込まれ、無事に見つかる。

電話する友達に戻ったバックとアビーはベッドで電話をし合うのだった。

感想

結婚式会場の床が抜け落ちる

幸せなはずの結婚式は一瞬にして悪夢に。床がいきなり抜け落ちるという事故が発生。

インドの結婚は親が決めたお見合い結婚が多いそうで、ド派手に行うのが特徴なんだとか。一昔前には結婚式で新郎と新婦が初対面ということもあったそうです。

たとえ結婚前に会えたとしても、数時間ほど話すだけなんだとか。そんな何も知らない相手と結婚するなんて、驚きですね。

結婚式会場の床が抜け落ち、多数の死傷者が。新郎が必死に新婦をさがそうとするのが印象的でしたね。

がれきの下敷きになっていた新婦が助け出され、しっかりと抱き合う新婚夫婦。ひどい事故をくぐりぬけた2人は、この先の結婚生活もなんとかやっていけそうですね。

床が抜け落ちたのは違法建築のせい。そのせいで死者も出る事態に。利用者は何も知らないまま、オーナーの勝手な増築のせいで事故に遭うなんて理不尽ですね。

隊長ボビーの過去が明らかに

隊長のボビーはオーナーに激怒。それには、誰にも言えない過去が関係していました。

5年前、ミネソタ州 セントポールで、家族と暮らしていたボビー。家族を失ってから、アルコール依存症になったのかと思っていましたが、それ以前からお酒とクスリの問題を抱えていたんですね。

背骨を折ったことがきっかけで、お酒とクスリの依存症になったボビー。妻マーシーに息子ボビー、娘ブルックを自分が原因の火事で亡くしていました。

11階に家族と暮らす部屋が。ボビーはその6階の部屋で一人、酒とクスリにおぼれていたのでした。 一旦、11階の家族と暮らす部屋に戻ったときに鍵を忘れていなければ、火事が起きてもすぐに気付いて、消すことが出来たかもしれないですね。

さらに、アパートの防火対策が不十分だったことが重なり、大惨事に発展。屋上で寝ていたボビーは消防車のサイレンで目を覚ますことに。激しい炎に包まれたアパートはまさに悪夢…。 火だるまになった人も。

助けようと家族のいる部屋の目の前まで来たのに、床が崩落。 すぐそこにいることが分かっているのに助けられないなんて、考えるだけで胸が苦しくなりますね。

しかも、火事は自分がつけっぱなしにしたヒーターのせい。148人も、この火事で亡くなったという事実が重すぎますね。

あの時、お酒を飲んでいなければ、ヒーターをつけっぱなしにしなければ…。色々な「あの時、しなければよかった」を考え、自分を責め続けることになりそう。

いくら自分を責めても、家族は返ってこない…。自分の不注意で148人もの人が死んだなんて、自分で自分がしてしまったことを許せないはず。

前回、バックがのぞいたとき、助けた人を書いた手帳に148番までありました。火事で亡くなった人数と同じということは、ボビーは亡くなった人たちへの償いのためにも命懸けで人々を救助しているようですね。

ようやく心の重荷を神父に打ち明けたボビー。1人で抱えるには重すぎますが、この過去は簡単に言えることではありませんでしたね。 それでも、ボビーはヘンたちに打ち明けることにしたようです。

スーパーマンことクラーク・ケントと呼ばれるボビーの悲惨な過去が明らかに。 家族を失い、クスリとお酒におぼれていたボビーが、ここまで立ち直れたのがすごいですね。

ヘンは刑務所のエヴァと面会

ヘンは元恋人で厄介者のエヴァと刑務所で面会。ヘンはレズビアンだったんですね。エヴァは何の罪で刑務所に入ることになったんでしょう…。

エヴァはヘンの初恋の人ということで、ヘンの妻は警戒。仮釈放されたら、エヴァに振り回されることになりそうです。息子のデニーはどうやら、エヴァと付き合っているときに養子縁組したようですね。

アビーとバックはアビーの母親捜しに

アビーはバックと初対面。アルツハイマーのアビーの母親捜しに協力してくれることになったバック。

2人は警察無線で聞いた感電しそうな子どもの救助に。母親のことが心配なはずなのに、他の人も助けに行くアビーはいい人ですね。

自動車事故で倒壊した電柱がプールに!  子守りの男性はプールの中で感電死してしまったようです…。浮いている姿が不憫。どんな事故が起こるのか予測不能ですね。

子どものほうは浮き輪に乗っていて無事。 ちょっとでも水に浸かっていたら、感電死するところでしたね。

無謀にもシャチの浮き輪で子どもを助けに行こうとするバック。素人でもダメだと分かるよ…。

アビーは電気を通さないゴム製のホースを使うことを思いつき、ホースを子どもにつかませて、ゆっくりとプールの端へ。 子どもは無事に救助。 アビーとバックの息もぴったりでしたね。

大爆笑する救急隊のメンバー

洗車場で、ブラシに挟まったと通報が。 操り人形みたいにブラシに巻き込まれる男性の映像を見て、みんな大爆笑。

本人は笑えないでしょうけど、YouTubeに映像をアップしたら大人気になりそうですね。ケガは軽そうで一安心。

電話友達に戻ると決めたアビーとバック。 なんと最後はテレフォンセックスに突入したようです…。

ある女性(アビー)と出会ったとご機嫌だったバック。 女性と次々と寝ていたバックも落ち着くときが来たのでしょうか…。

ドラマの中で流れた曲

  • Bhootni Ke (From "Singh Is Kinng")- DALER MEHNDI
  • Do It Again - STEELY DAN
  • Grey (feat. Ludacris) - LETOYA LUCKETT
  • Bottom of the Deep Blue Sea - MISSIO

第6話「バレンタインの悲劇」"Heartbreaker"

あらすじ

セスナ機でLAの上空を飛行中、エンジンが故障したとウソをつき、ケイトにプロポーズしたロミオ。しかし、ケイトは心臓まひをおこしてしまい、セスナ機はゴルフ場に緊急着陸。ケイトは甲状腺の治療で飲んでいたレボチロキシンの副作用の動悸とサプライズでブロークンハート症候群になっていた。

