- 【最終回】『エクソシスト 孤島の悪魔』シーズン2 第10話「呪われた選択」
- The Exorcist Season1 Episode10 "Unworthy"
※ネタバレしています。
あらすじ
悪霊が取り憑いたアンディの悪魔祓いをマウス、マーカス、トマスの3人で行うが、強力な悪霊には効果がない。 マウスは宿主であるアンディを殺せば、悪霊も殺せると銃でアンディを撃ち殺そうとする。
アンディを助けたいトマスは自分に悪霊を取り憑かせ、悪霊からアンディを自由にしようとする。 トマスは悪霊を頭の中に入れ、夢の中で本物のアンディと共に悪霊と戦う。 トマスは黒い液体の中から現れた悪霊に、自分に取り憑くように言い、トマスは悪霊に統合されそうになる。
アンディはトマスと悪霊の統合を止めようと、マーカスに自分を撃ち殺すように頼む。マーカスはアンディを撃ち殺し、悪霊は消え、トマスは統合されずに済んだのだった。
ローズは警察で証言。アンディがハーパーの母親ロレイン・グレアムを殺したのは、正当防衛だったが、そこからおかしくなり、隣人を殺害、子どもたちも殺されそうになったと語り、悪魔祓いのことは一切話さなかった。
トマスはアンディからの託された遺言をローズと子どもたちに伝える。 ヴェリティやシェルビー、ケイレブ、ハーパーたち子どもはローズが里親となって引き取り、3カ月後、施設から出たトラックもローズたち家族と一緒に暮らすことになる。
悪霊を退治できたが、アンディを殺したことに罪悪感を感じるマーカスはシアトルに残ることに決める。 マウスとトマスは悪霊におかされたバチカンと闘うため、出発する。
入院して、意識のないベネット神父は、バチカンの男たちに灰の儀式をされ、悪魔と統合。看護師の首をハサミで切り落とす。
シアトルに残ったマーカスは桟橋で久しぶりに神の声を聞く。 マーカスは涙し、「トマス」と言うのだった。
『エクソシスト 孤島の悪魔』シーズン2 第9話「繰り返される儀式」前回のあらすじと感想はこちら≫感想
悪霊を自分に取り憑かせようとするトマス神父
アンディの悪魔祓いはできず、結局、アンディは死んでしまうことに…。それでも、家族を狙う悪霊はアンディの犠牲のおかげで葬られました。
マウスも加わり、3人で悪魔祓いしても、効果のない悪霊。強力な上に、アンディも他に犠牲者を出させないように悪霊を引き止めていたのでした。
時間もないと、アンディを撃ち殺そうとするマウス。「宿主を殺せば悪霊も死ぬ」ということが明らかに。宿主を殺したら、別の宿主に移るだけかと思ったら、悪霊も死ぬんですね。
アンディを助けるため、トマスが選んだのは、自分をエサにすること。悪霊を頭の中に入れるトマス!
頭の中でアンディは、ファミリーホームの中で悪霊と戦い続けていたようです。バットで悪霊をやっつけるのが意外。
トマスもアンディのいるところに。おどろおどろしい目の光る悪霊や、おぞましいニコールの姿の悪霊が何体も!
さらに、映画『エクソシスト』でお馴染みのスパイダーウォークをする悪霊まで登場。動きが気持ち悪すぎる!!