頭に鉄筋が突き刺さったチムニーが復帰。アビーとバックはバレンタイン・デートに出かけることにする。 ビストロでロマンティックにデートを始めた2人。しかし、バックは緊張からかパンを喉に詰まらせてしまい、呼吸が止まってしまう。アビーは緊急医療のオペレータ― ステファニーにつないでもらい、緊急の気管切開について指示をうけ、バックの命を救う。

バレンタインも仕事のアシーナは、玉突き事故に巻き込まれ、移送が遅れている移植用の臓器を時間通りに病院に運ぶ。

近所から騒音の通報があり、アシーナは家に駆けつける。家には今さっき彼氏のテッドにフラれたというメローラが。メローラを慰め、立ち去ったアシーナは再びメローラに呼ばれるが、バスルームに血の跡が残っていることに気付く。

メローラは浮気性のテッドを肉切り包丁で切り刻み、接着剤で再びくっつけていた。

メローラはテッドの2人目の彼女も監禁。 優しいアシーナの心(心臓)を浮気性のテッドの体に入れれば完璧だというメローラ。アシーナはどうにかダクトテープで縛られた手を自由にし、メローラに反撃。 テッドには3人目の彼女もいたことが判明するのだった。

仕事で疲れたアシーナが帰宅すると、バレンタイン・カードが添えられたワインとハート型のお菓子が用意されていた。

感想

バレンタイン・デーで盛り上がる人たち

バレンタインが近いということで、バレンタイン関係の事件や事故が発生。日本では、女性から男性にチョコを渡して告白するイベントですが、アメリカでは男性から恋人にプレゼントしたり、恋人同士がロマンティックなディナーに行くことが多いそう。

ちなみに、ホワイトデーは日本発祥のもので、アメリカにはないそうですよ。

セスナ機でプロポーズ

セスナ機が墜落する事故が起きるのかとドキドキしていたら、なんとエンジンの故障はプロポーズするためのお芝居…。 そのサプライズはしちゃいけない部類のものじゃ…。

ケイトは墜落するかもというストレスと薬の副作用が重なり、ブロークンハート症候群に。「ブロークンハート(失恋)」という病名もバレンタインっぽいですね。

ブロークンハート症候群は「たこつぼ心筋症」とも呼ばれ、ストレスにさらされたときに起こることが多いそう。 ブロークンハート症候群というネーミングが印象的ですね。

プロポーズは成功したものの、ひっぱたかれる彼氏のロミオ。 ある意味、一生忘れられないプロポーズに!

チムニーが復帰

鉄筋が頭に突き刺さったチムニーは奇跡的に復帰。こんなにも早く復帰できるなんて驚きですね。

しかも、復帰を祝うケーキは鉄筋が突き刺さったチムニーをかたどったもの。早くも笑いのネタになっているのがまたまた驚き。

チムニー自身も「みんなが必要。頭の穴なみにね 」とひどい目にあったのに、ジョークに変えてしまうのが強いですね。

奇跡的に回復したチムニー。後遺症もないようで一安心。しかし、モテるバックには嫉妬し、ケーキとアイスをやけ食い。 チムニーにもいい人が現れるといいですね。

ハートを搬送!?

移植用の臓器を運ぶ緊急車両が玉突き事故に巻き込まれ、アシーナは時間に間に合うように豪快かつ華麗な運転テクニックで病院へ。 ガンガンスピードを上げて、病院まで運転するアシーナが頼もしい。

「ハート(心臓)を届けるなんてバレンタインにぴったり」と決めゼリフを言うアシーナ。キマッた!と思ったら、運んだ臓器は腎臓…。腎臓でも人の命を救ったことは間違いないですが、ちょっぴり拍子抜けなところがおかしいですね。

バレンタインに浮気?

浮気の途中で夫が帰宅し、逃げようと上から飛び下りたと思われる男性から通報が。

両脚が折れていた男性。よくあることなのか、救急隊は「カサノバ骨折」と呼んでいる模様。痛そうだけど、笑ってしまいますね。

しかし、ただの浮気でないことが発覚。骨折したミッキーは女性の夫。 夫婦は別居中で、他の男性と同居している妻と寝ていたのでした。ややこしすぎる…。

複雑すぎる三角関係にびっくりする話でしたね。

デート中、バックは呼吸困難に

アビーとバックはついにデート。ドレスアップしてロマンティックなバレンタイン・デートを楽しむはずが、とんでもないことに。まさかパンを喉に詰まらせてしまうなんて…。

アビーの通報はさすがオペレーターということで、的確。 喉に詰まったものがとれないため、気管切開をすることに。喉を切り、しかも指を入れるという難関が…。命を救うために、うろたえずに比較的、冷静に着々と処置を進めていくアビーがすごいですね。

とんでもない初デートに。救急隊員自身も事故や事件に巻き込まれるので、だれか死んでしまうのかとヒヤヒヤしますね。

バレンタインにも殺人が

アシーナは殺人事件に巻き込まれることに。 三股をかけていたテッドはメローラが肉切り包丁で切り刻み、殺害。何人もの女性を弄んでいたテッドも最低ですが、それ以上にメローラが怖い…。

肉切り包丁を振り上げ、切り刻んだ死体を接着剤でくっつけるメローラはまるでホラー映画に出てくる殺人鬼!

バレンタインというよりハロウィンですね…。

思いやりのあるアシーナの心臓をテッドの体に入れれば、完璧だと言うメローラ。 フランケンシュタインみたいで、ホラー…。

正気を失っているメローラは逮捕。第一世代抗精神病薬を飲んでいたということで、精神的な病気を抱えていたようです。手首にあった古傷も自殺を図ったものだった模様…。異常な殺人事件でしたが、愛されたかったという理由がなんだか悲しいですね。

ロマンティックなはずのバレンタイン・デーも大忙し。 アシーナ宛ての家族のバレンタイン・カードが癒しに。恋人同士のロマンティックなデートもいいですが、家族で「大好き」と伝えるのもほっこりしていいですね。

ドラマの中で流れた曲

  • Fly Me to the Moon (feat. Count Basie and His Orchestra) - FRANK SINATRA
  • Lust for Life - IGGY POP
  • There Goes My Heart - NAT "KING" COLE
  • Heartbeats - JOSÉ GONZÁLEZ

第7話「満月の夜に」"Full Moon (Creepy AF)"

あらすじ

満月の夜は事故や事件で忙しくなると覚悟する救急隊員たち。オペレータ―のアビーは満月の都市伝説を信じていなかったが、ノーラ・ジェーン・カーティスという年配の女性から男が家の外からじっと見ているという通報を受ける。

次に受けた通報ではキャシー・ブレイクという女性が侵入してきた男に殺されてしまう。キャシーの暴力的な元夫が逮捕されるが、アビーは過去のキャシーの通報の録音から、真犯人が別であることに気付く。キャシーを殺した真犯人はアビーが通報を受けたノーラ・ジェーン・カーティスと同姓同名の娘の元夫。キャシーはDV被害者のノーラ・ジェーンを元夫から助けていた。

ノーラ・ジェーンの元夫は現在の住所を知り、ノーラ・ジェーンに襲いかかる。しかし、事前にアビーに警告を受けていたノーラ・ジェーンは侵入してきた元夫をバットで殴り殺すのだった。

バックとボビーはマタニティ・ヨガ教室で椎間板ヘルニアになった妊婦のもとに駆け付ける。すると、妊婦が次々と陣痛をおこし、2人が出産し、1人は帝王切開のため病院に搬送される。

アシーナやヘンたちは人の顔を食べている男”フェイス・イーター”の通報を受ける。スタンガンも効かず、アシーナは人の顔を食べた男を撃ち殺すが、その男はクスリでハイだったわけではなかったことが判明する。

バックとボビーは腹痛を訴える男性の元へ。体の中に何かいるという男性には寄生虫のサナダムシが。 満月の夜で大忙しだったシフトも終わり、アビーとバックはベッドへ。ヘンは刑務所から出所したエヴァと浮気してしまい、後悔する。

感想

満月の夜で大忙しになった救急隊。今回のエピソードは食事中に見ないように要注意!!

満月で事件が多発

昔は月の引力が事故や犯罪を引き起こしやすくなるという説が信じられていたそうですが、現在では科学的な根拠はないと否定されています。

しかし、月の光には影響力があるようで、研究によると月明かりが強い夜には屋外での犯罪が増加したり、ウシの出産は満月の頃に増える傾向があるという結果も出ているそう。

科学的にも、まだよくわかっていないことも多い月の影響力。 今回はそんな不思議な満月の夜の出来事が大発生。

まずはUFOキャッチャーの中に入ってしまった女の子を救出。どうやって入ったの!? 女の子は意外と楽しそうでよかった…。

オオカミ男のマネをするバック。満月の夜といえばオオカミ男ですが、現れたのは人喰い男!

スプラッター映画に出てきそうな通称”フェイス・イーター”はスタンガンも平気…。スタンガンが効かないなんて、本当に人間なのか疑いたくなりますね。 しかたなく、アシーナは襲ってきた”フェイス・イーター”を射殺。頭を撃ってようやく動かなくなった”フェイス・イーター”。

なんとドラッグでハイになってはいなかったと判明。 逆になんで人を食べようと思ったのか真相がわからずに怖いですね。

危険ドラッグの「バスソルト」には、ゾンビのように人にかみつきたくなる衝動が起こる作用もあるそうで、マイアミでは実際にハイになった男に顔を食べられた被害者も出たそうです。 考えただけでおそろしいですね。

サナダムシが寄生していた

マタニティ・ヨガのクラスでは次々と妊婦が陣痛をおこし、大パニック。一度に3人も産気づくなんて、驚きですね。やっぱり、月の力!?

ボビーとバックは腹痛を訴える男性の元へ。症状を正確に伝えようとしないコナーに、彼氏が切り返すのが面白かったですね。体の中に何かいるというコナー。本当に体の中にいた!!

映画『エイリアン』のジョン・ハート状態だと訴えるコナー。 俳優のジョン・ハートは映画『エイリアン』の中で、胸部からエイリアンが飛び出すという衝撃的な役を演じました。

週に4~5回もスシを食べていたというコナー。週に4~5回って、日本人でもそんなに食べる人はいないはず!  なんと健康食としてスシを食べていたというのも驚き。

そのせいでサナダムシに寄生されてしまったようです。アニサキスはよく聞きますが、生魚からサナダムシに寄生されてしまうとは!  実際にアメリカではスシ好きの人がサナダムシに寄生されてしまったというニュースも。

記事にはサナダムシの写真もあるので閲覧するときは要注意!

サーモンを愛する「寿司男」から1.7mのサナダムシ発見

米カリフォルニア州に住む、生魚が大好きな男性に悲劇が起こった。ある日、お腹を下してトイレで用を足そうとすると、なんだか様子がおかしい。

生のサーモンにはごくわずかですがサナダムシがいるそう。 しかし、日本では生食用のサーモンは冷凍処理が義務付けられており、安全に食べることができるようになっているということで一安心。

それにしても、おしりからコンニチハするサナダムシが気持ち悪すぎる!