アトリエに逃げ込んだトマス。アンディは夢の中でも体がボロボロに。虫に寄生され、ひどい姿に…。 アトリエの子どもたちの絵はドロドロに溶け始め、真っ黒な液体に。そこから現れたのは、悪霊。
『エクソシスト シーズン2 孤島の悪魔』第1話「悲劇の幕開け」でも、真っ黒い液体から悪霊が姿を現すのをトマスは幻視していましたね。
トマスに取り憑いて、統合しようと襲いかかる悪霊。トマスの口をむさぼる悪霊が気持ち悪い…。統合されそうになるトマスの目にはもう一つの瞳が出現。マーカスはアンディを撃ち、トマスは統合されずに済んだのでした。
アンディの悪魔祓いは成功すると思っていたので、まさかアンディが死ぬことになるなんて…。 でも、ハーパーの母親や隣人を殺した罪で逮捕されるよりは、強力な悪霊を倒して亡くなってよかったのかもしれません。
それにしても、バスタブの死体はトマスの幻視ではなく、ハーパーの母親の死体だったんですね。
ローズは里親に
トマスは危うく、悪霊の犠牲になりそうに。マーカスの「爆弾(トマス)は爆発して自分もまわりも破壊するんだ」という言葉が印象的。才能のあるトマスですが、それを使うのには自らに危険が及ぶことにもなりかねないようです。
無事、島から本土に逃げ、助かった子どもたち。トマスはアンディから頼まれた伝言をローズと子どもたちに。 アンディが心から子どもたちを愛しているのが伝わってきて、感動的!
ローズが里親になり、子どもたちも、トラックも一緒に暮らせることに。困難を乗り越え、さらに強い絆でつながれたようですね。
アンディは亡くなってしまいましたが、ローズや子どもたちの心の中では、ずっとすばらしい父親として生き続けるはず。 子どもたちみんながトラックにハグするシーンは、ほっこり。幸せそうで一安心ですね。
悪霊と統合されたベネット神父
入院中のベネット神父にはバチカンの魔の手が! 悪霊におかされたバチカンは、ベネットを悪魔と統合させ、広告塔にしようと画策。
ベッドの下には壺が。バチカンの奴らは、これで悪霊と統合する「灰の儀式」をしたようです。
ベネット神父にはアナという妹が。どうやら悪霊はベネット神父が置いて出ていった妹の姿をして、弱みにつけこみ、統合に成功したようですね。 目を覚ましたベネット神父の目には統合された証である瞳が2つ。
看護師の首を大きなハサミで切り落とそうと…。そんな大きなハサミをどっから持ってきたんだと突っ込みたくなりますが、ベネットの人とは思えない動きにゾッとしますね。
マーカスは1人シアトルに残る
マーカスはアンディを殺した事実にさいなまれることに。 アンディに取り憑いた悪霊にも「心に潜むその凶暴な衝動は、生まれつきなのか。もしかして血筋なのか」悩んだはずだと言われていたマーカス。
マーカスはシアトルに残り、トマスとマウスが新たな相棒に。
その後、マーカスは桟橋で神の声を聞いたようです。 神の声が聞こえなくなったと絶望していたマーカスでしたが、神はマーカスをちゃんと見守っていたようですね。
神の声を聞き、「トマス」と言ったマーカス。マーカスは再びトマスと悪魔祓いをすることになりそうなところで幕切れ。
トマス、マウスやマーカスと、バチカンの戦いも見たかったですが、『エクソシスト』はシーズン2で打ち切りに。
アンディに取り憑いた悪霊は解決しましたが、バチカンのほうは解決せず…。 ベネット神父が悪霊に統合されてしまったのが衝撃的。どんどん味方が減る中、才能を持つトマスの力でバチカンを取り戻したという結末になったのでしょうか…。
もしかしたら、バチカンを取り戻したトマスがメキシコ人初の教皇になったのかもと、ちょっとだけ妄想してしまいました。
『エクソシスト』シーズン3がないのが残念ですね。
『エクソシスト』シーズン2の主な登場人物の結末
- トマス神父:バチカンに追われながらも、マウスと共に出発。
- マーカス:シアトルに残るが、神の声を聞く。
- マウス:バチカンに追われながらも、トマス神父と共に出発。
- ベネット神父:バチカンにより、悪霊と統合させられる。
- アンディ:悪霊を倒すための犠牲となり、死亡。
- ローズ:子どもたちの里親になり、家族一緒に暮らす。
『エクソシスト 孤島の悪魔』の登場人物・キャスト
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気になったセリフをPick Up
「僕の命は神のものです。いつも神の手の中にあります」"My life belongs to God. It has always been in His hands."
アンディを助けるため、犠牲になろうとするトマス神父のセリフ。マーカスも最後には神の声を聞くことに。神に導かれている相棒同士でしたね。
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