2メートルもあったというサナダムシ…。隊長のボビーさえゲッソリするなか、冷静にサナダムシを引っ張り出すバックがすごすぎますね。

気持ち悪いサナダムシですが、なんとサナダムシを寄生させ、体の養分を吸い取ってもらい痩せるというダイエット方法もあるそう。しかし、死の危険もあるハイリスクな方法。考えただけで気持ち悪いのに、自分の体の中に寄生させようという気持ちがまったく理解できない…。

とにかく気持ち悪い寄生虫でしたが、体の中にエイリアンがいると訴える男性には気の毒だけど、ちょっと笑ってしまいました。

アビーは殺人事件の犯人を突き止める

アビーが受けた通報中に、キャシーが殺害されてしまう事件が発生。襲われる音と悲鳴が聞こえるのに助けられないなんて、もどかしいですね。その殺人事件は意外なところでつながっていました。

母親の名前と娘の名前が同じなんてややこしい…。 娘の方のノーラ・ジェーン・カーティスの元夫がキャシーを殺した真犯人。

家の外にいたと思った犯人が、実は家の中にいたというのが恐怖…。義理の母親には優しかったというDV夫。本当に不思議ですね。

元妻ノーラ・ジェーンに付きまとい、実家や助けたキャシーの家にまで侵入。さらには、元妻ノーラ・ジェーンの現住所まで突き止め、襲ってきた元夫。執念深い元夫は返り討ちに。どこまでも追ってくるDV夫が恐怖…。

アビーが警告したおかげで助かってよかったですね。やっとDV夫の呪縛から逃れられることに。

バックがパンを喉に詰まらせ大変なことになった初デート。 アビーとバックはついに結ばれることに。

ヘンのほうは妻のカレンとご無沙汰で、出所したばかりの元カノ エヴァと浮気…。アシーナにも忠告されていたのに。

倦怠期を「LBD レズビアン・ベッド・デス」と言うのが面白い表現だと思ったら、実際にレズビアンのカップルが夜の関係がなくなってしまうことを指す言葉として使われているそう。

ヘンの妻カレンを演じているのは『コールドケース』でシングルマザーの刑事キャット・ミラー役を演じた トレイシー・トムズ。 妻カレンとの関係はどうなってしまうのでしょうか…。

ドラマの中で流れた曲

  • Bad Moon Rising - CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL
  • I Got the Feelin' - JAMES BROWN
  • He Needs Me (feat. Shelley Duvall from "Popeye") - JON BRION
  • Sweetest Kill - BROKEN SOCIAL SCENE

第8話「因果はめぐる」"Karma's a Bitch"

あらすじ

胸を撃たれという男性は暴力的な夫で妻を自殺に追い込んでいた。さらに、犬のミンディを暑い車内に置き去りしたジムのオーナーの男性は故障した日焼マシンに焼かれ、全身やけどと発作で死亡。ライオンを密猟し、剥製にしたことで非難されていた歯科医の男性は脱走したトラに襲われ、死亡。救急隊員は次々と因果応報としか思えない事件に呼び出されていた。

アシーナは夫マイケルと離婚することを決意。アシーナはバーでアーロンという男性と出会う。

ヘンはエヴァと浮気したことで親権の訴訟を起こされてしまう。さらに、妻のカレンにもエヴァと浮気したことがバレ、カレンと息子のデニーは出ていってしまう。

隊長のボビーはRh式血液型不適合の新生児を救える希少な血液だったことが献血で判明。 自分が原因で亡くなった148人と同じ人数を救ったら、自殺するつもりだったボビーは生き続けることが天罰だと感じる。しかし、チムニーはボビーの血液で助かった赤ちゃんや親に会わせ、天罰ではなく恩恵だと納得させる。

感想

「自業自得」「因果応報」としか思えない事件が多発。 今回はアビーとバックの登場はほとんどなかったですね。

木から飛び出した銃弾で死亡

妻を責め立てる暴力的な夫が妻を自殺に追い込んだのは1年前。枯れた木を自分で伐採しようと決めた夫はなんとチェーンソーで切るのではなく、火薬で爆破する方法を選んだのでした。

普通に切っていれば、木に食い込んでいた銃弾が飛び出して胸を撃たれることもなかったはず。しかも、飛び出した銃弾は妻が撃ったもの。いい気味!

木が枯れたのも、銃弾がちょうど胸に当たったのも妻の怨念だったのかも…。それとも、すべてを見ていた木から夫への罰だったのかもしれませんね…。まさに天罰。

死んだ暴力的な夫を演じているのは『私はラブ・リーガル』の主人公ジェーンの同僚である弁護士 グレイソン・ケント役で知られるジャクソン・ハースト。 『私はラブ・リーガル』ではやさしい弁護士の役でしたが、今回はおそろしく暴力的な夫役を演じています。

日焼けマシンで焼け死ぬ

お次は、ペットのわんこミンディを暑い車内に放置したジムのオーナーが日焼けマシンで死亡。 注意されたのに暑い車内に置き去りにするなんて、動物を飼う資格なし!!

従業員のキャリーがダンベルで窓を割り、救出。 ミンディの助けてと訴えるように見つめる目だけでかわいそうに…。

毎年、日本でも夏になると赤ちゃんや子どもが車内に置き去りにされて亡くなるというニュースが流れると、かわいそうで いたたまれない気持ちになりますね。

そんな飼い主の男は犬が熱中症で死にそうになった報いとして、日焼けマシンで焼け死ぬことに。死に方がまさに因果応報…。

日焼けマシンが故障していると報告を受けたのに放置し、筋肉増強剤のステロイドで発作…。全部、自分に返ってくるのでした。

それにしても、日焼けマシンで全身ヤケドになった男性の姿はひどいですね。心臓マッサージしたときには、皮膚がはがれてべっとり…。トラウマになりそうなくらい気持ち悪いですね。 動物を足蹴にすると痛い目に!

泥棒は転んで骨折

配達された荷物を玄関から盗む「玄関泥棒」は配達された商品を盗んでいる途中で転倒。アメリカでは留守でも再配達せず、荷物はそのまま置いていくのでしょうか…。

盗むのは病気だと訴える「玄関泥棒」の女性は大腿骨を骨折。被害者面をして、悪びれる様子もないのでした…。 死ななかっただけ、「玄関泥棒」はまだよかったと言えるかも。

調べてみると、窃盗をしてしまう病気はクレプトマニア(窃盗症)と言い、精神障害として認められているそうです。

トラに襲われ死亡

動物園でトラに襲われたのは、野生動物を剥製にし、非難されていた歯科医のショーン・クーパーティーノ。保護区でライオンのエリーを密猟させ、剥製にして楽しんでいた天罰が!

ショーンのオフィスにはライオンだけでなく、いままで犠牲になったシマウマなど多数の希少な野生動物の剥製がズラリ。

実際にも、狩猟を趣味にするアメリカの歯科医がジンバブエで保護区から出るようにおびき出したライオンを弓矢で殺したことが非難されています。 ハンターが大金を払い、絶滅が危惧されるゾウやクロサイ、ライオン、ヒョウなどが「トロフィー・ハンティング」の標的になっているそう。

ジンバブエのライオン「セシル」殺害は正当化される?「狩猟許可料は貴重な収入源」

「ジンバブエで最も有名なライオン」と呼ばれていた野生ライオン「セシル」がアメリカ人歯科医師のウォルター・パルマー氏に殺されたというニュースは、大勢の人たちの怒りに火をつけた。 レビューサイト「Yelp」のパルマー氏が務める歯科医院のページには、パルマー氏を「殺害者」と非難するコメントが殺到しており、現在閉鎖中の歯科医院の外には地元の人々により追悼の場が設けられた。 ...

希少動物を殺して楽しむ神経はよく理解できませんが、 野生動物を狩猟して剥製にしたりすることは「トロフィー・ハンティング」と呼ばれ、欧米では趣味やスポーツとして歴史的にも古くから行われているものだそうです。確かにお金持ちの豪邸には鹿の首の剥製やトラや熊の敷物が飾ってあるイメージがあるかも…。

食べるために狩るのではなく、スポーツとして楽しむというのがびっくり…。 しかも、「トロフィー・ハンティング」はアフリカの国々の大きな観光収入になっているそう。

歯科医のショーンは動物園のトラが隠れて見えないという甥のために、松ぼっくりをトラに投げつける始末。 これにはトラも激怒!

動物をモノ扱いしすぎた罰で、脱走したトラに襲われるショーン。 さすがネコ科のトラは見事な跳躍力で脱走。他に食い殺される人が出なくてよかったですね。

トラに腕の皮膚をはがされてしまった飼育員が痛そう。「手袋を脱がすように爪で皮をはぐ」という説明が恐怖…。 しかし、飼育員さんによるとトラは襲う気はなく混乱しているだけ。 トラを混乱させたショーンは無残な姿になり果てていました。バラバラになっていた模様…。

野生動物を剥製にするために仲間を殺した悪い人を罰したトラ。 最近でもサイの密猟者がライオンに食べられるという事件がありましたね。まさに天罰としか言いようがない…。

処分される可能性があるトラも、世間から同情で生き延びられるようで一安心。

歯科医のショーン・クーパーティーノを演じているのは『私はラブ・リーガル』で裁判官のオーウェン・フレンチ役を演じたレックス・メドリン。 今回は『私はラブ・リーガル』から2人もゲスト出演していますね。

アシーナは離婚を決意

アシーナは夫のマイケルを憎む前に離婚することを決断。子どもたちのためにと、仲のいい夫婦・家族を演じてきたアシーナでしたが、そのことが逆に子どもたちを混乱させていました。

パパがゲイだということをとっくに受け入れていた子どもたち。子どもたちはもっと混乱するかと思ったら、意外にすんなりと理解していてよかったですね。

やはり今まで通り家族を続けていくのは無理だと悟ったアシーナ。「思い切って壊さないと守れない」というセリフが印象的。

前に進んだアシーナにはアーロンとの新しい出会いが。 身元もしっかり確認。この前、誘われたのは犬に襲われそうな窃盗犯でしたね…。今回は大丈夫なのでしょうか?

ヘンは妻にエヴァとの浮気がバレ、修羅場に。しかも、浮気を根拠に息子デニーの親権を求められてしまったようです…。 浮気の代償は大きいものになってしまいました。

「秘密が明かされたときに夫婦の絆が本物か分かる」と経験者のアシーナは語っていましたが、ヘンとカレンはこの危機を乗り越えられるのでしょうか…。

隊長のボビーは希少な血液の持ち主だった

チムニーから献血の協力を求められたボビー。注射が苦手だと断っていたボビーですが説得され、しぶしぶ献血することに。子どもの頃、採決したときは医師に噛みつき、大人になってからは失神…。失神しているところが笑えますね。

病院から連絡があり、悪い病気かと思ったら、なんと希少な血液だと判明。医者が「一刻を争う」というので、どんな重い病気かとヒヤヒヤしましたね。医者には脅かされました。

Rh式血液型不適合の新生児を救えるという希少な血液だったボビー。Rh式血液型不適合は Rhマイナスの母親が Rhプラスの赤ちゃんを妊娠したときに起こるそう。 「黄金の腕を持つ男」と言われるジェームズ・ハリソンさんは81歳で2018年に最後の献血を終えたことがニュースになりました。

ジェームズ・ハリソンさんの血液はお腹のなかの赤ちゃんを守るための「抗D人免疫グロブリン」という血液製剤を作るための珍しい抗体を含んでいる特殊なもの。 60年間、1100回以上の献血で、240万人以上の新生児の命を救ったというすごい人! そんな特殊な血液を持っている人がいるんですね。

特殊な体質のおじいさん 新生児240万人を救った秘密とは?豪州 | ハザードラボ

オーストラリアの81歳の男性ジェームズ・ハリソンさんは、今月11日、人生最後の献血を行った。同国赤十字血液サービスによると、ハリソンさんは過去60年間、1100回以上の献血で、240万人以上の新生児の生命を救ってきたことから、「黄金の腕を持...

多くの人を救えて喜ぶかと思ったボビーはイライラ。自分が原因で亡くなった148人と同じ人数の命を救ったら、自殺するつもりでいたことが判明。 手帳は償いでもあり、自殺へのカウントダウンでもあったんですね。

死んで子どもたちに会いたいと神父やチムニーに告白したボビー。胸が締め付けられる思いに。逆にそれだけが生きる理由だったというのが皮肉というか、悲しすぎる。

血液のことも、生きていてもいいというしるしではなく、生き長らえて苦しめという神からの天罰だと感じるほど追い詰められているボビー。つらすぎる…。 そんなボビーを救ったのは、チムニー。病院にはボビーの血液で助かった赤ちゃんが。

今回は天罰が下るエピソードでしたが、ボビーにとっては天罰だと思っていたことが恩恵だと気付けてよかった!

ドラマの中で流れた曲

  • Karma Chameleon - CULTURE CLUB
  • Round and Round - RATT
  • Instant Karma! (We All Shine On) - JOHN LENNON, THE PLASTIC ONO BAND & YOKO ONO
  • You Oughta Know - ALANIS MORISSETTE
  • Dedication - DREAM SYSTEM 8
  • Some Kind of Love - THE KILLERS

第9話「とらわれの身」"Trapped"

あらすじ

ゴミのコンテナに寝ていたホームレスの男性が、ゴミ収集車に回収され、圧縮にかけられてしまう。ホームレスの男性はゴミの間のすき間に守られ、何とか無事だった。

次々と閉じ込められた人から通報が。次はケーブルが切れ、エレベーターが急落下し、閉じ込められた親子から通報が。 エレベーターが浸水する中、何とか救助に成功。息子は実家を出て、自立することになる。

アシーナはアーロンと手錠プレイの最中にアクシデントが発生。手錠の鍵が取れなくなり、ヘンに助けられる。

兄弟が暮らす一軒家から、弟がワナにかかって、押しつぶされたと通報が。その家は侵入を防ぐためにあちこちにワナが仕掛けられており、救助は難航。

トンネルに入ったチムニーは目の見えない兄セシルの指示で、ワナを解除し、物に押しつぶされていた弟ウィンスローを助け出す。

ヘンは息子デニーの親権を生みの親で元カノのエヴァに求められるが、きっぱりと拒否。復縁することはないと告げる。

アビーの母親は病状が急激に悪化。混乱することが多くなり、バックとのデートも流れることが多くなっていた。アビーは巻き込みたくないと別れを切り出すが、バックは拒否する。 その後、アビーが起床すると、母親は亡くなっていた。

感想

ホームレスの男性がゴミ収集車に圧縮されそうに

題名の「とらわれの身」という通り、閉じ込められた人からの通報が続々と!

雨をしのごうとホームレスの男性が入って寝てしまったのは、ゴミのコンテナの中。 翌朝、ホームレスの男性ごと、ゴミ収集車の中へ!

アメリカのゴミ収集車は日本と違って、ロボットアームでゴミ箱ごとゴミを回収することが多いそう。ロボットアームでゴミを回収するなんて豪快!  しかし、その便利なシステムのせいで、人が入っていることに気付かず回収…。

ホームレスの男性が支給されたケータイを持っていてよかったですね。ケータイがなかったら、そのまま圧縮されていたかも…。 140キロで圧縮されそうになっていた男性はゴミの間のすき間に守られ、大きなけがもなかったようですね。

その後、ホームレスのシェルターにあるベッドで寝ていた男性は抜け出して、外へ。 わざわざ外で寝るホームレスの男性。どうやらシェルターの外には有刺鉄線が張り巡らせてあった模様。 そんなとらわれの身になるよりは自由の身でいたかったのでしょうか…。

エレベーターに閉じ込められた親子

セラピーに向かう親子がエレベーターの中に閉じ込められる事故が発生。工事のたびに、古い配管から水が漏れ、水のせいで劣化したエレベーターのケーブルが切れて落下。

水が漏れると分かっているなら、他の工事をする前に先に古い配管をかえる工事をすればよかったのに…。 こんな管理がずさんなビルがあっていいのか不安に。

水漏れのせいで、落下したエレベーターにも水が!  エレベーターが落ちただけでも災難なのに、浸水まで…。 バックが溺れてしまうかとヒヤヒヤしましたね。

それでも、この親子にはセラピー以上の価値があった模様。18歳でニートの息子と母親は死ぬかもしれない危機的状況で、大事なことに気付かされたようですね。 息子は実家を出て、自立することに。新たな再出発が上手くいくといいですね。

母親を演じているのは、『デビアスなメイドたち』でお金持ちのマダム エヴリン・パウエル役のレベッカ・ウィソッキー。

アシーナは手錠がかかったままに

バーで出会ったアーロンとデートをするアシーナ。アーロンは50人の部下を抱える実業家のようです。家もすごい豪邸!

警察官の制服のまま、手錠プレイをしようとする2人でしたが、手錠の鍵は手の届かないところに…。 なんとアシーナも「とらわれの身」に。

アビーからヘンに連絡してもらい、ヘンが助けに。状況を見て、大爆笑するヘン!  確かに呼び出されて、この状況だったら爆笑するのも無理ないですね。

しかも、鍵で手錠を外そうとするとアシーナは拒否。そのまま手錠プレイを続ける気でびっくり!  テーザー銃も使えばとからかうヘン。

鴨のルンダンを作るアーロン。ルンダンはインドネシアの郷土料理で、ココナッツミルクや香辛料などでお肉を煮込んだ料理だそう。 料理もできる完璧なアーロンでしたが、今は気楽な関係でいたいというアシーナ。

50歳で離婚を決めたアシーナにとっては、これからの人生を自分自身のために生きることができるときのようです。アーロンはいい人そうですが、次に進むにはちょっと早すぎたようですね。

トラップだらけの家

家の中で弟が押しつぶされたと通報が。ゴミ屋敷かと思いきや、家はブービートラップだらけ…。映画『ホーム・アローン』みたいですね。

侵入を防ぐワナがあちこちに。窓から入ろうとするバックの顔面にはボールが!

玄関にも大量の本と新聞紙、物が積み上げられ、トンネルに。しかも、そのトンネルの中にもトラップが。ひっかかれば、電動ノコで体は真っ二つになるというおそろしいワナ! 電動ノコはさすがにやり過ぎ…。トラップにかかったらと考えただけで怖いよ~。 弟のウィンスローはいままで よく無事でしたね。

チムニーは時計の針を動かしてトラップを解除。鳩時計の針を動かすことで解除できるなんて、ちょっと遊び心がありますね。

兄のセシルは目が見えないおじいさん。 なんと1967年から一度も外に出たことがなかった模様。太陽の光を久しぶりに浴びるおじいちゃんはうれしそう!

弟のウィンスローは脚を骨折。骨が飛び出しているだけで痛そうなのに、さらに脚を救うため戻すことに。見ているだけで痛そう!

病院に運ぼうとすると、兄を置いていけないと心配する弟のウィンスロー。変人でしたが、固いきずなで結ばれている兄弟でしたね。

それにしても、両親から継いだ家を守ろうと要塞化した兄弟には驚きましたね。 しかも、家に戻った兄弟は再び家にブービートラップを作り、要塞化するっぽいですね…。 2人とも高齢だし、自分がトラップにかからずにトンネルを抜けるのは至難の業になりそうで、心配に。 何だか悲しいですね。

ヘンは息子の親権は渡さないとエヴァに宣言

出所したエヴァは息子のデニーの生みの親だったことが判明。よろこんで息子の親権を手放したというエヴァ。付き合っていたころのエヴァとヘンの関係はひどいものだったようですね。

「抜け出せない深い穴の中にひとりで置き去りにされる」と表現するヘン。

親権の訴訟を起こしたのはヘンとの復縁が目的。刑務所でかわったというエヴァですが、自分勝手なところはかわっていないようです。 エヴァとの親権争いと妻カレンとの離婚危機で泥沼になりそうなヘン。

仕事で発散しているようですが、家族の問題が丸く収まるといいですね。

アビーの母親が亡くなる

アビーの母親はアルツハイマーが悪化。 アビーを強く殴ったのは衝撃的!

バックとのデートもままならないアビー。気球まで用意し、ロマンティックなデートをセッティングしたバックでしたが、デートはお流れに。あんなに誰とでも寝ていたバックが、花束や気球も用意するなんて、かわりぶりに驚きですね。

しかし、真剣にアビーが好きなバックでしたが、アビーのお母さんのことで本当の関係は重くて向いていないと隊長のボビーに相談。 バックは26歳で、アビーは42歳。

ボビーは「アビーといるときに感じる親密さや信頼は代償なしには得られない。成熟した女性なら必ず何かしら背負ってる。 お前は彼女を救出しようとしてるがムリだ。お前も逃げずに彼女に寄り添え」とアドバイス。

的確なアドバイスのおかげで、別れを切り出されてもアビーと別れずにすんだバック。ボビーの助言がすてきですね。

懸命に介護をしてきたアビーでしたが、母親との別れが。病気で人格までやられてしまうと語っていたアビー。愛する人が壊れていくのを見るなんて想像するだけでつらいですね。

病状が悪化していたアビーの母親が亡くなり、泣き崩れるアビー。愛する母親を失くしたアビーが大丈夫なのか心配ですね。次回で『9-1-1:LA救命最前線』シーズン1は最終話です。

ドラマの中で流れた曲

  • Trapped - BRUCE SPRINGSTEEN & THE E STREET BAND
  • I Dare You - THE XX
  • Sunny - STEVIE WONDER
  • Home To You - TOM RHODES
  • I Of The Storm - OF MONSTERS AND MEN

シーズン1最終話 第10話「新たな一歩」"A Whole New You"

あらすじ

母親が亡くなり、自分を見つめ直すアビー。

夫、妻、双方から伴侶がおかしいと通報が入る。妻は脳卒中で英国なまりになっていたことが判明する。

占いの館で倒れ、死亡が宣告された男性ライルは実は生きていた。ライルはナルコレプシーの脱力発作で、死亡宣告も過去に2回受けていた。そのたびに、生まれ変わり、命の大切さを実感できると語るのだった。

バイクと車の衝突事故で、バイクに乗っていた男性は胴体が切断。息子にバイクを買ったと話し、愛してると伝えた男性は息を引き取る。

バックの前には弄ばれたと主張する女性たちが次々と現れる。身に覚えのないバックはバックになりすましたニセモノの住所を突き止める。そこには、10日前に死んだと思われる男性の遺体が。

その遺体はガスや腐敗液で膨れ上がり、そのままでは死体袋に入らない状態。バックは遺体が見世物にならないようにガスや腐敗液をチューブで抜いてから運ぶことを提案する。

アビーは自分を取り戻すためにも、母親が行きたがっていたアイルランドのダブリンへ行くことに。 バックは「ここで帰りを待ってる」と見送る。

ヘンの元には妻のカレンが帰ってくる。 チムニーには新しい出会いが。 そして、隊長のボビーは手帳を捨て、アシーナとデートするのだった。

感想

脳卒中で英国なまりに

アビーの母親は肺塞栓で亡くなり、葬儀が。「ゆっくり消えつつあったのは私のほうだ」というアビーの言葉が印象的。

妻、夫、双方から相手がおかしいと通報が。「まるで別人のよう」と訴える夫と妻の言葉がハモるのが面白いですね。

朝、起きると妻が英国なまりになっていたという夫。確かにそれはびっくり…。妻はしゃっくりも続き、頭痛も。症状から脳卒中だと見抜いたアシーナ。

血栓で脳が酸欠になり混乱して、英国なまりになったなんて、人間の脳は不思議ですね。 しかも、昏睡から覚めて中国語を話せた人もいるという話にもびっくり!

脳卒中にはしびれやろれつが回らないだけではなく、しゃっくりや違う言語を話しだすという症状もあるのが驚きでした。

死んだと思われた男性が生き返る

次の通報は占いの館から。急に倒れたという占いの館のお客ライル。死亡宣告されたのに、解剖される直前に起き上がり、解剖医も大混乱!

死んだと思っていた人が生き返ったら、気絶するのも無理ないですね。気絶したときに、解剖用の電動ノコでケガをしてしまう解剖医が気の毒…。

しかも、生き返ったライルはこれがはじめてではなく3回目というのが、さらにびっくり。命の大切さを実感できると語るライル。目覚めるときにいた人には、はた迷惑でしかない…。とんだドッキリ…。

ナルコレプシーの脱力発作では脈も感知不能というのが驚き! 「いつか生き埋めにさせるのは恐怖だけど、死と僕は仲良しだ」と語るライルは変わってますね。

科学的根拠はないという生命線ですが、生命線が長かったライルは何度も死亡宣告されながらも長生きしそう…。

バイク事故で男性が亡くなる

”YOLO”は“You Only Live Once”の略で「人生一度きり」という意味。50歳の誕生日にバイクを買いに来た男性には悲劇的な結末が。

息子に映画『イージー・ライダー』のようにバイクに乗って帰ると約束していたのに…。 かっこよくバイクで疾走し、女性の注目も浴び、満更でもなかった男性。人生を楽しんでいた次の瞬間、衝突事故が!

車と車の間に挟まれて、男性は胴体切断…。事故現場の血が生々しいですね。 それでも、何とか即死ではなかった男性。

最期に電話で息子と話す姿には胸を締め付けられますね。バイクを買ったと嬉しそうに話し、「最高に幸せだ。愛してるよ」と息子に告げ、息を引き取った男性。 悲しすぎる…。

バイクで死んだ男性を演じたのは、天才集団が様々な問題を解決していくドラマ『SCORPION/スコーピオン』で億万長者のリチャード・エリア役を演じるアンディ・バックリー。

取り乱すボビーを慰めるアシーナ。一緒に教会へ祈りにも。大変な仕事を続けるには心の支えが必要なようですね。

バックになりすましていた男性は死んでいた

バックの元には弄ばれたと訴える女性たちが次々と現れ、バックはビンタされ、飲み物をぶっかけられ、散々な目に。 身に覚えがないと訴えても、以前、遊びまわっていたせいで、信用されないバック…。アビーにまで疑われてしまうことに。

バックになりすましている男が女性たちと連絡を取り合っていたことが判明。誤解でよかった。

なりすまし男の家に行くと、ハエだらけ…。なんと孤独死していました。女性たちに連絡が途絶えたのは死んでいたから…。 さらに、遺体はガスや腐敗液で膨張。臭いがすごそう。考えただけで吐き気が…。

なりすまされていたバックでしたが、「別の誰かを装うほど自分を嫌うなんて寂しすぎる」とひきこもりだった男性に同情。

外では野次馬が写真を撮ろうと待ち構え、見世物小屋状態。写真を撮られたら、ネットにあげられて、さらし者になるのが目に見えるようで怖い…。

「せめて死後だけでも尊厳を取り戻してあげよう」というやさしい気遣いを見せるバックに対して、検視官は「死人だから見られたって気にしない。傷つきようがない」と対立。遺体を物扱いするのは冷たすぎますね。検視官は遺体に慣れきってしまっているのでしょうか…。

それにしても、2倍にも膨らむなんて驚きですね。

女性たちと一切会わずに、親密な付き合いをしていたという死んだ男性。もしかして、すごい文才を持っていたのかも!?

旅立つアビー

アビーは見失った自分を取り戻すため、母親が行きたがっていたアイルランドのダブリンへ。 兄夫婦のバウ・リニューアルでメキシコに行ったというアビーの母親。「バウ・リニューアル」というのは、結婚した夫婦が再び愛を誓い合うセレモニーのことで、欧米では昔から行われているそう。

「もっとまわりに与えられる自分になりたい」という高い目標に向けて、歩き出すアビー。今でも十分すごいのに、さらに高みを目指すのが立派ですね。 バックの「置いていくんじゃない。何かに向かっていくんだ」という言葉がステキです。

「ここで帰りを待ってる」とアビーを見送るバックが寂しそう…。

母親の介護で大変だったアビーには1人でゆっくりする時間が必要だったのかもしれませんね。

ボビーはアシーナとデート

ボビーは出会い系サイトに登録するプロフィール写真を自撮り。何とかかっこよく撮ろうとしているのが面白いですね。

しかし、みんなにはダメ出しされることに。キャッチコピーは”ハート・ブレイカーならぬライフセーバー"。これはひどい…。韻を踏んだつもりでしょうか。

ボビーはデートに。よく出会い系サイトで見つかったと思ったら、相手はアシーナでした。 手帳も捨て、前に進んだボビー。自殺まで考えていたボビーが立ち直ってよかった!

クリフハンガーではなく、スッキリと終わったのもよかったですね。 シーズン1はこのエピソードが最終回です。

『9-1-1:LA救命最前線』シーズン2は?

シーズン2はアメリカで2018年9月23日から全16話が放送される予定。

オペレータ―のアビー役を演じた コニー・ブリットンは、シーズン2には登場しないそう。最初からシーズン1にのみ出演する契約だったそうで、主役だったアビーがもう登場しないのは残念ですね。

『9-1-1:LA救命最前線』シーズン2には、ジェニファー・ラブ・ヒューイットの出演が決定。 911のオペレータ―で、バックの姉役で登場する予定だとか。

ジェニファー・ラブ・ヒューイット - Wikipedia

幼い頃から音楽に興味を示したことが彼女のキャリアの始まりになった。3歳の時には ホイットニー・ヒューストンの『The greatest love of all』をライブストックショーで歌った。翌年にはレストランのダンスホールで カントリー・ミュージックの『Help me make it through the night』という曲を彼女のオリジナルで歌った。5歳の時には既に タップダンスと バレエをしていた事が彼女の昔の写真からわかる。9歳のとき「Texas Show Team」に加入(同チームは ロシア遠征なども行った)、10歳で更なる活躍の場を求めて ロサンゼルス に母と共に移住した。

『9-1-1:LA救命最前線』シーズン2ではどんな事件・事故が発生するのでしょうか…。

ドラマの中で流れた曲

  • Ride To Live, Live To Ride - TWISTED SISTER
  • Shake It Out - FLORENCE + THE MACHINE

『9-1-1:LA救命最前線』シーズン2はこちらへ>>

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